はじめに・ご挨拶

特定非営利活動法人とちぎボランティアネットワーク(1995年12月1日設立)として活動する上で、行政の支援だけでは行き届かない部分を担うため、2011年にフードバンク宇都宮を立ち上げ約8年間活動してきました。

フードバンク活動とは、企業・個人などから食品の寄付をいただき、それを福祉施設や生活困窮者に無償で提供するという活動です。行政のセーフティネットだけでは補いきれない多数の課題を、少しでも減らすために日々活動しております。

この度、宇都宮市内に新しく拠点を作り新団体「フードバンクうつのみや」としての活動を開始することとなりましたが、拠点となる建物が築50年超の一戸建てに決定しました。

食品を扱う場所としては現状のまま使用するのは難しいので改修工事やリフォームをする必要があります。

↓フードバンクうつのみや理事長・徳山篤↓

    ↓とちぎテレビの取材を受けた時の動画(2019年2月14日放送)↓


このプロジェクトで実現したいこと

新団体「フードバンクうつのみや」の拠点となる築50年の一戸建てを、食品を扱える状態になるようリフォームしたいのです。

具体的に改修・リフォームが必要な個所は「1階の和室を複合フローリングに改装」「電気の供給アンペアを40Aに変更(現状30A)・電気メーターや分電盤の交換工事」「サッシガラス交換、網戸・襖・障子張り替え」「畳の処理費用」「1階2室の壁塗り」「水回り修理(台所蛇口・トイレ)」「台所とトイレのリフォーム」です。

↓和室2部屋・割れた窓ガラス・破れた網戸↓

フードバンクとは

「フードバンク」は、賞味期限内でまだ十分に安全に食べられるにも関わらず、箱が壊れたり、印字が薄くなったりして販売できない食品を企業や一般企業から寄贈してもらい、必要としている福祉施設や団体・個人に無償で提供する活動です。 

行政の支援だけでは補いきれない多数の問題を、「食品」で支援する民間のセーフティーネットです。

例① 住み込みで仕事を始めたが、給料の初回支給が3週間後で食べるものがない。3週間分の食品が欲しい。→米5㎏、缶詰や乾麺など3㎏を提供。

例② 失業しアルバイトをしていたが、家賃滞納でアパートを退去。1か月半ほど車上生活をした後、生活保護の申請を行う。生活保護受給出来るまでの食品が欲しい。4人家族。→米10㎏、レトルト食品やお菓子5㎏を提供。

例③ 宇都宮市内で開催しているこども食堂が経費がかさんで困っているとの相談あり。→醤油やソース、めんつゆ等と箱で入庫してきたお菓子を提供。

↓寄付いただいた食品の回収・配送を行っている様子↓

プロジェクトを立ち上げた背景

平成29年(2017年)1月時点での日本国内のフードバンク団体は80団体以上が確認されています。平成25年(2013年)時点での40団体から倍増しています。(※農林水産省委託、公益財団法人流通経済研究所)

栃木県内だけでみると、法人として活動しているフードバンク団体は3団体。(行政主導の1団体を含めると4団体)

東京都の7団体、北海道の5団体に続き、全国3位となっております。

栃木県はフードバンク活動に関しては先進県と言えますが、まだまだ支援の手が行き届いていなく、知名度も不足しているのが現状です。

フードバンク宇都宮の現在の活動拠点はJR宇都宮駅の西側に1箇所あるのみで、広い宇都宮市内をカバーするのは難しい状況でした。

そこで、JR宇都宮駅の東側に新拠点を開設することで利用者の利便性を高めると共に、今まで以上の範囲をカバー出来ると考えました。

JR宇都宮駅東側でサテライト物件を探した結果、非常に条件の良い築50年の一戸建てが見つかりましたが、現状のままでは食品を扱うのは難しいです。

活動母体がNPO法人であるため、新拠点の改修費用に充てる予算を捻出することが難しいので今回のプロジェクトを立ち上げました。

↓新拠点の外観↓

これまでの活動

2011年にフードバンク宇都宮を立ち上げて以来、2011年10月~2019年3月までの期間に延べ4,485件(個人・施設含む)、重量にして89,425㎏の食品を提供してきました。

