サモアの先生とつくる算数が楽しい教室。プロジェクトを共に進める仲間を募集します

南太平洋の島国サモアで、先生同士が子どものつまずきを見取り、授業を改善し続ける仕組みを現地の先生と一緒につくります。目指すのは、先生が自信を持ち、子どもたちの「わかった!」「算数って楽しい!」が増える教室。4校・約60人の先生と取り組む2年間のプロジェクトです。

現在の支援総額

40,000円

6%

目標金額は600,000円

支援者数

8人

24時間以内に3人からの支援がありました

募集終了まで残り

32日

サモアの先生とつくる算数が楽しい教室。プロジェクトを共に進める仲間を募集します

現在の支援総額

40,000円

6%達成

あと 32日

目標金額600,000円

支援者数8人

南太平洋の島国サモアで、先生同士が子どものつまずきを見取り、授業を改善し続ける仕組みを現地の先生と一緒につくります。目指すのは、先生が自信を持ち、子どもたちの「わかった!」「算数って楽しい!」が増える教室。4校・約60人の先生と取り組む2年間のプロジェクトです。

先生が学び合えば、教室は変わる。
サモアの子どもたちに「わかった!」を。

「わかった!」がうれしい。その気持ちは、日本でもサモアでも同じです。

しかし、サモアには、子どもにその喜びを届けたいと願いながらも、効果的な教え方が自分たちでは分からず、悩んでいる先生たちがたくさんいます。

私たちはそんな先生たちの悩みを解決する手助けをするために算数教育プロジェクトを実施することにしました。

プロジェクトが目指すことは次の3つです。

①先生が一人で悩まず、仲間と相談しながら授業を改善できる場が学校できる

②先生たちが日々の授業で、診断・分析・実践・振り返りのサイクルを回すことができる

③教室で子どもたちの「わかった!」が増え、先生たちが自信を持って教えることができる

この3つのことを実現するために、ルマナイサモアのメンバーが現地に渡航し、サモアの先生に研修、伴走、フィードバックするために必要な資金600,000円のご支援を募ります。

はじめに―サモアと私たちについて

Talofa lava!(タロファ・ラヴァ・サモア語で「こんにちは」)

一般社団法人ルマナイサモアで教育事業を担当する、板垣です。

サモアは、日本から南東へ約7,600キロ離れた南太平洋の島国です。9つの島からなり、人口は約20万人。サモア語と英語が使われ、家族や地域のつながりを大切にするポリネシアの文化が息づいています。

一般社団法人ルマナイサモアは、そんなサモアで2018年から歯科と教育の支援に取り組み、2025年に一般社団法人となりました。日本国内でも、サモアの国や文化を通じて異文化理解や多文化共生を考えることができる機会を提供する伝える活動を行っています。

「Lumanai(ルマナイ)」は、サモア語で「未来」という意味です。

サモアの未来は、サモアの人たち自身の手でつくられる。その歩みに寄り添い、必要な知識や経験を分かち合うことが、私たちの役割だと考えています。

たとえば、団体の設立当初から7年以上活動を続けてきた歯科支援活動は、現地の歯科医師をパートナーとし、彼らが課題に感じていた子どもたちへのむし歯予防や歯周病治療の向上に対して、あくまで「手助け」する立場で活動を続けてきました。

今回の教育プロジェクトでも、外から正解を持ち込むのではなく、現地の先生や教育文化省とともに、サモアの教室に合う方法を考えていきます。

現地の歯科医師をパートナーに活動を進め、現地のニーズに寄り添った活動を行ってきました。

サモアの算数教育が抱える課題

私は、青年海外協力隊として2010年から2年間サモアに暮らし、学校の教員として活動しました。

そこで出会ったのは、算数につまずく子どもたちだけではありませんでした。

そこには、子どもに「わかった!」という喜びを届けたいと願いながら、「どう教えれば伝わるのだろう」と悩む先生たちがいました。

子どもたちが学ぶ楽しさに出会える教室を増やすには、サモアの先生同士が学び合い、授業を改善し、自信を持って教壇に立つ、という成功体験を得ることができる仕組みが必要だと考えました。

協力隊時代に教員として活動していた板垣の当時の様子。サモアの子どもたちはみんな本当に学校が大好きで、いつも授業で元気いっぱいに手を挙げてくれました!

