ゲーム業界の異端、宇賀神雅史が新作アナログカードゲーム「クレイジー・ウィザード」を提供いたします

▼自己紹介

東京出身のゲームデザイナー(兼・油彩画家)。
ひたすらゲームをつくり続け、気が付けばこの道20年以上が経過していました…

▼これまでの活動とプロジェクトをやろうと思った背景

ある時は〝家庭用のゲーム機では絶対無理〟と嘲笑されるなか「ウイイレ」を立ち上げ、またある時は〝バカバカしすぎる〟と呆れられながら「ポイッターズポイント」を立ち上げ、常に「お前はおかしい」と笑われ続けてきた私ですが、それでもゲームをつくり続けてこられたのは、「ゲームが好きだから」という、只それだけの理由からでした。
そんな私が昨今のゲームやゲーム業界に対して感じる事。それは、哀しきかな、一種の「あきらめ感」や、「内容より利益優先」という制作姿勢に対する「不信感」です。
十数年前は、「面白ければOK」という理由で、「車がホッピングして他の車をつぶしながら進むレースゲーム」や「なぜか車から〝トリモチ〟状の煙?が出て、それに他の車をくっつけちゃうゲーム」、「ただひたすらトラックボールを転がしてゴールに走り込むサッカーゲーム(トラックボールと筐体の隙間に『手の皮』がはさまって、リアル負傷する)」等、本当に〝キテレツで自由気ままなゲーム〟が世の中には沢山存在しました。
たった十数年です。たった十数年で、業界では当時予想もしなかったビックマネーが動きだし、私達の大好きだった「おもちゃ箱(面白カオスBOX)」は、規格でギチギチの「キレイなおもちゃ」で整頓されてしまいました。

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何よりも辛いのは、かくいう私自身が、業界で存命する為に「SNS」ゲーム分野で、日々「KPI」を気にした「ゲームつくり」に参加せざるをえない状況であったりする事です。
今回、オリジナルのアナログゲームブランドを立ち上げた経緯は、そういった自己矛盾と真っ向対峙し、しがらみの一切ない状況で「面白さ第一」をスローガンに、世に胸を張って出せるゲームをつくろう、と小さな決意をしたからに他ありません。

▼プロジェクトで何を実現したいか?

現在、あまり一般には多く知られていませんが、アナログゲーム業界では、「自分たちで資金を出して、自分たちの好きなゲームをつくろう」という主旨でイベントに作品を展示し、これを販売するという人たちが急速に増えています。
今回、私がこの「クラウドファンディング」という仕組みを活用しようと思ったのは、もちろん、「面白いゲームをつくって提供する」という事が第一の目的ですが、こういったプロジェクトが実現化する事自体が、資金問題で諦めてしまっていたゲームアイデアを持つ人達の気持ちを再燃焼させる「キッカケ」にもなるんじゃないかと思ったからです。
つまり、「キテレツゲームの逆襲」を、大真面目に目論んでいる訳です(アナログ・デジタル問わず)。

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▼当ゲーム「クレイジー・ウィザード」について

『クレイジーウィザード』は、2人用の対戦カードゲームです。
以下、おおまかなゲームの進め方について説明いたします。

①適当な体力値を設定します。

②プレーヤーは互いに7枚の「手札」を持ちます。
 手札は、表面と裏面が、それぞれ
 『攻撃カード(黒い魔法使い)』と
 『防御カード(白い魔法使い)』に
 分かれており、7種類の攻撃と7種類の防御ができるようになっています。

③どちらが攻撃で、どちらが防御を行うかをジャンケンで決定し、
 そのカード面を自分の方に向けて手札を持ちます。

④互いに手札から好きなアクションを選択し、同時に場の中央に提示します。

⑤カードの上部に書かれた記号を読み取り、これに合致するカードを
 「結果カード」の山から抜き取り、表向きにします。

⑥「結果カード」の表には、2人のアクションの「結果のイメージ画像」が
 描かれており、結果的に、どちらにどんなダメージが与えられたかが、
 示されます。

⑦結果カードと手札を元に戻し、
 今度は、攻守を入れ替えて④以後を繰り返します。

⑧上記を繰り返し「ゲーム開始時に設定した体力値」が「0」になった方が負け。
 という、大変シンプルなルールのゲームです。

▼なぜ資金が必要なのか?資金はどう使われるのか?

