▼ご挨拶

はじめまして。
数あるプロジェクトの中から「江ノ島シネマ」に興味を持っていただきありがとうございます。

「江ノ島シネマ」プロジェクト代表の安田ちひろです。
普段はフリーランスで映像制作をしており、大学時代から監督・脚本家として自主映画制作を行なっております。

2017年に湘南に引っ越し、現在は湘南を拠点に、『スタジオMalua』という名の映画制作コミュニティを作る活動を行なっています。

茅ヶ崎のコワーキングスペース・チガラボ様(https://chiga-lab.com/)にお世話になり、2017年から映像ワークショップや交流会など、様々な映像制作者の方々と場づくりを行ってきました。

しかし、コミュニティ自体は、定まったメンバーや拠点をまだ持っておりません。

今回企画を立ち上げた、「江ノ島シネマ」プロジェクトは私たち作家にとってクリエイティブな作品を作るためのコミュニティ拠点づくりの第一歩となります。(スタジオMaluaの詳細は最後に記しますのでご興味ある方はご覧ください)



▼江ノ島シネマとは

2019年に発足した湘南映画コミュニテイ・スタジオMaluaに賛同して集った個性豊かな映画作家たちが贈る、江ノ電ひと駅ごとの短編映画集です。


脚本家の小林弘利さんから原案・タイトルをいただき、江ノ島電鉄株式会社様の多大なご理解を得て、「江ノ電」をテーマに使用させていただくこと、撮影協力いただけることになりました。

全8駅、8チーム、撮影は3日間、「つながり」というテーマでシナリオを執筆することを共通ルールとし、各々誠意と熱意を持って撮影に臨みました。鎌倉・湘南地域の方々のご協力のもと、食堂やゲストハウスや、寺院など様々な地域の魅力を作品に入れることができました。

現在、今年6月の茅ヶ崎映画祭に向けて制作をすすめております。



▼舞台

江ノ島シネマの舞台は、神奈川県江ノ島地域を走るローカル線、江ノ島電鉄(通称・江ノ電)と、その各駅周辺の地域。

今回は全15駅中、鵠沼駅、湘南海岸公園駅、江ノ島駅、七里ヶ浜駅、稲村ヶ崎駅、極楽寺駅、由比ヶ浜駅、鎌倉駅の8駅をフォーカスし、制作しました。


江ノ電沿線は、その地形ゆえに、駅前地域が海岸の目の前であったり、山に囲まれていたり、観光地の商店街の中にあったりします。
異なる表情を見せる各地域を舞台に、様々なストーリーを展開いたします。


ぜひ、

・ 鎌倉・湘南が好き!

・ 江ノ電・江ノ島が好き!

・ 湘南発の映画づくりって面白そう!

といった方々と一緒に、「江ノ島シネマ」プロジェクトをより魅力的に、より面白くしたく思っています。どうぞよろしくお願いします。

「江ノ島シネマ」ホームページ
https://maluaproject.com/



なぜ「江ノ島シネマ」を作るのか


「鎌倉・湘南地域に映画文化を作りたい」

江ノ島シネマプロジェクトはこの想いから始まりました。
私たち作家にとって「鎌倉・湘南」は、人と自然が豊かな環境のため、創造的な活動にとても適してると考えます。

私は大学を卒業したのち生まれ育った東京で映画作家を目指し、様々な現場で働いてきました。
しかし次第に、東京のごみごみした閉塞感や、デジタルやテクノロジーなど変化の速さ、広告だらけの商業色の強さの中にいると、「目に見えない大事なもの」が見えなくなっていくような感覚になっていきました。

また、映画制作現場に携わって感じたのは、昔ながらの“縦社会文化”があり若手は意見が言いづらい空気感があること、また、情熱を持った技術者や制作者、役者たちの良さが活きる場所がとても少ないということでした。

長年住んだ東京という場所は、私にとって、「自分を見失い」「言いたいことの言いづらい」環境でした。

自分らしく制作できる場所・制作拠点を探すべく、クリエイティブに向いている環境はないかと探し始め、その時出会ったのが“鎌倉・湘南”でした。


江ノ島シネマ作品の共通テーマは「つながり」

それは、鎌倉・湘南で出会った人たちから学んだことが由来です。



この地域の人々は心に余裕があり、自然を愛する方ばかり。会社の上司の愚痴よりも、『今日は夕日がきれいだね、海がきれいだね』、と自然に対する会話が多く、縦ではなく「横のつながり」を大切にしています。


