介護会社が、おむすび屋!?
はじめまして。
アイデアルケア株式会社の田邊粧子です。
愛知県名古屋市で、デイサービスと訪問介護を運営しています。

そんな私たちが、2026年10月、名古屋市中川区で介護施設ではなくおむすび屋を始めます。
元気なシニアが主役の“おむすび屋”さん 『なかがわ 街仲食堂 by ジーバーFOOD』 です。

正直、私も最初から「よし、おむすび屋をやろう!」と思っていたわけではありません。
ただ、介護の仕事をする中で、ずっとひっかかっていた言葉がありました。
「もう歳だから」と諦めるなんてもったいない!
介護をしていると、“歳を重ねること” について考える機会がたくさんあります。
もちろん、歳を重ねることで、今までできたことができなくなってしまう、これまでの楽しみが減ってしまうなんてこともあります。
デイサービスで出会った、ある利用者様がこう言いました。
「今更いいわ〜、もう歳だからいい、もうこの歳になると楽しみなんてない」
笑いながらなんでもない事のように話す横顔を、何度も見てきました。
私はそのたびに思っていました。
なんだか寂しいな・・・
「もう歳だから」のその先をつくりたい
「もう歳だから」のひと言で全部を諦めてしまうなんて、やっぱりもったいない。
歳を重ねたからこそ、できることがある。
伝えられることがある。
誰かの役に立てることがある。
そしていくつになっても、楽しみは増やせる。
70歳から、新しい仕事を始める。
80歳で、新しい友達ができる。
90歳で、「次はこれをやってみたい」と、キラキラした目で挑戦を語っている。
そんな70代、80代、90代が地域にたくさんいたら、きっと面白い。
「もう歳だから」ではなく「まだまだこれから」と笑える人が増える街にしたい。
むしろ、歳を重ねたからこそ、人生はまだまだ面白くできる。
そんなことを本気で伝えられる場所をつくりたいと思いました。
介護が必要になったときだけ、出会うのではなく
介護の仕事をしていると、「もっと早くから、この人と出逢えていたら」と思うことがあります。
介護が必要になったときは、もちろん全力で支えます。
困ったときに頼ってもらえる存在でありたい。
その人らしい暮らしを守るために、できる限りのことをしたい。
それが、私たちの仕事です。
でも、本当は。
「介護なんて、必要ない方がいい」
できるだけ長く、自分の足で出かけて、人と会って、話して、笑って、自分の役割を持って暮らしてほしい。
そして、介護の現場でずっと感じてきたことがあります。
介護が必要になってから始まる関係と、元気なうちから続いてきた関係は、やっぱり違う。
元気な頃から知っている人がいる。そこに行けば、当たり前に顔見知りがいる。
「今日は元気かな」
「最近、○○さん見かけないね」
顔を合わせれば、なんとなくそれが伝わる。
いつもと少し様子が違えば、誰かが自然と気づく。
介護が必要になってから始まる関係ではなく、元気なうちから、日々の暮らしの中で育まれていく関係。
そんなつながりを街の中にもっと増やせる場所が必要だと、感じていました。
じゃあ、どんな場所なら、年齢も立場も関係なく、みんなが自然と集まってくれるだろう。
考えて、考えて。
行き着いた答えが
「ごはん」でした。
これだ!と思った。それが「ジーバーFOOD」
私が考えていたことを、実はすでに仕組みにして走り出していたプロジェクトがありました。それが「ジーバーFOOD」です。
ジーバーFOODは、2022年11月に宮城県仙台市からスタートした、地域のシニアが"食の担い手"となって、心のこもったご飯で街に笑顔を届けてきたプロジェクトで、これまで全国33都道府県・100地域、累計615名を超えるシニアメンバーが活躍しています(2026年9月15日現在)。

支えられる側ではなく、現役世代と一緒に地域を支える側になる。
地域のシニアが元気に活躍することで、地域の多世代が元気になり、地域に元気の循環ができる。
その考え方に共感し、今回、私たちが名古屋市中川区エリアの担い手として手を挙げました。
実際に研修で仙台を訪れてみると、本当に生き生きと活躍しているシニアたちの姿がありました。

一緒に時間を過ごし、私自身もたくさんの元気をもらいました!
これを名古屋市中川区でも絶対に作ってみせる!そう強く決心しました。
ここから 『なかがわ 街仲食堂 by ジーバーFOOD』 の挑戦が始まりました。
なかがわ 街仲食堂 by ジーバーFOOD、はじめます。
今回私たちが、名古屋市中川区にオープンするのは、
愛情たっぷりおむすびと具沢山のごちそう豚汁をメインにした食堂です。

