<はじめに ご挨拶>

こんにちは!八谷和彦と申します。2003年から、小さな一人乗りのジェット機を作って飛ぶ、ということをやっています。機体のモチーフにしているのは、多くの人が「乗りたい!」と夢見るあの飛行機、ナウシカが乗っていた「メーヴェ」という機体です。

こちらはプロフェッショナルの飛行機制作会社「オリンポス」による設計・製造を経て、一歩ずつステップを踏んで2013年には初飛行、そして2016年には場周飛行を達成しました。最初は「そんなことできっこない」と思われていたのですが、地道に一歩ずつ完成度をあげ、また多くの人に手伝っていただきながら試験飛行を重ね、こんな感じで飛ぶようになりました。(動画は2018年冬のフライトです)

2017年〜2018年は、千葉県の関宿滑空場で試験飛行をしていたのですが、このプロジェクトの最後の大きなミッションとして「海外での実機展示と飛行を行う」ことをぜひ実現したいと思っています。

その舞台として考えたのは、航空の本場アメリカ、EAA AirVenture OSHKOSH(通称、オシュコシュエアショー)です!

「航空の本場である、米国の人に飛んでいるところを見せる」というは自分の最終目標でもあります。ぜひこのプロジェクトに力を貸してください!

<EAA AirVenture OSHKOSH オシュコシュエアショーって?>

まずは、この動画を御覧ください。


すごくないですか?実は2017年に下見として、はじめてこのオシュコシュエアショーに行ったのですが、その規模(一週間、毎日イベントがあります!)、航空機の種類と物量、それにあたる人たちの熱量に圧倒されました。オシュコシュエアショーは軍事や航空機メーカー主導のエアショー(トレードショー)とは違い『民間航空機』主体のエアショーです。「自分で飛行機を作って、飛ぶ」という航空の創成期の文化を強く残した世界最大規模のエアショーであり米国中の航空機好きが集まるいわば航空の聖地です。オシュコシュエアショーには7日間の期間中60万人と1万機が来場します。実際に僕の機体を見るのはその一部だけだと思いますが、ここに来るのは飛行機の愛好者だけではなく、航空従業者から研究者、愛好家、普通の人、ファミリーまでものすごく幅広く「アーティストが作った実際に飛ぶ機体」を見せるには、これ以上の舞台はないと考えています。

<2017年にオシュコシュエアショーに行ったときの写真>


また8月中旬には、南カリフォルニアにあるチノ空港の格納庫で4日間の展示をすることも計画しています。この展示のあと、周辺のローカルな飛行場で実際にフライトを行い、米国の人たちに機体が飛んでいることを見てもらおうと考えています。日本の皆さんにも、SNSやYouTube動画などを用いて多くの人に見てもらいたいと考えていますし、空想上の航空機を実際に飛ばすことを通して「人類に不可能はない」ことを実感してもらえればと考えています。

<米国に日本の機体を持っていく意義>

ちょっとマジメな話をします。

昨年12月にホンダジェットが日本で販売開始されたことがニュースになりましたが、自動車や鉄道、あるいは建築などと比較すると、航空機をつくる日本の状況は他の国と比較するとかなり低いのが現実です。日本で製造される独自の民間機はMRJをのぞくと40年ほど作られていませんし、ホンダジェットも米国で研究・開発されています。また、先のMRJも現在は米国で試験飛行を重ね、製造の遅延を取り戻すために懸命です。

国土交通省と経済産業省が旗をふる「空飛ぶ車」も、個人的には面白いとは思いますが、本当に日本でそれをマジメにやろうとするのであれば、もっと普通に「民間や小規模チーム、個人が飛行機を作って飛ばす」という経験と環境が必要です。それは、設計や生産の技術だけではなく、飛行場で飛ばすためのルール作りや訓練などの運用も含めてです。世界で通用する野球選手を養成したければ、プロ野球の前に、まずは草野球や少年野球がないと話になりません。米国のオシュコシュエアショーは、EAAエアベンチャーオシュコシュ、が正式名称です。EAAとは「エクスペリメンタル アビエーション アソシエイション」の略。つまり「実験的な飛行機を作る民間団体」が主催なのです。オシュコシュエアショーには軍関係の機体も来ますが、それ以外にも民間機が多数参加します。ほとんどの機体は米国で設計され、米国で飛んでいる機体ですが、そこに航空辺境の地、日本で独自設計された一人乗りジェット機(しかもモチーフはアニメーションやマンガ)をアーティストが持ち込み、公開することは幅広い層に訴求する価値があると信じています。

