鹿児島県枕崎市で海辺の観光地にある廃屋を改装し、ふぐをはじめとした、かわいい魚たちを眺めながら食事やお茶を楽しむことができる「小さな水族館のようなカフェ」を開業する。

プロジェクト本文

 はじめまして、(一社)鹿児島水圏生物博物館 代表理事の岩坪洸樹と申します。この法人は鹿児島県内で魚を中心とした水の生き物の調査や展示、地域と連携した活動を行っています。私自身も魚類の研究を行っており、新種記載や日本初記録種の報告、図鑑製作なども行っております。
研究実績等https://www.kmab.info/kenkyu
報道関係https://www.kmab.info/houdo

 博物館は本来教育施設なので、ちょっとお堅い感じと思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、うちの博物館では、興味がある方だけが見にいらっしゃるのではなく、広く様々な方々が自然科学に興味を持つきっかけになることを目標とし、誰もが親しみやすく難しいことを抜きにした展示や講座を行っています。資料や技術を活かした地域との連携活動もしています。

枕崎お魚センター内展示室「まくらざきシーコレクション」の化石展示

 日本は博物館のうち、自然科学系博物館の数はひじょうに少なく、ひとつの県に数館。一方で、人文科学系博物館は1市町村に1館程度と多いです(正確な統計データではありませんので、あくまで目安程度に...)。過去から現在まで研究者たちによって集められた自然史資料を、恒久的に未来へ残していくためには、圧倒的に博物館数が不足しています。しかし、今の時代はどこの市町村も財政は厳しく、新しい箱ものをつくる余裕どころか、もともとあるものを維持することさえも苦慮している状況です。そこで、民間法人で自立運営できる博物館のモデルケースをつくることが、この法人の最大の目的です。法人の事業が成功し、作り上げたモデルケースをもとに全国に自然科学系博物館が増えていくことを願っています。ぷくカフェ事業は、そのための大事な最初のプロジェクトです。

 ただカフェを開業するだけであれば、金融機関から借入をすれば早く資金調達できるかもしれません。あるいは、図鑑を出版したり、講演を行ったりすれば、費用がそれなりに集まると思います。しかし、この事業は地域おこしも兼ねています。お金だけの付き合いではありません。人と人が交流する場になるためには、人と人の付き合いが大切です。そのためにも、より多くの方に関わっていただくことが重要で、その関わりとしてのクラウドファンディングです。地域おこしはひとりではできません。まずは、多くの方にこの事業を知っていただくことが、クラウドファンディングをする意味でもあります。

 展示をはじめとした活動拠点となる物件を探していたところ、人気観光地である自然公園「火之神公園」に隣接する施設の譲渡について、枕崎市役所から連絡を受け、前所有者から不動産を贈与していただきました。火之神公園は、行政が整備を進めていることや、市民が公園内に幸せの鐘を設置したことなど、近年注目度が高くなってきている場所です。しかし、近辺は山林や空き地が多く、いただいた施設を含め、空き家になっているところが少なからずあります。譲渡いただいた施設を利用し、公園に訪れる人々の憩いの場を新たに創設することで、空き家対策や交流人口の増加などの地域おこしの一翼を担いたいと考えています。
 火之神公園は土日祝日に観光客が多い場所です。平日でも、公園にウォーキングや昼休憩で訪れる市民が多く、夏休み期間中はプール利用でさらに多くの人が訪れます。このように多くの人で賑わう場所に、廃屋が放置されているのはもったいない!ですよね。

火之神公園(薩摩富士「開聞岳」と枕崎のシンボル「立神岩」が見える)

 この事業では「自分たちの手でつくる」ことが大事だと思っています。銀行からお金を借りて、業者さんに丸投げすれば、すぐに完成するかもしれません。その結果、借金を返すため、あるいは利益を追求するために営業するのでは、親しみを持ちにくく、地域おこしの目的からも少し離れるのではないでしょうか。みんなでつくることで、大切にされる施設になり、長く愛され継続していくことができるものになると思います。クラウドファンディングを始める前から、スタッフ、地元有志の助けを借りながら自分たちの手で改装を進めています。プロや経験者のアドバイスや助けをいただきながら、建物らしき形にまでなりました。草払い→屋根修理→片付け、ゴミ捨て→一部解体→外壁貼付け(今ここ)

外観の推移(初期の植物に覆われた状態から現状まで)

施設内部(初期の状態と現状)

 営業はもとより、現代の生活にとって必要不可欠な電気・ガス・水道。この施設にはこれらすべてがない、使えないのではなく、存在自体がないのです。施設を使わなくなって、全部引き上げたのだと思います。そのため、すべて新しくひっぱってこないといけません。資格や許可が必要な工事もあるため、さすがに自分たちでするわけにもいかず、ここは業者さん頼みです。とくに深刻なのが水道問題。メーターもなく、目の前の道路の本水道から引き込むところからスタート。施設内の配管も朽ちて使えないので、これも取り替え。下水道の通っていない地域のため、浄化槽を埋めないといけません。水道を使えるようにするだけで270万円!すべて復活させるには300万円以上...。

