NEW YORK STREET ART PROJECT

このチャレンジについて、の前に

幼少期から絵を描くことが好きでした。授業中そっちのけで先生のイラストを描いて隣の友人を笑わすのに必死でした。教科書に絵を描いては親父にぶん殴られてました。

小学3年生の時に描いた"宇宙空間の木"

でも、そんな自分自身がアーティストとして生きていこうなんて大それたことを考えることもなく、みんなと同じように学生生活を送り、ごく普通のサラリーマンになりました。

ずっとこのまま歳をとっていくのだろうかと不安にかられつつも、アートで飯が食えるか、現実を見ろ、これが人生なんだと無理やり自分を納得させて生きていました。

そんな自分の全てが変わった2011年。

1月には弟がプロダンサーになるんだと言って脱サラし、いいなあと思いながらも自分は自分だとその分仕事に打ち込みました。

3月には3.11で日本に文字通り激震が起こりました。当時の俺はサラリーマン4年目の新聞広告営業マン。広告業もその煽りをくらい、家になかなか帰れない中、上司にふと”俺はいつまで働けばいいんですかね?”と聞くと、返って来たのは”死ぬまで働くんだよ!”という言葉でした。冗談交じりに言ったのだろうけど、背筋が冷える思いがしました。それでも、辞めるという決断を下すこともなく、粛々と働いていました。

サラリーマン時代

5月、ついに自分がやりたかった企画が通り、やはりこれでいいんだ、これからやりたいことと仕事を近づけていくんだ!と自分に言い聞かせていた矢先に異動が決定し、その企画がその後どうなったかも確認できないほど忙殺されることになるのでした。

そして6月。異動して2週間たち、前向きに目まぐるしく働いていた中、一本の電話がかかってきました。表示を見ると、大学の後輩からで、昔の恋人の訃報でした。

彼女もまた仕事に忙殺され、生きる希望を失くしてしまったのです。その瞬間、僕は息をすることができなくなりました。時間が止まり、目の前に暗幕が垂れました。そして、僕は適応障害を患い、会社を1ヶ月間休むことになったのです。

立ち上がることもできずに家でただ涙を流していた時、友人が被災地のボランティアから帰ってきました。話をきいて、このまま動かずにいてもだめだ、何かしなくちゃと思っていた僕は、すぐに会社に連絡し、休みの間ボランティアにいかせてくれと頼み込みました。そして気づけばテントを買い、バイクにくくりつけ台風の中9時間かけて宮城に向かっていました。

テントをくくりつけたバイク

2011年の6月末といえば、まだ被災してから3ヶ月しかたっておらず、僕のいった石巻はまるで映画の中のようでした。ねじ切れた電柱、原型のない車、悲しそうな顔の人形、、そして現実感のない無機質な静寂がありました。

映画のような変わり果てた南三陸の風景

そこでWiskey55という、彫り師、看守、ミュージシャン、大工、ひきこもり、外国人、いろいろな背景を持った人間たちが集まって、ボランティアをしているグループに入り、2週間ほど活動しました。詳しい内容は長くなるので割愛しますが、ここで出会った様々な人間たちとの出会いは衝撃的で、現在の自分の在り方に深く影響を与えました。

特に印象が深かったのは、ある被災者の言葉です。バイクで来ているボランティアなんて僕だけだったので珍しかったのか、話しかけて来ました。

「兄ちゃん、いいバイクのってんな。俺も昔は乗っててさ、改造とかよくしてたんだよ。ほら、写真みてみな。子供も可愛いだろ。よく嫁さんに怒られたもんよ。・・・全部なくなっちまったけどな」

無理につくった笑顔で語る彼を見て、僕は何も言葉が見つかりませんでした。

生きるってなんだろう。

生きていくってなんなんだろう。

生きる希望を失くして命を絶たねばならなかった人もいれば、生きているのが普通だったのに、或る日突然奪われてしまう人もいる。そして、苦しみながらも生きることを選んでいる自分がいる。

