祝!世界かんがい施設遺産登録! 長瀬川・玉串川に記念看板を設置したい!

キャンプファイヤー ふるさと納税のバッヂ

世界かんがい施設遺産登録を受けた『大和川分水築留掛かり』(長瀬川・玉串川)を紹介する記念看板を設置したい!

現在の支援総額
1,163,000円
支援者数
71人
募集終了まで残り
終了

現在155%/ 目標金額750,000円

155%

このプロジェクトは、ふるさと納税型クラウドファンディングのAll-In方式です。
目標金額に関わらず、期間内に集まった金額がファンディングされます。

このプロジェクトは、2019-09-01に募集を開始し、71人の支援により1,163,000円の資金を集め、2019-11-15に募集を終了しました

プロジェクト本文

このプロジェクトは、ふるさと納税制度(個人)による税額控除の対象となります。寄附額のうち2,000円を超える部分の額が税額から控除されます。控除額は個人の収入等によって上限金額が決まっており、下記リンク先で目安金額が計算できます。正確な金額については、お住いの市区町村へお問い合わせください。
https://fbyg.jp/furusato-tax#simulation

本プロジェクトに寄附をすることで、実質2,000円で地域を応援しリターンを受け取ることができます。
▼CAMPFIREふるさと納税の詳細はこちら
https://camp-fire.jp/channels/furusato

※税額控除を利用するには、確定申告か、ワンストップ特例申請書の提出をすることが必要です。
※寄附(ふるさと納税)を行うと、本プロジェクトの場合は翌年1月以降に、寄附した自治体から寄附金受領証明書(確定申告用)が届きますので、大切に保管し、所定の手続きを実施してください。
※ワンストップ特例申請書の送付をご希望の方は、お手数ですが、お申込みフォームの「備考欄」にその旨ご記入ください。寄附金受領証明書と合わせて用紙を送付いたします。


※目標金額を超えてご寄附をいただいた場合には、関連する事業の事業費にも活用させていただきます。


中河内エリアを代表的する桜の名所、長瀬川・玉串川のもう一つの顔とは・・?

中河内エリア(柏原、八尾、東大阪)の人には馴染みの深い、長瀬川と玉串川。この2つの川は、1000本以上の桜が美しく咲く桜の名所として地元の人だけでなく多くの人に親しまれてきた場所です。

実はこの2つの川、桜の名所としてだけではなく、最近もう一つ有名になった特徴があるといいます。

それは、「世界かんがい施設遺産」に認定されているということ。

“かんがい”と言われてもピンとくる人はそう多くないかもしれません。

かんがいとは、 主に、農地に水を供給するために整備された施設のことで、ダムやため池、農地へ水を引き込むための用水路などがこれに分類されます。

今は住宅の間をぬって流れているこの2つの川も、昔は両脇に広がる田畑に水を引き込む役目を果たす農業用水として地域の人たちの生活になくてはならない存在でした。

それが最近、世界的に見てとても価値のある歴史的な遺産の一つに認定されたというわけなんです。

大阪で3番目に認定された、世界かんがい施設遺産

「世界かんがい施設遺産」は、かんがい施設の中でも、とりわけ卓越した技術により建設されたものや、歴史的・技術的・社会的価値のあるかんがい施設を登録・表彰するためにインドのニューデリーに本部を置く国際かんがい排水委員会(ICID)が2014年に創設した認定制度です。

(リンク)農林水産省HP:世界かんがい施設遺産

国際かんがい排水委員会は、かんがい施設の適切な保全に資することを目的として、建設から100年以上経過し、かんがい農業の発展に貢献したものの中から、特徴のある歴史的な施設を認定してきました。

「世界かんがい施設遺産」は、この五年間で、世界では12か国で74箇所、そのうち日本では35箇所が認定されています。長瀬川・玉串川は、平成30年度にそのうちの1つに選ばれたというわけです。

世界も認めた長瀬川・玉串川、どんな川なの?

