八木注ぎ伝承プロジェクトについて
こんにちは。くっくショーへイ(佐藤翔平)と申します。この度、私のビール注ぎの師匠でございます伝説のビール注ぎ手「八木文博(やぎふみひろ)」氏の技術や思いを次世代や全国に伝えていきたいという思いから、このプロジェクトを立ち上げました。自身専用のビール注出設備(スイングカラン)を製造依頼し、同設備の導入や八木氏直伝の「一度注ぎ」にご興味のある方への指導、及び実際にビールを注ぎに全国を回る遠征を実現したく存じます。

■くっくショーヘイ■
1989年、宮城県出身。「酸っぱいビール」に衝撃を受け、5000種以上のビールをティスティング。20近い種類を中心とした飲料関連資格と調理経験を活かし、ビール及びフードペアリングに関する執筆や「ビアジャーナリストアカデミー」等の講師を務める。日本地ビール協会公認「シニア・ビアジャッジ」として国際ビアコンペでの審査も行う。著書「うまいビールが飲みたい!最高の一杯を見つけるためのメソッド(リトルモア社・2022年3月刊)」はAmazonビール本部門1位獲得。
現在は「HIGHBURY-THE HOME OF BEER-」にて統括料理長及びビール注ぎ手として、「八木文博」直伝の一度注ぎにて各種ビールを提供している。
師「八木文博」氏との出会いと託された技術と思い
八木文博氏は、主にビヤホールやレストラン事業などを展開する日本を代表する企業様にて、社内の全ビヤカウンターの最高責任者である「総カウンター長」を務めたこともある「ビール注ぎの達人」のお一人です。ご勇退までの約55年間、時には1日に1000杯以上のビールを注ぎ続け、ある生ビール注ぎコンテストでは、目隠ししたまま連続で5杯のビールを注ぎ、泡の高さを全てぴたりと揃えるという神業を披露したこともございます。
ご勇退後、その技術の継承にご尽力されている中で、私が八木氏と出会いましたのは「HIGHBURY-THE HOME OF BEER-」でした。いち「注ぎ手」として技術指導を行って頂いたのが始まりですが、その後私が「ビアジャーナリスト」として同氏とスイングカランによるビール注ぎの記事執筆のご依頼をさせて頂きました。
■「ビヤホールにはスイングカランが必要だ」:日本で一番ビールを注いだ達人「八木 文博」氏インタビュー■
*「世界に伝えたい日本のビアカルチャー(セカツタ)2023年最優秀賞受賞。
▶https://www.jbja.jp/archives/41271
八木氏はビール注ぎの所作をひとつひとつ丁寧に分解し、非常に論理的に分析されております。私も文章化する上で理解を深めさせて頂き、八木のビール注ぎ理論について誰よりも造詣を持っている者として、同氏やお客様を含めた周囲の方々に少しずつ認知して頂けるようになりました。現在は同店舗で八木氏からご指導頂いたことを念頭に、「1杯入魂」の教えと共にビール注ぎと向き合わさせて頂いております。

ファッション・スイングカランにしないために
八木氏のビール注ぎの真骨頂は、「スイングカラン(ビアホールの全盛期、昭和初期の戦前の頃から大阪万博の頃まで主に全国で使われていたとされる可動式のビールの注ぎ口)」による「一度注ぎ」です。一度で注ぎ切ればいいという単純なものではなく、たとえ注ぎ終わったビールの見た目(液体と泡の比率)が一緒でも、理論を熟知し、刻一刻と変化する液体の状態を見極め、注ぎ終わるまでの数秒の間の所作のタイミングを正確に合わせなければ、「水のように雑味なく清らかな八木氏の注ぐ味わい」は再現できません。

