私たち日本大学文理学部社会学科後藤範章研究室では、フィールドワークによって得られた映像を分析・解釈し、社会学的映像ドキュメンタリーを製作する”映像フィールドワーク”プロジェクトを行なっています。今年度は、北海道中川町を舞台とした社会学的映像ドキュメンタリー製作に取り組んでいます。

プロジェクト本文

はじめに・ご挨拶

 はじめまして。
 日本大学文理学部社会学科後藤ゼミナールの映像ドキュメンタリー製作チームです。

 後藤ゼミナールでは、日本大学文理学部のある東京都世田谷区の下高井戸・桜上水地域のヒト・コト・モノ(=地域資源)を発掘し、それを題材とする映像ドキュメンタリー作品を製作するというプロジェクト
「下高井戸・桜上水物語」に、2011年度より継続的に取り組んでおります。


プロジェクトについて

 さて、みなさん。
 突然ですが「中川町」という町をご存知でしょうか。

 中川町は北海道北部に位置する小さな町です。
 小さいとは言いつつも総面積は約6,000,000㎢。東京23区を全て合わせた面積とほぼ同じ大きさです。これが北海道スケールというものです。
 面積の約8割を森林が覆っており、自然豊かな町です。

 

 冬の平均気温は約-9℃。野菜を栽培できる日本で最北端の地であり、寒冷な気候を利用して栽培される野菜は「北限野菜」と呼ばれ好評を得ています。

 中川町で北限野菜を使ったシチューづくり!

 さらに、中川町内には中生代から新生代の地層が広く分布しており、クビナガリュウやアンモナイトの化石が多く発掘されるため、化石の町としても知られています。


 そんな中川町はいま、とある問題に直面しています。
 それは、人口の減少です。
 現在の中川町の人口はおよそ1,500人。今後も人口は減少し続けていくということが予測されています。
 この問題に立ち向かうべく、中川町は様々な取り組みを行なっています。


 一昨年、私たちは上記のプロジェクト「下高井戸・桜上水物語」にて、中川町の取り組みの一つである、東京都世田谷区との交流の歴史や様子を取材・調査し、映像ドキュメンタリー
『中川の中側から―下高井戸の中の北海道中川町』を製作しました。
『中川の中側から―下高井戸の中の北海道中川町』YouTubeリンク

 

 2年前の映像祭で発表したこの作品は後藤教授をもってして「感動した」と言わしめ、中川町関係者の方々にも良い評価を多くいただきました。自分たちでも言うのも何ですが、訴求力のあるドキュメンタリー作品が出来上がったと思っています。


 というのも。この作品を作るにあたり取材や調査を重ねるうちにわかったのですが、なにしろ
「中川町の熱意がすごい」のです。作品を観ていただければ感じ取っていただけるとは思いますが、人口減少という言うなれば町の存亡が懸かった大きな問題を前にして、それをどうにかしようと動き続けている中川町の人々の熱意が、凄い。


 私たちは、もっと、もっと、中川町のことを知りたくなってしまいました。


 と、いうわけで。私たちは、この映像ドキュメンタリーの続編を製作することを決意しました。
 上記の前作『中川の中側から』が、東京都世田谷区下高井戸側からの視点で中川町を捉えた作品であるのに対し、ただいま製作中の映像作品は北海道中川町の内側に入り込んだ作品を製作しようと考えております。
 実際に中川町に足を運び、自分たちの目で中川町を見て。


 私たちは既に2回ほど、中川町へと足を運びました。
 1回目は、昨年9月の中川町が誇る一大イベント「秋味まつり」に合わせて。

丸太押し相撲に参加。ムキムキ高校生にあえなく敗北。

 2回目は、今年3月に後藤教授とともに、撮影とインタビュー調査を敢行。

 詳しくは後藤ゼミブログ(後藤ゼミブログ中川編リンク)をご覧いただきたいのですが、中川町は「何もない」が溢れるとても良いところです。

 私たちが学ぶ「社会学」の視点からありのままの中川町を切り取り、分析と解釈を加えて1本の映像作品を作り上げてゆきます。
 またこれらの作品製作を通じて、中川町が持つ魅力的な地域資源も発信していきたいと考えています。


資金の使い道

 より深みのある映像を撮影するためには、実際に中川町まで足を運ぶ必要があります。
 このプロジェクトは、日本大学文理学部社会学科の研究助成費が交付されるのですが、北海道までの交通費は決して安いものではなく、研究助成費だけではメンバーの交通費を賄うことができません。
 さらに、完成した映像作品はDVDという形にして、関係者の皆様やご支援いただいた皆様に頒布しようと計画しています。
 

そこで、私たちはクラウドファンディングで資金を集めることにしました。
 皆様からご支援いただいた資金は、
 ・プロジェクトメンバーの北海道中川町までの交通費
 ・DVD製作など、ドキュメンタリー映像作品に関連する諸費用

 に使わせていただきます。


リターンについて

 ご支援いただいた方には、完成した映像ドキュメンタリー作品をDVDにしてお届けします!そして、作品のエンドロールにも「クラウドファンディングにご支援いただいた方々」として、お名前をクレジットさせていただきたいと考えています。
 

また中川町商工会や、東京都世田谷区にある中川町のサテライトスペース「ナカガワのナカガワ」にご協力いただき、中川町の特産品や、中川町で活動されているクラフト作家のクラフト作品もリターンとしてご用意しました!
 寒冷な気候を存分に生かして栽培された北限野菜や、クラフト作家の皆様のこだわりの逸品に触れ、ぜひ中川町を体感してみてください。

・リターンのクラフト作品を製作していただく作家さん
木工作家 高橋綾子さん
https://ayako.work/

かごあみ絲さん
https://www.facebook.com/ito.am.saori/

籠編細工 入舩絵美さん
http://www.shokokai.or.jp/01/014711S0016/index.htm


 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
 ※お届けするDVDの著作権は日本大学文理学部社会学科後藤研究室に帰属します。個人的に使用する場合を除き著作権法上著作者の許諾なく、DVDや、その他記録メディアにコピーすることを禁止します。

※画像はイメージです。クラフト作品は全て手作りの1点ものですので、ひとつひとつ異なる風合いをお楽しみください!詳細はリターンページをご確認ください。

実施スケジュール

 2019年9月26日(木)~29日(日) 第2回中川町フィールドワーク(現地での調査研究)
 2019年11月頃 必要に応じて予備調査
 2019年12月14日(土) 後藤ゼミナール主催「第9回シモタカ・ジョースイ映像祭」にて作品公開
 2020年2月頃 クラウドファンディングリターンお届け予定


最後に

 最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございます。
 中川町への取材を続ける中で、私たちは中川町の持つ熱意に圧倒させられました。
 そこで私たちは、映像作品を製作する以外にも皆様に少しでも中川町のことを知っていただきたいと考え、今回のクラウドファンディング立ち上げを決意したという経緯もあります。
 

リターンという形で、中川町の特産品や木工作家のクラフト作品に触れていただけたら嬉しいです。
 そしてできることなら、ぜひ一度中川町に足を運んでみてください。

 本プロジェクトにご協力いただいた中川町商工会の皆様・ナカガワのナカガワの皆様・クラフト作家の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます。

 大きな問題に熱意を持って取り組む「北海道でいちばんアツい町」中川町。
 その現状を社会学的に記録するドキュメンタリー作品にご期待ください!


リンク

日本大学文理学部社会学科後藤範章研究室
日本大学文理学部社会学科後藤ゼミナールブログ

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