●新着情報4

作刀と奉納の大まかなスケジュールをお知らせさせていただきます。

<作刀スケジュール>
4月中:卸し鉄(おろしがね)
4月〜5月初旬:水へし(みずへし)・小割り(こわり)
5月初旬〜後半:鍛錬(たんれん)・造込み(つくりこみ)
6月中:素延べ(すのべ)・火造り(ひづくり)・拵金具(こしらえかなぐ)制作開始
7月〜8月:焼き入れ・鍛冶(かじ)押し・下地研ぎ・鎺(はばき)制作・中心(なかご)仕立て
9月〜10月:白鞘(しらさや)制作・拵(こしらえ)制作開始
10月〜11月:仕上げ研ぎ
12月初旬〜中旬:銘切り
1月〜2月:最終調整
3月:刀袋・桐箱など準備

<奉納>
令和2年4月15日から5月15日 復元石切丸真打ち及び拵え、その他奉納御神宝の公開
令和2年5月17日 奉納奉告祭

※スケジュールは変更になる場合がございます。

●新着情報3
【神道・巫女体験コース 日程追加のお知らせ】
「神道・巫女体験コース」の日程追加の要望にお応えし、下記日時で合計18名様に新たにご案内をさせていただきます。行事との兼ね合いや、人員の調整などの都合により、ご案内が直前になりましたこと、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
5月13日(月)19時から募集開始をさせていただきます。

<神道・巫女体験コース 追加日程>
・6月16日(日)限定6名様
・6月23日(日)限定6名様
・7月27日(土)限定6名様

※申込みは先着順です、定員となり次第募集を終了させていただきます。
※本件以降、追加募集の予定はございません。


●新着情報2
石切劔箭神社【春の宝物館公開】のお知らせ


 
当社の復元 石切丸奉納プロジェクトにご支援をいただきまして御礼申し上げます。
この度、改元を記念し、宝物館を下記の日程で公開いたします。また、本公開に伴いまして、刀剣奉納プロジェクトにご賛同いただいております「刀剣乱舞-ONLINE-」刀剣男士 石切丸の等身大パネルも展示をさせていただきます。

◆春季大祭一般公開
4月15日(月)~4月16日(火) 9時~16時

◆特別公開
4月17日(水)~5月15日(水) 9時~16時

【ご注意内容】
◎石切丸・小狐丸・小烏丸は全日程展示されます。
◎「刀剣乱舞-ONLINE-」刀剣男士 石切丸の等身大パネルの展示は、4月15日のみ大祭のため午後3時からの掲出となります。
◎4月19日・4月24日・5月9日は休館日とさせていただきます。
◎宝物館内での撮影等はご遠慮頂いております。予めご了承ください。

※画像は、上段:小狐丸・中段:小烏丸写し・下段:石切丸。

●新着情報1
石切劔箭(いしきりつるぎや)神社 宮司 木積(こづみ)より御礼について

この度、復元石切丸「刀剣奉納」プロジェクトに多大なご支援をいただきまして御礼申し上げます。

当社には古くは西暦500年から近代までの宝物があり、古い時代の宝物の中で、「太刀 石切丸」ほど健全な状態で残存している文化財はなく、世の中からみても稀にみる貴重なものであります。
石切丸の銘「有成」の刀は稀有な存在です。当社には、有成という刀匠、そして、その刀剣を多くの方に知っていただき、伝えていく役割がございます。奉納をすると神様の佩刀となりますので、二度と世に出すことができません。
さらに「太刀 石切丸」は、重要美術品に認定されていることもあり、奉納せず皆様とともにありつづけます。

今回、改元を奉祝し、神前に奉納し佩刀とするため、有成の刀を河内刀匠の技量により平安時代当時の姿に限りなく近づけた石切丸を復元し作刀いたします。奉納刀の作刀にあたりまして、刀身のみならず拵え(こしらえ)や鍔(つば)も用意し、本殿内陣に奉納をさせていただく予定としております。

クラウドファンディングの目標金額は達成しておりますが、奉納刀の作刀にはトータル 約3,000万円ほどの費用の捻出が必要です。全国の皆様からのご支援金は奉納刀の作刀費用に使用をさせていただきます。またその他、ご支援金から返礼品の制作費や送料等に ついてもまかなう必要がございます。
その上で、余剰金が出た場合につきましては、当社所蔵の刀剣の修繕や維持・管理に使わせていただきます。