<実施スケジュール>

4月下旬〜5月の上旬 米国に下見ツアーに行きました。日程と場所は、下記になります。
※下見ツアーの模様は、このあと支援者の皆さんに随時報告していきます。

7月22日〜28日
EAA AirVenture OSHKOSHの「Homebuilder's Hangar」での実機展示およびプロジェクトの紹介。
オシュコシュエアショー参加者に機体を公開します。デモフライトに関しては現在調整中です。

7月下旬〜8月上旬
ウィスコンシン州 Waupaca Municipal Airportでの試験飛行。(一般には非公開ですが、ご支援の皆様には日程と時間はお知らせし、見れるようにします)


ロサンゼルスでの講演

8月9日 20時30分〜

エンタテイメントホビーショップ「アニメジャングル」でのトークショー。スペシャルゲスト:藤谷文子
プロジェクトの紹介および、EAA Airventure OSHKOSHの報告をカジュアルに話します。(SF寄り)

※参加費10ドルですが、クラウドファンディングご参加で5000 円コース以上の方は、講演は無料でご招待します。 イベント情報ページ

8月10日 14時00分〜

ジャパンファウンデーションLAでの講演
プロジェクトの紹介講演および、EAA Airventure OSHKOSHの報告会。(テック寄り)
※The Japan Foundation LAのほうは前方優先席を確保する予定です。
イベント情報ページ
この日の夕方、12000円コースのLAファンミーティングを開催する予定です。


8月15日〜18日
チノ空港のハンガーにて、機体の展示。
(空港内プライベートエリアなため、招待者、クラウドファンディング支援者のみ公開となる予定です)


8月下旬
Corona Municipal Airport にて、数回の飛行の公開。(一般公開も行う予定ですが、ご支援の皆様に優先的に日程と時間をお知らせします)

9月14日予定
都内での活動報告会予定

<協力者:以下の方々にご協力いただいてます。>

EAA:Experimental Aircraft Association
EAA AirVenture OSHKOSHにおける展示場所の提供、米国におけるフライトのアドバイス

(個人)Lee Fischer, Walter Bauer
ウィスコンシン州における、フライト場所のアドバイスやEAAでの展示支援など


KAAコーポレーション
チノ空港における展示場所のご提供。(GM:柳田一昭さんと)


スカイクリエーション(フライトスクール)
LA近郊のフライト場所のアドバイスなど(代表 中村創さんと)

無人島プロダクション
株式会社ペットワークス
プロジェクトのマネージメント、他

<資金の使いみち>

このプロジェクト、OpenSkyは、基本的には「企業スポンサーなし」「ペットワークスの自己資金中心」で運用されています。日本国内でのテストフライトに関しては、今までも数回クラウドファンディングを通して、多くの方にご支援いただいてきました。本当にありがとうございます。企業スポンサーをつけないのは、試験飛行には一定のリスクが伴うからなのですが、今回の米国ツアーの費用も企業スポンサー無しで計画しています。さすがに今回は公的助成金にも申請は行っておりますが、利益のあがるプロジェクトではないので、今回もクラウドファンディングをさせていただきます。どうぞよろしくおねがいします。なお、集まった支援金に関しては、
・米国ツアーに関する費用(輸送、設営、旅費、滞在費など)
・展示やフライトに関する費用
・リターン品制作費・送料
・クラウドファンディング手数料
などに使わせていただきます。

<リターンについて>

リターンに関しまして、以下のようなコースをご用意しました。

1,000円 OpenSky Projectの「M-02Jアメリカへ行く」ミッションの意気込みPDFをお届けします。

5,000円 上記に加えて、OpenSky Project in USA の現地生レポートを随時公開します。またロサンゼルスでの講演(8/9,10)およびチノ空港での機体展示(8/15~18予定)が招待になります。※チノ空港での展示は、支援者および招待者のみの公開になる予定です。現地までの交通費は各自負担となります。

