はじめまして!
四国の右下、室戸岬で「岬観光ホテル」を切り盛りしている、女将の千頭利智(ちかみりち)と申します。
漁師町として名高い室戸生まれの室戸育ちですが、残念なことにお刺し身は苦手で食べられません。
2016年7月に前オーナーから経営を引継ぎ、女将業の傍ら、室戸ユネスコ世界ジオパークでジオガイドも担当しています。
国内外から四国遍路や観光で訪れるお客様をはじめ、お仕事で定期的にいらっしゃる古くからの常連さんや室戸にゆかりのある皆さんにご利用いただいています。
そして、家族やスタッフに支えられ日々奮闘しています。
こちらは元日朝の賄い風景です。お正月なのでご馳走が並んでいます。

🌊プロジェクトをはじめたきっかけは?🌊

さっそくですが、今回クラウドファンディングに挑戦するきっかけとなったのは、昨年の二度にわたる台風襲撃です。
台風一過、築85年のお部屋の天井からは照りつける太陽と青空がのぞく事態となっていました。
吹き荒れた風は客室の畳を持ち上げ、窓ガラスを割り、倉庫の天井をさらって去って行きました。

幸い、お客様や従業員に怪我などはありませんでしたが、総額1,000万円以上の資金を必要とする改修の道のりは、半年以上経過した今も続く長く険しいものとなりました。

🌊岬観光ホテルってどんなところ?🌊

当ホテルは1933年(昭和9年)に資産家の別荘として建てられたもので、のちにホテルとなり増改築を経て今に至ります。
1964年(昭和39年)に増築された海側の建物は、今でも”新館”と呼ばれています。
2018年11月には国の登録有形文化財として登録されました!エントランスには赤い絨毯とシャンデリア、廊下には国鉄時代のポスターもあり、タイムスリップしたかのようなレトロな空間となっています。
お部屋はすべて和室となっており、”新館”からの眺めは絶景です。
昔ながらの大浴場も備えています。
当ホテルは室戸阿南海岸国定公園内に位置するため、新築や増築は許可が下りず、取り壊してしまえば再建の途は絶たれます。
この先もずっと、少しずつ進んでいく老朽化や、毎年上陸する台風をはじめとする自然の脅威とも上手く付き合いながら、できる限りこの地でお客様を迎えていきたいと考えています。
いただいた支援金は、建物の修繕費の一部として使わせていただきます。

経営を引き継いでからは、宿泊以外でもたくさんの方にご利用いただけるよう、いろいろな取組みにチャレンジしています。
例えば、ブリのシーズンに土佐の日本酒とともにブリをまるごと1匹食べ尽くすブリ会。
室戸に縁のあるアーティストによるライブイベント。
室戸の魅力を、観光や商品開発につなげていく勉強会。
他にも、年末の餅つき、大晦日の手打ち年越しそば、リラクゼーションルームなど、地域や近隣の皆さんにも足を運んでいただく機会をつくっています。


🌊室戸ってどんなところ?🌊

室戸と聞いて皆さんが真っ先に想像されるのは、やはり台風中継でしょうか?
他にも、四国遍路、室戸灯台、海洋深層水、金目鯛をはじめとする海の幸など、さまざまな魅力にあふれています。
実は、これらの特徴に深く関わっているのが、室戸の大地の成り立ちなのです。
室戸は、海と陸が出会い大地が誕生する最前線に位置しています。
今まさに誕生している新しい大地から、数万年〜数千万年の時をさかのぼった大地まで、眼前に広がる景色には今日に至るまでの様々な物語がつまっています。
台風はもちろんのこと近年の発生が懸念されている南海トラフ地震しかり、自然はときに災害をもたらしますが、土地の特性と向き合い、正しく理解して上手に付き合うことが大切だと思っています。
・・・と書き始めるとジオガイドの血が騒いでキリがなくなるので、詳しくは現地でご案内します。
ぜひ一度お越しください!

🌊リターンはなに?🌊

・ジオパークガイド券 
・リラクゼーションルーム利用券
・イベント招待券
・宿泊券(1泊2食付き)
・自由に使える貸切り利用権(1泊2日)

「ご支援くださった方にぜひお会いしたい!」
「室戸に足を運んでいただきたい!」
「岬観光ホテルを実際に見ていただきたい!」
そんな思いを込めて、ご用意させていただきました。

🌊最後に 🌊

このホテルは、これまでご利用いただいたお客様や関わってくださった皆さんの思い出や優しさとともに、今も生きていると思っています。
建物は古く、手がかかりますが、そのぶん愛おしさもあります。
少しでも長く、この地でこのホテルとともに室戸を訪れてくれる皆さまをお迎えしていきたいと願っています。
応援よろしくお願い致します。

<All-in方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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