あなたが冷めているわけじゃない
知っていましたか?アメリカの連邦議会には、登録しているプロのロビイストが約1万3千人います。ロビイストとは、議員や役所に足を運び、データや現場の声をもとに「この制度をこう変えてほしい」と伝えることを仕事にしている人のことです。州議会にも、4万人を超えるロビイストが登録していたという集計があります。市や郡の議会で働く人は、どちらの数にも入っていません。企業や業界団体が連邦議会へのロビー活動に使うお金だけで、年間6,000億円(40億ドル)を超えます。
日本にはロビイストは0人です。ロビイストを登録する制度そのものがありません。暮らしの困りごとを政治の言葉に直して届ける役目は、まだ誰の仕事にもなっていません。
0人を、1人に。1人を、1万人に。
日本で最初の市民ロビイストは、いまこのページを読んでいるあなたかもしれません。特別な資格はいりません。困りごとを知っていることが、いちばんの武器です。声を上げた人がちゃんと報われる国へ。日本を、ここから一緒によくしていきましょう。
ニュースにモヤモヤしても、SNSで「いいね」しても、政治には届かない。
生活に追われ、声を上げる時間も、動かすお金も、つながる仲間もない。
政治・行政・業界の側には、法案や予算を読み解き、交渉し、制度を設計するプロが揃っています。市民の側には、その技術を持つ人がほとんどいません。だから、どれだけ切実な声も「気持ち」のところで止まり、制度を動かす提言にならないまま消えていきます。
市民の側に、その担い手を育てる場がありませんでした。コミュロビは、その場をつくるためのプロジェクトです。
自己紹介
はじめまして。Posii株式会社 代表取締役の大河原潤です。
カリフォルニア大学リバーサイド校で数学を学び、帰国後はAIエンジニアとして企業のシステム開発に携わってきました。著書に『誤解だらけの人工知能』、そして今回のプロジェクトの出発点になった新刊『AIに支配された民主主義 ― 科学的に選挙に勝つ方法』(あけび書房)があります。
AI猫と話して心の調子を見える化するサービス「worry.team」では、CAMPFIREとREADYFORで2回のクラウドファンディングを成立させていただきました(支援者のべ88名)。
今回は、まったく別のお願いです。政治に届かない声を届く形にするための、市民のロビー活動プラットフォーム「コミュロビ」です。

このプロジェクトで実現したいこと
コミュロビは、4つのステップで「おかしい」を政治が動く“数”に変える、市民のためのロビー活動プラットフォームです。
1. 集まる 「保育園に落ちた」「バスが減って病院に行けない」。政治の言葉でなく、暮らしの言葉で検索すると、同じことで困っている人がすでに話し合っているイシュー(論点)が見つかります。言葉が一致しなくても、意味の近いものを探します。

2. 話し合う 賛成・反対・提案・質問の立場を付けて投稿し、「なぜそう考えるのか」と、根拠になった一次情報を添えます。議論で挙がった根拠は一覧で読めます。イシューは必ずどこかの会が担ぎ、その会が運営と提出に責任を持ちます。
3. 届ける 地元の議員を探し、イシュー別のスタンス(賛成・中立・反対・未表明)を見て、提言をメッセージで届けます。
4. 結果を公開する 誰に何を提出し、受け取られ、政策が前進したかを「提出レポート」で公開します。言いっぱなしにしません。

誰でも論点を立てられること、根拠が残ること、議員へ届ける回路があること、結果が公開されること。この4つが一本につながっているのがコミュロビです。署名やデモ、SNSで集まった声を、提言として届けるところまで運べます。
このプロジェクトでは、コミュロビで最初の提言キャンペーンを立ち上げ、実際に議員・自治体へ提言書を提出し、その結果まで公開します。
プロジェクト立ち上げの背景
きっかけは、本を書いたことでした。『AIに支配された民主主義』は、選挙で「見せたい現実」を見せる技術がどこまで進んでいるかを、公開された研究と当事者の証言から追いかけた本です。書き終えて残ったのは、「では、市民の側には何があるのか」という問いでした。
その答えを、第4章に書きました。デモで感情を「接点」に変え、コミュニティで信頼を蓄積し、ロビー活動で政策を動かす。この3段階を、誰でも使える道具にしたものがコミュロビです。本の中で構想として書いたものを、実際に動く形で公開しました。

『AIに支配された民主主義 ― 科学的に選挙に勝つ方法』(あけび書房)。コミュロビは第4章の結論から生まれました
権力の側にはプロがいて、市民の側にはいない。この差を埋めるには、声を束ねる仕組みと、市民の側で制度を動かせる「プロ」を育てる場の両方が要ります。コミュロビは、その両方を目指しています。
3つの約束
コミュロビは、制度を動かすための場です。
- 扱う対象は制度・政策に限ります。個人への攻撃は禁止します
- 主張には一次情報を添えてください(義務ではありません)
- 特定の政党・候補者を応援するサービスではありません。選挙運動・政治献金は一切行わず、利用規約で禁止しています
現在の準備状況
- サイトは公開済みです → https://www.comulobi.com/
- 登録・参加・投稿・議員への提言は、すべて無料で使えます
- 利用規約・プライバシーポリシー・コミュニティガイドラインを整備済み
- 使い方ガイド(10ページ)を作成済み

