はじめに・ご挨拶

はじめまして。合同会社悠悠の土屋英樹と申します。

悠悠 T&Sでは、通常の事業所では雇用が困難な障がいのある方が、就労の機会を持てるように 「仕事の場」を提供している就労継続支援A型事業所になります。

現在、悠悠では軽作業・施設外就労・PC業務を中心に利用者の方と業務を行っております。これらの作業を通して、コミュニケーション力や社会性・自主性の確立を目指しております。利用者の方も、今後の目標として一般就労を視野に入れて働かれているので、「障がいがあっても自己実現をしていきたい!」という利用者さんの願いの実現のため私たちは支援しています。私たちの最終目標としましては、障がいがあっても、その人個人が生き生きと、隔たりの無い社会で生活できることを目的としています。

このプロジェクトをやろうと思った理由

私は、障がいのある方の就労支援を行う前は介護分野に携わっておりました。きっかけは私のおばあちゃん。デイサービスを利用していたおばあちゃんが「デイサービスに行っても、ちっとも楽しくない…」この一言を聞いて、楽しいデイサービスを、おばあちゃんの為に作ろう!と決心。このとき私は若干22歳。介護職に従事していたものの、分からないことだらけの中、周りの協力を得て何とか2012年11月に会社を設立。2013年にデイサービスのオープンに至りました。初めての立ち上げで、正直苦労は多かったです…。

 でも、その中で頑張れたのは、おばあちゃんの笑顔や通ってくれる方々からの感謝の気持ちを頂けたからでした。おばあちゃんの為に!とデイサービスを始めたことで、多くの利用者さんと関われたことは私の糧になり、あの苦労を振り返っても、設立して良かったと今でも思います。

 デイサービス設立から6年…元々、福島に居た私は震災の影響などもあり、現在は福岡県太宰府市で障がいのある方のために就労継続支援A型事業所を立ち上げました。太宰府市は人口約7万人の市であり、その中で障害者手帳所持者が3962名(H28年度)、この数値は増加傾向にあります。しかし、私がこちらで事業所を立ち上げようと思った時点で、A型事業所が1件しかないという現状でした。これでは、障がいのある方が十分に働ける場所がない!そして、今後も障がいのある方々が働かれる場所が必要になってくるだろうと思い立ち上げを決意しました。

            1.太宰府市における障害者手帳所持者の推移

ここまでの中で、デイサービスから、なぜ障がいの分野に?と思われた方も多いと思いますが、ここに繋がるのもデイサービスがきっかけになりました。

ある日、利用者さんと会話していたときのことでした。その方は産まれつき脳に障がいがある方でした(脳年齢では3才という診断を受けていました)。

その方が昔、働いていたという会話を聞いて衝撃を受けました。そのとき私の考えの中に、障がいがある人が働けると考えたことがなかったからです。「障がいがある人=働けない人」という固定概念があったのがお恥ずかしい話です…。

 その会話の中で一番心に残った言葉が「仕事をしていて楽しかった。また働きたい…自分も役に立てると思うと希望が持てる」という言葉でした。

 障がいがあっても、仕事を通して自己実現していくことが出来るんだ!と実感させられた瞬間でした。この出来事をきかっけに障がい者分野を学ぼうと奮起し、障がい者雇用について色々と情報を集める日々が始まりました。これまた初めての分野で、何から始めれば良いのか考えていたとき、株式会社BarBell様との出会いがありました。障がい者の就労を手掛けている会社で、T&Sの立ち上げを支えてくれた会社になります。株式会社BarBell様の協力の元、2018年10月に合同会社悠悠 T&Sの立ち上げに至りました。

 現在、開業から半年を過ぎた悠悠ですが、課題の多い日々を利用者と共に過ごしています。利用者の方は精神障がい者、身体障がい者、知的障がい者の方が来所されています。現在、体験の方も含めて20名通われています。

作業内容としましては以下のことをしております。

1.軽作業(企業様からの委託作業で、箱組立や商品入れ等を行っております)

2.施設外就労(毎週月曜日に、施設外で清掃の作業を行っております)

3.PC業務(名刺修正、商品画像検索等、企業様より委託を受けております)

半年間の作業の中で利用者さんが今後、一般就労されるためには、どのようなスキルが必要になってくるのかを職員を交えて考えてきました。その中で特に現代社会に必須となりつつあるPC業務スキルを高め、業務拡大を図っていくべきではないかという意見が上がりました。昨今、一般企業ではPCスキルは必要とされる場合が多く、先を見据えた就労支援を行っていきたいと考えております。

 実際、利用者さんの声でも多かった意見が、「PC業務をもっと頑張っていきたい!スキルを磨きたい!」という意見でした。そのため、利用者さんがPC作業等に慣れ始めた5月から、PC業務の仕事範囲を拡大させる事になりました。

 しかし、ここにきてPC業務の難しさを痛感することとなりました。私たちが立ち上げ当初から使用してきたPCは全部で5台。その中で業務に支障なく使用できるPCが2台。この状況では20名の利用者さんに対して、十分な支援を行うことが出来ないという結果に。毎日、PC業務の依頼がくる中で、PC業務に従事して頂くことができる利用者さんが2名(午前・午後と人を代えながら行っても4名)という結果になります。利用者さんも、PC業務に就くことで、自信を持たれて働き出している方もいらっしゃいます。その中で、「1日中PC業務を通して行いたい」という声も増え始め、今回のプロジェクト立ち上げに至りました。

これまでの活動

22歳で介護施設を立ち上げ、約6年間地域密着型小規模デイサービスを運営。

28歳で障がい者就労継続支援事業所A型立ち上げ。

資金の使い道

皆様からのご支援頂はPC購入資金に使わせていただきます。

内訳 デスクトップPC2台購入(20万)ノートPC購入8台(80万)

実施スケジュール

プロジェクト終了後、すぐに購入したいと考えています。


最後に

多くの皆様から支援して頂き、一人でも多くの障害者の方を一般就労できるよう支援していきたいと考えております。

よろしくお願いします!


<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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