特段、「スイングカラン」は設備構造上、「注ぎ方の自由度が高い」という魅力がございますが、同時に「一定の熟練度が必要」=「ビールロスの増加や品質のぶれ」につながりやすい反面があります。
近年、「スイングカラン」が再び脚光を浴び始め、様々なビール注ぎ手が全国でご活躍されております。しかし、「上手く注げるようになって三流、それを継続して注げて二流、ロスなく注げてようやく一流」の師のお言葉の通り、ビール注ぎには終わりがなく、度重なる鍛錬と日々の精進が不可欠です。私含め、ただ経験則に頼りすぎず、注ぎの理論をより理解し、お互いに共有し合うことが必要なのではないか、という想いもございます。私は、師・八木氏から叩き込まれたそれらを少しでも多くの注ぎ手にも伝えていきたいと考えております。
ビール注ぎの所作以上に大事なこと
私たちが求めるクオリティのビールを注出する上で、【1. 冷却・静置】【2. 清潔・洗浄】【3. ガス圧調整】【4. 発注(鮮度管理)】【5. 注ぎの技術】、この項目と順番が非常に大切だと思っております。

特に遠征先で課題となるのが【1. 冷却・静置】です。つまりは、納品されたビール樽自体を少なくとも前日から全く揺らさない状態で冷却しておく必要があります。私共が求めるクオリティのビールを提供するには必要不可欠な作業ですが、遠征先にて、大型冷蔵庫やスイングカラン等注出設備が予め設置されていない店舗でも上記を満たさなければなりません。
その為にも、スイングカランを含め遠征先でも上記を全て満たすことが可能な注出設備を同時開発または購入を進めております。
『これから「注ぎ手」を目指す方々をはじめ、その必要性含め指導・情報共有に努めて参りたい』。これから数百年先も、全国のお客様が、注がれたビールに「美味しい!!」と唸って頂けるように、「スイングカランで注ぐことが目的」でなく「美しいビールをご提供するためにスイングカランやその手前の準備も重要」ということを伝えていきたいのです。
このプロジェクトが実現すること
ビールの魅力をお伝えする仕事に関わり始めてから15年。当初は「ビアジャーナリスト」「フードペアリングインストラクター」として、クラフトビールやフードペアリングを含めた魅力発信をして参りましたが、ここ数年は「HIGHBURY-THE HOME OF BEER-」のビール注ぎ手として勤務する傍ら、個人でビール注ぎイベントも開催させていただくことも増えてきて参りました。有難いことに「八木さんの注ぐビールの味わいに一番近い」「味わいが安定している」などお客様から度々仰っていただけておりますが、奢らずこれからも精進していく所存でございます。
八木氏ご本人も私の間借り経営営業でございます「憩い所 和-やすらぎ-」等にて未だビールを注がれておりますが、ご本人曰く、完全引退の日もそう遠くないと仰っております。今、これらの活動を全国へ広げ、かつ少しでも多くの注ぎ手にバトンを繋げるために、自分専用の注出設備が必要な段階に来ているのです。

リターンについて
ご支援いただいた方々には、お披露目会へのご招待(同設備での注ぎ体験を含む)や、間借り営業「和-やすらぎ-」及び各種ビール注ぎイベントで使用できる優待券やグッズ、著書「美味いビールが飲みたい」のサイン入り本など様々な特典をご用意しております。
スケジュール
スイングカラン製作等の見積りは完了しており、プロジェクト終了に合わせて製造依頼、設備完成後に全国への遠征活動等をスタートさせる予定です。自身の間借り営業「憩い所 和-やすらぎ-」での運用と並行して、まずは月に1-2回をベースに全国の飲食店様などのスペースをお借りして実際にビールを注ぎに伺う、または指導に赴く等を予定しています。
最後に
【一杯入魂】。八木氏のビール注ぎに向き合う気持ちのこもったお言葉です。ビール注ぎは、単なる技術ではなく、その先のお客様はもちろん、「目の前のビールに愛情を注(そそ)ぎ込む行為」です。このプロジェクトへのご支援は、【日本の飲食文化を次世代へ伝える】ことへのご協力となります。ビール愛好家の皆さんと共に、新しい体験と感動を創造していきたいのです。ぜひ、一緒に【八木文博・伝承の旅】にご参加ください。心からお待ちしています。

後援:八木文博・同氏ファン一同
*本文に表記ある企業・団体等は、本クラウドファウンディングとは一切関係ございません。




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