▼ごあいさつ
ページをご覧いただき、ありがとうございます。歓迎プロデュースの小野寺紀子と斉藤和枝です。
私たちは、宮城県の最北東端にある気仙沼市で生まれ、家業が漁船・水産業に関わる仕事をしていたこともあり、小さな頃から家に漁師さんが出入りしていたり、日常に漁師さんたちがいる中でそれぞれ育ちました。
現在、小野寺は気仙沼で漁船に餌や資材を積み込む会社、斉藤は水産加工会社を経営しながら、「気仙沼つばき会」という女将の団体で活動しています。その「気仙沼つばき会」で出会った漁師大好きな移住女子、根岸えまがチームに加わり、3人でこのプロジェクトを立ち上げます。
気仙沼は世界三大漁場の一つである三陸漁場を目の前にもつ、日本有数の漁港として生鮮かつお水揚げ日本一などになっている港です。
気仙沼港は風呂や買い物など生活圏が港を起点に広がっており、どこへでも港から歩いて行けることがまちの大きな特徴で、「亀の湯」という漁師さんに愛されていた銭湯がありました。魚市場での水揚げが終わった漁師さんたちは銭湯に入って汗を流し、陸にいる間の束の間の休息をとっていました。
2011年3月11日の震災で津波をかぶり、その後も漁師さんやボランティアさんのためにと営業を再開した「亀の湯」でしたが、防潮堤建設のため2年前に泣く泣く閉鎖を余儀なくされ廃業しました。それ以降、港のまわりには、銭湯もなくなりました。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
私たちのまち気仙沼は、今も全国からたくさんの漁船が魚を追って三陸沖へ、そしてここ気仙沼港に水揚げをしています。気仙沼の基幹産業は漁業と水産業です。優秀な漁労長を輩出する土地として、全国から漁船が集まり、栄えた港町です。現に、気仙沼港に水揚げされる74,000トンのうち、52,000トン、つまり全体の約70%が他県からの漁船の水揚げとなっています。
漁船の入港の有無は、市場での水揚げのみならず、製氷や製函、仕込み業者、飲食業、遊技場、タクシーなど市内の経済を左右するといっても過言ではありません。気仙沼に各地から漁船が入港するのは、魚を買う人たちがいて、加工する設備も整っていて、冷蔵庫もあり、船を受け入れる体制が成り立っていることもひとつの理由ですが、スナックや銭湯、食堂など、漁師さんたちが港に入って疲れをとったり娯楽をたのしんだりする場所も揃っていることが重要であると私たちは考えています。
2年前に創業131年の歴史に幕を閉じた「亀の湯」は、漁師さんたちが長い航海から帰ってくると真っ先に『ただいま』と長靴姿で来て、お母さんが『おかえり、ごくろうさま』と言ってくれる、そんな旅の漁師さんたちの憩いの銭湯でした。
亀の湯がなくなって早2年、漁師さんからは言われます。
「他の港町には風呂屋があるのに気仙沼にはない。水揚げをして疲れて、ひとっ風呂浴びたいのに、どうしてたくさんの船が入る気仙沼には風呂屋がないんだ。」
たしかに、現在の環境を鑑みると銭湯の経営を続けるということ自体が大変難しいとされています。また、震災で大きな被害があり復興への資金需要が多大な中、行政にだけ頼れないということも理解できます。
それでも私たちはなんとかして、港の近くに銭湯をつくりたい!
そこで、できるだけコストがかからない方法を探し、今回トレーラーハウスでの銭湯経営にいきつきました。
気仙沼はリアス式の海岸線が美しく、湾をぐるっと囲む丘陵の景色や、ずらっと並ぶ大小の漁船が係船している景色が観光資源でもあります。しかし、漁師さんにとって不便な港となって入港船が減っては、観光資源である港の風景もさびれてしまい、交流人口の増加も望めません。
私たちは、”板子一枚下地獄”といわれる洋上で、懸命に漁をし、美味しいお魚を気仙沼港に水揚げしてくれる漁師さんに感謝を表し、手足を伸ばしてゆっくり入れる温かいお風呂をつくりたい。漁師さんが『ただいま』と帰ってきたくなるような港町にしたい、と思っています。
小さな頃から当たり前のように漁師さんたちがまちにいる日常をみて育った私たちは、気仙沼を『日本一漁師さんを大切にする町』にしたい、そう思って日々活動しています。
さらに、気仙沼魚市場にはカツオやサンマ、メカジキなど、旬に応じてたくさんの新鮮な魚が水揚げされます。漁師さんや市場で働く人たちと気軽に交流できる場として、魚市場前に朝めし屋 別館「鶴亀食堂」(こちらもトレーラーハウスにて)をつくることにしました。魚市場前で朝めしを食べるために気仙沼に宿泊する、そんな観光のお客様も増えたらいいなぁと思っております。
▼これまでの活動
本プロジェクトメンバーは、水産に関わる仕事や地域のまちづくり活動などをしておりますが、そのかたわら、気仙沼でおもてなしを考える女将の会「気仙沼つばき会」(2008年設立)で活動しております。