”自然とのつながり“によって育まれる豊かな心。
”地域とのつながり“によって生まれる人々の活発なコミュニケーション。



この地域は、横のつながりによって面白いコトがたくさん・そして早いテンポで生まれ続けています。


「従来の縦社会の映画制作ではなく、このような横のつながりで映画制作がしたい」

湘南に映画文化を作ることで、映像制作のコミュニティを充実させ、クリエイティブな映画を作り続けたいと思います。



▼作家の「個性」を守り、それを求める人に届けたい

また、「個の時代」と言われ、好みやニーズ、考えなどが多様化・細分化 していく中で、映画制作においても作り手と受け手の「個」を大事にしていきたいと考えています。


駅ごとに個性が違うように、作家の個性も多種多様です。
江ノ電のひと駅ひと駅に絡めて、作家の個を際限なく発揮し、受け手の観客はその中から自分の好きな作家を見つけてほしい。そんな企画になるといいなと思っています。


そして、持続的に、多様で個性ある作品を、それを必要としている一人一人 に届けることができる土壌を作り上げていく 、「江ノ島シネマ」はその第一弾目のプロジェクトになります。                      



▼なぜクラウドファンディングなのか

この企画に、様々なクリエイターやスタッフが参加してくれ、既に各作品を見ておりますが、どれも素晴らしい作品となりました。

彼らの作品をより広く、さまざまな人の目に触れてもらいたく、上映の場所を広げていくには、資金はもちろんですが、企画に賛同してくださるたくさんの人の力が必要です。


クラウドファンディングは、思いを共有し、一緒にものづくりができる場所だと考えています。
皆さまとつながり、「江ノ島シネマ」をたくさんの人、場所に、広げていきたいです。



▼江ノ島シネマの監督紹介

江ノ島シネマは全8話で監督、脚本家、全て異なるメンバーで制作しています。


1.由比ヶ浜駅

作品名  沈めるこころ」

あらすじ  10年ぶりに再会した正義と慶介。かつて正義は慶介が好きだった女性を奪い、慶介は正義から距離を置いていたのだが…

監督  高山直美

演技講師、脚本執筆業の傍ら、2012年より短編映画を撮り始める。
監督作品「ここにいる」「まる。」「お前、本当に梅吉か?」等


2.鵠沼駅

作品名 3年後に生まれる」

あらすじ  デートをすっぽかされた女は、一枚の写真を手にした男から声をかけられる。女は、写真が撮られた場所を一緒に探すことにした。

監督  高橋巖

自主制作からスタートし、2001年「infinity∞波の上の甲虫」で劇場映画に進出。以降、映画、テレビ、VPなどのディレクションを手がける。2008年から8年間、和光大学表現学部で映像ゼミを担当した。



3.稲村ヶ崎駅

作品名 「稲村ガ崎お散歩ツアー」

あらすじ  仕事の忙しさから進は妻・夏子とのすれ違いが増える。そんな進に夏子は思い出の場所をめぐる”お散歩ツアー”を提案する。

監督  須山拓真(スタジオ白鯨)

茅ヶ崎市出身。ケーブルテレビ会社(株)ジュピターテレコムに勤務し、会社の仲間と立ち上げた、映像団体「スタジオ白鯨」にて活動。青山学院在学中に監督・脚本を務めた「薄いしきり」で第25回東京学生映画祭本選出場。



湘南海岸公園駅

作品名 「海辺の迷子たち」

あらすじ  将来カメラマンになりたいと思っている高校生の雪音の元に、ある日先輩からカメラが届く。そのカメラを持ち、撮影に出かけたところカメラを送ってくれた先輩と再会し、撮影の腕を磨くために先輩と一緒に撮影をする事になるが・・・。

監督  西中拓史

1987年、岡山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。卒業制作「APE」が、なら国際映画祭など多数の映画祭で大賞や観客賞を受賞。現在はドローン空撮会社に勤務しつつ、個人制作を行う。



5.七里ヶ浜駅

作品名 「家族の地図」

あらすじ  江ノ電の駅員・岩井広大。イケメンで仕事もでき地元の人気者。だが私生活はうまくいっていなかった。5年前に母親が病気で亡くなり、そして父親が蒸発した。
そんなある日、岩井の勤め先に蒸発した父親・恩田洋平がアルバイトにやってきた。

