■ ご支援・ご協力のお願い

今最も注目される若手映画監督の登竜門的映画祭「MOOSIC LAB2014」参加作品の映画『ほったまるびより』。
そのDVD&フォトブックの制作を応援するためのプロジェクトがここに始動!!

ダンス映像作家の吉開菜央が、シンガーソングライターの柴田聡子とともに作り上げた異色のダンスムービー。
言葉に頼らず「女の子のからだ」と「その動きから生まれる音」によって紡がれる物語は、柴田聡子の奏でる音楽と重なり合いながら、誰も予想しないクライマックスへと加速していきます。

出演する小暮香帆、後藤ゆう、菅彩夏、矢吹唯の4人は、それぞれ話題のダンスカンパニーやソロで活躍する気鋭のコンテンポラリーダンサーたち。
さらにヒロインの水女(みずおんな)役には、『装苑』『NYLON』などでモデルとして活躍する織田梨沙を起用!!

そんな映画本編に加えて鋭意制作中のフォトブックは、第8回写真「1_WALL」グランプリ受賞者の写真家・黑田菜月による全編撮りおろし。
本編の撮影に同伴し、フィルムで捉えられた美しい瞬間の数々は、映画とはまた別の角度から私たちの想像力をくすぐります。

映画 × 音楽 × ダンス × 写真
各ジャンルで活躍する20代の女性クリエーターたちが共創する、未曾有のプロジェクト。
多種多様な「表現」の魅力が凝縮されたDVD&フォトブックを、是非多くの方のお手元にお届けしたいと考えています。 ご支援・ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します!

■ 映画『ほったまるびより』について

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【あらすじ】
さと子の家には、四人の踊り子が隠れ住んでいる。
お互いのからだを愛で合って戯れる彼女たちは、さと子の奏でる音楽を愛している。
そして彼女たちにはもう一つの楽しみがあった。
それは家の中の匂いを集めて、風呂に住むあの子に届けること……

【キャスト】

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織田梨沙
1995年11月12日生まれ クラシックバレエを3歳から中学2年生までバレエ団に所属し本格的に続ける。2012年より『株式会社ナウファッションエージェンシー』に所属しモデルとしてデビュー。雑誌・TVCF・広告と幅広く活動している。2013年から俳優に興味を持ち、ワークショップに積極的に参加し演技の勉強中。神秘的な顔立ちと、吸い込まれてしまうその眼差しで見ている人を魅了する。

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小暮香帆
平成元年生まれ。これまで笠井叡、笠井瑞丈×上村なおか、三浦宏之、岩淵多喜子、岩渕貞太など多数振付家作品に出演しイタリア、インドネシアツアーに参加。2012年日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。同年より本格的にソロ活動を開始、昨年秋初単独ソロ公演「遥かエリチェ」を上演。また映画や映像作品に出演。第2回セッションベスト賞受賞。めぐりめぐるものを大切にして踊っている。

後藤ゆう
静岡県富士宮市出身。幼少よりモダンバレエを始める。日本女子体育大学舞踊学専攻在学中に、コンテンポラリーダンスに出会う。以後、関かおりPUNCTMUN、大橋可也&ダンサーズ、岩淵多喜子などの作品に出演する。

菅彩夏
神奈川県出身、ダンサー。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。コンテンポラリーダンスを岩淵多喜子、太田ゆかりに師事。CI部/MOKK/新鋪美佳/高野美和子/カンパニーデラシネラ(小野寺修二)/DanceTheaterLUDENS/長塚圭史/プロジェクト大山/関かおり/アマキオト(伊東歌織)などの作品に出演。studioRADA コンタクトワーク講師。

矢吹唯
1990年生まれ。埼玉、八戸、東京で育つ。これまでに三東瑠璃、岩渕貞太・関かおり共同作品、三浦宏之の作品に参加。酒井幸菜振付のMV等にも参加する。10年より関かおりの活動に参加、アシスタントも努める。14年、ことばとからだのユニット「mとyとhと」を結成。現在は毎月、食と映画のプライベートサロン「kiiiiino」で活動している。

【音楽/出演】

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柴田聡子
1986年札幌市生まれ。2010年より都内を中心にライブ活動を始める。
2012年6月、ファーストアルバム『しばたさとこ島』を浅草橋天才算数塾より発表。
2013年10月、5曲入り12インチシングル『海へ行こうかEP』をなりすレコードより発売。
近年では地方への出張ライブをはじめ、NHKおはようソング『チョココロネを食べるのはどっちから?』を唄ったり、西ヶ方大学の校歌を作曲したり、舞台芸術の祭典フェスティバル・トーキョー(F/T)2013にて単独ライブ公演『たのもしいむすめ』を発表するなど、活動の場を広げている。
2014年5月21日には、ほぼ一人で作り上げた2ndアルバム『いじわる全集』をリリース。
アコースティックギターによる弾き語りをメインにしたその楽曲は、単なる耳ざわりのよいポップスとは一線を画す。