何が起こるかわからない人生なら、自分の心が動く方向へ向かって、いつか終わるその瞬間まで全力で生きてやろう。死ぬように生きるぐらいなら、思いっきり生きて死のう。

そう思い、会社を去ることを決意しました。その後、アート、デザインやエンターテイメントの勉強をするために、2012年1月23日にワン、ツー、スリーでニューヨークへと飛び出していきました。

そこからも波乱万丈です。ウェイターから始まり、自分の作ったデザインで服のブランドを作ってブルックリンで売ったり、路上で踊っていたらスカウトされてリンカーンセンターで世界的に有名なミュージシャンのNile Rodgers&CHICと共演させてもらったり、ブロードウェイミュージカルのアシスタントになったり、果ては平成中村座NY公演なんてものにもなぜか出演させてもらったり、、、自分でも説明のし難い、不思議な経験をたくさんして来ました。

当時住んでいたBUSHWICK地域をブランド化 "BSWK"

リンカーンセンターでNILE RODGERS&CHICと共演

この頃から本格的に絵を描き始めました

その後、現在では個人として絵描き・グラフィックデザイナーとして活動しつつ、アーティストを企業と繋ぐアートエージェントにも所属しアーティストの環境改善やビジネス界にアートを持ち込むという仕事もやっています。


今回のチャレンジについて

そしてやっと本題の今回のチャレンジについてですが、絵描きとしての活動の中で、僕の絵を購入してくださったとある方のご厚意で、絵のお代として、お金の代わりにNY行きのチケットを頂きました。

約束として、1ヶ月間、NYのサブウェイやストリート、イベントなど様々なところでゲリラでのストリートアートをやります。とにかく多くの人に僕の絵を見てもらって、生きる喜びや、諦めずにチャレンジすることで人生を切り開くことができるんだということを伝えたいです。

また、もしもこのチャレンジが成功して帰国した後は、旅で描いた実物の絵を展示する個展を開こうと考えています。

今回、個人で全てを工面するのはなかなか難しく、皆様のお力を借りられたらと思いプロジェクトを立ち上げました。

わがままなお願いではありますが、どうか僕にチャンスを頂けたら嬉しいです。

長文を読んで頂きましてありがとうございます。

田中 紳次郎

 

目標金額の内訳


・宿泊費:約20万円
・画材(キャンバス、マーカー、ペンキ等):5000円x30日=15万円
・交通費(MTA): 約2万円
・ギャラリーレンタル費:7万円(1万円/日)
・サポーターへのリターン製作費、郵送費: 5万円

*Campfireへ手数料として17%(掲載手数料12%、決済手数料5%)がかかります。

 

リターンのご紹介

(1)1,000円

・お礼のメール

 

(2)3,000円

・オリジナルアートポストカード

・お礼のメール

 

(3)5,000円

・オリジナルアートバッヂ

・オリジナルアートポストカード

・お礼のメール

 

(4)10,000円

・オリジナルTシャツ 

*ご希望の品のサイズを備考欄に記載していただきますようお願いいたします

*綿100% 5.6oz

       S    M L  XL

着丈(cm)    65    69    73    77

身幅(cm)    49    52    55    58

袖丈(cm)    19    20    22    24

・オリジナルアートバッヂ

・オリジナルアートポストカード

・お礼のメール

 

(5)30,000円

・オリジナルアート作成 (F10サイズ)

・オリジナルTシャツ 

*ご希望の品のサイズを備考欄に記載していただきますようお願いいたします

*綿100% 5.6oz

       S    M L  XL

着丈(cm)    65    69    73    77

身幅(cm)    49    52    55    58

袖丈(cm)    19    20    22    24

・オリジナルアートバッヂ

・オリジナルアートポストカード

・お礼のメール

 

(6)50,000円

・オリジナルアート(F20サイズ)

