鳥のさえずりで目を覚ます朝。ゆっくりとコーヒーを淹れて、自然の音に耳を澄ます。
夏には水着のまま川へ飛び込み、夜には満天の星空を見上げる。冬には焚き火を囲んだり、暖炉のそばで音楽を聴いたりする。
そんな、日常ではつい忘れてしまう「余白の時間」を過ごせる場所を、和歌山・熊野古道沿いの古民家につくります。
ただ泊まるだけの宿ではありません。子どもも大人も思わずワクワクして、「また帰ってきたい」と思える、秘密基地のような場所。
そして、家族という枠を越えて、人と人が自然につながり、頼り合える場所を目指しています。
私は現在、和歌山を拠点に「tetoteto.」というコミュニティを運営しています。tetoteto.は、子どもも大人も愉しみながら、家族という枠を越えて日常から支え合える関係をつくるコミュニティです。
この活動を始めた原点には、私自身の子育てがあります。
子育てを始めた頃は、困った時は家族や友人、ママ友、自治体などに頼るものだと思っていました。
そんな中で、大きなきっかけになったのが、近所の女の子との出会いです。その子が自然に子どもと関わってくれたり、日々の中で何気なく助けてくれたりする姿を見て、私は気づきました。
「頼れる相手は、大人や家族だけじゃない。子どもも含めて、地域の中には助け合える人がたくさんいるんだ」と。
家族や友人、行政だけに限らず、世代や立場を越えて自然に頼り合える。そんな「困った時はお互いさま」と言える関係を、もっと広げていきたい。

家族以外の誰かが少し関わってくれるだけで、救われることがあります。そこから、「困った時にはお互い様」と自然に言える関係を、もっとたくさんの人たちとつくりたいと思うようになりました。
昔の日本には、今よりもっと自然な助け合いがあったのではないでしょうか。
近所のおじいちゃん、おばあちゃんが子どもの宿題を見てくれる。忙しいお母さんが誰かを頼る。作ったご飯を分け合う。誰かの得意なことが、誰かの困りごとを助ける。そんな関係を、現代に合った形でもう一度つくりたい。
その想いから2024年に立ち上げたのが「tetoteto.」です。現在はオンラインとリアルで活動し、子どもの預け合いや旅先での宿の貸し借り、「夢を叶える習い事」、親と子がそれぞれ自分の時間を楽しめるイベントなど、さまざまな取り組みを行っています。

全国に仲間が増え、関西から関東へ行った時にも、子どもを見てくれる人がいたり、宿を貸してくれる人がいたり、一緒に遊んでくれる仲間がいたり。
少しずつですが、私が思い描いていた世界が現実になり始めています。

この関係を「実際に帰ってこられる場所」として形にしたい。その一つ目の拠点が、今回つくる古民家宿です。
この一年、私たちの母屋には多くの方が遊びに来てくださいました。
熊野の自然や空気、この土地に流れるゆっくりとした時間を気に入り、「また来たい」と何度も足を運んでくださる方もいます。
産前産後の時期に一週間ほど滞在してくれた方もいました。赤ちゃんの夜泣きや子どもの声で周囲に迷惑をかけないだろうかと、日々気を遣っていた方が、ここでは少し肩の力を抜いて過ごすことができました。
子どもの預かりの場所として使っていただくこともあります。
そして不思議なことに、普段は「落ち着きがなくて目が離せない」と言われている子どもが、ここに来ると穏やかに過ごしていることがあります。
大人も子どもも、帰る頃には少し表情が柔らかくなっている。熊野の自然には、人を本来の自分に戻してくれるような力があると感じています。
一方で、現在の建物は古く、宿泊スペースも十分とは言えません。設備が古かったり、空調が使えなかったりと、「もっと快適に過ごしてもらえる場所にしたい」という想いが大きくなっていきました。

そこで、現在使われていない古い離れを、みんなが安心して帰ってこられる宿へと生まれ変わらせます。
今回のプロジェクトで大切にしているのは、「お金を集めて業者さんに全部きれいにしてもらう」ことではありません。夫が解体の仕事をしていることもあり、使える廃材はできるだけ活用し、自分たちでできるところはDIYでつくっていきます。
古い木、扉、柱。一見いらないように見えるものも、アイデア次第でこの家だからこその魅力になります。
母屋のリノベーションをした際の写真一覧現在は、ゲストルーム、共有リビング&ショップ、キッチン、リラックス&アートの空間などを順番に整備していく構想です。部屋の名前や、そこに住むキャラクター、物語も子どもたちと一緒につくっていきます。
「ここに扉をつけたら面白いんじゃない?」「この木はこんな使い方ができるかも!」
そんな会話をしながら、大人も子どもも一緒につくる。だからこそ、私はこの場所を「秘密基地」と呼びたいと思っています。