毎年8月の大型サンマ船団や1年の長期航海に出る遠洋まぐろ船を市民や観光客の方々も一緒にお見送りする『出船おくり』や、漁師さんの魅力やかっこよさを国内外に伝えたいと『気仙沼漁師カレンダー』の制作、普段は一般の人が入れない「魚市場」を会場に気仙沼港で水揚げした魚を定食で食べられるイベント『市場で朝めし。』などを企画、活動してきました。
「気仙沼つばき会」での活動を通して出会った私たちは、「漁師さんが『ただいまー』と帰ってきたくなるような港町をつくりたい!」というひとつの想いのもと、新たな団体を立ち上げ、今回の銭湯「鶴亀の湯」と別館「鶴亀食堂」を、事業としてスタートすることにいたしました。
▼資金の使い道
みなさんからご支援いただいた資金は、漁師さんはもちろん、魚市場で働くひとたち、地元のひとたち、さらには観光でいらした方々もご利用いただける銭湯「鶴亀の湯」と別館「鶴亀食堂」のスタートアップ資金にしたいです。
三陸の港町の小さな銭湯と食堂ですが、漁師さんはもとより、気仙沼に出入りするみなさんひとりひとりにとって、今日もがんばろう!と思える場になったらいいなぁと思っています。
ぜひ、ご支援いただき、気仙沼においでになって、漁師さんや市民、そして私たちと交流していただきたいと思います。
▼リターンについて
▶︎5,000円(気仙沼へお越しになれる方向け)
・お礼のお手紙
・大漁満足入浴券(1枚)※1枚につき1回のみ利用可能、有効期限1年間
▶︎10,000円(気仙沼へお越しになれる方向け)
・お礼のお手紙
・大漁満足入浴券(1枚)※1枚につき1回のみ利用可能、有効期限1年間
・朝めしチケット(1枚)※1枚につき1回のみ利用可能、有効期限1年間
▶︎10,000円(気仙沼へお越しになれない方向け)※限定200人
・お礼のお手紙
・気仙沼漁師カレンダー2019(1冊)
▶︎30,000円(気仙沼へお越しになれる方向け)※限定75人
・お礼のお手紙
・大漁満足入浴券(3枚)※1枚につき1回のみ利用可能、有効期限1年間
・朝めしチケット(3枚)※1枚につき1回のみ利用可能、有効期限1年間
・気仙沼漁師カレンダー2019(1冊)
▶︎30,000円(気仙沼へお越しになれない方向け)※限定75人
・お礼のお手紙
・気仙沼漁師カレンダー2019(1冊)
・アンカーコーヒー「ホヤぼーやコーヒーバック」(7個セット)
・斉吉商店「金のさんま」(1パック)
▶︎50,000円(気仙沼へお越しになれる方向け)※限定50人
・お礼のお手紙
・大漁満足入浴券(5枚)※1枚につき1回のみ利用可能、有効期限1年間
・朝めしチケット(5枚)※1枚につき1回のみ利用可能、有効期限1年間
・気仙沼漁師カレンダー2019(1冊)
・(ご希望の方は)建屋へのお名前掲載(中)
▶︎50,000円(気仙沼へお越しになれない方向け)※限定50人
・お礼のお手紙
・気仙沼漁師カレンダー2019(1冊)
・アンカーコーヒー「ホヤぼーやコーヒーバック」(7個セット)
・斉吉商店「金のさんま」(1パック)
・(ご希望の方は)建屋へのお名前掲載(中)
▶︎100,000円(気仙沼へお越しになれる方向け)※限定25人
・お礼のお手紙
・大漁満足入浴券(10枚)※1枚につき1回のみ利用可能、有効期限1年間
・朝めしチケット(5枚)※1枚につき1回のみ利用可能、有効期限1年間
・気仙沼漁師カレンダー2019(1冊)
・(ご希望の方は)建屋へのお名前掲載(大)
▶︎100,000円(気仙沼へお越しになれない方向け)※限定25人
・お礼のお手紙
・気仙沼漁師カレンダー2019(1冊)
・アンカーコーヒー「ホヤぼーやコーヒーバック」(7個セット)
・斉吉商店「金のさんま」(1パック)
・(ご希望の方は)建屋へのお名前掲載(大)
▶︎1,000,000円
・お礼のお手紙
・本当のいちばん風呂(あなただけに営業いたします)
条件
※5月中にお越しいただける方限定
※1回のみ利用可能
※詳細の日程は後日メールで日程調整させていただきます。
▼実施スケジュール
3月中:設計・メニュー考案
4月上旬:トレーラーハウス設営
4月中旬〜:設備・内装施工
5月下旬:オープン
▼最後に
気仙沼のまちが魚市場や漁師さんたちを起点に、これからも続いていきますように…
みなさまのご支援・ご協力のほど、よろしくお願い致します。
このプロジェクトは、東日本大震災からの復興につながるクラウドファンディングをサポートする「復興庁クラウドファンディング支援事業」の対象プロジェクトです。
※復興庁クラウドファンディング支援事業についてご相談やお問い合わせ、取材のお申込みなどがありましたら、こちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
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