長い事婦人科系の病気をしていて引き篭もり、ストレスを抱えた私はとうとう自分がおかしくなったのではないか?と疑った。でも確かに声が聞こえた。もう一度聞きたい。。
私はタイガーアイのペンダントを手に取り、何度も話しかけてみた。
何も答えてくれない。今まで通り静かに物質としてそこにいるだけである。
私は自分がおかしくなった事を認めたく無かった。ネットで「 石と会話 」を検索しながら見つけた「 ダウジング 」というものに興味を持った。
ちょうどペンダント状になっているタイガーアイはすぐにクルクルと回りだした。
イエス、ノー、を伝えてくれるが声は聞こえない。
さっき私としゃべったよね?・・・イエス
何故今もう一度しゃべってくれないの?・・・ノー
夢中で何度もクルクルと石が動く様を見ながらふと疑問が出る。
「もしかしてこれはこっくりさんと同類のヤバいやつではないか?低級霊と言われる何かがいるのではないか?」
今までスピリチュアルは大嫌いだった。胡散臭いし、怖い事件もたくさん起きていた。怖い映画もお化け屋敷も大嫌いだった。占いや不思議な出来事を信じていなかった。だから目の前で起きているこの現象も頭がおかしくなったと捉えていた。
数日、放心状態になる。あの声がまた聞きたい。でももしかしたら低級霊かもしれない。そもそも何もなく、私の頭がおかしくなっているだけなのかもしれない。危険じゃない方法でどうにかあの声をまた聞く事が出来ないだろうか?私は考えるようになった。