監督  鷲頭祥伍

1985年北海道札幌市生まれ。2007年吉本総合芸能学院(NSC)構成作家コース7期卒業。現在は、劇団マチダックスの代表、俳優・渡辺裕太のマネジメント、テレビ番組や企業VPのプロデューサー、ディレクター、構成作家としても活動。初監督作品「霞ゆく瞳に宿る灯火」が、さぬき映画祭2019で10位入賞を果たす。



6.江ノ島駅

作品名 「新月のトンボロ」

あらすじ  「江ノ島と陸が繋がって、海を歩いて渡れる日があるよ」15歳の夏帆とリン。空も海も笑い声もキラキラしていた。ーあの日までは。

監督  山本美穂

茅ヶ崎市在住。慶應義塾大学病院勤務後、ラブストーリークリエイタースクール、日本放送作家協会講座他に参加。産後、親子向け演劇等を展開。海の家の公演は入りきれないほどの観客動員が話題に。



7.極楽寺駅編 

作品名 「たからもの」

あらすじ  森子はテレビ番組の取材で極楽寺駅に降り立った。そこで長年暮らす老婆、一枝にインタビューをするためだ。番組のコンセプトは『人生の宝物』を発掘すること。そう伝えると、一枝は夫である明里の物語を語り出す。

監督  いながわ亜美

日本大学芸術学部映画学科卒業。大学在学時より自主映画制作を始める。テレビ番組のディレクターを経て、脚本家に。代表作は映画『青鬼ver.2.0』『シンデレラゲーム』、テレビドラマ『大阪環状線』など。



8.鎌倉駅

作品名  「東京に眠る」

あらすじ  東京に住む小説家の志賀は不眠症。夜になると決まって謎の黒い影が見えるようになる。『毎日、見えない何かに怯えている。』 このままじゃいけないと、鎌倉のゲストハウスへ滞在することに。

監督  安田ちひろ

1987年生まれ。茅ヶ崎市在住。大学在学時に自主映画制作を始める。関西TVドラマ「大阪環状線」第8話脚本など。湘南にて映画制作コミュニティ「スタジオMalua」を立ち上げる。



▼協力者のご紹介

・アドバイザーの皆さま

「江ノ島シネマ」には各分野の専門知識を持つ、アドバイザーの方々にご協力をいただいております。

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原案・脚本アドバイザーとして、参加監督全員の脚本に意見をくださる小林弘利さん
ビデオサロンで記事の執筆、講師などをされており、撮影について講義をしてくださる小島真也さん
機材アドバイザー、音声について講義をしてくださる、大須賀淳さん
そして大学の恩師である映画監督の高橋巖先生には、全体の制作アドバイザーとしてご協力いただき、クオリティアップをはかっております。



・撮影のご協力
江ノ島電鉄株式会社さま

企画の相談や、地域の方への配慮など親身に相談に乗っていただいております。
撮影当日は担当者の方に立会いのご協力いただいております。


・機材のご提供
銀一株式会社さま

機材協力として機材ショップの銀一様にご協力いただきました。
格安で撮影機材を一式レンタルさせていただいております。


・企画支援
コワーキングスペース チガラボさま

https://chiga-lab.com/about/

現在、活動拠点にしている、茅ヶ崎のコワーキングスペース「チガラボ」。

常設イベント「やりたいことチャレンジ」で、この企画をプレゼンさせていただいたことがきっかけで、企画が進んでいきました。代表の清水謙さん・スタッフの方々には、いつもアドバイスに乗っていただいたり、イベントを開催させていただいたり、大変お世話になっています。

また、2018年4月から半年間、「映画・映像制作を学ぼう」という全6回のワークショプを開き、映画制作に興味のある方々と交流していきました。
その中で「江ノ島シネマ」にご協力いただける、アドバイザーの先生や、運営スタッフさん、作家さんがだんだんと集まり今のメンバーへと繋がっています。

他にもいろいろな方に応援いただいております。
お一人お一人のご声援が映画を作りあげるパワーに変わっていきます。



▼「江ノ島シネマ」の上映場所

「江ノ島シネマ」は以下の会場にて上映をいたします。

【上映スケジュール】
・茅ヶ崎映画祭(イオンシネマ茅ヶ崎)※チケット完売致しました!
茅ヶ崎市の様々な場所で映画の上映を行う、街ぐるみの映画祭の一環で、「イオンシネマ茅ヶ崎」で上映が決まっております。
なお、こちらの会場での上映はチケットが完売いたしました。ありがとうございます。

