◇ご挨拶

このプロジェクトをご覧いただき誠にありがとうございます。プロジェクトリーダーの大塚謙二(Ken)です。

皆さんに冬のご馳走「蟹」について少しお話させてください。

日本では11月に解禁を迎える蟹漁ですが、ロシア・カナダなど世界的な産地は日本の季節で春から秋にかけて最漁期を迎えます。海老・蟹の消費大国 日本では消費される蟹の9割がこの輸入品となっています。

冬に日本で水揚げされた蟹の方が鮮度も良くて美味しいだろうと考える方が多いのではないでしょうか?

もちろん、産地で獲れたての蟹を食べるなら話は別です。

しかし!

海外産地の蟹は水揚げする船の上で下処理し、ほとんど活きた状態で急速凍結されるので獲れたての鮮度が保たれています。これを「船凍品」と呼んでいます。

これに対して、日本海側の産地(島根・鳥取・兵庫・京都・福井・新潟・北海道etc.)で水揚げして加工される蟹のほとんどは、主に港まで活けのまま帰ってきて、そのまま販売される場合と、港近くの加工場で下処理し急速凍結して販売される原料とに分かれます。

海外から活きた状態で運ぶには相当の維持費が必要なので、金額に糸目をつけない大富豪のわがままでもない限り、国内で水揚げされる蟹以外は活けで流通しません。

輸入も出来ず、流通が少ない=高値になるので活きたまま運ばれます。

活きた状態だから「船凍品」と変わりないのでは?

浜に着くまでの1~2日間はエサも与えられずにギュウギュウの水槽に入れられているので、身が痩せたり脚が折れたりして鮮度も落ちてしまいます。これを急速凍結したものを「陸冷品」と呼んでいます。

身が痩せたりしても「活け」には「活け」の旨さや醍醐味がありますが、これを冷凍した場合、「船凍品」と比べて鮮度が落ちるという事です。

水揚地が国内産地だからといって期待して購入すると身が少なかったなど、蟹の購入に対する失敗談をよくお客様から耳にします。

美味しい蟹を食卓にお届けするため「船凍品」のみを仕入れて加工しています。

 

「活け」の良さとは?

旅番組でプリップリの蟹足を食べている光景が放送されますよね。これを家庭で同じよう再現しようとしても、プツッとちぎれてしまう。これには訳があります。

活きた状態で加熱された「生蟹」は加熱しても殻に身がつきません。冷凍された蟹は加熱すると身が殻に引っ付いてしまいます。

輸入品の茹で蟹のほとんどは船の上で活きたままボイルされ急速凍結されています。活きたまま加熱すれば、旅番組のようにスルッと身を抜き出すことができるのです。

冬になると産地に通い、皆さんを虜にする産地でしか味わえない「活け」の醍醐味とは正にこのことです!

産地で召し上がる場合は「活け」、家庭で召し上がられる場合は「船凍品」を購入して頂ければ間違いないと思います!

 

◇このプロジェクトで実現したいこと

あらためまして、プロジェクトリーダーの大塚謙二です。

山に囲まれた奈良県で生まれ育ち、海を見ると何故か嬉しくなる子どものような38歳です。海が珍しい地域で育った反動なのか、海の幸を加工するメーカーで働いてます。

そんな私が実現させるプロジェクトは…

「蟹の旨みを逃さない職人の手捌き蟹を食べてもらいたいということです!」

蟹の旨み、香りは「殻」にあります。甲殻類は殻からダシが出るので本当に美味しいのは殻付きの状態で焼きガニにしたり、鍋に入れることです。身に殻から染み出した香りとダシが逃げることなく身に移り、同じ蟹?と疑うほど味に差が出ます。

美味しいことは解っていますが、アツアツの蟹の殻を剥くことは非常に危険!さらに加熱することで殻はさらに固くなりハサミで切るのも一苦労!!ようやく苦労が報われ食べるときには結構冷めてます…

・食べやすいけど感動がない蟹(もっと美味しくなる点で。蟹は悪くありません)
・感動するけど食べにくい面倒な蟹(感動には個人差があります)

