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熊本県八代市で開催する伝統の祭り『八代妙見祭』で使用する笠鉾の装飾を修繕したい

380年余の歴史を有する八代妙見祭。2016年に「日本の山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。40を超える八代妙見祭の出し物の一つ「笠鉾蘇鉄」は約100年振りとなる水引幕の復元新調に取り組んでいます。

現在の支援総額

176,000

17%

目標金額は1,000,000円

支援者数

20

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/08/08に募集を開始し、 20人の支援により 176,000円の資金を集め、 2019/10/20に募集を終了しました

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現在の支援総額

176,000

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支援者数20

このプロジェクトは、2019/08/08に募集を開始し、 20人の支援により 176,000円の資金を集め、 2019/10/20に募集を終了しました

380年余の歴史を有する八代妙見祭。2016年に「日本の山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。40を超える八代妙見祭の出し物の一つ「笠鉾蘇鉄」は約100年振りとなる水引幕の復元新調に取り組んでいます。

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はじめに・ご挨拶

はじめまして、二之町笠鉾蘇鉄保存会です。

二之町笠鉾蘇鉄保存会の宮崎代表(左)

我が町の笠鉾も300年以上経過し、あちらこちらと修復をしながら使っている状態で、水引幕も制作して100数十年が経過しました。
この度、国・県・市の援助を受け新しく新調することになりましたが、町の負担もかなりかかります。
また不幸な事に、今年2月には町内で8棟を焼く大規模火災が発生し、住む場所を失い避難生活を余儀なくされている住民もおり大変苦戦しております。


 西日本新聞掲載


ただ、私たちは380年間受け継がれてきた先達の祭りにかける思いを引き継ぎ、これからは郷土八代の誇りとしてだけではなく、世界の宝として後世に守り伝えていかなくてはなりません。そのためにも出来る限り多くの方々に知っていただきたいと、今回のプロジェクトに想いを込めました。


このプロジェクトで実現したいこと

「笠鉾蘇鉄」の水引幕の復元費用に充てたい!

各町内から出される笠鉾は、全部で9基あり、約6kmにわたり八代の町を練り歩きます。

現在私達は、毎年11月23日に行われるユネスコ無形文化遺産にも登録されている八代妙見祭の出し物のひとつである、町所有の「笠鉾蘇鉄」の水引幕の復元新調に取り組んでいます。


・八代妙見祭とは?

八代妙見祭の出し物の一つである獅子舞は、行列の露払いとして先頭を練り歩きます。


木馬(きんま)と呼ばれる出し物では、小さな子供たちも着飾って行列に参加します。


地元では「ガメ」お愛称で親しまれている亀蛇(きだ)は、文字通り亀と蛇が合わさった想像上の神獣で、その昔妙見神がその背に乗って来られたという伝承に由来する出し物です。


江戸時代には武家から出されていた飾り馬(花馬)は、現在では高校の同窓会や有志の方々による保存会から奉納されています。


熊本県八代市で開催される八代妙見祭は、八代神社(妙見宮)の秋の大祭です。約380年の歴史があり町人文化が花開いた元禄の頃(17世紀終わり)には、八代城下の町々から笠鉾(かさぼこ)や獅子、亀蛇(きだ)など趣向を凝らし贅を尽くした出し物が奉納されるようになりました。

9基の笠鉾。胴体部分のの豪華な刺繍があしらわれた黒い幕が水引幕(みずひきまく)です


当時の祭りの様子は江戸時代(19世紀初頭)の絵巻物に描かれ、現在の神幸行列はそれを忠実に再現しています。行列には私達の笠鉾蘇鉄をはじめ、40もの出し物が参加し、約1,700人が6キロの道のりを練り歩きます。静々と荘厳な雰囲気の中進む行列とは対照的に獅子や亀蛇、飾馬など勇壮に披露される演舞、町人文化と武家文化が融合した絢爛豪華な神幸行列は現代に甦る時代絵巻で、およそ20万人の観光客が詰めかけるまでになりました。

江戸時代に描かれた妙見祭礼絵巻の中の笠鉾蘇鉄


・水引幕とは??