【監督】

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吉開菜央
1987年生まれ。2010年、日本女子体育大学 運動科学科舞踊学専攻卒業。
在学中より、ダンサー・振付家として活動しつつ、カメラで踊りを撮ることを覚え、映像作品をつくり始める。
その後、東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻に進学。現在は映像制作を中心に活動中。
ダンサーである自分自身がカメラを持ち、被写体を捉えるというスタイルのダンスビデオを制作。
動き続けるからだから生み出されるリズムそのものを映像化する。
言語的な表現を極限まで削りながら、視覚、聴覚を刺激し、反射神経で観る映像を追求している。

2012年 『some rules in the morning』 第7回国際ダンス映画祭出品
2013年 『みづくろい』 YCAM 架空の映画音楽のための映像コンペティション 優秀賞(坂本龍一氏推薦)
『自転車乗りの少女』那須国際短編映画祭2013 じゃらん賞
2014年 秋吉台国際芸術村レジデンスサポートプログラムに参加。『I want to go out』を発表

公式HP:http://naoyoshigai.com/

■ 監督からのメッセージ

この度、「MOOSIC LAB」という場をお借りして、はじめて映画を撮ることになりました。
これまでわたしの映像作品は、自分自身がカメラを持ち、ダンサーと一対一で向き合って制作してきたのですが、今回は、わたしの頭のなかにある『ほったまるびより』の世界観を現実のものにするべく、多くのスタッフの方に尽力頂き、ようやく完成させることができました。

そもそもこの作品でなにが撮りたかったのかと言えば、ずばり、「ラブシーン」です。
ただそれは男女のセクシャルなラブシーンではなく、同性愛という訳でもなく、人のからだそのものを、その人が生きていた年数分、食べて出して集積した結果のタンパク質として、愛する映画を撮れないかと思いました。

映画に登場する4人の女子衆(ダンサー)は、お互いのことを人間というよりも、目の前にある生きたからだそのもの、いわゆる「タンパク質」として愛であっています。
彼女たちは、例えば赤ちゃんを見て、そのほっぺたそのものに惹かれてしまうような、セクシャルな意味のないスキンシップ、人の肌に触れることで得られる充足感を糧にして生きています。

ダンサーの生命力に溢れた肉体と息遣い、普段はまじまじと見ることのないからだのパーツに焦点を当て、その迫力を、スクリーンで存分に体感して頂ける作品になっていると思います。

本人役で出演してくれる柴田聡子さんの挿入歌はもちろんのこと、被写体としての魅力にも注目です。その美少女っぷりにため息、です。
わたしの目から見た、ちょっとふだんのイメージとは違った柴田聡子さんの魅力を、存分にお楽しみいただけたらと思います。

この映画のフォトブックの写真を手がけてくれているのは黑田菜月さんです。
彼女の撮る写真はとても自然体で、彼女にしか映せないものを見せてくれます。

映画もフォトブックも、手元に置いておいて、ふとまたその世界に浸りたくなるような、
皆様に愛される作品になりますように。ご支援、ご協力をお待ちしております。

吉開菜央

■ フォトブックについて

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Photos by Natsuki Kuroda

このプロジェクトでは、写真家・黑田菜月によるフォトブックを並行して制作しています。
所謂映画の広報用のスチルではなく、作品として現場で写真を撮っていただきました。
デジタルカメラが一般化した今、あえてフィルムによって捉えられた美しい写真たちによって、作品世界を多角的に感じ取っていただければと思います。

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Photo by Midori Kondo

黑田菜月
1988年生まれ。2011年、中央大学総合政策学部卒業。
2007~2011年 早稲田大学写真部在籍。
2013年 第8回写真「1_WALL」グランプリ受賞

コメント

みなさん初めまして。
このたび写真作品を担当させていただきました、黑田菜月と申します。
当初プロデューサーの方から頂いた「映画とは別の作品としてつくってほしい」という依頼は、正直恐ろしく難しいものだと思いました。
それでも引き受けてしまったのには理由があります。
映画という強力なチームから生まれる作品に、写真はどんなふうに対抗できるのか知りたくなってしまったからです。
別の言い方をすれば、現実からフィクションを作りあげる過程の中で、写真はそのグラデーションの部分を描けるのではないか、と。