先生が子どもがどこでつまずいたのかを観察し、先生同士で分析し、授業を振り返り、その解決のための指導法を次の授業で実行するー

このような授業を改善し続けるための仕組みが、残念ながらサモアの学校にはまだ十分に整っていません。

それでも先生たちは何もしてこなかったわけではありません。

教育省などが提供する教員研修に積極的に参加したり、私たちルマナイサモアが実施した先生向けワークショップにも、これまで多くの先生たちが参加してくれました。

しかし年に数回の単発の研修を実施するだけでは大きな変化は生み出せませんでした。先生たちが日々の授業の中で課題を発見し、分析し、相談し、改善を重ねる機会がなければ、変化は定着しにくいのです。

教え方に悩むことは、先生の熱意が足りないからでは決してありません。使える教材や研修機会が限られる中で、一人ひとりの先生が孤立せずに挑戦を続けられる環境が必要なのです。

サモアの小学校での授業の様子。先生たちはいろんな工夫をして授業に取り組んでいますが、それを相談したりアドバイスし合ったりする環境や習慣が十分にありません。

なぜ教科書を作ってあげる、ではだめなのか

「教科書がないなら、日本側で作って届ければよいのでは」と思われるかもしれません。

技術的には私たちや、他の外部の人間が教材をつくることは可能です。しかし、教室の言葉や文化、子どもたちの生活、先生の教え方に合わなければ、日々の授業に根付くとは限りません。

私たちが思い描くのは、サモアの先生による、サモアの先生と子どもたちのための教科書が、サモアの人たち自身の手で作られる未来です。

そのためには、まず先生たちがよい授業とは何かを考え、教室で実践し、子どもたちの「わかった!」という表情に出会うこと。そうして先生自身が成功体験と自信を積み重ねることです。

私が協力隊としてサモアの学校で教えていたとき、算数の問題が解けずに手が止まる子どもを前に、先生がどう声をかければよいか迷っている、または諦めてしまう場面を何度も見ました。

先生は何とかしてあげたいと思っている。でも、その悩みを解決するための環境がないのです。

授業の工夫が子どもに届いた瞬間、教室の空気は変わります。子どもたちは表情が明るくなり、次の問題にも手を伸ばす。その変化を見た先生も、次はこうしてみようと前を向きます。

子どもたちの学びと、先生たちの自信は、別々のものではありません。先生が一人で抱え込まず、仲間と試行錯誤できる環境があれば、教室は少しずつ変わります。私はサモアでの2年間を通して、まずこの循環を育てたいと考えます。

このプロジェクトでは、将来、現地の先生たちが自分たちで授業や教材をつくっていくための土台を育てます。

サモアの先生たちは学ぶ意欲にあふれています。今必要なのは、そんな先生たちの意欲と工夫を生かし、互いに相談しながら挑戦できる環境を一緒につくることだと考えます。

過去にルマナイサモアが実施してきた教員研修の様子。先生たち自身も学ぶ楽しさを知る必要があります。

このプロジェクトで実現したいこと

今回、サモアのウポル島にある公立小学校4校・約60人の先生と約800人の子どもたちを対象とした、2年間の算数授業改善プロジェクトを開始します。

学校の先生たちと一緒に行う主な活動、次のとおりです。

1. 子どもたちのつまづきを知るための診断テストの実施

2. テスト結果から分かった課題の解決のためのアクションプランの作成

3. アクションの実施の振り返りと次の改善計画の作成

4. 各校でこの取り組みを推進していくリーダー教員の育成

このプロジェクトでは、先生たちが学校の中で継続的に学び合う場を「PLC: Professional Learning Community(専門職学習共同体)」と呼び、先生たちと一緒に作り上げていきます。

難しいルールや仕組みは一切使わず、あくまで子どもの様子を中心に、先生同士で話し、試し、振り返る習慣を学校に根づかせます。

また、私たちが目指すのは、私たち(支援者)がいなくなった後も、先生たちが自分たちで授業を改善していける学校です。

各校では、学び合いを進めるリーダー教員を育てます。現地で活動を支えるコーディネーターとも連携し、私たちが常にそばにいなくても、先生たち自身で改善を続けられる体制をつくります。

皆さまからのご支援が必要な理由

実は、大変ありがたいことに、このプロジェクトは今年9月に助成団体からの支援が決まり、プロジェクト実施のための土台を整えることができました。これは、計画の必要性や実現可能性を評価いただいた、大切な一歩です。

一方で、助成金には金額や使途に制限があり、現地での活動に必要な費用のすべてをまかなえるわけではありません。特に、現地の教室に入り、先生や教育文化省と話し合い、調査と授業改善を進めるための必要な渡航・滞在をカバーするには、まだ自己資金が必要です。

そして、今回のクラウドファンディングには、資金を集めることと同じくらい大切な目的があります。それは、これまでサモアと接点のなかった方にも国や文化を知っていただき、私たちの2年間の試行錯誤を一緒に見守る仲間になっていただくことです。

