木地師 辻新太郎さんの想いを伝える冊子「つくり手の本」を支援者とともに作り上げ、その冊子で辻さんの想いを、多くのひとに伝えたい。そして、込められた想いを知ることで辻さんがつくったうつわに愛着を持ってもらい、そのようなうつわに囲まれた和やかであたたかい食卓を日本中に広めたい!

プロジェクト本文

「こんこんと湧き出る泉のように、たゆむことなくひととひととがモノを通してつながるように」
このスローガンを掲げて、私はプロジェクトユニット「コンコント」を立ち上げました。
初めまして、コンコントの山崎弘二です。

伝統工芸である山中漆器の産地で木地師として活躍されている「工藝の館」辻 新太郎さんとともに、辻さんの想いを伝える冊子「つくり手の本」と辻さんが木地を挽いた「基本の汁椀」をセットにしたものを世に生み出すプロジェクトを実現したいと思い、CAMPFIREを利用いたしました。

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■パティシエを辞め、家業の仕事に

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私は石川県加賀市にある創業明治18年の山崎又一商店という漆器卸業を家業としている家に生まれました。
大学を出てからは、家業とはまったく畑違いの洋菓子製造、いわゆるパティシエの仕事に就きました。
パティシエという仕事で、外国の文化である洋菓子に触れることによって、今まで以上に日本の文化である伝統工芸などの手しごとに対する可能性について深く考えるようになりました。
そしてより一層、伝統工芸に対する思いが強くなり、2011年より山崎又一商店の仕事に就きました。

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■なぜ、コンコントを立ち上げたのか

少し昔の日常を思い出すと、商店街で顔なじみの店主からモノを買ったり、近所のひとから野菜を分けてもらったりしていました。

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その頃の社会では、モノを通してひととひととがつながっていました。
モノがコミュニケーションとしての重要な役割を担っていたのです。

現代は、ネットショッピングの普及により顔と顔とを合わせなくてもモノを買うことに抵抗のない社会になりました。
また、世の中の仕組みが複雑になったことにより、生産者の顔が見えにくいモノがあふれています。
便利な社会になった反面、モノを通してひととひととが繋がりにくく、モノに対するコミュニケーションとしての役割が弱くなり、モノの価値も下がってしまったように感じています。

そこで私はもう一度、コミュニケーションの役割としてのモノの価値を高め、モノを通してひととひととがつながる社会を作っていきたいと思い、コンコントを立ち上げました。

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■「つくり手の想いを伝える汁椀プロジェクト」で世の中をどう変えたいのか

伝統工芸の産地では、こだわりを持ってものづくりに励むつくり手に出会うことがありますが、今まではつくり手の魅力を広くひとに伝えることが十分ではなかったと感じています。
私は、うつわを使うひとがつくり手の想いを知ることはとても意味のあることではないかと思っています。

うつわを使うひとはつくり手の想いを知ることで作られたうつわに愛着を持ちます。
そのようなうつわはいろいろなことを語りかけます。

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「この料理なら合いそうだね」とか「たまには私も使ってほしいな・・」とか。
愛着を持ったうつわに囲まれた食卓は空間を和やかにし、おしゃべりも弾みます。

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このような、あたたかい食卓をもっと多くのひとに感じてもらいたいと思い、今回のプロジェクトを考えました。

■辻さんとの出会いについて

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コンコントでどんなことを実現できるかについて、友人とあれこれ話しているとき、友人が憧れている方がいるということで出会ったのが工藝の館の辻さんでした。

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辻さんは全国漆器展労働大臣賞など輝かしい受賞歴があるように、木地師として技術的に卓越しているだけでなく、後継者育成にも積極的に取り組まれています。
そういった面について、尊敬するのはもちろんですが、辻さんが日々の暮らしを自然との対話の中で生活されていることについて私は強く惹かれました。

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そのような面について、尊敬の念を抱くのはもちろんですが、辻さんが日々、自然との対話の中で暮らしていることについて私は強く惹かれました。
辻さんはよく山に行きます。

春には山菜を取り、秋にはきのこを収穫する
草木の移り変わりから季節を感じる
そして、木と対話をしながらうつわを挽く


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自然の中で生きるという、現代のひとびとが忘れかけている暮らしについてなにか気づかせてくれるのではないかと思い、今回のプロジェクトを辻さんに協力いただきました。

■具体的にどのようなプロジェクトなのか

さまざまな魅力あふれる辻さんの、つくり手としての想いや人柄を皆さんにもお伝えできるプロジェクトにしていきたいと思っています。

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このプロジェクトは支援募集中の期間に、辻さんに木地師としての仕事に対する想いや他愛のない日常の風景などを取材し、ほぼ毎日活動報告していきます。

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目標金額を達成できましたら、取材で集まった情報をもとに辻さんの想いを伝える冊子「つくり手の本」を作成します。
支援募集期間中、支援者の方から辻さんに聞いてみたいことをどんどん提案して頂ければと思っています。
支援者からの提案を取り入れて取材し、みんなで辻さんの想いを伝える「つくり手の本」を完成させたいと思っています。

■なぜオーソドックスな形の基本の汁椀にするのか

辻さんのような熟練のつくり手の方には職人としての感性が身体に染み付いていると感じます。
工業デザイナーとして知られている柳宗理の父である柳宗悦は、大正時代に民藝運動を起こし、日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事のモノに「用の美」を見出しました。

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「用の美」というものは独自性や新奇性で自己を表現する作家とは違い、職人による誠実な手仕事の中で生み出される機能的な美しさを見出したのです。

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つまり、辻さんのような熟練の職人が身体に染み付いている感覚で作成するモノこそが機能的で美しいのではないかということで、このような基本の汁椀をセットにすることにしました。

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■リターンについて

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・辻さんが木地を挽いた汁椀「基本の汁椀」の詳細
国産欅の木地を使い、高さ約7.2cm×直径約11.6cmの汁椀を予定しています。
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汁椀の形はこのようなモノになる予定です。
使い勝手の良い基本の形です。
汁椀の塗りは漆塗り専門の職人さんにお願いして、漆を塗っては拭き取るという工程を何度もくり返す拭漆という方法で仕上げます。
木そのものをくりぬいてできた汁椀ですので、食器洗浄機、電子レンジには対応しておりませんので、ご了承ください。

・辻さんの想いを伝える冊子「つくり手の本」の詳細
高さ14.8cm×幅10.5cmの文庫本サイズで32ページの冊子を作成する予定になっています。
こちらがサンプルでつくった冊子見本です。
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表紙デザインは変更になる場合があります。
6,500円以上のリターンより、初回印刷分の冊子「つくり手の本」にパトロン様のお名前を記載させていただきます。
サンプル冊子の中身はまだ白紙ですが、これから皆さんと一緒に「つくり手の本」をつくっていければと思っています。

■コンコントの今後の展開として

・月刊メールマガジンの発行
・作り手と交流できるイベントの開催
・第二弾、第三弾と「作り手の本」の企画をさまざまな伝統工芸のつくり手とともに実現していきます

■最後に

このような活動を通して伝統工芸のことを多くの方に知ってもらえたのなら、敷居の高いイメージのある伝統工芸を今までよりも身近に感じ、後継者不足といったさまざまな問題を解決できるきっかけになるのではないかと思っています。
多くのひとに必要とされるからこそ伝統工芸がすたれることなく未来に受け継いでいける、そんな世の中をみなさんと一緒に築いていきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「つくり手の思いを伝える汁椀プロジェクト」実現のためのご支援を、心よりお願いいたします。

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