しかしながら、食品の提供は基本来所していただき面談を行った後となっているので、交通手段がなく現拠点に来られない方もいらっしゃいます。

↓フードドライブ(行政や施設が主催するイベントにブースを出展させていただき、食品の寄付を広く募る活動)にて、食品の寄付を受け取ってる光景↓

資金の使い道・実施スケジュール

・1階の和室を複合フローリングに改装・・・・・・・・・・・・4.5畳×2 6畳×1     399,000円

・電気の供給アンペアを40Aに変更(現状30A)・電気メーターの交換工事・・・・     137,000円

・サッシガラス交換、網戸・襖・障子張り替え・・・・・・・・・・・・・・・・      50,000円

・畳の処理費用・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.5畳×2 6畳×1 計15畳        40,000円

・1階2室の壁塗り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     50,000円

・水回り修理(台所蛇口・トイレ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      20,000円

・台所とトイレのリフォームと清掃・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    150,000円 

※CAMPFIRE掲載手数料(9%)+決済手数料(5%)+消費税10%・・・・・・・     154,000円                              

                                     合計  1,000,000円

これらの改修・リフォームを2019年12月上旬には開始し、2019年内の活動開始を目指します!

チャリティーイベントのご案内

2019年10月5日(土)~10月6日(日)に「チャリティーウォーク56.7」を行います。

このイベントはフードバンク活動の理解促進と活動資金の寄付をお願いするためのイベントです。寄付を集めるとともに困窮した状況にある人たちの現状や制度の限界を伝えることで、「私たち自身がセーフティネットを作っていく」必要性を理解し、またこうした仕組みの存在があることで「やりなおしがきく社会」をつくる希望となることを伝える事を目的としています。

詳しくは「チャリティウォーク56.7」で検索してみてください。チャレンジャー・ボランティア・サポーターも大募集中です。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

↓過去のチャリティウォーク開催時の写真↓

リターンのご紹介

・『寄付額10,000円以上の方へ』おにぎり型キャンドル

・FB(フードバンク)通信・ボラ情報(とちぎボランティアネットワークの会報)の送付

・寄付いただいた方へ心を込めたお礼状 又は お礼メール

・領収書(寄付証明書)の発行

※おにぎり型キャンドルについて

当団体にボランティアとして参加していただいている「キャンドルアーティスト」の方の作品です。

リターン用の品は少々小ぶりになっております。また、全てが手作りであるため、サイズにはばらつきがあります。製品版の購入をご希望の方は当団体までお問い合わせください。

ー日本最古の駅弁がどこの駅で発売されたのかについては諸説ある。1885年(明治18年)7月16日に日本鉄道の嘱託を受けた旅館「白木屋」がこの日開業した日本鉄道宇都宮駅で握り飯2個とたくあんを竹の皮に包んで販売した例が、前述のように最初とされる。そのため、宇都宮説による駅弁発売日である7月16日は「駅弁記念日」となっており、数多くの文献やウェブサイトが駅弁記念日を紹介する際に宇都宮説を紹介している。ーWikipedia:駅弁の項より

上記の通り、諸説はあるものの駅弁の起源が日本鉄道宇都宮駅で販売されたものであるという繋がりと、食のセーフティーネットとしてのフードバンク活動とを掛けて作成されたキャンドルとなっております。

↓おにぎりキャンドル・ボラ情報・FB通信↓

最後に

近年徐々に増えつつあるフードバンクですが、まだまだ数が少なく困窮者に手が行き届いていないのが現状です。

将来的にはもっと数を増やす必要があるフードバンク、その第一歩として新しく拠点を作りたいのです。拠点となる建物は見つかりましたが、活動開始前に大幅な改修・リフォーム工事が必要です。活動を開始するためにもどうかご寄付をお願い致します!

合わせて、食品の寄付もお願いしております。拠点を増やすということは今以上に提供するための食品も必要になります。レトルト食品・缶詰・おかずになるもの・調味料・乾麺類・海苔や米・飲料等、常温で保管出来るものであると助かります!

詳しくは「とちぎボランティアネットワーク」「フードバンク宇都宮」で検索をお願いします!

↓現拠点の食品棚・食品倉庫内部写真↓


【税制優遇について】


個人が非営利の特定の法人に対し、事業に関連する寄附をした場合には、 所得税(国税)の計算において、
寄附金控除(所得控除)又は税額控除のいずれかを選択して確定申告を行うことにより、所得税の控除を受けられることがあります。
税制上の優遇措置がこのプロジェクトにあるかどうか、また優遇措置の試算の詳細は当団体にお問い合わせください。
※「寄附金控除」「税額控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、当団体が発行した「領収証」の提出が必要となります。
領収証は年に一度、確定申告時期にお送りしています。すぐに領収証が必要な方はご連絡ください。
※領収証はGoodMorning又はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

 

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください