こんにちは!一橋大学社会学部加藤圭木研究室です。
私たちは、アーティストの岡本羽衣さん(東京藝術大学博士後期課程修了)とともに、「日韓」の歴史を学び、そこで感じたことや考えたことをアートとして表現するプロジェクトに取り組んでいます。
2026年8月、わたしたちは岡本さんとともに韓国を訪れ、「日韓」の歴史に関わるさまざまな場所を歩きました(授業科目「海外短期調査(韓国)」として実施)。歴史の現場を実際に訪れ、現地で活動する方々の話を聞きながら、「過去の歴史といまの自分たちはどのようにつながっているのか」「歴史をどのように記憶し、社会や人びとへ伝えていくことができるのか」を考えてきました。
そして今回、その経験を研究室のなかだけで終わらせるのではなく、一人ひとりが受け取ったものをアートとして表現し、広く社会に届けたいと考えています。
そのため、一橋大学で、アート発表会「記憶する、わたしたちだけのアート」を開催します。
歴史学を学ぶわたしたち学生と、アーティストが一緒に歴史と向き合ったとき、どのような表現が生まれるのか。私たちはこのプロジェクトを通して、「日韓」の歴史について考える新しい入り口をつくりたいと思っています。
韓神大学にて。金福童ハルモニを模した「平和の少女像」とともに。
一橋大学社会学部加藤圭木研究室では、朝鮮近現代史を学びながら、「日韓」の歴史をどうすればより多くの人に伝えることができるのかを考えてきました。
これまで、大学生の視点から「日韓」の歴史問題について考える入門書『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』(大月書店、2021年)と、その続編『ひろがる「日韓」のモヤモヤとわたしたち』(大月書店、2023年)を刊行しました。そして2024年には、その次の試みとして『大学生が推す 深掘りソウルガイド』を刊行しました。韓国旅行を楽しみながら、その場所に刻まれた「日韓」の歴史にも出会うことのできるガイドブックです。
一橋大学社会学部加藤圭木研究室で刊行した書籍
私たちが大切にしてきたのは、すでに歴史に強い関心を持っている人だけでなく、これまであまり歴史を意識してこなかった人にも、「日韓」の歴史と出会う入り口をつくることです。
では、本を「読む」ことや、歴史の現場を「歩く」ことから、さらに一歩進むことはできないだろうか。
そこから始まったのが、今回のアーティスト・岡本羽衣さんとのプロジェクトです。
2026年8月、私たちは岡本さんとともに韓国を訪れました。仁川、全州、天安、華城、烏山、ソウルなどをめぐり、「日韓」の近現代史にかかわるさまざまな場所を訪ねました。博物館や資料館で歴史を学ぶだけでなく、その歴史を記憶し、伝えるために活動している方々から直接お話を伺いました。
仁川を歩くプロジェクトメンバー
そのなかで学生たちは、歴史について新しい知識を得るだけではなく、現場に立って自分が何を感じたのか、目の前にある歴史と自分自身とのあいだにどのような関係があるのかを考えてきました。
そして岡本さんとのワークショップでは、そこで受け取ったものを言葉だけで説明するのではなく、身体を動かし、さまざまな方法で表現することにも挑戦しています。
歴史を学ぶことと、アートで表現すること。
一見すると離れているように見える二つを行き来することで、これまでとは違う形で歴史と向き合うことができるのではないか。そして、その表現を誰かに見てもらうことで、「日韓」の歴史について考える新しい入り口をつくることができるのではないか。
そう考え、今回、学生たちと岡本さんによるアート発表会「記憶する、わたしたちだけのアート」を開催することにしました。
アートとして、どう表現できるか考える学生たち
岡本羽衣(OKAMOTO HAGOROMO)
パフォーマンスを軸に、絵画、映像、インスタレーションを扱う。歴史的な出来事や場所に残された痕跡を手がかりに、過去の出来事が現在の身体や認識にどのように関わり続けているのかを探っている。パフォーマンスでは、身体の持続と負荷、行為と行為のあいだに生じる「間」に着目し、その過程で生じる変化や、完全には制御できない身体の状態を即興的に扱っている。
東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。近年の主な個展に「In Denial」(TOH Gallery、東京、2024)、「腹から出た肝臓」(District_P、釜山、2024)、「That’s that」(CLEAR GALLERY TOKYO、東京、2022)。新作能「望恨歌」(東京/ソウル、2025)や「沖縄残月記」(東京/那覇、2025)などの舞台美術も担当。

