■ はじめに
ここが七福の田んぼです
飯綱町で地域おこし協力隊をしています鈴木康二です。
七福復活プロジェクトの立案者として、この挑戦への思いをあなたに伝えさせてください。
私は、飯綱町で農業をするために移住してきました。日々、農作業に従事し地域の人たちと向き合う中で、「七福」という消えた地酒の存在を知りました。
飯綱町は長野県北部に位置する雪国です。特産物は、米やりんごをはじめとした果物。山の雪解け水が田んぼや畑に染みわたり、農作物は大地の栄養をたっぷり吸った土で育ちます。ミネラル豊富な田で育つお米の品質は、特Aランク。びっくりするほど、ごはんが旨いんです。
この米どころに地酒がないのは、日本酒文化、地域文化の損失なのではないか。だからこそ、途絶えてしまった地酒「七福」を、もう一度この町に復活させたい。この町の米でよみがえらせたい。
そう強く思い、プロジェクトを立ち上げました。
■ 飯綱町に縁のある皆さん、日本の地方を応援したい皆さんへ
飯綱町に暮らす皆さん、飯綱町をふるさととして想い続けている皆さん、日本各地の高齢化、過疎化、耕作放棄地の増加など、地方が静かになっていく姿を見ながら、「何か応援したい」と感じている皆さん。
七福の復活は、一つの町の酒の物語でありながら、地方の灯りをもう一度ともしたいという想いを込めた挑戦です。飯綱町に縁のある方だけではなく、地酒文化や地方文化を応援したい方にも、この挑戦を応援していただけたらうれしいです。

■ 消えた地酒「七福」
長野市の街中から車でわずか数十分。山岳信仰が息づく妙高戸隠連山の麓、そこには、古き良き里山の風景を残す飯綱町があります。
田んぼの向こうに連なる山の稜線。
夕暮れにゆっくりと影を伸ばす畦道。
季節ごとに色を変える広い空とりんご畑。


この景色の中にいると、ふと懐かしい匂いを感じて胸の奥が温かくなり、「ここが自分のふるさとかもしれない」と錯覚するほどの郷愁を覚えます。そして、この地域で暮らす人たちもまた、この里山を誇りに思い、静かに、でも確かに、この土地を守り続けています。
そんな飯綱町には、かつて人と人をつないでいた酒がありました。
七福(しちふく)。
56年前に姿を消した地元の日本酒です。
貴重な当時の一升瓶
■ 特別ではなく日常の暮らしの中にある酒
七福が生まれたのは、かつて北国街道の牟礼宿だった地。宿場町だったことから、複数の酒が生まれましたが、最後まで残ったのが七福でした。こうしたことから、宿場町における酒造文化の象徴といえるのかもしれません。

田舎では、何かあれば飲むのは酒(=日本酒)が通例です。
・祭りの日は七福
・神社の奉納も七福
・農作業の差し入れも七福
・家族の祝い事も七福

「高級でも希少でも、格別に美味いというわけではない。ただ、当然のようにそこにあったんだ」
地域の人に聞くと、七福は特別なものではなく、“日常の灯り”のように、地域の暮らしを支える酒でした。
しかし、時代の流れは容赦なく、後継者不足、配達の負担、食生活の変化などにより、七福は静かに姿を消しました。


現在、飯綱町に酒蔵はありません。最後の七福が造られたのは、約56年前。地域の人々の記憶の中にだけ残る“幻の酒”となりました。そして、その記憶も徐々に薄れつつあります。
■ 七福復活を応援する人たち
七福復活プロジェクトを応援してくださっている方々と、鼎談形式で思いを分かち合いました。地元の思いが集約されていると思います。どうぞご覧ください。
■ 七福を復活させる理由
今回のプロジェクトの目的は、酒蔵を再興して「昔の酒をもう一度つくること」ではありません。
ゆくゆくそんな動きが出てきたらありがたい限りですが、まずは、「七福」という地元の酒を地元の米で復活させ、飯綱町に縁のある方々に飲んでいただくことが目的です。
そして、
七福によって、
あらためて飯綱町を誇りに感じたい。
七福をきっかけに、
この地域を知り足を運ぶ人を増やしたい。
七福を通して、
地域の人と外から来た人が仲間になる瞬間をつくりたい。
七福とともに、
この地域を“自分のふるさと”のように感じる人を増やしたい。
七福を、
地域と人をつなぐ“ハブ”として復活させたいのです。
■ プロジェクトの仕組み
七福復活は、地域の人たちの力で動き始めています。
● 米づくり
地域の米農家、仲俣農園さんの協力のもと、長野県産の酒米「山恵錦」を1トン栽培しています。仲俣農園は皇室献上米を栽培したこともある有名農家ですが、この挑戦に共感し、協力してくれています。将来的には、耕作放棄地の再生にもつながる取り組みの第一歩です。
仲俣農園の仲俣涼平氏
● 酒蔵
飯綱町と同じ妙高戸隠連山地域にある隣町、信濃町。そこにある酒蔵、髙橋助作酒造店で醸造していただきます。
株式会社髙橋助作酒造店の髙橋邦芳氏


