3月9日、館山市・城山ふるさと祭り。その中で子供たちと一緒につくるアートフェスティバル『採点のない祭典』を開催します。そこでは子供たちの表現は自由。自由とは、感じること、考えること、自ら歩むこと。子供たちの豊かな心を育む企画を目指します。

プロジェクト本文

▼はじめにご挨拶

 はじめまして。千葉県館山市の商工会議所青年部(以下 青年部)、須藤健太(すどう けんた)と申します。

 まず自己紹介させていただきます。
 僕は、ふるさと館山市で実家の牧場を継いで4 代目として働いています。更に牧場で劇を上演する「酪農劇団」や大道芸人としての活動と、酪農家でありながらも、‟表現する"ことを生き甲斐にしています。

 今年度青年部が60周年を迎え、館山市で大きなプロジェクトをやろうと立ち上がりました。長くなりますが最後まで読んでいただけると幸いです。

須藤健太のプロフィール(フェイスブック)
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004802705196
青年部HP
http://yeg.tateyamacity.or.jp/

表題のイベント「城山ふるさと祭り」 -採点のない祭典-
- 開催日時:2019年3月9日(土)  10:00 - 21:00 (仮) ※雨天時は10日に順延
- 場所:城山公園 (千葉県館山市館山362 )
- 入場料:無料
- 主催:館山商工会議所青年部
- 内容:
 ・ ステージショー
 ・ジャグリングやジャンベなど体験コーナー
 ・子供による露店
 ・学びのブース
 ・絵画コンクール展示
 ・ライブペイント&朗読劇
 ・ワークショップ「絵の具で遊ぼう」
 ・地元NPO法人との協力インスタレーションアート
 ・マーケット
 ・デジタル掛け軸   など

▼このプロジェクトを始めた理由

 今の僕はパフォーマンスをすることが好きですが、子供のころからそうであった訳ではありません。むしろ小学生の時は劇や音楽が好きではなく、避けてきました。しかし、中学生の頃にプロの芝居を生で見て、表現について興味を持ち始めました。それでも、芸の道に進むことは、代々の酪農家という環境から周囲からの理解を得ることは難しかったです。また、農家が人前に出るなんてありえないという風潮は根強く、諦めかけていました。

 しかし 20 歳で牧場を継ぎ、少しずつ社会へ触れはじめた時に危機感を覚えました。なぜなら、酪農家が世の中に何かを発信する術がほとんど無かったからです。メディアから何度か取材を受けることはありましたが、「生産現場のことを伝える」と意気込んでも、「農業は力仕事で大変」という主張を求められることが多く、本当に伝えたいことを訴えることは中々できません。

 酪農家が自分から人前に出ることは、普通ありえないのです。その”普通”の中は居心地がいいし安心感もあります。
 しかし、自分の意思を表現できないような閉塞感があるという恐怖も感じました。

 そこで僕は、まず酪農家が社会と対話しようとしていることを表すために劇団を立ち上げたり、大道芸の活動を始めたりしました。まだまだ未熟ですが、思いを表現することにより、多くの方と関わるチャンスを得ることができました。結果、地元以外からも牧場での劇団公演に来場して頂けるようになり、また地元のイベントや祭りに大道芸を依頼いただき、地域活性化に少しでも貢献できるようになりました。
 そして今回、館山商工会議所青年部の 60 周年記念におけるシンボル事業のメインイベントを任されるようになりました。

 振り返ってみると、「これは農家だけの問題ではないな」と感じました。

 今は誰でも声を世界へ発信できる時代です。小学生でもアメリカ大統領に「最近どう?」と話しかけることができます。情報が多いということは、下手な表現では届きません。画一的ではなく、自由な発想から、自分の思いを適切な形へ完成させる必要があります。
 人生はどうすれば豊かになるでしょうか? 答えは人によって違います。ならば誰かに採点されるのは間違いです。人はだれしも、自分自身で学び、考え、社会と対話しつつ生き抜いて、納得できる道を探さないといけない時がきます。道を探す方法は、自由で柔軟で数多くあるべきです。そしてそれは子供へ伝えるのは、身近な大人の役割であると考えています。

 そこで、大人に混じって自由な表現を体験してもらうのが、このアートプロジェクト”採点のない祭典”です。
 地方でも、熱意ある者たちが力を合わせれば、子供たちへ豊かな心を育む場が作れると証明します。

▼館山商工会議所青年部って何をしてるの?

 青年部は館山市の商売人の集まりです。毎年、経営改善のための勉強会を開いたり、異業種交流会を催したりしています。

 また、夏の一大イベント花火大会におけるフラメンコ運営に協力したり、館山の観光事業にも関わっています。

▼アートプロジェクト『採点のない祭典』内容!

