はじめまして、「じてんしゃ雑貨店 千輪」の長谷川勝之と、「のしごと」のハセガワタカユキ、冨樫実和と、「地域コーディネーター」の本多秀行です。ぼくたち4人は、東京・墨田区の鳩の街通り商店街の中にある大正時代の終わりに建てられた長屋で「伝所鳩(でんしょばと)」というお店を作ろうとしています。各地にある毎日の日常に欠かせない商品を集め、自転車のように普段の生活に取り入れてもらえるようなお店を地域のみなさんと一緒に作っていきます。
▼はじめに
伝所鳩は、鳩の街通り商店街にある長屋の2階の小さなスペースに6月中旬にオープンします。1階には、地域の人たちが集まる自転車雑貨の販売をメインにした、じてんしゃ雑貨店「千輪(ちりん)」が入り、1階と2階で複合的に楽しめる、地域のお店を作ります。
■お店の場所はこちら
https://goo.gl/maps/ro3QUinxPS5AabKw8
▼誰かの「日常」になるお店を一緒に作りたい
2階で新しく始めるお店は「伝所鳩」と言います。様々な地域のことをこの”鳩”の街通り商店街で”伝え”地域と地域が繋がる”場”になるようにと名付けました。「いつもの毎日に誰かのまいにちを届ける」をコンセプトに、特別なものではなく普段の生活の中で、毎日長く使ってもらえる商品を中心に取り揃えます。
毎日使うものは地域によって様々です。知らない土地の商品を使ったり、食材を食べるということはその土地の仕事や習慣を知り、そこの「毎日」の暮らしを知るということでもあります。誰かの「まいにち」を知ることで、それがやがて自分の「毎日」になるよう、各地の商品に触れていただく場所です。
以下、全ての写真撮影(だしフォト)
▼私たちについて
<プロジェクトメンバー1|じてんしゃ雑貨店 千輪>
まず大前提として、伝所鳩を始めるきっかけとなった「千輪」のことをお話します。
千輪は、自転車本体を売らない「自転車雑貨屋」として、2014年から鳩の街通り商店街のチャレンジスポット鈴木荘で、主に自転車修理のお店として営業してきました。本体を売らないなんて大丈夫なの?とよく驚かれますが、お店を開いて5年間経営は右肩上がりです!と胸を張れる状況ではないのが現実です。
しかし、安価な自転車が簡単に買い換えられ、次々とゴミになっていく様子を見て、使い捨てられない社会を作りたいとの想いから、本体を売ることはただの一度もせず、雑貨の販売と修理だけで運営をしてきました。
買った方が安い・早いと言われる安価な自転車でも手間ひまかけて修理をすることで、愛着を持って長く乗ってもらいたい。この想いに共感し「直してまだ乗ろう」という意識の方がこの地域には少しずつ増えてきました。しかし、その一方で困ったことがあります。それは、経営が不安定なことに加え、修理を待つ自転車で店舗は埋め尽くされ、本来の「自転車雑貨店」としての機能をほとんど果たせなくなったこと。棚を作ったり、収納に工夫をしてきましたが、それももう限界です。
これまでのお客さんにも変わらず来ていただけるようにと移転先を探し続け、ようやく巡り合ったのが今回の物件。同じ商店街の中にある二階建ての長屋は、今よりも広いスペースで「雑貨店」として再スタートするにはピッタリでした。
しかし、千輪をこれからも続けていくには、これまでのやり方では厳しいことがこの5年ではっきりと分かり、抜本的な経営改善を図るために、千輪を修理メインのお店から「自転車雑貨店」にリニューアルし、さらに新事業である「伝所鳩」を4人で始めることにしました。
<プロジェクトメンバー2|ウェブストア&メディア のしごと>
伝所鳩を一緒にやる「のしごと」は、この地域に限定した求人サイト「すみだの仕事」を運営しています。地元の企業やお店を取材し、ミスマッチの少ない求人情報で雇用者と求職者を繋いできました。
近年では、墨田区に限らず各地の取材も行いオンラインストアで販売。お店で取り扱う商品も「のしごと」が取材し、生産者さんの想いを伝えられる商品だけに限定し、お店作りや展示をしていきます。
<プロジェクトメンバー3|地域コーディネーター 本多 秀行>
また、プロジェクトメンバーのもう一人である本多秀行は、石川県能登半島をはじめ、これまでご縁のあるいくつかの地域を食でつなぐ取り組みをしたり、地方から墨田区へ生産者さんを招いた青空市「すみだ青空市ヤッチャバ」を毎週末に開催しており、常に生産者さんに寄り添ってきました。
これまでの繋がりを活かし、時間をかけて各地の日々の暮らしをお届けできる商品を取り揃えます。