笠鉾の中身を隠すために取り付ける、きらびやかな幕で、繻子(しゅす。サテン)や天鵞絨(びろうど。ベルベット)など当時手に入る最高級の布地が使われています。
幕の復元には、製作当時の材料や技法にできるだけ忠実に復元するとこが求められており、長い期間と大変な手間がかかります。既製品を使用するわけにもいかず、可能な限り当時と同じ生地を使うということにこだわりをもってやっています。これだけの大作を復元しますので、莫大な資金がかかります。

水引幕の修理委員会の様子。専門家のご意見をいただきながら慎重に作業を進めてきます。


伝統の祭りは残すことが一番大切。水引幕も、このままにしておくと10年20年はもつでしょうが、100年後ズタズタになって消滅するのは確実です。380年のバトンをここで絶やさないように未来へつないでいきます。


プロジェクトを立ち上げた背景

二之町で受け継がれてきた笠鉾「蘇鉄」。蘇鉄は不老不死、起死回生を祝う霊木とされ、笠鉾の上には本物の蘇鉄の葉が使用されます。9基の笠鉾のうち、本物の葉を使用するのは、私達の蘇鉄だけです。


明治32年につくられた歴史ある水引幕「黒紋繻子地巖に波瑞亀模様繍水引幕(くろもんしゅすじいわになみずいきもようぬいみずひきまく)」は、約100年に亘り、町内の先人達によって受け継がれてきました。


見事な刺繍があしらわれた水引幕も、長年の使用により、痛んできました。


水引幕の裏には、絹や毛糸など種類も数も色も違う無数の糸がついています。実はこれ、毎年祭りの前に町内の奥様たちが手縫いで浮いた布を修繕してきた跡です。


100年前の糸、50年前の糸、そして昨年の糸と、何代ものお母さん方の針仕事と愛着、祭りに対しての想いが詰まっています。

町内のみんなで、代々守り受け継いできた祭前の繕い作業の様子です。

しかし、豪華な刺繍が織り込んであるため、刺繍の重みに布地が耐えきれず刺繍がずれてしまったり、繊維自体が擦り切れて糸が消滅してしまったりと、100年の積み重ねにより修復は不可能となり、この度、京都の職人さんに復元新調をしてもらうことになりました。


復元新調を行うため、現在の水引幕を参考に下絵を作成し、それを基に金糸の種類などを決めていきます。


資金の使い道・実施スケジュール

皆様から頂いたご支援は、水引幕復元への費用の一部に充てさせて頂きます。
①製作費のうち町内負担分に充当
②火災で焼失した衣装の新調
③リターン準備資金
④CAMPFIRE手数料
 クラウドファンディング運営会社CAMPFIREの利用料金


水引幕の復元新調には約2年かかる予定で、令和2年11月の祭りで披露することを目指して、現在作業を進めています。


リターンのご紹介

① 3,000円:お礼状
② 5,000円:お礼状、絵巻マスキングテープ
③ 10,000円:お礼状、水引幕柄手ぬぐい
④ 15,000円:お礼状、町内で使える商品券(4000円分)
⑤ 15,000円:お礼状、八代の焼酎2本セット
⑥ 20,000円:お礼状、保存会おススメ八代のお土産セット
⑦ 20,000円:お礼状、八代の地酒2本セット
⑧100,000円:お礼状、水引幕柄手ぬぐい、収蔵施設に名前掲示
⑨100,000円:令和2年の桟敷席(中列1マス・最大6名まで可)
⑩300,000円:お礼状、令和2年の祭り参加権。(八代市までの交通費は別途負担いただきます)


最後に

今回のクラウドファンディングは、私達にとってはじめての挑戦となります。
地域の宝である八代妙見祭を、次の世代へバトンをつなぎたい。
私たちの想いが皆様に伝われば幸いです。

どうか、ご理解の上、ご支援・ご協力の程、宜しくお願い致します。


<二之町笠鉾蘇鉄保存会FB>

<八代妙見祭>

日時:11月22日 神幸行列(お下り)・御夜  
   11月23日 神幸行列(お上り)
八代妙見祭ホームページhttp://www.myouken.com/


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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