赤ちゃんを連れたお母さん、お父さん。
子ども。
仕事中のお兄さん、お姉さん。
近所のおじいちゃん、おばあちゃん。
0歳から100歳まで。
いやそれ以上まで。
誰でもふらっと来られる場所にしたいと思っています。

「おかえり〜」「いってらっしゃい」
「こんにちは、今日は寒いね」
「あら、久しぶり。元気にしてた?」
そんな、あたたかい会話がレジの前でも、テーブルの間でも自然に生まれる。
そして、この食堂の主役になるのが、地域のシニアたちです。
厨房に立つのも。
注文を取るのも。
店を掃除するのも。
みんなで話し合いながらお店をつくっていくのも。
「やってみたい」と手を挙げてくれたシニアたちが担います。

みなさんで"組合"を立ち上げ、シフトも役割分担も、自分たちで話し合いながら決めていきます。力を合わせて生まれた売上は、みんなで平等に分け合う、いわば「みんなのお店」。
自分のできること・得意なことで活躍し、地域からの「ありがとう」と、ちょっとしたお小遣いが報酬になる。 「誰かの役に立っている」と、いくつになっても感じられる。社会とつながっていられる。そんな仕組みです。
その想いに19人のシニアメンバーが集まりました
「こんな食堂をやりたい」
その想いを地域に届けたところ、19人のシニアメンバーが集まりました。

料理や接客の経験がある人ばかりではありません。
「私にできるかな」
「飲食店で働いたことなんてないよ」
「おむすびなら握れるかも」
期待がある一方で、不安もありました。
それでも、
「せっかくだからやってみよう」
「みんなと一緒なら楽しそう」
と、新しい挑戦が始まりました。

初めておむすびを握った日は、力加減がわからず、うまく形にならないこともありました。
それでも、握るたびに少しずつ様になっていく。
「今日はきれいな三角になった!」
と、みんなで笑い合う。
1人では迷うことも、仲間がいれば乗り越えられます。
うまくいかないときは助け合い、できたことは一緒に喜ぶ。
意見が食い違うこともあるでしょう。
それでも、話し合い、力を合わせながら少しずつ前へ進んでいきます。
そして、一人ひとりに、長年培ってきた知恵や経験があります。
その人にしか出せない味がある。
その人にしかできない気づかいがある。
オープンの日を心待ちにしながら、今も一生懸命に練習を重ねています。
19人の新しい挑戦は、まだ始まったばかりです。
この場所でつくりたい景色。
私たちが 『なかがわ 街仲食堂 by ジーバーFOOD』 で実現したいことはたくさんあります。
その中でいくつか紹介させてください。
1. ごはんを食べに来たはずが「人に会いに来る」ようになる。
「ここのおむすびがおいしいから行こう」もちろん、それも嬉しいことです。
でも、そのうちに
「今日は◯◯さん、いるかな」「あの人と話したいから行こう」「今日も来たよ」
と言ってもらえるようになったら、もっと嬉しい。
ごはんを食べに来たはずが、人に会いに来るようになる。
それが、なかがわ街仲食堂でつくりたい景色のひとつです。

2. 子どもに「歳を重ねるのは楽しそう」と思ってほしい。
「歳を重ねてもなんか楽しそう」
この場所に来た子ども達にそう感じてもらえたらなと思っています。
70歳の人が、新しい仕事を始めている。
80歳の人が、子どもと一緒に笑っている。
90歳の人が、「次は何しよう?」と楽しそうに話している。
子ども達には、そんな姿を見て育ってほしい。
だからこそ、この『なかがわ 街仲食堂 by ジーバーFOOD』では、子ども達にも参画してもらい、見るだけじゃなく “混ざってもらう仕組み” を用意していきたいと考えています。
一緒におむすびを握る。
一緒におしごとをする。
一緒に失敗する。
そして、一緒に笑う。
シニアメンバーの背中を見て、子どもたちが「歳を重ねるのって、なんだか楽しそう」と思ってほしい。

3. 「ばあちゃんの味」を、この地域の財産にする。
「適当に入れる」「色を見ればわかる」「これくらい」
そうやって目分量でつくられてきた味は、そのままでは残っていきません。
おばーちゃんの煮物。おじーちゃんの得意料理。お母さんの味。 一緒につくって、量って、写真を撮って、思い出も聞いて、レシピにする。
なくしたくない味を残す。そんな食堂にしたいと思っています。

