前回の募集(https://camp-fire.jp/projects/view/8840)では多数のパトロン様にご支援して頂き、119,000円ものご支援をいただくことができました。

 今回、市民の皆様を共に施工を行うワークショップを開催させて頂きたいと考えております。そこで大変恐縮ではありますが、今一度募集をかけさせていただきました。皆様のご支援をお待ちしております。

 

【プロジェクト背景】

2016年3月26日に開通した北海道新幹線の札幌延伸が決定したことで、小樽市に新たに新小樽駅が建設されることになりました。

小樽市では、いかに新駅から観光客を集客し観光地「小樽」に足を運んでもらうかが重要な課題となっています。更に、観光客の小樽観光の主な目的として、小樽らしい趣のある建造物の外観や雰囲気を楽しむことが多い傾向にある一方で、小樽の魅力を知らずに利便性が悪い等の理由から、転居した市民も少なくありません。最近では空き家が増加しており、空き家の中でも貴重な遺産である小樽らしい趣のある建造物も惜しまれつつ解体されています。

 

私たちは、「北海道小樽市のまちづくり」をテーマとしています。先に述べた小樽の課題を建築によって解決できないか模索し、現地調査を実施しました。その結果私たちは、歴史的遺産を多くの観光客、小樽市民に認知してもらう為、小樽の歴史的遺産を活かした「まちおこし」として小樽らしい趣のある建造物を掘り起こし、リノベーションの一例を提案することで、課題解決の糸口とする事を考えました。

 

【小樽の歴史的価値と魅力】

古くから港湾都市として栄えてきた小樽は、歴史的建造物が数多く現存しており、重要文化財に指定されているものもあります。現在は当時の遺産が現存する歴史を感じさせる趣のある観光地として人気を博しています。

北海道の住宅の歴史を覗いてみると、小樽の古家が大本になっている事が分かります。小樽は昔から港湾都市として栄えており、外部から異文化が他の街より多く流入してきた街です。また、当時の小樽は北海道の貿易の拠点であった為、小樽で受け入れられた異文化がもとになってできた住宅のつくりが北海道全体に広まっていきました。

 

 

現在は北海道の住宅文化発祥の地である小樽の古家が空き家となり、解体されつつあるという事実があり、残念でなりません。しかし、小樽らしい趣を持った建造物をリノベーションし、新たな小樽の魅力を発信する場として保護する活動をしている地元企業もあります。このようにリノベーションされ、新たに生まれ変わった物件が市内には数件存在しており、今後の小樽のまちづくりへのヒントになるのではと私たちは考えました。

 

 主な観光地である南運河は、道内外や外国等の観光客が歴史的な建物を見学することで賑わい、年々観光客数も増加傾向にあります。

 一方で北運河・手宮地区は観光地としては賑わっていませんが、本来の古き良き小樽の歴史を色濃く残しており、12件の歴史的建造物が現存する貴重な観光資源の1つとして見直されつつあります。私たちはこの北運河・手宮地区にある歴史ある古家を今回のプロジェクトでリノベーションしていきます。

 

【古家をリノベーションした宿泊施設】

小樽市豊川町14-3にある古家をオーナー様である遠藤友紀雄氏からお借りし改修させて頂きます。利用方法としては、当初の目標であった宿不足を改善するための観光客向けの宿泊施設として、観光客の宿泊利用者がいない場合は賃貸で貸し出す計画を立てています。計画するうえで、先ほど紹介したリノベーションされた建物の一つである「旧岡川薬局」を何度か訪問し、参考にさせて頂きました。

 

今回のプロジェクトでは、「旧岡川薬局」のリノベーションをされた福島慶介氏と、古家のオーナー様である遠藤友紀雄氏に協力して頂きながら、古家を自分たちの手でリノベーションしています。観光客向けの宿泊施設が減少している事から、観光に来る際の宿泊地の一つとして検討して欲しいと思います。

 

 

