はじめに・ご挨拶
NPO法人三保の松原・羽衣村 

                    

富士山世界文化遺産構成資産
   三保松原の景観は日本の原風景です。


NPO法人三保の松原・羽衣村は平成9年に羽衣村として発足。平成15年よりNPO法人となり、三保松原の文化芸術の啓蒙と継承、松原の保全活動、さらに松原を後世に残すために、自然環境と共生した循環型社会の実現を目指し(羽衣ルネッサンス構想)、現在、整備から排出する枯れ松葉をペレット化し有効活用する運動を進めています。エコツーリズムに基づく観光政策も提唱をしています。

都市化の進む現代社会に、自然環境を維持することは困難を極めます。私たちは整備活動を進め保全を維持し、名高い羽衣伝説の地に違わない、天女舞う美しい松の浜辺を、会うことのない未来に生きる人たちに引き継いでいきたいと考えております。
どんなに時代が変わったとしても私達が地球に生きる人間であるかぎり美しい景観は人間の生きる望み、救い、光明だからです。

このプロジェクトで実現したいこと

三保松原に続く「神の道」は、御穂神社の参道であり松原を訪問する来訪者が行き来する500mの道です。もちろん本来は海から浜辺に降りた神様を神社の本殿までお連れする道でした。
 古典的景観地である三保松原は古来から和歌文学はじめ様々な文学に登場します。
その一端を紹介するため私達は三保松原文学百撰を冊子にまとめました。その中から作品を選び、文学木札10本を製作し地域に寄贈させていただきましたが、17年ほどたち全部が破損したり倒れて見苦しくなっています。

              今回実現したいのはこの木札の修復です。                神の道500m 左に10本の文学木札

倒れたもの
破損したもの

私たちの地域のご紹介

三保松原は国指定名勝であり、富士山世界文化遺産の構成資産に。一旦除外勧告を出されたものの日本人と地域の熱意で、苦難の末、登録されました。
古来から富士の名勝として名高く富士山と松の景色は日本の原風景そのものです。有名な羽衣伝説があり、能「羽衣」の本地でもあります。

松原は日本三大松原として、日本の古風な景観を今に伝えていますが、整備ボランティァの地道な活動がその維持に大きな貢献をしています。整備活動から排出する枯れ松葉など自然廃棄物の有効利用をはかり、循環型社会の構築や、三保松原の文化芸術を通じて日本の景観文化を学ぶなど、観光面ばかりでなく地域の人づくりに結び付く活動を心がけ、三保松原が観光資産というより私達の心を育む地域の自然・宝物として地域に愛され続けるよう考えています。


プロェクトを立ち上げた背景    

                    羽衣村の思い

三保松原の翠を守り住む人と訪れる人が豊かな気持ちになる文化芸術村にしたい

              静岡市三保松原文化創造センター みほしるべ

私どもの悲願であった。静岡市の三保松原文化創造センター(みほしるべ)も三保松原に完成し大変喜んでいます。
しかし行政だけではできないこともあります。民間にしかできないこともあります。お互いに助け合い手を携えなければ、三保松原の自然と文化を後世に伝えることはできません。整備活動の窓口など、私どものしてきた活動の一部を行政側に移管しましたが、移管できない部分もあります。私どもができることは引き続き協力しお手伝いしたいと考えています。

私どもは羽衣村の名前にちなみ天の羽衣プロジェクトを立ち上げました。天女が再び舞い降りる三保松原の再生に向け今ある環境を保全し文化芸術を継承する事業を微力ながら展開いたします。
また、「あかりともるよる」など地域発のイベントや芸術活動の支援もしたいと考えております。
今回はその第一弾として木札の修復に取りくみます。三保松原キャンドルナイトあかりともるよる今年は6月22日

加えて、私たちは整備活動推進活動とともに、私どもの天のはごろもギャラリーの収集品などを利用し、三保松原の芸術 文学 文化を紹介する「名勝三保松原・清見潟展」の実現を目標にしております。
みほしるべでは本格的な芸術作品の展示は難しいからです。文化芸術の源泉としての三保の富士の魅力の発信にはどうしても、芸術作品 文学作品の啓蒙が必要です。

時間がかかっても名勝三保松原・清見潟展を実現させ三保の芸術性を広く皆様にお知らせしたいと考えています。美術館ができれば最高です。

天のはごろもギャラリー

これまでの活動         羽衣ルネッサンス構想
         持続可能な三保松原を軸とした循環型社会の理想郷づくりと
             美しい自然環境と共生した清水港

私達は、叡智、心、行動という人間の3つの力を統合して地域の宝物ものである三保松原を後世につなぎたいと考えてきました。叡智は理念や知恵、技術を生みだしますが、それと同時に心を育て、行動が伴わなければ目的に近づけません.。

富士山世界文化遺産への登録運動もあり長年、環境整備とともに三保松原の文化芸術の研究と啓蒙に腐心してまいりましたが松枯れに苦しみ環境保全活動にも力を入れました。
平成30年度はそれいけコクモ隊(静岡県グリーンバンク)枯れ松葉は私どもの宝物(ふじの国交流基金)の2事業を展開し、主に枯れ松葉の有効利用を研究しました。
枯れ松葉をペレット化すことによりマルチ利用、ブルーベリーの活用、芳香剤利用など考えましたが、松葉発電を実現化し地域エネルギーとして二次交通に反映できないかなと考えています。

三保半島は交通渋滞が激しくまた環境保全のためにも外からの車の乗り入れを規制し、車なしでも不自由しない環境を整えることが急務でもあるからです。

このように文化、環境を両輪に活動を続けているところでございます。また、三保松原の風景や羽衣伝説に関した美術・工芸・資料の収集をはかり三保の文化の顕彰と啓蒙をはかっています。                   松葉ペレットづくり住民も来訪者もつらい交通渋滞

資金の使い道・実施スケジュール

 木札の補修費    作り変え 6本70㎝サイズ×¥28,000 =¥168,000

                  2本20㎝サイズ×¥15,000=¥30,000  

                  2本 補修   ×¥4000 =¥8,000

                     消費税       ¥16,480

                               ¥222,480

          木札設置費 文学木札の冊子印刷費など   ¥100,000

                  合計       ¥322,480 

皆様のご理解で予定していたより多くのお金が集まった場合には、富士山世界文化遺産登録を機に始まった地域発のイベント「あかりともるよる」などの文化芸術活動の支援。天の羽衣ギャラリーの展示物を利用した天のはごろもプロジェクト「名勝三保松原・清見潟展」に向けての事業に使わせていただき、その詳細についてはご報告させていただきます。


木札設置日            令和1年秋ころ予定

                                       
リターンのご紹介
私どもで刊行した「三保の松原美の世界「」三保松原を題材にした絵画や工芸品の数々が満載です
私どもイメージキャラクターみほちゃん。
一富士二鷹三なすび。ハンドタオルです
デザインは時々変わります。
下は切り絵のレターセットです。
松と富士を配したオリジナル巾着袋

 三代目板金屋さんの松のKANZASHI

            

               美しい三保松原を永遠に 私達の願いです。

                                             


最後に

美しい景観を後世に引き継ぐためには私達の心も育てなければなりません。そのためには今まで三保松原に残された文学や絵画などの文化芸術を学び啓蒙することが重要と考えています。参道の文学木札は往来する人々がそれとなく目にするところで、さりげなく作品に触れていただくことができます。何とか綺麗に作り直し快適なルートにしたいと思います。天女の舞い降りる三保松原の再生を目指して。。。

            天のはごろもプロジェクトよろしくお願いします。

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