はじめまして。Griffith Guitarsの荻原(オギワラ)と申します。
 私はベトナムの職人魂と素材に触れて感銘を受け、日本の特に若い人たちにもっと手軽にアコースティックギターの真の魅力を感じてほしいと思いこのブランドを設立しました。
 日本ではオール単板ハンドメイドギターはとても高額ですので所有することはなかなかできません。それはとても悲しいことです。本物には魂が宿っています。本物に触れれば、きっと人と対峙するような息遣いを感じられることでしょう。


▼プロジェクトをやろうと思った理由

 最近ですと1万円以下というものすごく安いギターも売られていたりしますが、こういったギターは弾きやすいように調整されていないものが多いです。初心者の方が挫折する多くの理由は、あまり調整されていないギターをうまく弾けず、自分にはギターがむいていないと思ってしまうからだと思います。音もそうですが、弾き易さ、弦の押さえやすさ等は調整次第で大きく違ってきます。
 Griffithは安価でも一本一本丁寧に調整しますので、初心者の方が続けてもらえるだけのものを提供できる自信があります。

ギターもブランド物のバックと同じ理由で、有名ブランドは高くなります。
老舗メーカーのブランドは信頼の証ですので、高額ですが良いものが多いです。経済的に余裕があれば、有名ブランドの高額なギターを買ってよいと思います。いいものを知ることは大切ですから。。。
 ですが、これは日本人のブランド志向の弊害で、何がいいのか分からず、みんなが持っているから欲しいというだけでギターを買うと後悔します。ブランドや金額に惑わされない本来の価値あるギターをもっと多くの人に提供できればと思っています。

  世界基準で見るとギターの外観品質については日本人が一番神経質です。
 本来の価値という視点から見れば、ピカピカのギターでも鳴らなければ本末転倒です。
 外観品質をなるべく保ちながら、本来のギターの音色をGriffithは第一に追及しています。ギターは演奏されてこそ、その本来の価値が発揮できるものだと考えます。演奏者と楽器が音楽の極みに達してその役目を終えたときに飾ることにしましょう。


▼これまでの活動

 Griffithブランドとしては、これまでにいくつかの製品ラインナップを販売し、多くの方にご好評いただいています。しかしより多くのギターファン、ギタリストの方たちの要望に応えるためには、もっと多くの製品ラインナップを増やすことが必要と考えました。そのためにも、製作資金と工房の投資(発注)が必要です。

         

 小さな工房でのハンドメイド生産は、規模の大きな海外ブランドや大型楽器販売店のOEM供給はできず、販路の多くはベトナム国内向けです。ベトナムは発展著しいとはいってもまだまだ貧しい国ではありますので、職人技や丁寧な仕事で素晴らしいギターを制作できても彼らの儲けは多くありません。設備投資や後継者の技術教育のためにもより多くの(正確には生産規模に応じた適切な)受注を求めています。Griffithは適正な価格で彼らのギターを仕入れ、輸入後に日本向け販売のための調整を施しますので、価格、品質ともお客様に満足いただけるものになっています。

 多くのご支援をどうぞ宜しくお願いします。

Atelier in Vietnam


▼リターンについて

Griffith単板ハンドメイドギター(Model:DTL102):10本





【SPECIFICATIONS】

Top: Solid Sitka Spruce(AA)
Back & Side: Solid Thao Lao CườmNeck: Phượng (royal poinciana 鳳凰木)
Fingerboard: Gỗ đen(タガヤサン)
Tuners: GOTOH SG301・GG・Standard・1 : 18
Bridge: Gỗ đen(タガヤサン)
Nut: BoneSaddle: Bone
Bracing: X bracing
Body Wideth: 400mm
Body Depth: 113mm
Body Length: 505mm
Scale Length: 650mm
Nut Width: 44mm
Neck Joint: 14F
Finishes: Lacquer (Matte)
※各製品とも代表画像となります。一つ一つ杢目が異なりますのでご留意ください。
※ヘッドロゴデザインがGFPC303同様ロゴのみのデザインとなります。