水道見積もり

◇必要経費(施設改修分)

水道工事一式 2,700,000
電気工事一式  100,000
外装材料費   100,000
内装材料費   500,000
備考
クラウドファウンディング手数料17%(税別)
目標金額3,300,000円に対し、手数料605,880円(税込)

 現在飼育中、うちの博物館のアイドル「メイタイシガキフグ」をはじめ、さまざまなフグ(主にハリセンボン科とフグ科)を展示します。他にもオリジリアスウォウォラエやエンゼルフィッシュ、スズメダイなどの小型魚も展示予定。魚に興味がない方でも、親しみやすい空間をつくります。今まで展示してきた中で1番人気があったのがフグ。カフェの名前はぷくぷくしたフグから「ぷくカフェ」です。

メイタイシガキフグとソラスズメダイ

ハリセンボンとウェブバーフィッシュ

完成イメージ図

 枕崎市が位置する鹿児島県薩摩半島南部(南薩地域)はおいしい素材がたくさんあります。生産者と協力しながら、特産品を利用したメニュー開発をしていきます。枕崎市はお茶の産地なので、お茶を使ったドリンク、スイーツのメニューを充実させたいと考えています。また、南薩地域は海に囲まれていて、さまざまな魚が獲れます。枕崎市のカツオはもちろん、南薩の地魚を活用したいと思っています。かつお節生産量日本一、ダシの効いたメニュー開発、地域素材を活かしたメニューの提供を目指します。

枕崎市別府の茶畑

 廃屋を改装してミニ水族館型カフェを開業し、地域おこしの先駆けになることを目的とし、下記3点の実現を目指します。

〇20年以上放置され半壊した空き家を再生することによる空き家(危険家屋)対策。
〇自然公園と隣接した立地を活かし、観光客を集客することによる地域経済への貢献。
〇過疎地域での交流人口増加や雇用創出、地域住民が交流する場の創設

 すべてのリターンに御礼状がつきます
 透明標本は当法人オリジナル作品!
 観光養殖場タツノオトシゴハウス提供のタツノオトシゴもあります!
 激レア!カツオの透明骨格標本も!?
 他にもさまざまなリターンを用意しておりますので、ご検討ください。

 6月18日追記
 3000円のリターン「ポストカード2枚セット」を追加しました。
 魚のポストカード10枚セットのデザインは下記のものです(変更になる場合があります)。

6月21日追記
中原水産さんと枕崎のお茶農家の近森さんから、リターンにかつおせんべいやお茶などの提供をいただきました!地元の方の、支援とは違う形でのご協力も大変うれしく思います。感謝いたします。

6月27日追記
「なぜ民間で博物館をするのか?」「なぜクラウドファンディングなのか?」「自分たちの手で大改造!」を加筆しました。

6月28日追記
完成イメージ図を追加しました。
鹿児島のテレビ(MBC)でプロジェクトが紹介されました。
「海と日本プロジェクト」のYouTubeチャンネルで、放送内容をご覧いただけます。
https://youtu.be/fwZ2GEA_fFY

  • 活動報告

    プロジェクトがテレビで紹介【YouTube公開中】

    2019/06/28 21:45

    プロジェクトが鹿児島のテレビで紹介されました。MBC南日本放送番組名:週刊1チャンネル日時:6月15日(土)朝9:30~10:25また、その動画は「海と日本プロジェクト」のYouTubeチャンネルで公開されています。https://youtu.be/fwZ2GEA_fFYよろしければご覧ください!!

  • 活動報告

    長崎ケーブルメディアの取材がありました

    2019/06/23 09:17

    長崎ケーブルメディア「なんでんカフェ」のコーナー『魚芸人への道』の取材がありました。長崎亭きよちゃんぽんさんが訪れ、枕崎お魚センター内の展示室を案内しました。ウツボのエサやり体験も楽しんでいただけたようです。ぷくカフェプロジェクトの話も少しさせていただきました。どれくらい放送されるかわかりませ...

  • 活動報告

    中原さん(中原水産)と近森さん(お茶農家)から商品を提供していただきました!

    2019/06/22 11:58

    中原水産社長の中原晋司さんから、鹿児島県水産物品評会にて県知事賞を受賞した「かつおせんべい」(2011年)、「旨味茶節」(2013年)をはじめ、こだわりの商品をプロジェクトのリターンに提供していただきました。中原さんはミスター出汁男として知られ、3年前に枕崎市の駅前通りの空き店舗に「枕崎おだし...

このプロジェクトの問題報告やご取材はこちらよりお問い合わせください