髙橋助作酒造店は、酒造りに強いこだわりを持っています。その一つが湧き水を使用する点。この湧き水の水源は、飯綱町の田んぼへと流れ入る雪解け水と同じ水源なのです。まさに本プロジェクトに最も適した酒蔵だと思います。本プロジェクトを髙橋社長へ相談した際には、「同じ妙高戸隠連山地域として、ぜひ協力したい」とおっしゃってくださいました。
● 販路
まずは飯綱町内で販売する予定です。
飯綱町ふるさと振興公社の直売所3店舗、
飯綱町内のコンビニ、
飯綱町内の飲食店、
そして、ふるさと納税にて販売していきます。
● ラベル
新しいラベルは、かつてのラベルのデザインをリスペクトし、筆書き文字をそのままに生かしています。
#画像#
● 栽培から出荷のスケジュール
2025年11月 各所へ発注
2026年10月 酒米の収穫
2026年12月 髙橋助作酒造へ搬入
2027年3~5月 醸造完了・出荷
長い旅路を経て、七福は再び飯綱町に帰ってきます。
■ このプロジェクトが生み出す未来
七福が復活すると、地域にはこんな未来が生まれるかもしれません。
① 地域の人と外から来た人が混ざり合う
日常の食卓や宴会、お祝い事はもちろん、もてなしの場には七福がある。そばやりんご、郷土料理とのマリアージュを楽しむ夜が生まれます。

② 里山に人が集まる
田植え、草刈り、稲刈り、はぜかけなど、支援者が地域に足を運ぶ機会が増えます。

③ 耕作放棄地が再生する
七福の米づくりが、地域の農地を守る力になります。

④ 海外へ広がる
私が持つ海外とのネットワークを通じて、この里山の酒が世界へ羽ばたくことにつながるかもしれません。
⑤ “ふるさと”が増える
七福をきっかけに、この地域を「自分のふるさと」と感じる人が増えていきます。

■ リターンについて
仲俣農園が丹精込めて栽培した酒米「山恵錦」。
この米の旨味を引き出すため、精米歩合の約70%とした純米酒にしています。飯綱町の田んぽで育った米の味わいをそのまま感じられる、旨味豊かな生酒です。これは、クラウドファンディングのみのご用意となります。この機会に、ぜひ手に入れてください。
七福(限定生酒1本/720ml) ※画像はイメージです
七福(限定生酒2本セット/各720ml)※画像はイメージです
■ 鈴木康二からのメッセージ
あらためて、立案者である鈴木康二からのメッセージです。
「ここまでプロジェクトを読んでくださって、ありがとうございます。飯綱町地域おこし協力隊の鈴木康二です。
飯綱町に、途絶えてしまった地酒・七福があるということを前町長の峯村さんから伺って、直感的に、ぜひやりたい、復活させたいと思ったんです。
私が心を惹かれたのは、七福の持つ物語です。歴史を知るべく取材をすると、ルーツは江戸時代にありました。真冬の参勤交代のときに、積もった雪を足で踏んで圧雪する仕事をしていた人達が、体を温めるために飲んだという記録が残されていました。やはり庶民の酒だったことがわかります。
あともう一つが、七福という名前の由来です。戦時中に物資統制の影響で酒蔵が休業を余儀なくされ、酒造りが途絶えてしまった時期があったそうです。それを戦後、七人の蔵人によって復興させたことから、七福と名付けられたという説があります。
庶民のお酒であること、
七人の蔵人から七福と名付けたこと。
このことが私に響き、今回の復活につながりました」
■ 最後に
七福の復活は、過去を取り戻すためではありません。未来をつくるためのプロジェクトです。
あなたの支援は、酒を買うことではありません。
この地域の未来を一緒につくることです。
七福は、ただの酒じゃない。人と人をつなぎ、ふるさとをつくる酒なんだと信じています。
どうか、七福の復活に力を貸してください。そして、お祭りの夜は、地元飯綱町の「七福」で飲み明かしましょう。あなたも一緒に七福の最初の一杯を分かち合えたらうれしいです。

■酒類販売管理者標識
1.販売場の名称及び所在地
Cozy Farm、長野県上水内郡飯綱町大字川上字屋敷添652番2
2.酒類販売管理者の氏名
鈴木 康二
3.酒類販売管理研修受講年月日
令和8年8月20日
4.次回研修の受講期限
令和11年8月19日
5.研修実施団体名
長野県小売酒販組合連合会
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方はこのリターンを選択できません。




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