ここでは、宿泊だけではなく、熊野だからこそできるさまざまな体験もつくっていきます。
子どもたちは熊野古道を歩き、自然や歴史に触れる。その間、親はヨガをしたり、本を読んだり、何もしない時間を楽しんだりする。
親子で一緒に楽しみたい方には親子での体験を。子どもには思い切り冒険してほしい、親は自分の時間を過ごしたいという方には、それぞれの時間を。
決められたツアーに参加してもらうのではなく、一人ひとりの希望に合わせたオーダーメイドの体験をつくっていく構想です。
目指しているのは、「一回来たら満足する宿」ではありません。
夏になったら「あそこへ帰りたい」と思い出してもらえる場所。何度来ても新しい発見がある場所。大人も子どもも、ありのままの自分に戻れる場所です。
完成してから「できました」と紹介するのではなく、つくっていくところから皆さんに参加してほしいからです。
改修の様子を発信したり、子どもたちとアイデアを考えたり、「この材料なら、どうすればここまで面白くできる?」と知恵を出し合ったり。
限られた条件の中でも工夫して、面白がって、みんなでつくる。その過程そのものが、この場所の最初の物語になると思っています。
このプロジェクトには、これまでtetoteto.の活動や代表である田邊 梓未の想いに触れてくださった方々から、応援の声もいただいています。

このほかにもたくさんの方から温かい応援メッセージをいただいています。いただいたメッセージは、クラウドファンディング期間中の活動報告でも順次ご紹介していきますので、ぜひそちらもご覧いただけたら嬉しいです。
ご支援いただいた資金は、古民家の改修工事や設備整備、必要な備品、施設づくりなどに大切に活用させていただきます。
現在の計画では2027年1月に改修イベントを行い、2027年6月のオープンを目指しています。
リターンについても、「物を受け取って終わり」ではなく、この場所やtetoteto.とつながっていただける内容を中心に考えています。
実際に熊野を体験していただける宿泊や親子リトリートをはじめ、遠方の方にも気軽に応援していただけるオリジナルグッズなども今後は準備していく予定です。
また、tetoteto.にはエニアグラムお片付けなど、それぞれの得意分野を持った仲間がいます。そうした仲間の商品やサービスもリターンとして組み合わせながら、「tetoteto.にはこんな人たちがいるんだ」と知っていただくきっかけにもしたいと思っています。
この場所を、誰か一人のものにはしたくありません。ここを訪れた人が、「ただいま」と言いたくなる。
少し疲れた時にはここに帰ってきて、星を見たり、川で遊んだり、ゆっくりコーヒーを飲んだりする。そして元気になったら、またそれぞれの日常へ帰っていく。「もう一つの田舎」のような場所にしたいと思っています。
画像に関してはイメージ画像です。こんな雰囲気をぜひ実現していきたいと考えています。昔の日本にあった、人と人とのつながり。自然と共に過ごす時間。「困った時はお互い様」と言える関係。
それを熊野から、tetoteto.の仲間と、そしてこのページを見てくださっている皆さんと一緒につくっていきたいです。
支援することも、応援の言葉を送ることも、誰かにこのプロジェクトを伝えていただくことも、この秘密基地をつくる大切な一歩になります。
大人も子どももワクワクできて、いつでも本来の自分に戻れる場所を、熊野につくる。
この最初の一歩を、一緒に歩んでいただけたら嬉しいです。皆さまの温かい応援・ご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
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codoでのいちにち。
2026/11/04 12:43tetoteto.仲間からご縁を頂き、empath財団のフォーラムに登壇させて頂きました!empath-foundation.comせっかく皆さんにお届けするなら!!と今回はキラキラした表舞台ではなく、裏側をお話したいと思います(笑)テーマは『コミュニティーがどう世界平和へと影響するのか?』メキシコのみほさん、カナダのベティさん、そして日本の私!!登壇なんてしたことないただの主婦ができるのか!?0歳が寝静まった夜中にカタカタカタカタ…毎晩あーでもないこーでもない、と資料を作成。そして、当日は9歳と7歳息子に0歳のベビーシッターを頼み、いざ!!!(お小遣い¥500ずつあげました、、、)codoと母屋の間にあるお庭でパソコン開いて臨んだのですが、途中アゲハ蝶や小鳥も参戦。穏やかな空気とお日さまと風に癒されて緊張どころか終始リラックスして愉しめたのです!!【話すことが苦手】【人前に立つなんて絶対嫌】な私が、ひょいと乗り越えたときに思うのです。【熊野の自然は全てを受け入れるチカラがある】是非皆さんに感じて欲しい、訪れて欲しい。そんな思いが強くなったできごとでした。主宰のEmpath財団代表からプロジェクトの支援を賜りました。心よりお礼申し上げます。Thank you!!! もっと見る




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