プロジェクト発起人の林 賢一です。
公開から日が経ちましたが、連日多くの方にページへアクセスいただき、心より感謝申し上げます。
本プロジェクトは、「身近な知り合いにお願いして数字を作る」のではなく、「名車を未来へ残すというこの試み自体に、純粋に価値を感じてくださる仲間やサポーターの皆さまと共に成し遂げたい」という強い想いを持って挑戦しています。
そのためには、発起人である私が「具体的にどうやってこれを形にするつもりなのか」という現実的な設計図をしっかりお示しすることが不可欠だと考えています。
今回は、クラシックミニをEV化し、正式に白ナンバーを取得するまでの【技術的アプローチと3つの大きな壁】についてお話しさせてください。
1. なぜドンガラからの再生なのか?
動かなくなった旧車はもとより水害で床上浸水などに遭った車両は、エンジンやECU、電装ハーネスが致命的なダメージを受け、多くの場合「全損・廃車」と判断されます。
しかし、クラシックミニのボディ(モノコックシェル)や足回りの基本設計は極めて堅牢です。
動かなくなった内燃機関(エンジン・燃料タンク・排気管)をすべて降ろし、ドンガラ(車体シェル)の状態から洗浄・防錆を施すことで、「現代のEVパワートレインを載せるための最適な器」へと生まれ変わらせることができます。
廃棄されるはずだった名車を救い出すことこそが、この挑戦の出発点です。
2. 公道復帰への最大の関門「構造変更と保安基準」
「走るだけ」のEVを作るなら、私有地限定であれば難易度は下がります。しかし、私が目指しているのは「白ナンバーを取得し、合法的に公道を走るクラシックミニ」です。
自動車検査独立行政法人(NALTEC)等の審査をクリアするためには、以下のような厳しい基準を満たす必要があります。
絶縁・感電防止対策: 高電圧回路の保護、衝突時の自動遮断機能
重量配分の設計: モーターやリビルトバッテリーを搭載した際の軸重バランスと、サスペンション・フレーム強度の確保
制動能力の証明: 車重変化に伴うブレーキ性能の計算書作成と安全基準クリア
これらをクリアするため、机上の計算書作成を進めるとともに、実際にEVコンバージョンや公認車検の実績を持つプロのファクトリーや熟練メカニックへのアプローチを進めています。
3. 「オープンプロジェクト」として進める意味
この挑戦は、ひとりのDIYで終わらせるつもりはありません。
得られた構造変更のノウハウ、書類作成の知見、パーツのレイアウトなどは、活動報告やレポートを通じて公開し、「他の旧車やクラシックカーをEV化して後世に残したい」と願うオーナーやショップにとっての道標(オープンな知見)にしたいと考えています。
最後に
目標金額5,000,000円・All-or-Nothingという設定は、決して容易な道ではありません。
プロの手を借り、確実な安全性を担保して公認ナンバーを取得するためには、これだけの予算がどうしても必要です。
「静かに、しかしトルクフルに街を駆けるクラシックミニをもう一度見たい」
その未来に少しでもワクワクしていただけましたら、温かいご支援やお気に入り登録、そして車好きの仲間へのシェアをいただけますと幸甚に存じます。
一歩ずつ、妥協せずに進めてまいります。引き続きよろしくお願いいたします!



