小説「人の手の触れるに能わざる」に収録されている、「愚かしくも愛おしき」、「知性がなしたものを見よ」、「フリークス」 (いずれも本格SF) をそれぞれ長編化し、ご支援いただいた方に提供します。

プロジェクト本文

はじめに・ご挨拶

人の手の触れるに能わざる」 (2019年 6月 3日現在、Kindle Unlimitedにて無料で閲覧可) に収録されている、本格SF中編「愚かしくも愛おしき」、「知性がなしたものを見よ」、「フリークス」をそれぞれ長編化し、ご支援いただいた方に提供します。これらは現在50,000字程度となっていますが、長編化にあたり100,000字から150,000字にする予定です。

なお、プロジェクトのメイン画像には「宮沢弘」とあり、また上記リンクでは「kuzu/NULL」からの出版となっています。「宮沢弘」は私、小林聡のペンネームであり、「kuzu/NULL」は同じく私、小林聡の創作やその他の活動の団体の名称です。


このプロジェクトで実現したいこと

蔑称としてではありませんが、現在「日本SF」と言えば、プロ作家のものも含めて「ライトSF」ばかりです。なお「日本SF」とは、ここでは、「主に日本国内の作家の作品、あるいは主に日本国内での公募などでの応募作をSFとして出版することに携わる編集部を通して出版されたもの」、および小説投稿サイトにて「SF」とジャンル設定をしているものとします。簡単に言えば「翻訳ではないSF」という条件です。

日本SFというだけでなく、日本における現在のSF作家自身、「科学技術の発達と浸透により、SF的な要素が他のジャンルにも書かれる」という、ある意味において危機意識があります。これは当たり前の話であって、「SF的な要素を入れればSFになる」という認識こそが問題であったと言えます。日本における現在のSF作家自身がこの問題をやっと認識できたことは、これからの日本におけるSFの可能性を感じさせるとともに、反面において読者の認識がどのように変わるのか、あるいは変わらないのかという疑問も浮かんできます。

そこで、レーベルを立ち上げるというところまではできませんが、草の根から本格SFを試してもらうことの一環として、まずは上記三作品の長編化を提供できればと考えました。


これまでの活動

これまで、 scifi.skoba.org (サイトとしては medium.com です) などにおいて作品を発表し、また上記の三作品のように電子書籍化してきました。

上記の三作品に限りませんが、いずれも長編化を念頭に置いた短編から中編を発表しています。


作品概要

「人の手の触れるに能わざる」に収録の下記3作品は、「天の書トリロジー」という経典が存在するとし、それを軸に人間について考えた作品です。日本SFや、あるいは強く言うならパルプ雑誌系SFであれば、「天の書トリロジー」を巡っての作品になるかと思います。ですがこの3作品において「天の書トリロジー」は、あくまでそれが存在した場合に人間はどう行動し、どのような社会を作るかを描いています。この点をもって、本格SFであると自認している作品群です。

なお「天の書トリロジー」についてネタ元を想定される方もいるかもしれませんが、具体的なネタ元はありません。


「愚かしくも愛おしき」
 探査機の木星スイングバイの失敗。重力波の検知成功。それらは太陽の近傍で空間の湧き出しが起きた結果だった。空間の湧き出しはダークマター、ダークエネルギーの湧き出しも共ない、空間の湧き出しそのものとダークエネルギーによる斥力により、太陽の崩壊が予想された。国際宇宙局の依頼を受け、科学ジャーナリストであるラジーニ・テイガー博士は、友人であるセヴァロ・ハザウェイ教父、そして他の科学ジャーナリストと共に、『土は土に、灰は灰に、塵は塵に』と題した最期を迎えるための資料を発表した。TV番組ホストであるクラーク・レイモンにより、それは広く知られることとなった。最期を迎える時、人間には神でも法でもない、自分自身を律するシンボルが必要だった。セヴァロ・ハザウェイの教師父であるジェームズ・某は "T" をシンボルとし、それは拡散した。そして、ただ終りが来た。


「知性がなしたものを見よ」
人々は自ら知性を打ち捨てた。戦争の後に起きたその知性革命。それはどういうものだったのか。
「黙示録3174年」(ミラー Jr) へのオマージュ


「フリークス」
第一バチカン公会議の予備会議において科学が制限された。
天の書トリロジーの神の戒めが法の根拠とされ、人々が望む「人間らしさ」がそれに次ぐ規範となっている世界。
その世界は根拠を失う。それもまた教院の計画であった。


資金の使い道

プリンタ購入: 40,000円

取材費および資料費: 30,000円

電子書籍化費用 (表紙作成の発注を含む): 40,000円

予備費・雑費: 20,000円
基本的に資料費の不足分と、表紙作成を依頼する方と合う際の交通費や交際費などを想定しています。

CAMPFIRE手数料 (17%) + 税 (8%): 23,868円 = 22,100円 + 1,768円

合計: 153,868円


リターンについて

長編化作品の媒体は、EPUBあるいはPDFでの提供とさせていただきます。PC、スマートフォン、電子書籍端末でお読みください。なお、どちらの媒体での提供を希望されるかを、ご支援の際に明記していただけるようお願いいたします。スマートフォンの電子書籍閲覧アプリや電子書籍端末をご利用の場合、EPUB形式をお勧めします。

なお、ご支援額に応じてリターンとなる作品数は、一作品、二作品、三作品となります。一作品、二作品のご支援の場合、上記のどの作品を希望するかも合わせてご支援の際に明記していただけるようお願いいたします。

なお、本文は横書きになる可能性があります。


【三作品応援プラン】
4,000円
長編化三作品をお届けします。
一作品あたり1,333円ほどのご支援です (手数料、税込み。本体価格 1,089円ほど)。
フォーマット (EPUB, PDF) の別を明記してください。

【二作品応援プラン】
3,000円
長編化二作品をお届けします。
一作品あたり1,500円のご支援です (手数料、税込み。本体価格 1,225円ほど)。
フォーマット (EPUB, PDF) の別とリターン希望作品を明記してください。

【一作品応援プラン】
1,800円
長編化一作品をお届けします。
一作品あたり1,800円のご支援です (手数料、税込み。本体価格 1,470円ほど)。
フォーマット (EPUB, PDF) の別とリターン希望作品を明記してください。


実施スケジュール

長編化にあたり数ヶ月いただき、長編化ができた順番にリターンとしてお送りするのではなく、クリスマスにお届けいたします。


最後に

このプロジェクトは All-in方式で行ないます。目標金額に満たない場合でも実行し、リターンをお届けします。ただし、ご支援いただいた金額によっては、表紙作成の依頼は行わずにフリー素材を用いる可能性があることをご了承ください。

SF好きが書くSF小説に興味のある方のご支援をお待ちしています。

このプロジェクトの問題報告やご取材はこちらよりお問い合わせください