9,000円上記に加え、支援者限定のプロジェクト動画(ロングバージョン)のダウンロード提供および、プロジェクト動画のクレジットにお名前を掲載いたします。
※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。記入のない場合はCAMPFIREのユーザー名を掲載いたします。ご了承ください。

12,000円 上記に加え、LA(8/10)および東京(9/14予定)で行われるファンミーティングにご招待します。現地までの交通費は各自負担となります。

18,000円 「OpenSky2018 カタログ」にサインを入れてお送りします。(あなたのお名前を書きます:希望者のみ)※支援時必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。記入のない場合はCAMPFIREのユーザー名を掲載いたします。ご了承ください。

30,000円 上記に加えて、八谷とのお食事会つきプラン。チノ空港、東京にて開催。日程はチノ空港が8月17日(土曜)、東京9月14日(土曜)の予定です。希望場所も備考欄でお知らせください。(食事代込み。現地までの交通費は各自負担となります。写真はイメージです)

80,000円 (作品付きプラン)上記に加えて、米国ツアーで撮影された写真5点の中から、お好きな写真を1点選んでいただき、額装してお届けします。写真は4切(10X12インチ)デジタルCプリント、1シリーズのエディションは20、額装サイズはW337×H387×D14mmの予定です。(写真はイメージです)

こちらは、日本帰国後の発送になります。

120,000円( 作品付きプラン。限定5)上記に加えて、2013~2016の全フライト記録のデータ(USBメモリにPDFファイル)を入れた、BlackBox(Sサイズ)外寸(mm) 210×167×90をお届けします。
こちらは、日本帰国後の発送になります。

作品名:Black Box(FLIGHT RECORDER DO NOT OPEN)
制作年:2019年
(写真の小さい方がSサイズ、大きいほうがLサイズになります。)


240,000円( 作品付きプラン。限定1)上記に加えて(ただし、BlackBox(Sサイズ)は除く)2013~2016の全フライト記録のデータ(デジタルおよびプリント)を入れた、BlackBox(Lサイズ)外寸(mm) 430×380×154をお届けします。こちらは、日本帰国後の発送になります。

<予算概要>

昨年から米国ツアーを計画し始め、年初に、概算の予算を算出しました。

想定されるプロジェクト総額は、およそ900万円です。大きいのは、機体の輸送費用(日本往復と米国内輸送)と、旅費、滞在費ですね。もちろん、この金額すべてをクラウドファンディングで集められるとは思ってはいませんが、集まった資金は機体輸送費(日米往復と米国内)、人間の移動費、滞在費、テストフライトにかかる諸経費、プロジェクト運営費、リターンの実施費などに使用し、このプロジェクトを日米の多くの人とシェアし、みのりの多いものとしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

ーーOpenSky USツアー概算予算 ーー
輸送保険料 ¥300,000
輸送準備費(輸送に伴う書類作成やケース強化費) ¥110,000
作品輸送費(往復、米国内輸送含む) ¥3,092,110

会場費 格納庫や飛行場使用料 ¥410,000
フライト関係費燃料費など ¥180,000
設営費 ¥300,000
ガソリン代、保険代 ¥150,000
設営スタッフやフライトスタッフ謝金 ¥820,000
下見旅費(八谷) ¥371,600
旅費・滞在費(八谷分) ¥711,030
旅費・滞在費(メインスタッフ分) ¥847,499
滞在費(現地スタッフ分) ¥766,107
映像制作費 ¥150,000
宣伝費、サイトなど制作費 ¥332,000
新規アイテム、報告書印刷費 ¥210,000
記録費  ¥320,000    

