▼自己紹介

はじめまして。大塚 浩史と申します。
革の製品が大好きです。現在、自分でオリジナルの革の長財布を作ろうと計画中です。
また、色々な革製品(主に長財布)のイラストを描き、それをインスタグラムで公開しています。

https://www.instagram.com/phoenix_wallet/


革というのは、適切な手入れをすることで10年、20年と持つものです。
さらにヌメ革であれば経年変化を起こし、色がより深くなり、さらに軽くしなやかになっていきます。
それだけ長い期間使えれば、トータルで考えればコストは安くなりますし、長く良いものを使い続けるというのは日本のもったいない精神にあったものではないかと思います。


しかし、革の財布というのは、同じ革製品の革靴に比べて手入れされることが少ないのではないでしょうか?
革靴と比べて摩耗するわけでもないので放置されることが多い様に感じますが、カードを入れっぱなしですと跡が残ってしまいますし、革が乾燥してしまってヒビが入ってしまいますと見た目も悪くなりますし、カードを取り出すときの滑りも悪くなり使い勝手が悪くなります。
といっても、なかなか革財布を手入れするために道具を揃えるのは大変なもの。その状況を踏まえて、私はあった人に対して、革財布を無償でクリーニングさせていただいております。それほど革に愛着がありますし、それを作り出す革職人の方に尊敬の念を抱いております。


▼「革の盾が作りたい」プロジェクトとは?

「革の盾が作りたい」。これを思い立ったのは10年前に、知り合いの板金士が「鉄の盾はどれぐらいの強度で壊れるか」を試したことから始まります。

そのために彼はとても立派な、磨き上げたような鉄の盾を作りました。しかし、目的は「壊れるか」だったため、色々試した結果「フォークリフトで突っ込むと壊れる」という、そりゃそうだみたいな結末を迎えました。そのときから、自分は革の盾が作りたいなという思いを漫然と持ち続けていたのでした。


▼なんで革の盾?

革の盾。ドラクエにおいて重要な初期装備でありながら、実際はそのものを見たことがある人はほとんどいないのではないでしょうか?
ドラクエの設定としては
「堅いカシなどの木の板を丸く加工して持ち手を付けたものをベースとし、その上に牛や羊などの動物から取った丈夫ななめし皮を重ね、強度を増すようにして作られた簡単な作りの盾。」
とあります。簡単と言っていますが、現代においては樫を板状に丸く加工するだけで結構なお値段と費用がかかります。
さらに牛革を貼る!一般的なラウンドシールドで70cmぐらいはするので、革だけでいくらするか聞いてみたら4万ぐらいかかるそうです。
費用もかなりのものですし、そもそも「盾に革を貼ることに意味がない」とも言われています。
特に日本では切れ味の鋭い日本刀が台頭し、また鎧も品質の良いものが多かったので、盾自体を持つことがあまりなかったようです。

しかし、持ったこともないのに「無用だ」というのはあまりに探究心がなさすぎるとおもいませんか?RPG界で最弱の「革の盾」を持ったことがないということは、RPGの入り口にも立っていないということにならないでしょうか?

小学校2年製の頃、初めてやったドラゴンクエスト。私は友達に借りながら、そうびの仕方もよくわからないままプレイしていました。その頃にちょうど自分の家の裏から、ボロボロの銅のハンマーがみつかりました。多分昔に工事で使われたものでしょう。柄は朽ちていました。
ゲームの中で知った「どうのつるぎ」と現実の「どう」製品がリンクしたことは本当にショックを受けるぐらいの出来事でした。私は知り合いのおばあちゃんに「こ…これ、180円にはなるのかな?」と聞きました。ゲーム中のゴールドと円の為替関係など想像もつかないほど幼い頃だったのです。

いかづちの杖は現実では作れない。キメラのつばさなど夢物語です。しかし、革の盾は頑張れば作れます。それでどれだけ、何人の人が感動に身を震わせられるでしょうか?


▼このプロジェクトで実現したいこと

日本では不要とされてきた革の盾。しかし、その大きさ、革の質感からくる安心感は想像している段階ですでに強烈です。小さな頃からゲームに親しんできた私達にとって、革の盾はひとつの「夢の形」だと思っています。まずは手にとってみたい。多くの人に手に取ってもらいたい。そんな革の盾を作り出せたらと思います。


▼これまでの活動

革の盾を作る前に、実際にモックを作っています。動画を御覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=WLH3N0GwIgE


▼資金の使い道

主に革の盾の材料費と工房を借りる資金に約20万円が必要です。CAMPFIREの手数料がかかりますので募集を25万円といたします。多く集まった際には、地方の革職人が集まるコミュニティづくりのための資本金にしようと思います。

▼最後に

最近、世の中は調べれば分かることばかりで、例えば革の盾を少し調べればyoutubeに作り方が出てきます。しかし、それで「わかったような気」になってるとすれば、それは自ら世界を小さくしているだけかもしれません。
例えば私は自分で自分にスタンガンを撃ったことがあります。電気ショックを受けた人間というのはどうなるのか興味があったからです。
食らってから2時間ぐらい茫然自失となりました。
それ以来、アニメで電気ショックに耐える主人公というのを見ると笑ってしまうようになりました。人間は電気信号で動いてるんです。あのようなことは不可能です。
体験しないとわからないことだって多くあるのです。ファンタジーが好きな多くの人に革の盾を実際に持ってもらいたい。そういう思いで作っていけたらと思います。

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