長瀬川・玉串川の成り立ちは、江戸時代にさかのぼります。
大雨のたびに氾濫していた大和川水系の付け替えを大がかりに行ったことに伴い整備された人工的な川が長瀬川・玉串川の始まりでした。
300年以上たった今も、大和川から取り入れられた水は、柏原市・八尾市・東大阪市の約240haの農地に水を供給し、また、市街地の中での貴重な水辺空間としても大きな役割を果たしています。

この2つの川にはいくつか特徴があります。
ひとつめは、大和川の付け替え工事によって廃川となった旧大和川の跡地に、改めて農業用水を目的とした水路(かんがい施設)を人工的に作っているということ。
ふたつめは、この水路が75ともいわれる多くの村が出資し、用水を引く位置を計画して建設したという点です。

写真:中甚兵衛像(大和川治水記念公園内)
大和川の付け替え工事に大きな役割を果たした。

この工事によって旧河川の跡地には膨大な土地が生まれ、水路の周りには新田が開発されていきました。これらの新田が設けられた土地は、旧河川敷のため、砂地で水はけがよく、綿栽培に適していたことから綿栽培を推奨し、その後、河内木綿として綿花の一大産地として有名になってゆきます。


(築留二番樋門・河川側)

(築留二番樋門・水路側)

現在の長瀬川・玉串川の水を大和川から取り込んでいる二番樋のすぐ横には、長年にわたり川の保全に努めてきた「築留土地改良区」があります。

この築留土地改良区は、もともと「築留樋組(つきどめひぐみ)」という組織でした。

当時、水路の維持管理は村単位で行われるものが多かったこの時代に、流域周辺の75か村が一体となって管理する大きな組織で運営していたことがとても珍しいことだといいます。

その後、昭和27年に「築留土地改良区」という組織ができ、そこに築留樋組の管理業務が引き継がれてゆきました。300年もの間、今なお美しい姿のまま長瀬川・玉串川が現存している裏には、この団体の存在が重要でした。

その築留土地改良区の事務所に、今回の「世界かんがい施設遺産」登録に尽力した方がいらっしゃるということで、お話を伺いました。

長瀬川・玉串川が世界に認定されるまでの3度の挑戦

「『世界かんがい施設遺産』の登録は、一筋縄ではいかなかった」と話してくださったのは、登録で中心となって尽力した、築留土地改良区の仲谷事務局長と、大阪府 中部農と緑の総合事務所の馬場総括主査のお二人。認定された今年は3度目の応募だったのだそうです。

仲谷さん「わたしはこの仕事(築留土地改良区での川の保全活動)に携わって40年ほどになりますが、今回『世界かんがい施設遺産』に登録する手続きの準備をするまで、長瀬川・玉串川がこれほど歴史的な背景や施設としての価値があるものだということはほとんど知りませんでした。普段はいかに川が機能するか、周辺の住民の方の生活と環境保全をすることに注力していましたから」

登録に至るまでの3度の挑戦を経て、今まで知らなかった多くのことを知り、その面白さに気付かされたと言います。

仲谷さん「1度目は応募の締め切りまでに時間がなく、とにかく今いかに管理され保全された素晴らしい施設かということを訴える申請資料の準備しかできませんでしたが、二度、三度挑戦し、もっと魅力を伝えるためには歴史的な背景などの提案も必要だということがわかったんです。
馬場さんに協力してもらい、2つの川の成り立ちから、『島畠(しまばた)』と呼ばれる画期的な農地利用方法が開発されたことがわかり、独特な機能や背景のある川であるということを伝えることで、審査委員会の評価を獲得できたんです。」

馬場さん「今回は、短期間に海外の評議員にも説明するための英語の資料を用意するなど、準備にもたくさんの労力をかけなくてはいけなかったのですが、長瀬川・玉串川の歴史的な背景を調べれば調べるほど、面白い特徴が明らかになり、今度こそ認定されてほしいという気持ちが強くなっていました。「認定されたという連絡があった」と仲谷事務局長から電話を受けた時、嬉しかったですね。」

また、今回のこの看板設置事業をすすめている八尾市役所の木村課長は、「登録されたこの2つの川の魅力を多くの市民の方にも知ってほしい」といいます。

木村さん「地元の方の多くは、桜の名所として親しみを持っていらっしゃると思いますが、意外にその歴史や機能、世界かんがい施設遺産に登録されたことを知っている方は、まだまだ少ないと感じています。そこで、記念看板を設置することで、世界に認められた長瀬川・玉串川に対して、もっと愛着を持っていただきたい、もっと後世に伝えていきたいという思いから取り組むこととなりました。」

看板のデザインは、桜をあしらったものにする予定だそうです。
デザイン案を見せてくださったこの看板設置事業を担当している八尾市役所の今津さん。

(図:設置看板デザイン案)



(地図:看板設置予定箇所 計5か所)


今津さん「桜をきっかけに訪れた人や、毎日川沿いを通る市民の方にも、世界に認められたことを知ってもらうきっかけにしたいです。記念看板を作成・設置することで、さらに多くの人から愛着をもっていただきたいと考えています。」

記念看板設置の応援をお願いします!