- 本プロジェクトに寄せて -
数回にわたるワークショップを通じて、学生たちが初めてパフォーマンスに取り組む姿に、強く心を動かされました。学生たちは、一番身近な身体(からだ)という媒体を主軸に、短期調査で現地の人々から聞いた話や、自ら見たことを記憶し、加害の歴史に向き合う思考と実践を重ねてきました。
歴史を学ぶことと身体による表現を往復するなかで、現在の私たちの歴史認識や、自分自身への問いが生まれる。学生たちとの取り組みを通じて、歴史学とアートが新たに協働し、さらに両者の境界を越えていく可能性を感じています。
今回の展示では、その可能性を学生たちとともに探りたいと考えています。この実践を授業のなかだけで終わらせず、さまざまな方に見ていただきたいと思っています。学生たちが何を受け取り、どのように表現しようとしているのか。ぜひ会場で立ち会っていただけたら嬉しいです。展示の実現に向けて、ご支援をよろしくお願いいたします。
一橋大学にて。学生たちにフィードバックを行う岡本さん。
わたしたちは本プロジェクトを通じて、「日韓」の歴史に関心を持ち、その歴史に向き合おうとする仲間を、一人でも多く増やすことです。そのために、単に歴史を「知る」ことにとどまらず、一人ひとりが歴史と自分自身との関わりを考え、「わたし」と「日韓」の歴史が出会う体験そのものを「わたしたちだけのアート」として表現することを目指します。
また、美術を専門としない一橋大学の学生が歴史とアートをつなぐ実践に取り組むことにも、大きな意味があると考えています。それは、アートを一部の専門家や関心のある人だけのものにするのではなく、社会全体に開いていく試みです。同時に、歴史をどのように知り、どのように向き合い、そして次の世代へ伝えていくのか。その方法そのものを、アートを通じて問い直していきたいと考えています。
日本による朝鮮半島侵略の出発点となった江華島の草芝鎮
現在わたしたちは、8月に実施した短期調査を踏まえ、作品制作、パフォーマンスに向けた準備を進めています。
これまでの事前ワークショップでは、朝鮮近現代史について学ぶとともに、岡本羽衣さんの指導のもと、実際に身体を動かしながらパフォーマンス表現に挑戦しました。韓国での短期調査を終えた後の事後ワークショップでは、現地を訪れる中で自分自身が印象に残ったことや、気になったことを一人ひとりが言葉にして表現し、それらをどのように作品として形にできるのか、参加者同士でアイデアを共有しました。
現在は、こうした調査やワークショップでの経験をもとに、一人ひとりがどのような作品に取り組むのか、具体的なアイデアを出し合いながら制作の方向性を探っている段階です。岡本羽衣さんからアドバイスをいただきながら、それぞれの「日韓の歴史との出会い」をどのような表現にできるのかを考え、作品制作に向けた準備を進めています。
性買売終結地であった全州の西老松芸術村(ソンミ村)を訪れた

学生の方は3000円から、それ以外の方は5000円からご支援していただける仕組みになっています。なお、リターンとは別に、ご希望の方は発表会には無料でご参加いただけます。
① 【学生限定】感謝の気持ちとメッセージ・制作秘話をお届け!
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〜内容〜
⚪︎お礼のメール
◎簡易PDF報告書
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⚫︎金額:3000円
② 感謝の気持ちとメッセージ・制作秘話をお届け!
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〜内容〜
⚪︎お礼のメール
◎簡易PDF報告書
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⚫︎金額:5000円
③ 発表会当日の写真も気になる方へ!
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〜内容〜
⚪︎お礼のメール
◎簡易PDF報告書
⭐︎写真集(電子配付)
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⚫︎金額:10000円
④ 発表会当日の写真集(豪華版)もお届け!
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〜内容〜
⚪︎お礼のメール
◎簡易PDF報告書
⭐︎写真集(豪華版、電子配付)
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⚫︎金額:30000円
⑤ 参加者からの動画もお届け!
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〜内容〜
⚪︎お礼のメール
◎簡易PDF報告書
⭐︎写真集(豪華版、電子配付)
★お礼動画
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⚫︎金額:50000円
リターンの詳細
お礼のメール
⚪︎プロジェクトを支援してくださった方にお礼のメールをお届けします!
簡易PDF報告書
⚪︎メンバーからのメッセージ、制作秘話を収録予定です!メールで送付します。
写真集
⚪︎発表会当日の写真をまとめた写真集をメールで送付します。
お礼動画
⚪︎参加者からみなさん一人ひとりに向けたメッセージを動画でお送りします。
「大学生が推す 深掘りソウルガイド」に掲載されている、旧京城紡績事務棟跡にあるカフェに訪れたメンバー



2026年10月初旬 クラウドファンディング 告知
2026年10月上旬 クラウドファンデング 開始
2026年11月半ば クラウドファンデング 終了
2026年12月6日(日)アート発表会「記憶する、わたしたちだけのアート」開催予定(観覧無料)
関東大震災時に起きた朝鮮人虐殺事件について伝える「記憶と平和のための1923歴史館」にて。忠清南道天安市。
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- パフォーマンス制作費:約25万円
参加者10名による作品・パフォーマンスの制作に必要な素材、写真・映像の出力、印刷、使用物品など
- 共同パフォーマンス《海辺》制作費:約5万円
《海辺》で使用する素材、オブジェクト、消耗品など
- 空間構成・備品費:約6万円
会場構成に必要な材料、備品など
- 記録費:約2万円
当日パフォーマンスの写真・映像記録など
- 海外メンバー渡航費:約8万円
- 雑費:約4万円
- クラファン手数料:11万2200円
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合計:約60万円
2026/8/12の第1765回水曜集会に参加するメンバーたち。
わたしたちは、「日韓」の歴史について知識を身につけて終わりとするのではなく、実際に歴史の現場を訪れ、そこで感じたことや考えたことを、私たち自身の経験として受けとめ、それを「わたしたちだけのアート」として表現し、一人でも多くの人に届けたいと考えています。そして、その作品を通じて、私たちと同じように「日韓」の歴史について考え、向き合ってくれる仲間を一人でも多く増やしたい。そんな思いを胸に、私たちはこのプロジェクトに取り組んでいます。
皆さまからいただいたご支援を活用し、「日韓」の歴史を自分自身のこととして考え、向き合うきっかけとなるような作品をつくりたいと思っています。私たちの挑戦を、ぜひ応援していただけたら嬉しいです。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
性買売集結地から「人権」と「芸術」のための場へと変容した西老松芸術村(ソンミ村)にある、全北女性人権支援センターにて。