とはいえ、少数のオンデマンドのカードゲーム制作の場合は、当然、印刷代が高額になり、通常の市販ゲームと同等の価格で販売すると、ほとんど利益はあげられません(むしろ作るほど赤字になったりするケースも多いかと思います)。
既に去年末に、今回のカードゲームとは別種のカードゲームを作成しましたが、結果的には、刷った分全部が売れても、純粋な経費と売り上げはほぼトントン。その上、一つの商品を作り上げるための作業時間は、どんなに急いでも1.5ヶ月程度はかかるという始末…
「無償で1.5ヶ月働いた上に、ポケットマネーで印刷代を出し、印刷代だけ回収する」という、フタを開けてみると、とんでもない「SMプレイ」になっていた訳です。
そんな状況を打破する為、当プロジェクトの存続と発展を目的に、最新作「クレイジー・ウィザード」の増版資金援助を集ってみよう、という決断に至りました。

▼リターンの説明

支援協力くださった方々へは、額面に応じて以下のリターンをご用意させていただきます。
・「CAMPFIREメッセージ」にて、お礼のご挨拶をお届けいたします。
・お礼のご挨拶をメールにてお届けします。
・「クレイジー・ウィザード」クラウドファンディング仕様スペシャルパッケージ(※特別カード同梱版)を増版完了タイミングで贈呈いたします
・ゲーム内に同梱する〝特別支援者リスト〟に、開発協力者としてお名前を掲載させていただきます
・増版版完成後、制作者主催の記念イベント(お食事会)を開催いたします。こちらの招待券をお届けいたします(※開催地:東京。2015年8月下旬~9月上旬に実施予定)
・「支援者様専用特性デザインカード(トランプ)」を制作者宇賀神雅史が個別にデザイン。カード完成後、8セット(末広がり数分)をパッケージングし、援助のお礼としてお届けいたします。

(※プライベート写真を資料として拝借し、カード内のJoker2枚、もしくは全絵札「J×4,Q×4,K×4,Joker×2」計14枚分に割り当て、オリジナルカードとして描き起こす『世界に1種類だけのカード』。制作期間を少しいただきますので、お届けは9月下旬~10月頃となる予定です)

▼最後に

つたない長文、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「ナゼそんな儲かりもしない事を」「お前はおかしい」と、またまた言われそうではありますが、
もう決めました。限界までやってみます。


今回、ご提供する「クレイジー・ウィザード」は「コンポジションカードデッキシリーズ」という、一連のゲームシリーズの中の第2弾という位置づけなのですが、このシリーズにつきましては現状、第5弾で完結する着想となっております(※「コンポジションカードデッキシリーズ」については、http://funnygame.okitsune.comをご確認ください!)。

とりあえずは、この小さなゴールに向かって邁進していくつもりです。
ひとりでも多くのご支援、何卒よろしくお願いいたします。

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宇賀神 雅史

  • 2015/07/24 10:34

      公開期間も残すところあと1週間… 先日は、渋谷東急ハンズ近くにある『JELLY JELLY CAFE』というゲームカフェにおじゃましました。(250種以上のゲームがプレイできるという、見事な品ぞろえのお店です。) 一人でぶらりと入ったのですが、お店の方から「ゲームに参加しませんか?」...

  • 2015/07/02 15:05

        先月からスタートした当プロジェクトですが、やはり『人様からご支援いただくというのは、本当に難しい事なのだなぁ』と痛感している今日このごろ… このままではイカンという事で、宣伝用のPOPをつくり、先日、高円寺を周り、2軒のお店に置いていただきました。 日中の仕事が片付き、暫く時間...

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