

【はじめに:深い孤独から踏み出した子どもたちの居場所】
こんにちは。山梨県大月市で活動を行っている「NPO法人フリースクール・オンリーワン」です。

■当スクールは、 2010年の設立以来、数多くの子どもたちの居場所を守ってきました
私たちは2010年の設立以来、何百名を超える不登校や悩みを抱える子どもたちに寄り添ってきました。
現在も小中高生30名が通い、山梨県内外の不登校や子育てに関するご相談に対応しています。
「学校に行けない」「部屋から出られない」——そんな深い孤独の中で、ようやく見つけた居場所の扉を、勇気を振り絞って開いてくれた子どもたちがいます。 彼らが抱える背景や痛みの形は、一人ひとり全く異なります。決まった正解はなく、その子だけのペースに合わせてじっくりと時間をかけ、少しずつ他者への信頼を取り戻していく。それが、私たちが日々向き合っている繊細で大切な時間です。
このオンリーワンは、そんな子どもたちが再び前を向くための場所です。そして同時に、ここに関わってくれている大学生たちを通して、もう一つの大切な「成長の連鎖」が生まれています。
実は、この場所で救われ、成長しているのは子どもたちだけではありません。 不器用ながらも必死に生きようとする子どもたちと本気で向き合う中で、学生たち自身もまた「人に寄り添うとは何か」を深く学び、未来の教育や支援を担う人材として目覚ましい成長を遂げています。
つまり、このオンリーワンという場所は、「傷ついた子どもたちが安心できる『社会との接点』」であると同時に、「未来の社会を支える若者を育む土壌」にもなっているのです。子どもたちを支える若者がここで育つことは、やがて社会全体を豊かにする大きな力へと繋がっていきます。
しかし現在、この尊い「共に育ち合う環境」は、いつ途切れてもおかしくないギリギリのバランスの上に成り立っています。
【山梨県大月市にある当スクールの特徴と現状の課題】
現在、当施設には日々約30名の子どもたちが通っていますが、常勤スタッフは理事長1名のみというギリギリの体制で向き合っています。
大月駅からスクールまでは距離があり、徒歩での通所は大変です。また、クマの目撃情報や交通事故のリスクもある自然豊かな地域だからこそ、安全な送迎と大人による見守りが欠かせません。
しかし、大学生ボランティアがいない日は理事長1人しかおらず、送迎に出ている間はスクールに残る子どもが一人ぼっちになってしまいます。公共交通機関が限られるこの地域において、送迎の維持は子どもたちの居場所を守るための「死活問題」です。
だからこそ、私たちは無償ボランティアの限界を突破し、大学生を継続的なスタッフとして雇用することで、安全な送迎と支援を両立できる組織的な体制へ踏み出す必要があります。

【無償ボランティアの限界:「あのお兄さん/お姉さんは今日いないの?」】
■ 26名の大学生ボランティアが支える「斜めの関係」
現在、日々のスクール運営を最前線で支えてくれているのは、当施設で活動してくれている約26名の「大学生ボランティア」たちです。年齢が近く、親や先生とは違う「斜めの関係」にある大学生の存在は、子どもたちにとって何でも話せるお兄さん・お姉さんとして、代えがたい希望の光となっています。
しかし、彼らはあくまで「無償のボランティア」です。志は高くとも、彼らにも自身の生活があります。大学の試験があり、実習があり、生活費や学費を稼ぐためのアルバイトがあり、やがて就職活動が始まります。
「無償」である以上、私たちから「この曜日は必ず来てほしい」「あの子が不安定だから、継続して最後まで見てほしい」と強制することはできません。ボランティアという性質上、どうしても関わりが不定期になりがちです。

【写真1】
大学生が見守りながら工作をする様子。
隣に大学生がいてくれるからこそ色々なデザインに挑戦してみようという意欲が湧き、考える力や想像力が身につきます。
■ 1日平均2名——ボランティアだからこそ生じる「空白の日」
全体で26名の大学生ボランティアがいても支援に充たれるのは1日平均2名。時には大学生が誰もいないときさえあります。不登校を経験した子どもたちは毎日不安がありながらも勇気を出してここに来ています。しかし、ここに通っているのは1人の子どもだけではないため、今の体制では1人だけにずっと関わるわけにもいきません。大学生が他の子の対応に当たって入ればその子は一人ぼっちです。大学生が一人もいないときは、理事長のみであり、朝や帰りの理事長による生徒送迎の時間は保護者送迎等の子が一人ぼっちになります。
【やっと心を開けた先生と次はいつ会えるかわからない子どもたちの不安】
■ 心を開きかけた子どもを、再び孤独にさせないために
昨日やっと大学生に心を開いて笑顔を見せた子が、今日スクールに来て「あのお兄さん(お姉さん)はいないの?」と寂しそうにする。継続的な関わりが必要な子どもたちにとって、支援の担い手が「不定期」であることは、築きかけた信頼関係や安心感を途切れさせてしまうリスクと常に隣り合わせなのです。
学校に行けずに傷ついた子どもたちが、やっと見つけた居場所で「大人が忙しそうだから」と気を遣い、再び孤独を感じてしまう。私たちは今、この無償の限界を突破し、組織的な支援体制へと移行しなければならないフェーズに直面しています。

【写真2】大学生と子どもたちが一緒にカフェの準備をしている様子。
無償の善意だけでこの笑顔を守り続けることは困難です。「アルバイト」として責任あるシフト制を導入し、子どもたちの日常を安定させます。

■ 大学生のアルバイト化が社会を大きく変える
私たちが目指すのは、今いる大学生たちを「アルバイト」として雇用することです。これは、単に「学生に給料を払ってあげたい」という個人的な利益のためのものではありません。彼らを有償化し、継続的に子どもたちと関われる環境を整えることは、社会全体への大きな利益(リターン)を生み出す投資だと確信しています。
具体的には、以下の3つの劇的な変化をもたらします。

大学生がアルバイトとなることで、学生たちは責任を持って安定したシフトに入ることができます。子どもたちにとっては「明日も、来週も、必ずあのお兄さん・お姉さんがいる」という確固たる安心感に繋がります。途切れない継続的な関係性こそが、子どもたちの自己肯定感を育み、再び社会へ踏み出すための土台となります。不登校や引きこもりの長期化を防ぐ上で、この「継続性」こそが何よりの支えなのです。

【写真3】
大学生とオンリーワンに通う子どもたちが知恵の輪で遊ぶ様子。
継続的に大学生が来るだけで場は明るくなり、「楽しかった」「明日も楽しみにしている」という声が子どもたちから聞こえてくることもあります。

【写真4】
子どもたちと大学生が外で鬼ごっこをする様子。
大学生が本気で遊んでくれるからこそ、子どもたちも思いっきり楽しむことができ、笑顔が生まれます。

当スクールに関わる大学生の多くは、将来教員や対人支援職を目指しています。しかし現状では、生活のために教育とは無関係のアルバイトを優先せざるを得ない学生も少なくありません。彼らを当スクールのアルバイトとして雇用できれば、彼らは生活の基盤を保ちながら、不登校支援の最前線で実践的なスキルと専門知識を深く学ぶことができます。ここで「多様な子どもたちへの寄り添い方」を学んだ学生たちが、やがて教員として全国の学校へ羽ばたいていく。それは、日本の教育現場における不登校支援の質を底上げするという、大きな社会貢献に直結します。
山梨県大月市の豊かな自然に囲まれたこの場所で、不登校の子どもたちと真剣に向き合った大学生たちは、「人に寄り添うプロ」へと成長していきます。ここで育った若者たちが、将来山梨県内だけでなく全国の学校・福祉現場へ羽ばたき、不登校支援の核となっていく——この挑戦は、地域と教育の未来を育てる循環でもあるのです。

【写真5】学生が企画した工作活動。アルバイトになれば、単なるお手伝いではなく、より専門的で一貫した教育プログラムを提供できる「未来の支援者」へと成長します。

現在、理事長はスクールの運営費を稼ぐため、当スクールでの勤務終了後に夜勤のアルバイトをしてからまた朝子どもたちを迎えています。このような「個人の自己犠牲」と「無償の善意」に依存した運営は、いつ崩れてもおかしくない綱渡りであり、持続可能ではありません。有償スタッフである大学生アルバイトを配置し、組織として安定して子どもたちを支える体制を作ることは、全国で資金難にあえぐNPOやフリースクールに対し、「安定した居場所づくりのモデルケース」を示すことにも繋がります。
■ 今回の目標金額で実現できること(資金の使途)
皆様からいただくご支援は、大学生を有償スタッフ(アルバイト)として雇用するための人件費として大切に使用させていただきます。
これにより、これまで「1日平均1~2名(時にはゼロ)」だった大学生の配置を、【毎日4~5名体制】へ拡大できます。子どもたちがいつ来ても「必ず自分を見てくれるお兄さん・お姉さんがいる」という確かな安心感をつくります。

【写真6】大学生と一緒に調理をする子どもたちの様子。自分を見てくれる大人が継続して近くにいることで、安心して様々なことに挑戦することができます。


こんにちは!NPO法人フリースクール・オンリーワン理事長の日向直也です。
私自身、このオンリーワンの卒業生であり、かつて居場所を失い、この場所に救われた一人です。だからこそ、「 SOSすら出せずに震えている子どもたちを、絶対に見捨てない」という強い覚悟で運営を引き継ぎました。
しかし、想いや気合だけでは法人は存続できません。経営の赤字を埋めるため、私は平日の夜も土日祝日も、毎日17時から翌朝8時半まで夜勤のアルバイトをし、一睡もせずに朝10時にスクールを開ける生活を続けています。
この場所を消さないためには何でもする覚悟ですが、一人の体力に依存した運営は「持続可能な支援」とは呼べません。そして何より、私を支えてくれている大学生たちに、学業や生活費の不安を抱えながら無償で足を運んでもらうという「善意の搾取」を、これ以上続けるわけにはいかないのです。
志を持って子どもに寄り添う現在の学生たちが、しっかりと労働の対価を受け取り、生活の不安なく継続して活動に専念できる環境を作ること。それが、代表個人の踏ん張りを越えて、「組織」として質の高い支援を子どもたちに提供し続ける唯一の道です。