余談。正直、少しやりすぎている自覚はあります。
ここまで考えていたら、もう普通の店ではなくなってきました。
子どもが混ざる。シニアが活躍する。知らない人が子どものごはんを置いていく。受け継がれるばあちゃんの味を残す。
さらに言えば、囲炉裏もつくりたい。街仲の木もつくりたい。ミニ日本庭園もつくりたい。こども達が楽しめる仕掛けも入れたい。おむすびや七福神のキャラクターまでつくろうとしています。
正直、やりすぎているのはちゃんと自覚しています(笑)。
それでも、せっかくやるならただ食べて帰るだけの店にはしたくありません。
「あそこ、なんか面白いよ」
「今度は誰かを連れて行きたい」
そう思ってもらえる理由を、店のあちこちにつくりたい。
人がまた来たくなる。誰かを連れてきたくなる。その積み重ねが、街のつながりになっていくと思うからです。

なぜクラウドファンディングをやるのか
正直にお話しします。
私たちだけで資金を出して、お店を完成させることもできます。
でも、それでは本当の「街仲食堂」(=街の中に仲間をつくる食堂)をつくることにはならないのではないか、と思いました。
完成した店を利用していただくだけでなく、つくるところから、一緒に関わってほしい。
子どもたちにえんむすびチケットを贈る人。
ベンチをつくる人。
囲炉裏風テーブルをつくる人。
街仲の木をつくる人。
ミニミニ日本庭園をつくる人。
全力で「頑張れ」と応援してくれる人。
オープンしたら食べに来てくれる人。
関わり方は、どんな形でも大丈夫です。
一つひとつの応援が重なって、この店ができていく。
そして1人でも多くの方に、
「この店、私もちょっとつくったんだよ」とそう誰かに話してもらえたら、すごく嬉しい。
場所をつくるのは確かに私たちかもしれません。
でも、そこに笑顔や思い出を重ね、育てていくのは、関わってくださる皆さんです。
クラウドファンディングを通じて、開店後も続いていく街仲食堂のつながりを、今から育てていきたい。
資金を集めることだけが、今回の目的ではありません。
この店の完成を、自分事のように楽しみにしてくれる仲間を増やしたい。
そのために、私たちはクラウドファンディングに挑戦します。

資金の使い道とスケジュール
今回のクラウドファンディングでは、まず【 100万円 】を目標に掲げています。
もちろん資金は必要です。だからクラウドファンディングをやります。
でも、本当に目指しているのは「たくさんの人が面白そうと思って参加してくれること」です。
初めて来店したはずなのに「やっと来れた!」と言ってくれる人を1人でも多く増やしていきたいと思っています。だからこそ、目標金額達成後のネクストゴールでは「支援者数」を掲げる予定です。
『なかがわ 街仲食堂 by ジーバーFOOD』を応援する仲間の1人になっていただけると嬉しいです。
なお、今後のスケジュールは以下の通りになります。
リターン紹介
このクラウドファンディングでは、全6タイプのリターンをご用意しました。
皆さんの応援したいスタイルに合わせてご支援いただけると嬉しいです。
リターンに込めた想い
❶ えんむすびチケットが結ぶのは、子どもとシニアの縁
「えんむすびチケット」を通じて叶えたいのは、地域の子どもたちとシニアの温かな交流です。
昔は当たり前だった、近所のおじいちゃんやおばあちゃんとの日常的な関わり。それが少なくなっている今の時代だからこそ、温かい接点を取り戻したいと考えています。
「今日は学校どうだった?」「おむすび、何味が好き?」
そんな言葉を交わしながらおむすびを渡す時間は、子どもたちにとっても、地域のシニアの皆さんにとっても、心を豊かにする大切な思い出になります。
このチケットをきっかけに、子どもとシニアの間に会話が咲き、新たな縁が芽生える。
「えんむすびチケット」が結ぶのは、単なるお腹を満たす関係ではなく、人と人との「縁」そのもの。
末広がりの「八」という縁起の良い数字に想いを込めて、今回は「8名分」からリターンをご用意しました。
リターンに込めた想い
❷ 「はじめの一歩」を後押しする「はじめの一歩 応援プラン」
「がんばれ」の一言が、誰かの一歩を後押しすることがあります。
『なかがわ 街仲食堂 by ジーバーFOOD』で活動するシニアたちにとって、お店に立つことは、新しいことを始める「はじめの一歩」です。
街仲食堂で働くシニアメンバーにとって、お店に立つことは新しい挑戦です。このプランでは、あなたからのエールをメッセージとしてお預かりし、店内に掲示させていただきます。
いただいた支援は、シニアたちの練習や道具の準備に使わせていただきます。
また、この場所の最初の仲間になってくださった証として、店内のレジ付近にお名前を掲載します。
リターンに込めた想い
❸ 名前掲載だけじゃない、「この街をつくった人を探せ」企画
「名前掲載プラン」(ベンチ・囲炉裏風テーブル・ミニミニ日本庭園・街仲の木)は、あなたの支援がなければ実際には存在しない、この場所そのものを一緒に形にするリターンです。支援してくださった方のお名前は、その物自体に刻ませていただきます。
ただ名前を掲示して終わりにはしたくないので、面白がってもらえる工夫も用意しました。 それが「この街をつくった人を探せ」という企画です。名前の近くに七福神のキャラクターも一緒に隠し、子どもたちが店内を探して回れるようにします。
面白がっていただける方は、ぜひ支援で仲間になってください。
応援メッセージ