総額 ¥9,070,346
<お手伝い募集!>

実際に機体を組み立てたり、フライトをするためには、私以外に少なくとも3名、可能であれば4名以上のスタッフが必要です。

いままでは日本でボランティアスタッフに加わっていただいていましたが、米国でのテストフライトに関しては、これから探すことになります。皆さんのなかで、もしも Waupaca Municipal Airport、Corona Municipal Airport 近くにお住まいの方で(自力で来れること、滞在場所があること)、フライトを手伝っていただける方がいらしたら、ご連絡ください。

<次回、サンフランシスコ近郊で飛ばせる飛行場募集!>

今回は6週間ほどのUSツアーなので、フライト場所は2箇所のみとなります。ただ、本当はサンフランシスコ、サンノゼ、サクラメント近郊でも飛ばしたいと思っています。ノンタワーの小さな飛行場で小型機のハンガーが安価に借りれる場合は、11月〜12月に再渡米してのフライトを検討したいので、ご連絡ください。

<想定されるリスクと課題>

現在、機体は海上輸送中であり、米国税関検査における通関の遅れなどもリスクとしてはありますが、輸送日程にはかなり余裕をもたせてあるため、展示に間に合わない可能性は低いと想定しています。またコンテナ輸送中の事故や破損も可能性としてはあり得ますがこちらも可能性は低いと判断しております。またフライトテストに関しては、この機体は米国の航空法の中ではウルトラライトカテゴリーにあたり、原則FAA(アメリカ連邦航空局)の許可無しでも飛行可能な機体(Federal Aviation Regulation Parrt103-Ultralight Vehicles)になりますが、こちらの件ではEAAに協力していただき確認をしてもらっています。いずれにせよ、フライトテストは安全な環境や天気でのみ実施し、事故が起きないよう最大限の配慮をします。

<クラウドファンディングと管理メンバー>

今回、経費予算が多額になるため、日本と米国で2つの言語でクラウドファンディングを実施しています。日本ではCAMPFIRE、英語ではKickstaterを使っていきます。両者のリターンは作品付きプランは一部異なりますが、内容はほぼ同一です。また、今後の更新の内容も同一のものを日本語、英語で更新していきます。内容に関してはプロジェクト実施者の八谷が責任を持ちますがKickstaterの更新やコミュニケーションはGamme Takiguchiが中心に担当します。

<よくあるご質問>

Q:フライトの案内などはどこで行われますか?
A:CAMPFIREメッセージにてお知らせとなります、プロジェクト期間内も新情報などアップデートする事もありますので受信可能な状態にしておいてください。

Q:目標金額に達しなかった場合はどうなるんでしょうか?
A:All-in方式を採用しておりますので目標金額に満たない場合も、機体は米国に持っていき、リターンをお届けします。

Q:食事会プランは当日急遽都合がつかなくなってしまった場合返金は可能ですか?
A:申し訳有りません、一度ご支援頂いたコースに関しては支援者様都合によりキャンセルや払い戻しは行っておりませんのでご了承願います。

Q:支払い方法はどんなものが有りますか?
A:クレジットカード(VISA / MASTER / AMEX / Dinners / JCB )、コンビニ払い、Paidy、Pay-easy(銀行振込)、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い、ドコモ払い、Paypal が選択可能です、詳しくはCAMPFIRE様のヘルプページをご覧下さい。

Q:記載する名前を書き忘れた(間違えた)ので変更して欲しいです。
A:支援時に備考欄に記入を忘れた場合はプロジェクト終了の日までにマイページの支援したプロジェクト一覧より支援者様ご自身で変更が可能です。プロジェクト終了後の変更希望は動画編集の関係上お受けできません。

Q:別途の送料はかかりますか?
A:かかりません、支援金に含まれております。

Q:配送先の住所変更はできますか?
A:住所変更の受付はプロジェクト終了までとさせていただきます。配送先の住所変更は「マイページ(右上のアイコン)>支援したプロジェクト>右へスクロールしたお届け先>確認する」で行うことができます。それ以降の住所変更については本プロジェクトページにある「メッセージで意見や質問を送る」というリンクから直接ご連絡ください。


<最後に>

最後まで目を通していただきましてありがとうございます。ぜひ皆さまのお力をお貸しいただき、米国ツアーを成功させ、より多くの人にM-02Jを見てもらいたいと考えています。

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください