▼はじめにご挨拶
こんにちは。
富池亮太と申します。
2年前に大学を卒業し、現在はテニスコーチとして生計を立てています。
大学では社会学を学び、その中でジェンダーに関する問題や現代人が直面している社会の流動化とそれに伴う個人化の問題に関心を持ちました。
性別による差別や偏見なく、各々が能力を発揮していける社会はどうすれば作れるのか。会社や家族というシステムが崩壊しつつある中、どうやって他者と関係を結んで生きていけばいいのか。こういった問題に対処すべく人の居場所を作り、生活の足場を提供していけるような仕事をしていきたいと考えるようになりました。
テニスコーチという仕事もその一環であると考えて現在活動しております。
▼このプロジェクトで実現したいこと
そして、その活動をさらにもう一歩前進させるべく、自分の店を持ちたいと考えるようになりました。
誰もが自由に利用できて、くつろげて、憩えるような空間です。
そんなことを友人と話していると、偶然にも団地の一階にちょうどいい物件が見つかりました。
そして友人と共同でその物件を借り、昼間は誰もが憩える空間にし、夜は友人が塾を開くことにしました。
このプロジェクトの発端は偶然によるものが大きいと感じています。
店を持ちたいという私の望みと、塾を開きたいという友人の望みと団地の一階にある物件が偶然にも重なったということなのです。
そして偶然がもう一つ。
団地にあまり使われていない広場があり、そこで子供向けのテニス教室を開く許可を得ることができました。
こうして、塾とテニス教室そして団地の休憩場を作ることにしました。
【具体的には・・・】
平日の10時半から15時半まで喫茶室として営業します。
利用料は一回200円で、ドリンク(セルフサービス)が一杯無料です。
喫茶室内にある蔵書は自由に閲覧可能です。
月曜日と水曜日と金曜日の夕方には隣接する広場にて、小さいコートと柔らかいボールを使った子供のテニス教室を開講します。
夜は友人が開く塾になります。(塾の名称は「読む塾」)
当スペースの利用に関しての相談があった場合には可能な限りサポートします。
▼このプロジェクトをやろうと思った理由
偶然がうまく重なってこのプロジェクトは始動しました。
しかしそこに私は必然のようなものも感じています。
団地という場所は人が集合して住む空間ではありますが、社会学の文脈では人々がコミュニティとのつながりを失っていく個人化の過程と結びついているのです。
各部屋は外部とのつながりをなるべく持たなくていいように設計されており、かつての日本の家にあった縁側や応接間のようなプラベート(私的な空間)とパブリック(公的な空間)の中間のような空間を持っていません。
こういった設計が人々の分断を加速させているといわれているのです。
この団地では高齢の女性たちが立ち話をしている光景によく出会います。
道でばったり会って、そこから会話が始まっているようです。
しかし話を聞いてみると団地の中にはゆっくり腰を下ろして会話をできるスペースがないということが分かりました。
ばったり会って立ち話が始まることはあっても、その後自分の家に招き入れるというのもハードルが高いそうです。
団地の中に座ってくつろげる空間があればいいと思っていたと話してくれる方もいらっしゃいました。
そういった方に利用してもらうためにもこのプロジェクトを進めていきたいと考えました。
▼これまでの活動
私はこれまでテニスコーチとして生計を立ててきました。学生時代のアルバイト時代から数えると約10年続けてきています。
テニスコーチとして生徒さんの技術向上はもちろんですが、仲間と一緒に汗を流すことができるテニスコートという空間の気持ちよさも大切にしたいと考えて活動してきました。
この経験を活かしながら、他者とつながりを持って生きることのきっかけとなるような場所を作っていきます。
▼資金の使い道
集まった資金は、店舗物件の契約等にかかる初期費用の補填に利用します。
▼リターンについて
賛同し、支援者となっていただける方にはテニスのプライベートレッスンやヒッティングパートナー、喫茶室の利用券にてお返しさせていただきます。
▼最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちが作る空間が人と人がつながって生きていくことのきっかけになるような場所となり、緑ヶ丘団地になくてはならない場所になればいいと思っています。
応援よろしくお願いします。
準備の状況などはフェイスブックにて報告していきます。
https://www.facebook.com/rtomiike
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