撮影の現場に行くと、いろいろなものに出会います。
吉開監督の透き通るような声や柴田聡子さんが鳴らすピアノの音、女子衆たちのしなやかな肉体。
そして5月の、透明な光。
まだ生々しさが残る不思議なイメージたちを、みなさんがどんなふうに受け取るか楽しみにしています。

映画と写真。そのあいだを行き来すること。
この作品の大事な部分はそんなところにあるのかもしれないです。

一人でも多くの人に見てほしいと思っております。
ぜひ! ご協力お願い致します。

黑田菜月

■ リターンについて

・柴田聡子さん書き下ろし!劇中使用楽曲
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映画のために書き下ろされた限定の楽曲を、手作りCD-Rとしてお届けします。
中身には、特製の歌詞カードを添えさせていただきます。

・『ほったまるびより』DVD&フォトブック
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このプロジェクトで制作されるメインのプロダクトになります。
本編(38分)の収録されたDVDとフォトブック(カラー32p予定)のセットです。
映画と写真、両方の視点から作品世界をより深く楽しんでいただけます。

・メイキング&未公開映像を収録した限定USBメモリ
映画撮影の舞台裏、ダンス練習風景、本編未使用シーンなどを記録した未公開映像の数々をUSBメモリ(16GB)に収録し、お届けします。

・写真家・黑田菜月さんによる手焼きプリント写真
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ネガから暗室でプリントした写真(約10×15cm)を額装してプレゼント致します。
この世に一枚しかない、手焼きのフィルム写真の美しさをご堪能ください。

※15,000円の特典に表記されております「プリント生写真」とは、フォトブックを制作する過程で使用したコンタクトシートの中から作家が厳選したものになります。1点ごとに異なる風景を額装してお贈りします。

・吉開菜央監督の作品集DVD
学生時代の作品である『そのあたりに来るもの』『some rules in the morning』、YCAM 架空の映画音楽のための映像コンペティションにて坂本龍一氏より受賞した『みづくろい』、那須国際映画祭2013にてじゃらん賞を受賞し、柴田聡子が楽曲提供している『自転車乗りの少女』などの作品を収録したDVD-Rをお届けします。

some rules in the morning
ダンサー:矢吹 唯、小暮 香帆



そのあたりに来るもの
ダンサー:町田 妙子、松本 みゆき



・写真家 黑田菜月さんの個展「けはいをひめてる」を収録したパンフレット

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08 Photography 黑田菜月(発行日:2014年2月3日)

ごく普通のあたりまえの風景に潜む、何か神秘的な気配。見えない気配の存在を 写真で捉えようと取り組む黑田菜月の作品「けはいをひめてる」を収録。

http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_wgpx_ph_201402/gg_wgpx_ph_201402.html

・『ほったまるびより』原案のオリジナル紙芝居

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本作は企画当初、脚本ではなく監督直筆の「紙芝居」としてスタッフ・キャストに共有されました。
全140ページを超えるそのアイディアソースの中から一部を抜粋、複製してお届け致します。
いかにしてこの作品が生まれたのか、映画と見比べてお楽しみ頂ければ幸いです。

■ 最後に

プロジェクト内容を最後までご覧いただきありがとうございます。
映画、音楽、ダンス、写真、多様な表現の魅力が濃縮されたプロダクトをお届けできるよう準備を進めております。
ご支援ご協力のほど、何卒よろしくお願い致します!

  • 2014/09/04 20:46

    映画『ほったまるびより』 写真集『その家のはなし』 6日のイベントに向けて、制作ブログを公開します!! 映画の撮影現場から仕上げまでの様子、そして写真集が今後どのように仕上がっていくのかをレポートしていきたいと思います。 http://hottamarubiyori.tum...

  • 2014/08/24 17:31

    9/6(土)18時より原宿VACANTにて、映画『ほったまるびより』と写真集『その家のはなし』の上映、展示、トークイベントを行います。 【Mutualism of Art  映画と写真にできること】 映画『ほったまるびより』と写真集『その家のはなし』。 2人の作家による、似ている...

  • 2014/08/15 00:30

    [MOOSIC LAB2014] 16日の週から全プログラムアンコール上映されます!! ほったまるびよりの再上映は、 8月21日、 20時30分〜、 劇場は新宿K'sシネマです。 さらに、[MOOSIC LAB2014]の名古屋上映も始まっています。 「ほったまるびより」「キッ...

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