「大和川分水築留掛かり~長瀬川・玉串川~」が世界かんがい施設遺産の登録を受け、歴史的、技術的、社会的価値のある施設として認められたことを、もっと皆さんに知っていただきたく、記念看板を設置します。

長瀬川・玉串川はともに地域の生活に密着している施設であり、維持保全には市民の協力が不可欠です。そのために世界かんがい施設遺産登録という誇りと、これまで以上の愛着を持っていただくひとつの契機として、看板を設置したいと思っています。

市民をはじめとする多くの方々に、世界かんがい施設遺産に登録された「大和川分水築留掛かり~長瀬川・玉串川~」を誇りに思うとともに、これまで以上に愛着を持っていただきたいです。記念看板を設置することにより、この八尾市を代表する長瀬川・玉串川の歴史や景観を、行政とともに今後も大切に維持保全し、後世に遺し、伝えていってほしいです。

わたしたちの慣れ親しんだ長瀬川・玉串川のことをもっとたくさんの人に知ってもらい、この先も美しく守り遺していくきっかけにもなります。

皆様の温かいご支援をお待ちしています!

八尾市土木建設課 担当:今津・深井

電話番号:072-924-3867(直通)

FAX:072-923-2930

E-mail:dkensetu@city.yao.lg.jp


ふるさと納税型プロジェクト〜よくある質問〜

Q1:CAMPFIREふるさと納税とは?
A1:自治体の実施する公益性のあるプロジェクトへの寄附に対して、国の税制優遇を受けることが可能なプロジェクトです。税制控除とともにリターンの受け取りも可能なプロジェクトになっています。

Q2:税額控除はいくらくらい受けられますか?
A2:2,000円以上の支援をされた場合、本人負担額の2,000円を除いた金額が、収入等によって決まる上限金額まで、税額から控除されます。
上限金額については、下記リンク先で目安金額が計算できます。
https://camp-fire.jp/furusato/about#simulation
正確な金額については、お住いの市区町村へお問い合わせください。

Q3:支援する際に注意すべきことは?
A3:税額控除は、所得税や住民税を納めている方が対象となります。
税額控除を希望される場合は、ご家族の中で、所得税や住民税を納めている方が、支援していただけるようにご注意ください。
税額控除を受けるためには、寄附後に手続きが必要になりますので、ご注意ください。
また、支援者の住所、氏名が、確定申告の添付書類となる寄附金受領証明書に掲載される住所、氏名となります。
なお、支援者のお名前とクレジットカードのお名前が違う場合も、ふるさと納税の税額控除が受けられない可能性がありますので、ご注意ください。

Q4:税額控除を受けるには、どのような手続きが必要ですか?
A4:税額控除を利用するには、確定申告か、ワンストップ特例申請書の提出をすることが必要です。
寄附(ふるさと納税)を行うと、本プロジェクトの場合は翌年1月以降に、寄附した自治体から寄附金受領証明書(確定申告用)が届きますので、大切に保管し、所定の手続きを実施してください。
ワンストップ特例申請書の送付をご希望の方は、お手数ですが、お申込みフォームの「備考欄」にその旨ご記入ください。寄附金受領証明書と合わせて用紙を送付いたします。

Q5:利用可能な決済手段は何ですか?
A5:このプロジェクトは、決済手段として下記がご利用いただけます。
・クレジットカード:VISA/MASTER/Paypal決済(JCB/AMEX/Dinersはこちらから可能です)
 ※Paypalについて詳細はこちら:https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/personal/how-paypal-works
 ※Diners ClubカードはDiscoverカードとしてのみ利用可能です、詳細はこちら:https://www.paypal.com/jp/smarthelp/article/ペイパルのアカウントに登録できるカードは何ですか。-faq1119
・コンビニ支払い:セブンイレブン以外の主要チェーン
※コンビニ支払いについて詳細はこちら:https://help.camp-fire.jp/hc/ja/sections/206635648-B-コンビニでの支払いに関して
・銀行支払い:Pay-easy系列(主要金融機関)
・郵便局で使える払込取扱票(申し込みは八尾市まで)

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

ふるさと納税を通じて地域に火を灯していきます

CAMPFIREは、「好きな地域を応援する」という
ふるさと納税の本質に立ち返ります。
事業の取組や背景、関わる職員たちの想いを形にし、集まった支援金の使いみち、まちのビジョンやミッションを
明確にして、地域の魅力や地場産業を掘り起こして健全なふるさと納税を再構築していきます。
ふるさとを応援したい、あなたの思いに応えるための
クラウドファンディングプラットフォームがここにあります。