・オリジナルTシャツ 

*ご希望の品のサイズを備考欄に記載していただきますようお願いいたします

*綿100% 5.6oz

       S    M L  XL

着丈(cm)    65    69    73    77

身幅(cm)    49    52    55    58

袖丈(cm)    19    20    22    24

・オリジナルアートバッヂ

・オリジナルアートポストカード

・お礼のメール

 

(7)100,000円

・オリジナルアート制作1枚(F30サイズ)

・オリジナルTシャツ 

*ご希望の品のサイズを備考欄に記載していただきますようお願いいたします

*綿100% 5.6oz

       S    M L  XL

着丈(cm)    65    69    73    77

身幅(cm)    49    52    55    58

袖丈(cm)    19    20    22    24

・オリジナルアートバッヂ

・オリジナルアートポストカード

・お礼のメール

 

(8)300,000円

・「Producer」として個展で紹介

*日程 (2019年3月頃予定)

*場所 (未定:東京内予定)

*交通費や滞在費については自己負担にてお願い致します。

・オリジナルアート制作1枚(F30サイズ)

・オリジナルTシャツ 

*ご希望の品のサイズを備考欄に記載していただきますようお願いいたします

*綿100% 5.6oz

       S    M L  XL

着丈(cm)    65    69    73    77

身幅(cm)    49    52    55    58

袖丈(cm)    19    20    22    24

・オリジナルアートバッヂ

・オリジナルアートポストカード

・お礼のメール


 (9) 500,000円

・「Excecutive Producer」として個展で紹介

*日程 (2019年3月頃予定)

*場所 (未定:東京内予定)

*交通費や滞在費については自己負担にてお願い致します。

・NYストリートアートプロジェクト原画1枚

・オリジナルアート制作1枚(F30サイズ)

・オリジナルTシャツ 

*ご希望の品のサイズを備考欄に記載していただきますようお願いいたします

*綿100% 5.6oz

       S    M L  XL

着丈(cm)    65    69    73    77

身幅(cm)    49    52    55    58

袖丈(cm)    19    20    22    24

・オリジナルアートバッヂ

・オリジナルアートポストカード

・お礼のメール


プロフィール

田中 紳次郎

1985年LA生まれ、東京育ち。

大手広告代理店で営業職を勤めていたが、2011年に一念発起し退職、翌年NYへと渡る。

Parsons School of Designでグラフィックデザインを勉強する傍ら、ミュージカルプロデューサーアシスタントに従事、ダンサーとしてNile Rodgersと共演、自身のブランド"BSWK"のブルックリンでのショップ販売、平成中村座NY公演出演など、多岐に渡って活動を続けてきた。絵はすべて独学で学び、基本的に下書きをしないフリースタイル。

現在はライブアートを中心に、100人に絵を届ける"100人に絵を"プロジェクトなどを実施しており、国内外に自身の絵を広めている。

 

WEBSITE

https://www.shinjirotanaka.com/

  • 2018/12/24 09:18

    本日Day16で折り返しです。半分まで来ました!毎日が濃く、そしてあっという間でもあります。Day4 Fifth Avenue (Tiffany前)5番街で描こう!と思い向かってみると、クリスマスシーズンの為恐ろしいほどの人混み。たまたまTiffanyの目の前がフェンスがうまい感じに立っていて...

  • 2018/12/11 14:07

    ついにNYに到着し、本日3日目です。極寒の中、毎日数時間かけて路上で描いています!描くのも大変だけど、何より寒さが一番こたえます。。どれだけ防寒対策しても数時間いると体の芯から冷えます。気分は修行僧です。タイトルの画像は日本から持って来たキャンバス生地30本なんですが、これを毎日木枠に張り替え...

  • 2018/12/08 01:17

    準備も終わり、いよいよ10時間後にはニューヨークに向けて飛行機が飛び立ちます。最低限の目標としては、・とにかく毎日描く・描く様子をSNSでちょくちょく配信&報告する・路上、駅構内、可能ならイベントや壁画でもチャレンジする・また帰ってこられるようにチャンスを掴む・死なないといったところでしょうか...

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