【写真7】理事長と子どもたちがゲームをする様子。
理事長自らも現場に立ちますが、個人の体力や自己犠牲に依存する運営は限界です。学生をアルバイト化し、「組織」として子どもを支える強固な体制を作ります。

■ 大学生が少ないからこそ起きた弊害と大学生の強い想い
「不安を抱えながらも前へ進もうとする子どもたちを支えたい」「言葉にできない子どもたちの苦しさに寄り添いたい」——そう思ってオンリーワンでのボランティアを始めた私にとって、子どもたちと向き合う時間はかけがえのない財産です。
しかし、ボランティアという立場上、どうしても関わりが不定期になってしまったり、時間的な制約があったりすることで、過去に子どもの小さな変化やSOSに気づくのが遅れそうになってしまった経験があります。
その時、「もっと継続的に多くの大人が関わることができていたら……」という強い後悔と無力さを痛感しました。アルバイトとして責任を持ってシフトに入ることができれば、子どもたちの小さなサインをこぼさず拾い上げ、すぐに寄り添える体制が作れます。
どうか、皆様の力をお貸しください。
(ボランティア歴 1年4ヶ月O)
■ 自分がボランティアに入れないときに感じたもどかしさ
子どもたちと関わる中で、自分から話しかけてくれることや、自分自身について教えてくれる瞬間が一番の喜びです。けれども、大学生活やボランティアという立場から関わりが不定期になり、「一度信頼してくれた子どもたちを裏切ることになってしまうのではないか」と葛藤する気持ちもあります。実際に2週間の実習期間中も、普段自分1人しかいない曜日があることで、「大学生がいない日」ができてしまったことに、心苦しさを感じていました。
有償スタッフとして継続的に関わる大学生が増えれば、継続して子どもたちの支援を考えることができ、何より「自分のことを見てくれる大学生がいる」という子どもたちの安心感に繋がります。一人ひとりが安心して過ごすことのできる居場所を作るために、皆様の温かいご支援をどうかよろしくお願いいたします。
(ボランティア歴 10ヶ月M)

【写真8】子どもたちが行く校外学習の打ち合わせをしている大学生の様子。
様々な特性や困難をもつ子どもたちが安心して楽しく行けるように試行錯誤しています。

子どもたちが安心できる居場所を守り、未来の教育を担う若者をプロとして育てる。この体制を確立するためには、皆様のお力が必要です。
皆様からのご支援は、今まさに子どもたちの傍で寄り添ってくれている大学生たちの「給与」となります。それは巡り巡って、子どもたちの「途切れない安心」に変わり、さらには日本の不登校支援を根底から支える力へと変わっていきます。
「個人の自己犠牲と善意」による限界を突破し、社会全体で子どもたちと未来の教育者を支える、新しいフリースクールの形を共に作っていただきたいです。
不登校の子どもたちが、「自分は一人じゃない」「ここなら明日も、明後日も安心して来られる」と思える場所を、これからも守り続けるために。温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。

【写真9】全員が揃って子どもたちの状況を話し合う会議の様子。
それぞれの学業やアルバイトの予定がある関係で集まることができず、子どもたちの様子の情報共有をすることもなかなかできません。みんなが継続的に来て顔を合わせることができれば、「○○くんは昨日こんなことができるようになった」「○○ちゃんは最近元気がなくて心配」などの情報共有ができ、子どもたちにより良い対応をすることができます。


・子どもたちが作成した作品の郵送:流木アートやキーホルダーを2~3個お届けいたします。
・御礼の手紙の郵送:手紙を一枚お届けいたします。
・子どもたちが運営するカフェの食事券の郵送:1リターンにつき1枚。全メニューの中か1品サービスいたします。(有効期限:2030年12月まで)
・イベント情報告知(個人・法人向け):支援者様・支援企業様が開催されるイベント情報を当NPOのSNSで告知いたします。
・HP、SNSへの名前・ロゴの掲載:【任意】支援者様のお名前や企業ロゴを掲載させていただきます。
◎リターン早見表
※頂いた個人情報はリターンや今後の告知の郵送のためのみに使用し、第三者に提供することはございません。
※郵送にてお届けする場合、備考欄に住所と氏名のご記入をお願い致します。
※HP・SNSへの記載を希望される場合は、備考欄に氏名のご記入をお願いいたします。ロゴ掲載の場合は、メール等にてご提供下さい。
※記載を希望されない場合は、その旨をご記入ください。

NPO法人 フリースクール・オンリーワン 理事長 日向 直也
〒401-0004 山梨県大月市賑岡町強瀬747番地2F(最上階)
TEL : 0554-22-3362
MAIL : info@fs-onlyone.jp
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