 そして今年度、青年部は60周年を迎えます。周年記念シンボル事業として、地元の観光地である城山公園にて『城山ふるさとまつり』を企画。僕はその中で、特に子供たちへ向けたアートプロジェクト『採点のない祭典』を担当しています。

 採点のない祭典とは、子供たちが自由に表現できる環境を整えつつ、それを一過性に終わらせず形へ残るアートへ完成させる企画です。

  まず、ダンスや音楽を披露したい子供のために①ステージを用意。さらにジャグリングや楽器が②体験できるコーナー。そして自由なアートをまさに”体感”できる③絵の具で遊ぼうという企画に、自立心を育む④リアルお店屋さんごっこ。⑤学びのブースでは化学や哲学、経済まで子供に分かりやすく説明します。さらに小学生~高校生の⑥絵画コンクールも開催。ライブペイントと朗読劇が融合した、大人の本気の表現⑦ペイント劇も注目です。
 また、事前ワークショップにより⑧オリジナルソングを作り、その曲に合わせてイベント全体を集約した⑨動画作品も製作。
 最後に夜は芝生広場いっぱいに⑩インスタレーションアート(空間芸術作品)を作り、幻想的な空間を演出します。

 このように、午前10時から午後9時まで、丸1日とことん子供たちが自由な表現を体感できる楽園を作ります。

 普通のイベントで看板を張れるような企画が10個以上あります。しかし、ただ面白い事を寄せ集めただけではありません。”採点のない祭典”の特徴は、それらのコーナーを2種類に分け、今までにない相乗効果を出すところにあります。

 事前ワークショップや当日体感できるアートを①"フロー・アート"、形に残るアートを②"ストック・アート"と区別します。

※フロー(英: Flow)とは、一定期間内に流れた量をいい、ストック(英: Stock)とは、ある一時点において貯蔵されている量をいう。主に経済学で使われる言い方。

 子供たちが当日に作品を生み出した後、その作品を使ってさらにアートを作り出すことによって、自由な表現への肯定感をより強いものにできると考えています。

 今回のフローアートは「ステージ」「体験コーナー」「絵画コンクール」「オブジェ色塗り」であり、形に残るストック・アートは「オリジナルソング」「アートムービー」です。
 フローアートを組み合わせて新たに生み出されるストックアートとしてのオリジナルソングとアートムービーが今回のイベントの集大成であり、特別な想いがあるため詳しく説明させていただきます。

 まず①オリジナルソング。この曲に決まった歌詞はありません。子供たちへマイクを向け、「いえーい!」「ぶるぶる~」など好きなことを喋ってもらい1つ1つ録音。その後、集まった声をメロディに乗せて編集し、歌にします。
 上記のレコーディング構想を発案していただいたのは、館山在住の作曲家スキャット後藤さん。様々なドラマ、CMに音楽を提供している、信頼のおける方です。

 そして②当日のイベントを撮影・編集した動画作品。公園の敷地いっぱいに広がるアートやオブジェが、当日どのように子供たちの手で変化していくのか、私たちにも分かりません。しかし、その自由な変化をまとめ、集大成になるアートへと完成させます。
 ストック・アートの特別な思い。それは、本当の意味として”全ての子供”と一緒に作り上げることです。

 僕は、発達障害のある子供たちにも十分開かれたアートフェスティバルを作りたいです。ステージパフォーマンスや絵画コンクール、ワークショップはハードル高いと感じる子にも近寄ってもらえるような企画を催したいです。そこで、このストック・アートなら本当に誰でも参加できます。声を出せれば、それをプロが曲にしてくれる。そこに居さえすれば、動画作品のパズルピースになります。具体的な声かけとして、地域の特別支援学校や養護学校などへも積極的に募集をかけ、希望があれば誰でも参加できるようにします。

 自分の声や姿が、他の子供と重なり、一つのアートになっている……その感動を体験してもらいたいです。

▼10年後は常設展! プロジェクトの展望

 また、この企画自体を一過性にするつもりもありません。今回を起爆剤として、城山公園が館山の観光地であり、子供たちの遊び場になる得ることも提言します。そして『採点のない祭典』は毎年開催し、10年後には1か月間の常設展にする考えもあります。夢としては、今年度おとずれた子供がゆくゆくはイベント企画者側となり、さらに次の世代を幸せにしていく……。そんな未来も考えています。子供たちとともに成長するイベントでありたいです。

▼資金の使い道

 館山商工会議所青年部は、自分たちの部費や先輩方、そして地域の仲間から資金を調達し、企画の予算を補ってきました。本当に多くの方から協力を得たおかげで、城山公園の頂上にそびえる館山城にデジタル掛け軸という光を映すアートを実現できるようにもなりました。
 ただ、さらに子供たちのための豊富な体験を増設したいと考えています。子供たちが生涯忘れられない1日を作りたいと思い、クラウドファンディング決行に至りました。

【使い道の詳細】
・仮設トイレやバス、警備員や救護班などインフラサービスの強化
・当日に来場者が参加できるアート作品を増やすための材料費
・メインステージのパフォーマー強化
・オリジナルソングのCD化→参加した子供たちへ無料配布する費用
・動画編集などをプロへ委託する費用
 など

▼リターンについて

 企画にて完成するCDやDVDの他、館山の素晴らしい名産品セットもイベント特別に用意しました! 当日遊びに来ていただけるもよし、遠くからご支援いただき館山を味わっていただくもよし、ぜひ、五感で楽しんでください!

▼最後に~未来へ繋がる楽園~

 子供たちが誰でも楽しめるよう、青年部は人脈とアイデアを結集し、そして当日まで全力で走り抜けていきます。
 消滅可能性都市と呼ばれている地方でも、子供たちへ自由に表現することのアプローチができる。そう証明できるよう部員一同頑張ります!


 最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。

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