ほとんどの人は殻の剥いてある食べやすいものを選ぶのではないでしょうか?
私が食べてもらいたい今回のプロジェクトを表現すると

・食べやすくて良い感じで感動できる蟹

が最適ではないかと思います。

食べやすくするために手作業で脚を1本ずつ丁寧に包丁で削って捌いた蟹は、網焼きにしても殻が器代わりになって美味しいドリップが流れず身に染み込みジューシーに焼きあがります。さらに殻に覆われているので香ばしさも抜群。


(↑↑焼きガニにしてもドリップはこぼれずジューシー♪)

鍋に入れても殻の器の中で美味しいダシが身に染み込み続けるので、旨みたっぷり。さらに鍋ダシにも蟹の旨みが溶け込むので野菜、豆腐、うどん、そしてシメの雑炊まで蟹を堪能していただけます。(チーズを入れてリゾットにするのが我が家流です)


(↑↑身にもたっぷり蟹のダシが染み込み続けます!)


(↑↑箸で簡単に身が取れるようにカットしています)

 

さらに蟹を楽しみ、余韻に浸る大事な要素として必須の

「食べ応え!」

上海ガニ、毛ガニも美味しいけど身が少ない…。

「蟹を食べた!」と余韻に浸れる大型サイズ!そして、旨みが濃厚な希少種の大ずわい蟹(バルダイ種)の手捌き蟹を皆様に特別にご用意しました。


(↑↑甲羅部分が無い状態でも2杯で2kgあります!)


(↑↑私の手より太くて大きいサイズです)

 

蟹という素材を通じて、加工の違いで味が変わることを知ってもらい

「いつもよりちょっと美味しい」

と少しでも感動してもらえたら嬉しいです。

 

◇プロジェクトをやろうと思ったきっかけ

以前、東京・伊勢丹に「刺身でも食べられる生蟹」を催事販売で行った時のことですが、ほとんどの方からどうやって食べるの?と質問されました。

関西で生まれ関西で育った私は当たり前のように考えていましたが

茹でていない生蟹を加熱して食べる

これは関西や福井・北海道など産地特権のような食べ方で、他の地域では茹でてある蟹が主に流通しているとその時、初めて知りました。

蟹は死んでしまうと身の中のたんぱく質が酸化して黒く変色するため、酸化を止めるには加熱するか、氷の膜を蟹に纏わせて空気に触れないようにしてから冷凍保存するしかありません。


(↑↑船の上で凍結されて梱包された蟹の原料です)

冷凍輸送技術の発達していない頃は、蟹の産地が近くに無い関東など「茹で蟹」しか流通していなかったので、必然的に「蟹すき」「焼きガニ」で食べる時も「茹で蟹」となったようです。

 

現在は冷凍輸送技術の発達で美味しい蟹をご自宅までお届けできます!

「茹で蟹」は甘みの部分で生蟹には勝てません。流通の途中で黒く酸化させないため、十分に加熱する必要があるからです。

さらに茹でてしまった蟹は美味しいダシが出てしまっているので、鍋にしても雑炊まで楽しめる濃厚なダシが出ません。食べやすい「かにしゃぶ」も殻部分が少ないので良いダシがほとんど出ないんです。

生蟹の魅力を知ってほしい。濃厚なダシで作る雑炊も食べてもらいたい。

手捌き蟹は食べやすくて本来の蟹の甘み・香り・旨みを堪能できます!

蟹の旨みがたっぷりのダシでつくるシメの雑炊で感動!

これを是非、味わってもらいたいんです!!

 

▼これまでの活動

生蟹の魅力を伝えるため、百貨店に蟹の催事販売やシーフードショー、大阪城で観光客に向けたPR出展、映画のプロモーション、ラジオ出演など年間を通じて流通する「蟹」の魅力を届けてきました。

北米に行って現地のスーパーを周り陳列方法や価格、加工品など勉強。


(↑↑殻むきした海老・蟹や新鮮な魚介は全て量り売り)


(↑↑市場では早朝は業者、昼頃から一般の人も買い物に)


(↑↑シーフードショーでは沢山の方がブースに来場)


(↑↑映画と蟹のコラボ企画でアイドルグループと試食&撮影)


(↑↑FMラジオで蟹の魅力を語らせていただきました)

年間を通じて毎週週末に蟹海鮮バイキングレストランを開催し、蟹の捌き方・食べ方を説明しながらお腹いっぱい堪能していただいてます。

 

昨年末には当日予約が取れない状態となり、目標だった1日500人以上の来店を達成!