全国の皆様と一緒に奉納を行い、文化財を後世につないでいくとともに、新しい歴史を作ってまいりたいと思います。

石切劔箭神社 107 代 宮司 木積 康弘


はじめまして、石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ) 107代目宮司の木積 康弘(こづみ やすひろ)と申します。
石切劔箭神社は、饒速日尊(にぎはやひのみこと)と、その御子である可美真手命(うましまでのみこと)をご祭神としてお祀りする神社として紀元前に創建され今日まで2677年の長きに亘って東大阪に鎮座しております。そして神社の名前にある“劔(つるぎ)”と“箭(や)”についても、ご祭神に由来をしております。
現在では、“いしきりさん”“病気になったらいしきりさん”と親しみを込めて呼ばれ、お百度参りや腫れ物の神様として知られています。

石切劔箭神社では、三條有成(さんじょう ありなり)作とされる太刀「石切丸(いしきりまる)」(重要美術品認定)、三條小鍛冶宗近(さんじょうこがじむねちか)作とされる「小狐丸(こぎつねまる)」、月山貞勝(がっさんさだかつ)作「小烏丸写し(こがらすまるうつし)」をはじめ、平成27年以降調査研究が進むにつれて次々に刀剣が発見され、現在は展示可能な刀剣20振りを含め約60振、その他、三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)をはじめとする銅鏡や、同じ古墳から出土したと思しき青銅・石製品、奈良時代・平安時代の瓦、古文書や江戸時代の狛犬(こまいぬ)、祭典で使う祭器具など約150点を収蔵しております。

2677年の月日を経てなお石切劔箭神社では、本来奉納されているべき御祭神の佩刀(はいとう)が奉納されておりません。そこで、平成から新しい元号に変わる改元の奉祝として、さらに今回の改元は約200年前まで遡らなければ前例のないものである歴史的な唯一無二な節目であることから「刀剣奉納」を行うこととなりました。

御祭神は創建から現在に至るまで宝具を失っている状態であり、その手にお戻しをしたいと思います。

奉納では、神社の名前に由来する“劔(刀剣)”と合わせて、“箭(矢)と矢筒”も奉納いたします。“箭(矢)と矢筒”については「箭」は、饒速日尊が天降る際に天孫の証として持つこととなった「天羽々矢(あまのははや)、歩靫(かちゆき)」、そしてつき従った32神に因んで、32本の矢の入った「矢筒」を奉納いたします。

奉納する刀剣は、石をも斬る神刀と名高い「石切丸」。ただし、現在所蔵している石切丸は、作刀された平安時代から現在までに時々研磨され、その姿は作刀当時のままではありません。この度、作刀当時の本来の姿をした石切丸に近づけます。
奉納する刀剣は、作刀当時の本来の姿をした「復元 石切丸」です。

作刀をするのは、日本を代表する刀匠である、奈良県無形文化財・無鑑査(むかんさ)刀匠である河内 國平(かわち くにひら)氏です。河内刀匠のお父様、第14代河内守 國助(かわちのかみ くにすけ)は当社の奉納刀の管理を行っておりました。その御子息である河内刀匠は、幼少期を石切劔箭神社の参道で過ごしている御縁ばかりでなく、平成26年に最も刀匠として権威のある「正宗賞」を受賞され、最近でも平成の名工大賞を受賞される当代最高の技量を持ち、奈良に住まいされていることから、当社として依頼するにあたり河内刀匠以外には考えられないと思い、作刀をご依頼しております。 

特に今回の作刀にあたり、石切丸本歌(いしきりまるほんか)の茎尻(なかごじり)の錆と和釘(わくぎ)と玉鋼(たまはがね)を材料として使用致します。また火造りは当社の御神木を松炭に混ぜ使用いたします。まさに『石切丸本歌自身の身、及び魂が平安時代の姿でよみがえる』こととなり、これまでに類を見ない取り組みです。

石切丸の茎は、平安時代から現在まで研がれることのない作刀当時のままの姿です。

※和釘(わくぎ)・・・神社やお寺で古くから使用されている釘
※玉鋼(たまはがね)・・・刀剣作刀用の鉄

一振りの刀には研ぐことの出来る回数が決まっており、石切丸本歌も同様です。今回のプロジェクトは、石切丸本歌の一部を受け継ぎ、本来の姿で作刀された石切丸を奉納し、御祭神の佩刀(はいとう)とすることで石切丸を永遠に後世につないでいきたいと思っております。

※佩刀(はいとう)・・・腰に差す刀

神社は神職だけで継承できるのではなく、皆さまのお気持ちを受けてこれまで存続できております。ぜひこのプロジェクトを実現し、千年先の未来まで同じように続いていくことを信じて、全国の皆さまと一緒に文化財を後世に残し、つないでいきたいと考えております。 
そして、歴史を作る一員に参加をいただき、新たな歴史を作れたらと思います。

また、プロジェクトを通じて、「石切劔箭神社」の存在と多数の収蔵品を知っていただき、身近に感じていただくことで足を運んでいただくきっかけになり、地域の活性化にも貢献をできたらと思います。

