静岡県富士市・吉原商店街で静岡おでんと地酒を楽しめる居酒屋として営業してきた「おでん 和ぎ(なぎ)」
このたび私たちは、これからも吉原商店街で店を続けていくために、
同じ吉原商店街にあるゲストハウス「14 Guest House Mt.Fuji」の1階へ移転することを決めました。
飲食の世界に携わって42年。
東京プリンスホテルの調理部から料理人としての道を歩み始め、アメリカの寿司店、居酒屋チェーンの店長・商品開発、新規事業の立ち上げなど、さまざまな飲食の現場で経験を重ねてきました。
そこで培った経験を生かし、一品一品をできる限り手作りすることを大切にしています。

新しい和ぎでは、これまで親しんでいただいた静岡おでんや手作りの味はそのままに、
地元の新鮮な魚介にもこれまで以上に力を入れていきます。
目指すのは、地域の方が気軽に集まれる憩いの場であり、
吉原を訪れた方が静岡の食や地酒、この街の魅力に出会える場所。

「静岡おでんをもっと気軽に楽しめる居酒屋をつくりたい」
そんな思いから和ぎは始まりました。
店名の「和ぎ(なぎ)」には、おいしい料理とお酒を囲みながら、
お客様に心から和んでいただける店にしたいという願いを込めています。
静岡おでんと焼き鳥を中心に、旬の食材を使った手作りの肴や地酒、時には店主の経験を生かしたイタリアンメニューも提供してきました。
化学調味料にはできる限り頼らず、
「出来たて・切りたて・作りたて」を大切にすることが和ぎの変わらないこだわりです。
静岡おでんだけでなく、手作りの料理についても「おいしい」と言っていただき、お客様からの紹介を通じて少しずつご縁が広がってきました。
吉原に縁を感じた原点には、かつて父親が吉原にある製紙会社に勤めていたことがあります。
実際にこの街で店を営むなかで、吉原の人たちの優しさや親しみやすさ、富士山の恵みを受けた水のおいしさ、そしてコンパクトな商店街ならではの人との距離の近さに惹かれていきました。
一方で、商店街を歩く人が減り、街全体の賑わいが失われつつあることに寂しさも感じています。
和ぎがここまで営業を続けてこられたのは、支えてくださる常連の皆さまとあたたかく迎えてくれた吉原の街があったからです。
これからも吉原商店街で静岡おでんと手作り料理を届け、和ぎを訪れることがこの街を知るきっかけになれば嬉しく思います。

移転先を探すうえで大切にしたのは、お客様が居心地よく過ごすことができ、
和ぎの料理をより多くの方へ届けられる場所であることでした。
新しい店舗を初めて見たとき、店内の広さと十分な厨房設備に魅力を感じました。
ここなら調理の幅を広げ、これまで以上にさまざまな料理を提供できると確信しました。
移転先は、吉原商店街にある「14 Guest House Mt.Fuji」の1階です。
吉原商店街の大通りから路地へ入った場所にあり、
人目を気にせず過ごしたい方にも落ち着いて楽しんでいただける静かな大人の雰囲気があります。
そして何よりゲストハウスの下だからこそ、地域の方だけでなく、
国内外から吉原商店街を訪れる旅行者とも出会うことができます。
和ぎだけで旅を終えるのではなく、この店を入口に吉原の街を歩き、ほかのお店や地域の人たちとも出会ってほしい。
その体験が再訪や口コミにつながり、街を訪れる人が少しずつ増えていけば、
吉原商店街全体の活性化にもつながるはずと考えています。
ゲストハウスや地域の仲間と連携し、「泊まる場所」と「食べる場所」が同じ建物にあるからこそできる、より豊かな滞在を届けたいと考えています。
それが、新しい和ぎの場所をゲストハウスの下に選んだ理由です。

新しい和ぎでは、静岡の食とお酒を囲みながら吉原商店街に暮らす人と、この街を訪れた人が自然につながる場所をつくりたいと考えています。
地域の方にとっては、いつでも静岡おでんや新鮮な魚介を味わえる馴染みの憩いの場所。
宿泊者にとっては、静岡の名物や地酒を楽しみながら、吉原商店街の魅力や旅の情報に触れられる場所
を目指します。
一人で訪れた方には、カウンターで地酒を飲みながら、地魚や静岡おでんをゆっくり味わってほしい。
会話を楽しみたい方には、店主や地元のお客様との交流を通じて、
観光情報だけでは分からない吉原の魅力を知ってほしいと思っています。
交流を無理に生み出すのではなく、それぞれが心地よく過ごすなかで、
「そのお酒は何ですか?」「明日はどこへ行くんですか?」と、
食やお酒をきっかけに自然な会話が始まる。そんなあたたかく気取らない空間が理想です。


新しい和ぎを始めるためには、店舗の改装や設備の整備、看板の設置などさまざまな準備が必要です。
特に移転先は、現在の店舗よりも車通りが少なく、路地を入った場所にあります。
静かで落ち着いた雰囲気が魅力である一方、
常連の皆さまに新しい場所まで来ていただけるのか、初めての方に店の存在を知っていただけるのかという不安もあります。
移転に必要な資金を募るとともに、準備の段階から新しい和ぎを知っていただくため、クラウドファンディングに挑戦します。
新店舗のオープンに向け、クラウドファンディングと並行して改装工事や開店準備を進めています。
オープン日が決まり次第活動報告を通じてお知らせします。
この挑戦を通じて、新しい和ぎと吉原商店街のこれからを応援してくださる方と出会いたいです。

42年間、さまざまな飲食の現場で経験を重ねてきたからこそ、食材や季節、お客様に合わせ幅広い発想で一皿をつくれることが強みです。
その経験を生かし、新しい和ぎを飲食人生の集大成となる店にしたいと考えています。
これまで和ぎを支えてくださった皆さま、本当にありがとうございます。
皆さまに支えていただいたからこそ、和ぎは新しい場所で次の一歩を踏み出すことができます。
これまで大切にしてきた手作りの味とあたたかな雰囲気を守りながら、吉原の未来につながる店を皆さまと一緒につくっていきます。
新しい和ぎへの第一歩に、温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。





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