【THAO LAO CUOM/ Bằng lăng cườmの説明】
 クロジ科カエデ属はおよそ128種存在し、その多くはアジアに自生しています。日本では西洋から輸入されたものはメイプル材と呼ばれて流通しており、ヨーロッパ産のメイプル材はシカモアメイプル、北アメリカ産のメイプル材は、品種によってハードメイプルとソフトメイプルに区別されています。 さて、このベトナムの材料も128種存在しているカエデ属のひとつで、心材、辺材共に白色から黄白色をしています。硬質で木目が細かく縮み杢、フレイム杢が出るのが特徴で、古くから家具や楽器材として使用されてきました。現在ベトナムでは乱伐による材料の枯渇が懸念され、きれいな杢が出ている材は希少となっています。

【THAO LAO CUOMの音色】
 音色の特徴としては、高音にメリハリがあり音の分離性に優れています。メイプルとしての特徴を持ちながらも、ドレッドボディによる低音の響きを活かして温かい音色も持ち合わせています。また単板仕上げならでは木材の特徴を十分に発揮し、素晴らしい倍音の響きで、まるでリバーブをかけているかのような錯覚になります。


②Griffith単板ハンドメイドギター(Model:GFPC303 Rosewood):10本





【SPECIFICATIONS】

Top: Solid Sitka Spruce(AA)
Back & Side: Solid Indian rose wood
Neck: Mahogany(Viietnum)
Fingerboard: Gỗ đen(タガヤサン)
Tuners: GOTOH SG301・GG・Standard・1 : 18
Bridge: Ebony
Nut: Bone
Saddle: Bone
Bracing: X bracing
Body Wideth: 410mm
Body Depth: 110mm
Body Length: 487mm
Scale Length: 650mm
Nut Width: 43mm
Neck Joint: 14F
Finishes: Lacquer (Gloss)
※各製品とも代表画像となります。一つ一つ杢目が異なりますのでご留意ください。



▼実施スケジュール

2019年8月      クラウドファンディングスタート
2019年9月      クラウドファンディング終了
2019年9月~11月        製作期間
2019年12月         輸入完了
2019年12月~1月   最終調整
2020年2月      発送開始

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。




おぎわら としかず
(1975年7月生まれ)
・Griffith Guitars 店長
・㈲荻原鉄工所 専務取締役

 私とアコースティックギターとの出会いは、もうかれこれ30年近くになります。中学生の頃は、日本のフォークソングやビートルズの曲を練習しては、独りで弾き語りを楽しんでいました。 当時はバンドブームということもあり、高校生になるとアコースティックからエレキギターに持ち替え、バンド仲間とビートルズ、レッドツェッペリン、クリームなどブリティッシュロックバンドのコピーやオリジナルの曲でライブハウスなどで演奏していました。当時のブリティッシュロックはアメリカ奴隷制時代の黒人たちが作ったブルースの影響を強く受けており、そこからロバートジョンソンなどのブルースに傾倒していきました。大学時代にはブルースユニットを組んでライブハウスでの演奏活動をしていました。演奏も好きですが、幼少時より分解や改造好きでもありましたのでギターの調整やメンテ、改造も好きで弄りまわしていました。

 近年、仕事でベトナムに訪れることがしばしばあり、ギター趣味の私は、ベトナムのお茶の水、グエン ティエン トゥアット通りに並ぶギターショップを物色していました。そこで出会ったギターたち・・・
ベトナムの職人魂と素材に触れて、日本の特に若い人たちにもっと手軽にアコギの真の魅力を感じてほしいと思ったのです。日本では初心者の方やお金のない学生は、なかなかオール単板ハンドメイドギターに接することができません。それはとても悲しいことです。本物には魂が宿っています。本物に触れれば、きっと人と対峙するような息遣いを感じられることでしょう。Griffithのギターがあなたの人生のよき相棒となれれば幸いです。

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