【改修のビジョン】

 現状の建物の状況としましては、トイレの不備や、シャワーや暖房設備が無い事が挙げられます。また、長い間使われていた建物ですので全体的な内部の老朽化は否めません。

 

私たちが携わる具体的な改修としましては以下の項目で考えております。

 ・床のクッションフロアやフローリング張り

 ・壁面クロスの張替え

 ・壁面の漆喰塗

 ・天井クロス張り

 ・軟石タイル張り

 

 また、改修を行う上で、市民の皆様と共に改修を行うワークショップを11月23日(水・祝)に行いたいと考えています。詳しくはFacebookをご覧ください。(https://www.facebook.com/renovation.old.house.otaru)皆様のご参加をお待ちしております。

 

  このリノベーション計画を行うことで、小樽の中でもまずは北運河・手宮地区という地域に貢献し、小樽の新たな魅力を発信する場となり、将来的には小樽市全体にこのような活動が波及し、宿不足の解消や、歴史的遺産を多くの観光客、小樽市民に認知してもらうきっかけつくりになればと考えています。

 

当会では改修のイメージの図面を自分たちで作成し、この図面から積算をし、協力して頂いている企業の方々からアドバイスを頂いて活動しております。

これから変更等もあると思いますし、現段階ではあくまでイメージの部分も含まれる図面ですが、昔ながらの建物の良さを残しつつも、利用者が快適に過ごせるような改修を行いたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

【支援して頂いたお金の使い道】

古い建物ですので改修する箇所が多く、私たちが用意できる資金では限界があります。そこで、小樽の良さを今以上に加えたこの施設を利用する方の利便性向上のため、主に私たちが施工を担当する以下のリノベーション費用の一部に充てさせて頂きたいと考えております。

 

①  床面

 →クッションフロアやフローリング張り

②  壁面

 →クロスの張替え、漆喰塗、軟石タイル張り

③  天井面

 →クロス張り、天井材の施工

④  ワークショップでの材料購入資金として

 

 【リターンについて】

▼リノベーション後の建物に協賛者の皆様のお名前を掲載したプレートを設置させて頂きます。また、協賛者一覧のページにお名前を掲載させていただきます。

 

▼改修工事をするにあたり作成した図面や、撮影した工事写真をデータにて配布させて頂きます。

 

▼オリジナルステッカーのプレゼント(デザイン等は鋭意製作中)

 

私たちの活動が、歴史情緒あふれる街・小樽の景観を活かしたまちづくりが今後ますます発展していく上での1つのきっかけになるように、今後もより一層努力していきます。


皆様の温かいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

※進行状況は随時こちらのCAMPFIREのページと、「小樽まちづくりプロジェクト」のFacebookをお借りし、お知らせさせて頂きたいと思っています。

Facebook URL → https://www.facebook.com/renovation.old.house.otaru

 

【基本情報】

「小樽MACHIづくりの会」連絡先:6427ma@gmail.com

  • 2017/01/11 13:51

    クラウドファンディング支援者様へのリターンお届けについてのご連絡です。 お届け予定が2017年02月予定となっていましたが、完成・到着が3月にずれ込んでしまうと考えられます。 延期してしまい大変申し訳ありません。 より良いものを完成させて、皆様にお届けしたいと考えています。 宜しくお願...

  • 2017/01/10 15:32

      皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 先日、小樽MACHIづくりの会のロゴマークが完成いたしました。 こちらのロゴマークは、クラウドファンディングでの支援者様に向けたリターンの特典ステッカーとしても使用する予定です。 今後の活動としては、玄関の壁に...

  • 2016/11/04 10:03

    本日も古家にて壁下地の施工が始まります!! 下地完成後は、壁面となる石膏ボードを施工し、漆喰の1回目を塗っていく予定です。 2回目の漆喰塗りはワークショップのイベントとして実施致しますので、皆様のご参加を心よりお待ちしています!! また、近日中に小樽の倉庫群を連想させる軟石タイルの施工も...

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