石切丸本歌は、ものすごい地鉄(じがね)がきれい。たいへんな刀だと思う。特に物打ち(ものうち)の地鉄の美しさは人間業かなと思うほど。ただ、その地鉄も自然にできることはなく、人間が作ったもの。絶対できないものではない。

※地鉄(じがね)・・・刀の表面の鉄
※物打ち(ものうち)・・・実際に刀で斬りつける時に中心的に使う部分

現在所蔵されている石切丸は、800年もの間研がれたことによって、刀剣の幅が約5mm研ぎ減り、切っ先は約8mm短くなってしまっていることが明確です。この点は作刀当時の石切丸と大きく変化している。また、区送り(まちおくり)されたことにより約3.3cm短くなってしまった刃長の違いも特徴的です。

※区送り(まちおくり)・・・刀の寸法を短くすること


DMM GAMESとニトロプラスがタッグを組み制作したPCブラウザ・スマホアプリゲームです。プレイヤーは、審神者(さにわ)と呼ばれる主(あるじ)となり、歴史に名だたる刀剣が擬人化されて戦士となった“刀剣男士”達を集めながら、彼らを集めて強化・育成し、自分だけの部隊を結成。歴史を守るため、さまざまな合戦場を攻略していく、刀剣育成シミュレーションゲームです。
2015年1月のサービス開始直後より爆発的に人気が高まり、日本刀に関する書籍や刀を展示している資料館等にファンが訪れるなど、ゲームの枠に収まらない反響を呼んでいます。

そして、本プロジェクトは、『刀剣文化の発展及び文化財を後世につないでいく』という主旨に共感する刀剣育成シミュレーション・オンラインゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」のご協力をいただいております。

ゲームには、刀剣男士として石切丸が登場いたします。
平安時代の刀工、三条宗近作といわれる大太刀。神社暮らしが長かったため外の世界には少々疎い。実のところ切れ味よりも、腫れ物治療・病気快癒などの力を期待されている。優しい眼差しでみんなを見守ってくれる。


ゲームやアニメを制作している株式会社ニトロプラスの小坂 崇氣(こさか たかき)と申します。私は刀剣を題材にした「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)-ONLINE-」というゲームの原作プロデューサーをしております。

「刀剣乱舞」には刀剣から人の形に顕現した「刀剣男士」というキャラクターがおり、その中で石切丸という刀剣男士が登場いたします。実は、この刀剣男士の石切丸は、石切劔箭神社様が所蔵されている太刀 石切丸がモチーフとなっております。

刀剣は作刀はもちろん、管理や維持がとても大変なことであり、費用もかかります。これを長きにわたって後世に伝えていかなくてはならない現状があります。今回のプロジェクトを通じて、ご神刀の作刀、奉納といった刀剣における役割や魅力を発信していくこと、そして刀剣を維持管理していかなくてはならないため、皆さまのご支援をいただくという活動がクラウドファンディングによってより多くの方々がご参加いただけたらうれしく思います。また、日頃からお世話になっている刀剣の魅力が伝わり、そしてご恩返しになればと思っています。

刀剣文化があってこその「刀剣乱舞」。ゲームやアニメを楽しみにされてる方々に本物の刀剣の魅力の一端を感じていただける機会となります。

今回のようなご神刀奉納という刀剣が作り出す日本の文化、こういったことに参加する機会はなかなかないと思います。この機会に1人でも多くの方にご参加いただき、より刀剣の魅力を知っていただいて、後世に刀剣がつながっていくことを私たちを含め皆さまのお力でできたらと思いますので、ぜひご協力のほどよろしくお願いいたします。

BOOSTERを運営しているパルコと大丸松坂屋百貨店は、同じJフロントリテイリンググループで、当店がBOOSTERプロジェクトのリアル会場として今回のプロジェクトに参画させていただくこととなりました。

石切丸奉納プロジェクトは、重要美術品である石切丸を復元し、奉納するという文化的な意義が大きく、また、地元大阪の活性化につながる取り組みであると考えております。こんなに素晴らしい石切丸が石切さんに所蔵されていることをご存知でない大阪の方も多く、地元の魅力や良さを再確認するきっかけになるのではないかと考えております。

今回のプロジェクトを沢山の方に知っていただき、多くの方に共感いただけるようご支援をお願い申し上げます。

刀剣奉納プロジェクト返礼品は、職人・アーティストがチームとして集う株式会社studio仕組やプロダクトレーベル「Floyd(フロイド)」がプロデュースした「石切劔箭神社」「刀剣乱舞-ONLINE-」の特別返礼品などをご用意いたしました。


<All-in方式の場合>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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