
小学校へ絵本の読み語り!『ぼくはぼく』が子どもたちの心に届いています。
いつも温かい応援とご支援をいただき、本当にありがとうございます。
皆さまのお力をいただき、現在、2027年2月の出版に向けて制作を進めている絵本『ぼくはぼく』。
今回は、出版前の試作本を持って、子どもたちに読み語りをしてきた様子をご報告します。
私は2025年から、岡山県倉敷市立中洲小学校へ読み語りのボランティアに伺っています。
2026年6月からは、第1作『ココたろうとおかん』とともに、新作『ぼくはぼく』の試作本を持ち、子どもたちに読み語りをしています。
保育士時代と変わらず、絵本に込めた思いやメッセージをのせながら、一人ひとりの心に届くように語りかけています。
7月に読み語りに伺った1年のクラスの子どもたち。
10月に再び同じクラスへ伺う機会がありました。
そこで、子どもたちに『ココたろうとおかん』と『ぼくはぼく』の2冊を見せて、「今日もこの絵本をもう一度読み語りしようと思うんだけど」と話すと、
「もう一回聞きたい!」
と、子どもたちから声が上がりました。
そして、読み語りが始まると…。
一度聞いたことのあるお話なのに、1回目とはまた違う、子どもたちの豊かな表情や反応が見られたのです。
同じ絵本でも、読むたびに新しい発見があり、感じる気持ちも違ってくる。
そんなことを改めて教えてもらった、2回の読み語りの様子をご紹介します。
7月8日、1回目の読み語り
倉敷市立中洲小学校1年生のクラスの子どもたちに、絵本『ココたろうとおかん』と、新作『ぼくはぼく』の試作本を読み語りしました。
『ぼくはぼく』が始まると、子どもたちはクスクス笑い始め、主人公の「ぼく」が次に何をするのか、目を輝かせながらお話に引き込まれていきました。
読み語りの後、子どもたちから届いた感想には、
「ぼくはぼくでいいのってわかった」
「子どもなのにすごい工作だなぁって思った」
「作品がすごかった」
「面白すぎた」
「もう一回見たかったです」
たくさんの「面白かった!」という言葉が並んでいました。
そして何よりうれしかったのは、「ぼくはぼくでいいのってわかった」 という言葉。
この絵本に込めた「みんなと同じじゃなくていい」「自分の歩幅で進んでいい」という思いが、子どもたちの心に届き始めていることを感じました。
そして10月、2回目の読み語りへ
一度読んだことのある絵本。
それでも子どもたちは、もう一度『ぼくはぼく』の世界を楽しんでくれました。
面白い場面では声を出して笑い、主人公の自由な発想や次々に生まれる工作を、前回以上に表情豊かに見つめてくれていました。
2回目に届いた感想には、
「ロボットを作ったのがすごかった」
「パクパクマンがすごいと思った」
「発明がすごい」
「勉強になりました」
「買いたくなった」
「また見たい」
そして、今回もたくさんの「面白かった!」がありました。
同じ絵本なのに、1回目と2回目では、子どもたちの心に残るものが少しずつ違っている。
一度読んだから終わりではなく、何度も出会うことで新しい発見や気づきが生まれる。
そのことを、子どもたちの姿や言葉から教えてもらいました。
絵本の「ぼく」は、その後どうなったの?
2回目の読み語りの後、子どもたちに、絵本のモデルになった息子のその後のお話もしました。
小さい頃は、自分の好きなことに夢中で、宿題もなかなか出さなかった「ぼく」。
そんな「ぼく」に、あるとき大切な先生との出会いがありました。
その先生は、やらなければいけないことをきちんとやる大切さを、とても厳しく、真剣に教えてくれたのです。
その出会いをきっかけに、「ぼく」は生まれ変わったように一生懸命勉強するようになりました。
そして今は、みんなを守る大事な仕事をしています。
そう子どもたちに伝えると、「わぁー!」と歓声が上がりました。
「ぼくはぼく」でいい。だけど、それは何もしなくていいということではありません。
自分らしさを大切にしながら、やらなければならないことに向き合うことも大切。
そして、人との出会いによって、新しい自分に出会えることもあるのです。
夢をあきらめないこと。
自分の想いを言葉にして伝えること。
言葉にすることで、自分を理解してくれる人や、応援してくれる仲間と出会えること。
自分を大切にしながら、相手のことも大切にすること。
そんな想いも、子どもたちに伝えました。
私自身、32年間保育士として、たくさんの子どもたちと関わってきました。
その中で感じてきたこと、そして一人の母親として経験してきたことが、この『ぼくはぼく』という絵本につながっています。
子どもたちが応援してくれる絵本に
まだ出版前の『ぼくはぼく』。
それでも「もう一度見たい」「買いたくなった」と言ってくれる子どもたちがいます。
同じ絵本を2回読んでも、笑って、驚いて、新しい発見をしてくれる。
そんな子どもたちの姿を見ていると、この絵本が少しずつ、子どもたちの心の中に居場所をつくっているようで、本当にうれしくなります。
そして、子どもたちから届いた一つひとつの言葉が、今度は私自身の大きな励みになっています。
絵本をつくっているのは私ですが、この絵本を育ててくれているのは、読んでくれる子どもたち、そして応援してくださる皆さんなのだと感じています。
クラウドファンディングでご支援くださった皆さまにも、こうして『ぼくはぼく』が子どもたちに届き始めていることを、ぜひ知っていただきたいと想いました。
完成した絵本が、もっとたくさんの子どもたちや大人の皆さんのもとへ届きますように
これからも一つひとつ、大切に制作を進めてまいります。
1年生のクラスの子どもたち、先生方、そして応援してくださるすべての皆さま、本当にありがとうございます。
絵本『ぼくはぼく』
作・絵 おくだひろこ
2027年2月出版予定/吉備人出版