オープンの際お店に並ぶ商品はわずかかもしれません。しかし、闇雲に商品を増やすようなことはせず、しっかりと生産者の方と関係性を築きながら、自信を持って進められる商品をゆっくりと集めていきます。効率は決して良くないかもしれませんが、手間と時間をかけたお店づくりをしたいと思っています。
▼プロジェクトをやろうと思ったわけ
千輪は、修理の様子が見られるようにと軒先で行い、地域の方々と繋がってきました。新店舗の軒先は狭くこれまでのような修理はできませんが、地域にとっての身近な存在でありたいのは変わりません。だから、二階に作るお店も地域のみなさんと一緒に作り、そして誰もが気軽に訪れられるお店にしたいと考えています。
現在、建物の改修を少しずつ始めていますが、既にご近所に住む様々な職業の方々がお手伝いにきてくださいました。例えば、一階の壁は近所のペンキ屋さんが、棚は近所の葬儀屋さんが作ってくださり。他にもたくさんの方が手を差し伸べてくださっています。
しかし、大正時代に建てられた建物は想定よりも老朽化が激しく、自分たちで直すには限界があり、大工さんや電気屋さんにお願いすることになりました。見積もっていただいたところ、最低限度の工事だけでも130万ほど。その他のコストも考えると200万近くかかる見込みとなり、一部予算が不足しています。ご来店くださるお客さまに安心して過ごしていただくには、たくさんの方のご協力が必要です。どうかみなさまの力を貸してください!
▼こんなことがしてみたい
みなさんから支援していただいたお金でこんなことをしたいと考えています。
・天井、壁、床を綺麗に清掃し、壁に色を塗り、明るい店内にしたい。
たくさんの方に気持ちよく来店していただけるよう明るく開放的な店内にしたいと思っています。
・老朽化している配線関係の電気工事を行いたい。
古い回線は使用できるものとできないものがあり、回線工事が必須の状態です。
・テーブルや棚などの什器を買いたい。
みなさんが商品を選びやすい棚を作ったり、テーブルを揃えたいと思っています。
・エアコンを付けたい。
みなさんがこの場所で快適に過ごせるように新しいエアコンを取り付けたいと思います。
・商品を仕入れるための資金
様々な地域の商品を紹介するにあたり、仕入れの資金にも使用したいと思います。いろんな地域の仕事をこの場所で多くの人に知ってもらえるような商品を揃えたいです。
<全体の内訳>
内装工事費:約100万円
配線工事費:約25万円
照明・家具・エアコン購入設置費:約40万円
デザイン費:30万円
▼実施スケジュール
本プロジェクトのスケジュールです。3月に解体工事、4月に電気工事、GWに本格的な工事がスタートしており、6月中旬オープンに向けて準備を進めています。
【2019年3月】物の整理・処分、解体工事
【2019年4月〜5月末】基礎工事着手
【2019年6月中旬】伝所鳩オープン&クラウドファンディング終了
【2019年7月頃~】リターンの発送開始
▼地域を知っていただくためのリターン
ご支援いただいた方へのお礼のリターンは、「モノ」と「コト」の二種類をご用意しております。「モノ」は、伝所鳩のオリジナル商品をはじめ、お店で今後販売する各地の商品を取り揃えました。「コト」は、伝所鳩に実際に足を運んでいただけるプランや、伝所鳩がある墨田区のことを知ってもらうことができる体験をご用意しました。
▼これまでも、これからも、地域の人たちと一緒にお店を作りたい
ぼくたち4人は、これまでゆかりのなかった墨田区で活動をする中で、たくさんの方に出会い支えられてやってきました。これから始める「伝所鳩」は、地域と地域を繋いでいくことで、墨田区の方はもちろん、他の地域の方にも愛されるお店にしたいです。どうかよろしくお願いいたします!
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
<お詫びと訂正>
下記のリターンの商品3点につきまして、表記に誤りがありました。 関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げるとともに下記の通り訂正させていただきます。
(誤)谷川醸造のおかず味噌(石川県能登町)
(正)谷川醸造のおかず味噌(石川県輪島市)
(誤)舳倉屋のいしる(石川県能登町)
(正)舳倉屋のいしる(石川県輪島市)
(誤)能登輪島塩(石川県能登町)
(正)能登輪島塩(石川県輪島市)
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