これからも「蟹」の美味しさと魅力をお届けしていきます。皆さん応援よろしくお願いします!

 

▼リターンについて

リターンについて皆様に蟹を存分にお楽しみいただけるお返しをご用意いたしました。

特大 手捌き 大ずわい蟹(バルダイ種)

焼いて良し、鍋でも良しの旨みたっぷり手捌き蟹。1杯1kg以上の大型サイズですので食べ応え抜群です!

 

超特大 手捌き 最高級アラスカたらば蟹

たらば蟹の魅力は何といっても食べ応え。超大型の最高級アラスカ産たらば蟹を堪能して下さい!1肩1kg程の食べ応えは圧巻です!!

 

プロ仕様 かにバサミ

刃の部分が少し曲がっているので、殻をカットしても身に傷がつきにくい蟹・海老専用プロ仕様のハサミ。「マイ箸」ならぬ「マイばさみ」で注目の的!?



かに海鮮バイキング お食事券

高リピート率!かに海鮮バイキングのお食事券です。蟹を存分に堪能したい方にはお薦め!

 

保存版!蟹の解凍・剥き方BOOK

蟹の解凍方法から捌き方、調理方法まで美味しく召し上がっていただくプロのコツを掲載しています。蟹を食べる時に読んでください!

 

▼資金の使い道について

蟹は深海に棲む養殖できない天然の魚介です。蟹の密漁・乱獲により激減し漁の制限などで資源保護が進んでいます。漁獲量が減った場合、漁師の生活を守るため相場を上げて賃金が確保されます。ここ数年、資源保護と不漁の影響で蟹の相場が2倍近く上がっており、美味しくリーズナブルに召し上がっていただくには、まとめて仕入することが重要となってきます。皆さんの食卓に美味しい蟹をお届けするため協力をお願いしています。

内訳は以下の通りです。

・原料仕入代 12,000,000円

・加工設備費 2,000,000円

・資材梱包費 500,000円

・広告宣伝費 500,000円

計 15,000,000円

集まった資金はコチラの一部として利用させて頂きます。

 

▼最後に

美味しいものを食べると人は笑顔になれます。

簡単に調理できるレトルト食品や素材の風味が楽しめる香料も素晴らしいものですが、本物の素材と素材を活かした調理方法に勝る味は無いと思います。

大切な人と楽しむ至福の時間を、魚介を通じてお届けできたら嬉しいです。

  • 2016/10/27 08:55

    11月6日は日本の蟹漁が解禁です!日本全国が朝のニュースで蟹モード全開になります。 カナダでは希少種のバルダイ(大ずわい蟹)の生育が伴わず、秋漁から禁漁が10月中旬に発表され蟹の輸入量がさらに減っています。たらば蟹も漁は例年より若干、少ない程度ですが同類種のアブラタラバが禁漁となったため昨年...

  • 2016/10/16 18:03

    週末は蟹三昧! 金・土・日は蟹と海鮮のバイキングを開催中!! 只今、新物の味噌までたっぷり楽しめる姿ずわい蟹がバイキングに登場!! 蟹が食べたくなったら是非、ご来店くださいね~ http://www.kanikoboh.co.jp/

  • 2016/10/14 14:11

    蟹を捌けと言われれば簡単ですが、いざ蟹の魅力を文章で伝えるとなると、どうやって皆様に蟹の魅力を伝えようかと試案を続け、文章を考えては消しての繰り返し…。 元々、文章を書くことが苦手なので長文を書いていると、いつの間にか話が脱線していたり、同じような内容を繰り返して書いていたり。 ようやくス...

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