提言キャンペーンのページ。賛同数・マイルストーン・活動資金の状況が一目でわかります

コミュニティのページ。「いまの段階と、次にやること」を、参加人数・投稿数・賛同数・提出実績から自動で判定します

通知・カレンダー・助け合いボードなど、続けるための機能も揃っています
機能は揃いました。いま足りないのは、「本当に届いて、動いた」最初の実例です。「どうせ変わらない」を事実で覆す一本があれば、次の人が動けます。
資金の使い道(目標 300,000円)

目標を超えた分は、2本目・3本目の提言キャンペーンの運営費に充てます。使途は活動報告で公開します。
リターンについて
新刊『AIに支配された民主主義』(著者サイン入り)を中心に、コミュロビの活動を一緒に見届けていただけるリターンを用意しました。書籍以外はすべてオンラインで提供します(メール・PDF・Zoom・サイトへの掲載)。
- 3,000円 お礼メール+使い方ガイド(PDF)+支援者限定の進捗レポート
- 10,000円 書籍+サポーター一覧へのお名前掲載+提出報告書(PDF)+オンライン報告会
- 30,000円(A) 上記すべて+代表とのオンライン相談(60分)
- 30,000円(B) 書籍+お名前掲載+オンライン講座「暮らしの困りごとを提言にする」全3回
- 50,000円 あなたの困りごとを提言書にします:オンライン相談2回+提言書ドラフト作成+キャンペーン立ち上げの案内+書籍
- 100,000円 法人・団体向け:書籍5冊+ロゴ掲載+オンライン勉強会(60分)
- 300,000円 パートナースポンサー(法人・団体):書籍10冊+トップページにロゴ掲載+勉強会2回+貴団体の課題について提言書作成の伴走(相談3回)
※ メールでお送りするリターンは、迷惑メールフォルダに振り分けられることがあります。届かない場合は迷惑メールフォルダをご確認ください。
スケジュール
- 2026年11月〜12月 クラウドファンディング実施
- 2026年12月 最初の提言キャンペーンを公開(争点は「局所的・締切がある・議員が動きやすい・結果が見える」の4条件で選定。候補:学童保育の待機、通学路の安全対策、地域バスの廃線見直し など)
- 2027年1月〜3月 賛同を集め、提言書を議員・自治体へ提出。提出レポートを公開
- 2027年1月〜 リターンの提供開始
よくある質問
Q. 政治団体ですか?
いいえ。Posii株式会社が運営する民間のサービスです。特定の政党・候補者の支援や攻撃、選挙運動、政治献金は行わず、利用規約で禁止しています。
Q. 支援金は寄付ですか?
このクラウドファンディングは購入型です。リターン(書籍・PDF・報告会など)の対価としてお受け取りし、プロジェクトの運営費に充てます。使途は活動報告で公開します。
Q. 最初の提言は何を扱いますか?
「局所的・締切がある・議員が動きやすい・結果が見える」の4条件で選びます。候補は学童保育の待機、通学路の安全対策、地域バスの廃線見直しなど。選定の経緯も、支援者限定の進捗レポートでお伝えします。
Q. 自分の地域の困りごとも扱えますか?
はい。コミュロビは誰でも無料でコミュニティと提言キャンペーンを作れます。30,000円のリターンでは、ご自身の地域の困りごとを提言にする相談を代表が直接お受けします。
Q. 目標に届かなかったら?
All-In方式のため、集まった金額の範囲で最初の提言キャンペーンを実施します。リターンはすべて自己資金で履行します。
応援のお願い
ご支援が難しい方も、このページをシェアしていただくだけで大きな力になります。コミュロビでの「賛同」は無料です。一人の声を一万にするのは、いつも、最初の一人です。
最後に
一人の声は無視されても、一万の声は無視できません。
その一万をまとめて制度に接続できる「プロ」が市民の側に増えたとき、はじめて政治を取り戻せると考えています。
AIが多くの仕事を引き受ける時代が始まっています。仕事がなくなることを心配する声も、よく耳にします。私たちは、AIを使って新しい仕事をつくる側に立ちたいと考えています。法案や予算の資料を読み解き、根拠を集め、提言書にまとめる。これまでプロにしかできなかった作業を、いまはAIが手伝ってくれます。暮らしの困りごとを知っている人が、AIを相棒にして制度を動かす。市民ロビイストは、AI時代に生まれる新しい仕事のひとつです。AIで、社会をもう少し前向きな場所にしたい。それが、コミュロビをつくった私たちの動機です。
最初の一本を、一緒に作ってください。