株式会社ジーバー 代表取締役
永野 健太 さん
介護が必要になってから出会うのではなく、元気なうちから顔を合わせ、自分の「できる」を地域の「おしごと」に変えていく。その場所を、地域密着の介護事業者が自らつくるこのプロジェクトに、大きな意義を感じています。
「もう歳だから」諦める社会ではなく「歳を重ねたからこそ」できる社会に。
中川区のじーちゃんばーちゃん達の元気で、名古屋全体が元気になっていくことを、心から応援しています!

シニアメンバー
(なかがわ街仲組合代表理事)
西 高広 さん
今はオープンに向けて研修中です。
みんなで集まるのが楽しくて毎日のように参加しています。
まだ慣れないこともありますが、少しずつ覚えて頑張っています。ばーちゃんたち、なかなか元気なので負けてられません。笑
お店が始まったら、ぜひ遊びに来てください。

なかがわ街仲食堂コミュニティサポーター
板倉 喜美子 さん
デイサービスの職員として、日々地域の皆さまと関わる中で、人と人とのつながりや、笑い合える時間の大切さを感じています。
「なかがわ街仲食堂」が、世代を超えて集まり、「ただいま」「おかえり」と言い合える温かい居場所に。
おむすびと豚汁を囲んでご縁が広がり、中川の街がもっと温かく、元気に、笑顔あふれる街になるよう、私もその輪の一人として一緒に歩んでいきたいと思っています。
たくさんの方に応援していただけたら嬉しいです。
最後に・メッセージ
「0歳から100歳まで、みんなに出番があって、みんなに夢がある街へ。」
食べる人。料理する人。遊びに来る人。子どもにごはんを贈る人。街に名前を残す人。
みんな同じでなくていい。 でも、ここに来たら、少しつながる。
そんな「街」を、食堂の中からつくってみたいと思っています。
私たちは本気です。
このプロジェクトを「なんだか面白そう」と思ってくださったら、ぜひこの挑戦に乗っかってください。
おむすびを食べに来る人も、子どもへ食事を送る人も、応援の言葉を届ける人も、みんな街仲食堂の仲間です。
一緒につくって、一緒に育てていきましょう。
名古屋市中川区の 『なかがわ 街仲食堂 by ジーバーFOOD』 でお会いできる日を楽しみにしています。 応援いただけると嬉しいです。

アイデアルケア株式会社
田邊 粧子
よくある質問(FAQ)
目標金額に届かなかった場合でも街仲食堂はオープンします。
ご来店の際にチケットをご提示いただければ、1枚につき1食880円の専用メニューをご提供します。
ご家族やご友人にお譲りいただくこともできます。(現金へのお引き換えはできません)
えんむすびプランは、恩送りのリターンになるので、支援者ご本人にチケットが届くわけではありません。
ご支援いただいた枚数分の飲食チケットに「ご希望の名前」を記して店内に掲示します。そして、中学生以下のお子さんが、そのチケットで食事ができる仕組みです。(チケットは使われた時点で掲示から外れます)
恩送りの気持ちで「自分のためではなく、この地域の子ども達のために」と思ってくださる方向けのリターンとなります。
例えば「もっと応援したい」「キリの良い金額にしたい」などのときに、金額を上乗せして支払うことができます。ただし、届くリターン内容は変わりません。
実行者側でも処理できない仕様となっていますので、内容を十分ご確認のうえご支援ください。
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