活動がうまくいったときだけでなく、見えてきた課題や計画の修正も率直に共有します。

支援を一度きりで終わらせず、サモアの先生と子どもたちの変化を、ともに考える仲間としての関係を築きたいと思っています。

皆さまのご支援で可能になること

今回のプロジェクトは、高額な機材を届ける支援ではありません。日本側のメンバーが現地に入り、先生たちと同じ机を囲み、教室を見て、調査し、授業を一緒に考える「技術協力型」の取り組みです。

そのため、皆さまからいただくご支援の主な使い道は、日本側プロジェクトメンバーが現地で活動するための費用となります。

▶︎目標金額:600,000円

▶︎目標金額の内訳

・現地滞在費・国内移動費:341,600円
・現地渡航費:214,500円
・海外旅行保険:35,000円
・予備費:8,900円

▶︎ご支援で可能になる活動

・学校を訪問し、授業の観察や先生への聞き取りの実施
 →現場の状況や先生の課題を一緒に把握します。

・診断テストの開発方法や授業改善の仕組みを学ぶための研修の実施
 →先生たちが子どもの学びを改善するためのプロセスを一緒に作り上げます。

・教育省や他の教育関係機関との打ち合わせ
 →取り組みの成果や課題を共有し、教育改善の取り組みをサモア全土に広げていきます。

▼現在の準備状況

サモア教育文化省から、プロジェクト実施に向けた合意文書をいただいています。現在は、教育文化省と活動の詳細を調整しています。

対象となる4校は、現地の状況と必要性を踏まえて教育文化省と選定します。2026年11月にサモアへ渡航し、協力覚書を締結したうえで、学校や先生への調査を始める予定です。

現地の先生の声も、掲載の許可を得られ次第、このページや活動報告でご紹介します。

プロジェクトを一緒に実施するサモア教育文化省のみなさん

応援メッセージ

リターンについて

ご支援いただいた方は、2年間のプロジェクトを一緒に見守っていただく仲間です。

そのため、リターンとしてプロジェクトの進捗の様子を共有するための活動レポートを定期的に皆さんにお届けします。

とくに、5,000円以上のご支援をいただいた方には、プロジェクト特設オープンチャットにご招待します。

オープンチャットでは、ご支援いただいた皆さんだけにお伝えするプロジェクトの裏話や、実際に現地で活動している様子をリアルタイムで発信したり、生配信を通じて現地の先生や子どもたちと交流していただけるような機会を提供することも検討しています。

ぜひ、オープンチャットに入っていただき、一緒にプロジェクトの様子を見届けていただくだけでなく、皆さんからもアドバイスをいただきながら活動を前に進めていければ嬉しいです。

他にも、現地で実際にプロジェクトを視察いただけるプラン、教育機関や企業向けに出前授業をお届けするプラン、国際協力のキャリアを目指している方向けのコンサルティングプラン、サモア進出を考えている企業向けのビジネス支援プランなどもご用意しています。

▼スケジュール

2026年10月末 クラウドファンディング終了

2026年11月 サモア現地活動①(MOU締結、教員研修にかかるヒアリング調査)

2027年2月 サモア現地活動②(学校視察、教師へのヒアリング調査)

2027年2月〜5月 研修プログラムおよび診断テスト案の開発(国内)

2027年6月 サモア現地活動③(研修・診断テスト実施、教師によるアクションプランの策定)

2027年10月 サモア現地活動④ (アクションプラン振り返り)

さいごに ― あなたもサモアの教室を一緒に変える仲間になってください

サモアでの活動を長年続けてきたなかで、私は、子どもたちのために悩み、より良い授業をしたいと願う先生たちにたくさん出会いました。その思いが、仲間と学び合う仕組みと結びつけば、教室には変化が生まれます。

皆さまのご支援は、私たちが現地の教室に入り、先生と同じ机を囲んで考え、授業で試し、振り返る時間を可能にします。そして、先生が自信を取り戻し、子どもたちの「わかった!」「算数って楽しい!」を増やしていく力につながります。

サモアを初めて知った方も、国際協力や教育に関心のある方も、ぜひこの2年間のプロジェクトを一緒に見守ってください。ご支援が難しい場合も、このページを身近な方に伝えていただくことが、大きな力になります。

サモアの先生が、サモアの子どもたちの未来を、自分たちの手で育てていくために。どうか、仲間になってください。応援をよろしくお願いいたします。

板垣暁歩

一般社団法人ルマナイサモア 教育事業担当



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • プロジェクトメンバーの渡航費、滞在費等

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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