 6/21(金) 19:00〜 舞台挨拶・上映 

 6/22(土) 14:00〜 舞台挨拶・上映

茅ヶ崎映画祭ホームページ: http://chigasaki.cinema-festival.com/

※ 本会場は、リターンの「劇場鑑賞券」の対象外となります。ご了承ください。


・チガラボ
茅ヶ崎のコワーキングスペースです。

 7/21(日) 10:00〜/14:00〜 舞台挨拶・上映 

 7/28(日) 10:00〜/14:00〜 舞台挨拶・上映

チガラボホームページ:https://chiga-lab.com/


・えのいち
江ノ電江ノ島駅近くのイベントスペースです。

 7/20(土) 10:00〜/13:00〜 舞台挨拶・上映 

 7/27(土) 10:00〜/13:00〜 舞台挨拶・上映

えのいちホームページ:http://enoichi-openspace.strikingly.com/


・エムズカンティーナ
世田谷区駒澤大学前のライブスペースです。

 7/25(木) 19:00〜21:00 舞台挨拶・上映 

 7/26(金) 19:00〜21:00 舞台挨拶・上映

エムズカンティーナ Facebookページ:https://m.facebook.com/MsCantina/events?locale2=ja_JP


・材木座テラス POST(日程調整中)
鎌倉近郊で採れた野菜や魚介類を世界の調理方法で料理を提供するレストランです。

材木座テラス POST ホームページ:http://www.zaimoku-the-terrace.com/toppage/3f-honey-restaurant/


・コペンローカルベース鎌倉(日程調整中)
鎌倉を愛する人、オープンカーを愛する人のカフェです。ダイハツ「COPEN」の展示スペースや、地元のアーティストや飲食店とコラボしたマルシェなど、交流のできるイベントを開催しています。

コペンローカルベース鎌倉ホームページ:https://copen.jp/localbase/


その他ミニシネマ、野外スペースなどの場所で上映を予定しております。(順次公開)
※ 今後追加される上映会場も、リターンの「劇場鑑賞券」の対象会場となります。



▼サポートメンバー募集

「江ノ島シネマ」プロジェクトを推進していくにあたり、このような方達を探しています。

・観て応援してくださる方

・映画を上映してくれる場所を提供して、上映機会を増やしてくださる方

・この活動そのものに応援して共感してくださる方

そして関わるメンバーは、今回の映画制作を仕事としてというよりは、この活動に共感して集まっています。そのためクラウドファンディングを通じて、みなさんの応援をいただきながら、こうした取り組みを広げていきたいと思っています。



▼資金の使い道

この度のクラウドファンディングの目標金額は「100万円」です。
皆さまからのご支援金は、

・ 全作品の制作費

・ 劇場や各施設での上映費

・ HPやチラシなど宣伝活動費

・ アドバイザーの先生や、運営に関わっていただいた方へのお礼

に当てさせていただきます。以下は支出詳細です。



▼リターンについて

ご支援していただいたサポーター様には、ささやかながらお礼をさせていただきます。
詳細はリターンページをご覧ください。

※諸注意
1. 劇場鑑賞券・シネアド権について、「イオンシネマ茅ヶ崎」会場は該当いたしません。
2. 劇場鑑賞券は、通常1口1枚とさせていただきます。
 ただし、3万円以上ご支援いただいた方には、2枚までご提供可能とさせていただきます。



▼「スタジオMalua」について

最終的に目指すものは、湘南で才能ある映画制作者たちの環境を整え、映画文化が根付いていくことです。
そして、みんなが映画制作を行う上で大切なのは「コミュニティ」や「シェアスタジオ」などの機能をもつ拠点です。

スタジオMaluaは、映画制作を中心に、映画関係者、地域の方々、そして映画を観に来てくださるお客様、三者が交流できるようなシステムの構築を目指している、映画制作コミュニティです。

今後の展望としては、多種多様な方が出入りしやすいようカフェなどの交流の場、イベントや、定期的なメンバーの短編映画制作プロジェクトなどを実施し、作家同士が切磋琢磨する場、才能の芽を見つけてもらいやすくする場を作っていたいです。

そのために、まず「江ノ島シネマ」プロジェクトを成功させ、映画で地域を盛り上げていきたいのです。



▼最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の江ノ島シネマは【All-in方式】で実施します。
目標金額に達成しなくても、必ず計画を実行し、映画を完成させます。
ご支援いただいた皆さまにも責任を持ってリターンのお届けをさせていただきますので、応援のほどどうぞよろしくお願いします。


一つ一つの映画がみなさまの一人一人の心へ届きますように。

 スタジオMalua代表 安田ちひろ


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