農業用の建物が、雪害で倒壊しました。
車や農機具にも被害が出ました。重機で撤去し、使える設備を運び出しました。
そのとき考えたのは、ただ元通りにするのではなく、農業そのものを次の形へ変える、ということでした。
そのために立ち上げるのが OJIGIRI です。
品種だけで米を選ぶ時代から、作り方まで米を選ぶ時代へ。
青森・外ヶ浜。航空防除を行わず、約2日かけて常温乾燥。玄米のまま低温冷蔵し、発送する分を、その都度精米して届けます。
「精米した米を売る」のではなく、「注文された米を精米して届ける。」
安くするために工程を削らない。自分が毎日食べるなら、どう作ってほしいか。その基準でつくっています。
■ 同じ米でも、ここまで工程が違います
航空防除を行う
OJIGIRI × しない
周辺農家 ○ する
農薬の使用をできるだけ抑える
OJIGIRI ○
周辺農家 × 慣行防除
約2日かけて常温乾燥する
OJIGIRI ○
周辺農家 × 高温・短時間乾燥
玄米のまま低温冷蔵する
OJIGIRI ○
周辺農家 × 精米後に通常保管
注文後に精米する
OJIGIRI ○
周辺農家 × 事前精米
玄米で保管し、必要分だけ仕上げる
OJIGIRI ○
周辺農家 × 精米済み商品を在庫
注文ごとに精米・計量・袋詰めする
OJIGIRI ○
周辺農家 × まとめて処理
※○×は、各工程を採用しているかどうかを示しています。周辺農家は、私が実際に把握している外ヶ浜周辺の農家との比較です。
■ なぜ、この作り方なのか。
航空防除 ── しない。
OJIGIRIでは航空防除を行っていません。周辺では共同で航空防除を行っていますが、私はこの方法を選んでいません。無農薬ではありません。種籾の消毒、除草剤、必要な病害虫対策、化学肥料は使用しています。そのうえで、必要以上に農薬を使わないことを選んでいます。私自身、アトピーだったことをきっかけに、毎日口にするものを意識するようになりました。自分が毎日食べるなら、どう作られた米を選びたいか。そこから考えています。
農薬 ── できるだけ使用を抑える。
農薬を一切使わない米ではありません。必要な病害虫対策はします。ただし、収量を最大化することだけを基準にせず、必要な範囲に抑える方針です。使ったものも、使っていないものも公開します。
乾燥 ── 約2日かけて常温乾燥。
周辺では高温・短時間で乾燥させます。OJIGIRIでは、温度を上げて短時間で処理するのではなく、約2日かけて常温で乾燥させています。短時間で処理すれば、次の米をすぐ乾燥機へ入れられます。処理量も増やせます。OJIGIRIは、その効率よりも時間をかける方法を選びます。当然、時間も人件費もかかります。そのコストも商品の価格に含めます。
保管 ── 玄米のまま低温冷蔵。
乾燥・調製した米は、すべて玄米のまま低温冷蔵庫で保管します。精米して通常保管するのではありません。冷蔵設備、保管スペース、電気代が必要です。それでもこの方法を続けます。
精米 ── 注文されてから精米。
あらかじめ精米して在庫にはしません。注文をいただいてから、発送する分を、その都度精米して届けます。「精米した米を売る」のではなく、「注文された米を精米して届ける。」これがOJIGIRIです。
在庫 ── 玄米で持つ。
完成した白米を積み上げて注文を待つのではなく、玄米の状態で低温保管します。注文が入った分だけ仕上げます。
計量・袋詰め ── 一件ずつ仕上げる。
注文確認。精米。計量。袋詰め。発送。一件ごとに作業します。まとめて処理するより人手も時間もかかります。そこまで含めて、OJIGIRIの商品です。
■ なぜ、青森・外ヶ浜なのか。
私たちが米を作る青森・外ヶ浜は、冬には時に小屋をも倒壊させるほどの豪雪地帯です。
しかし、その厳しい雪は厄介な災害であると同時に、私たちの米づくりにとってかけがえのない恵みでもあります。
春になれば山々に積もった清らかな雪解け水が田んぼを潤し、夏の冷涼な風と厳しい寒暖差が、米一粒ひと粒にじっくりと甘みと旨みを蓄えさせます。
『雪害に耐えうる強い農業の基盤をつくりながら、雪がもたらす極上の味を届ける』
この土地だからこそ生まれる米の価値を、守り抜きたいと考えています。
■ なぜ、この価格なのか。
価格には、米だけではなく、届けるまでの仕事が含まれています。
約2日の常温乾燥にかかる時間/玄米を保つための低温冷蔵設備/一年を通してかかる電気代/注文ごとの精米/一件ずつの計量・袋詰め/注文ごとの発送作業/これらにかかる人件費と時間。
安くするために工程を削らない。万人に安く届けるための米ではありません。その代わり、何にお金がかかっているのかは、すべてお見せします。
■ 商品情報
所在地:青森県外ヶ浜町
水田:約4ha
現在の品種:はれわたり
年間収穫:約400俵
田植え:5月中旬頃
収穫:9月末頃
乾燥:約2日かけて常温乾燥
保管:玄米で低温冷蔵
精米:発送する分を、その都度精米
選別:色彩選別機使用
航空防除:行っていない
農薬:無農薬ではない。必要な対策を行いつつ、できるだけ使用を抑える方針。
OJIGIRIを「はれわたりだけのブランド」にするつもりはありません。外ヶ浜の環境に合った品種や栽培方法が見つかれば、自分で試していきます。
■ 集めた資金の使いみち
いただいた支援は、次の整備に充てます。
・トラクター作業を省力化・効率化するための農業用アタッチメント
・新しい作物へ挑戦するためのビニールハウス等の設備
・野菜の播種・定植の機械化
・つくったものを自分で全国へ届けるための仕組み(公式EC、保管・発送環境)
トラクター本体まですべてを支援に頼るつもりはありません。そこは自分でも資金を出します。今回の500万円は、雪害からの再構築と、農業設備・省力化・販売環境を整える第一段階の目標です。今回のクラウドファンディングで農業のすべてが完成するとは考えていません。その過程も、YouTubeやSNSで見せていきます。
今後は米だけでなく、雪国ならではの野菜など、外ヶ浜だからできる農産物にも挑戦していきます。
■ リターンについて
リターンの詳細・金額・お届け時期は本ページの「リターン」欄をご覧ください。お米はすべて、玄米で低温保管し、ご注文後に精米してお届けします。
一緒に、この土地の農業を次の形へ。
最新の活動報告
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プロジェクトを公開しました ― 再建、動き出しています
2026/10/02 14:43本日、プロジェクトを公開しました。ページを見てくださった方、お気に入りに登録してくださった方、本当にありがとうございます。【再建に向けて】雪害で倒壊した建物の再建に向けて、鉄骨の資材が届きました。業者さんと一緒に、一本ずつ寸法を確かめながら準備を進めています。【秋の作業】収穫したお米は、この軽トラックのコンベヤで運びます。今年のお米(2026年産・はれわたり)も、玄米のまま低温で保管し、ご注文に合わせて精米してお届けします。【これから挑戦したいこと】米だけでなく、雪国ならではの野菜にも挑戦していきます。いただいたご支援は、ビニールハウス等の設備、トラクターの作業機、野菜の播種・定植の機械化、そして自分で全国に届けるための仕組みづくりに使います。進み具合は、この活動報告で写真と一緒にお伝えしていきます。11月2日まで、どうぞよろしくお願いします。HRMS もっと見る




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