木の利用の最後は灰。それを土に還したい。灰を「染色」で活かせるとしたら?北海道下川町の地域資源を組み合わせでうまく活用し、森の植物で草木染めをすると「夢宵桜という桜色」が生まれました。「布の重さと同量の焼却灰を適正に処理して土に還す」新しい試みの染色屋・採色兼美の挑戦です。

プロジェクト本文

はじめに・ご挨拶

みなさん、はじめまして。

染色屋・採色兼美の寺田です。

ページを見ていただき、ありがとうございます!

2016年6月、北海道下川町で最初のデザイン事務所をつくりました。
デザイナーをしながら、故郷・下川町を想い、3年間考え続け、
2019年6月、染色屋・採色兼美 をつくりました。


このプロジェクトで実現したいこと

今、環境にやさしいとされている木質バイオマス。
下川町の木質バイオマスボイラーから出る焼却灰は、塗料や薬剤を含まない木質チップを専焼ボイラーで燃焼させて生じた灰です。
この灰は、有効利用することができます
しかし、処理コストの理由や飛散する灰の形状などから、うまく利用することが難しく、

「有効利用可能な灰でありながらも、土へ還すことが難しいのではないか?」
「森で生まれた木材が、灰になると森へ簡単には還れないのではないか?」

疑問に思っていました。

また、この灰が年々少しずつ増えています。
灰を利活用するために、何か工夫をしなくてはいけない。
その調査を3年間続け、導き出した結論があります。

その方法とは、まず草木染めという手法を使って灰に含まれた金属類を色止め剤(媒染剤)として再利用します。
草木染めの売上の一部を成分調整費に充て、色止めで使い終えた灰を、成分調節して肥料にする事で、「資源」として有効に使うことができます。

採色兼美の提案する循環の流れの中で、
「森で生まれたものを森へ還す」
草木染めという手法を使いながら、美しい循環を生み出す事を実現したいと考えています。


プロジェクトをやろうと思った理由

北海道下川町は、バイオマスの先進地として広く知られるようになりました。
民間事業者でも木質バイオマスボイラーを導入している企業があります。
しかし、その焼却灰の行方はあまり知られていません。

有効利用可能な灰でありながらも、その取扱が難しく、散布に適していないなどの課題がある、木質バイオマスボイラーの焼却灰。

森で生まれたものの最終形が灰。それを撒くことは、形状や粒子の大きさ等、散布に適していないこと等から、簡単には森へ還ることができない。

何故なのか?

それを知るために、都会からUターンをし、故郷・下川町へ。

デザインや色に詳しくなった自分が、ふるさとに返せる事。

「森で生まれたものを森へ還したい」

ただ、ひたすらに、そう、想うのです。


これまでの活動

広告代理店やデザイン事務所を転々とし、故郷・下川町へ2016年、Uターンを決めました。

デザインや色など自分の得意分野を活かし、農業、林業、林産業、商工業など、
地域の事業者のみなさんと関わり合いながら、「ゆるくつながる」ことができました。
原材料に使用する白樺の皮を、下川製箸株式会社さまからご提供いただき、地元・下川町の企業の協力を得られて製造することができています。

2018年、町の有志で集まる勉強会「森の寺子屋」に参加。
さまざまな実践、試行錯誤、意見交換、発表、などを約1年間繰り返し、
自然環境や美しい循環を考えるため、2019年、染色屋・採色兼美を始めました。

染色屋をはじめた理由についてはリンクがあります。
https://note.mu/saisyokukenbi/n/n61c7755af17a


植物を身に纏う

色々な植物で染めた色それぞれに和の誕生月の名前を付けました。

1月/想紅(おもいくれない)/研究段階色・未発表

2月/恋待蕾(こいまちつぼみ)下川町産フルーツトマトの葉や茎から生まれる色

3月/夢宵桜(ゆめよいざくら)下川町産の森林認証を受けた白樺から生まれる色

4月/花舞小枝(はなまいこえだ)下川で採れるクルミから生まれる色

5月/初恋薊(はつこいあざみ)研究段階色・未発表

6月/憧葛(あこがれかずら)下川で採れるヨモギから生まれる色

7月/咲染小藤(さきそめこふじ)下川で採れる上り藤(ルピナス)の花から生まれる色

8月/夢見昼顔(ゆめみひるがお)/研究段階色・偶然に製造できました。

9月/恋路十六夜(こいじいざよい)/研究段階色・藍染の色

10月/想紫苑(おもわれしおん)/研究段階色・未発表

11月/恋染紅葉(こいそめもみじ)/下川町産たまねぎの皮から生まれる色

12月/勿忘菫(わすれなすみれ)/さまざまな植物と鉄を結び付けた色


資金の使い道

灰を有効利用するため、「草木染め」をします。
①その布の材料費、②灰の成分分析費、③研究開発費に充てます。

①布の材料費について。
絹、オーガニックコットンなど、質の高い、天然由来の素地のものを染めるため、その材料費として使います。

②灰の成分分析費について。
現状の木質バイオマスボイラーの焼却灰は、コスト面や散布が難しい等のことから、採色兼美の提案する方法で、草木染めの媒染剤として灰を利用します。
例えば、媒染剤の作用として、染料分子と繊維分子をさまざまな方法で結合させたり、藍染のように、いったん、水溶性にして繊維の隙間に侵入させ、空気中の酸素で酸化させたりなどすることで不溶性に戻る作用等を使い染めていきます。
媒染後、金属類が染料と結合、金属が変化して沈殿分離などする事から、草木染めをする前の灰と比較して、金属類がどれだけ減ったのかを測定するため成分分析をします。その詳細なメカニズム解明や成分の分析費として使います。

③研究開発費について。
成分分析後、灰を主原料に肥料にするため、何が足りなくて、何を混ぜればよいのか。
おおよそのイメージがありますが、実施するために、各関係機関や、灰を排出する事業者間と契約を結び、肥料を製造するための研究費として充てます。持続的に草木染めで灰を利用し続けるために、灰を排出する事業者から灰を買う資金にも充てます。


リターンについて

支援していただいた方に、

実際に下川町で採れた植物を使ったストールやカバンをお返しします。

記念品として、染めたモノに付けた和の名前のカードをお返しします。

実際に染色を終えた植物標本などもリターン品です。

白樺の名刺もデザイン・制作します。

服の染め替えサービスも限定リターンにしました!

さらに!
実際に下川町の工房に来ていただいて染色を体験する事もご用意しました。


実施スケジュール

2019年7月17日、募集開始。

2019年8月27日、募集終了。

2019年11月、リターン開始。

2019年、冬。工房での制作をお休みし、支援していただいたみなさんとお会いして手から手へ、直接お届けする旅を企画中です。

2020年5月~2020年7月、下川町の工房で実際に来ていただき染色体験。

2020年5月~2020年7月、下川町の春の森へ植物を一緒に採りに行き、採った植物で染める体験、プラス、下川町内をご案内します。


最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

北海道発。北海道初。
もしかしたら、日本初かもしれない、このプロジェクト。

是非、ご支援をお願いします!!!

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


あなたの手で、

「森で生まれたものを森へ還す」

  美しい循環をつくりませんか?

  • 2019/08/27 22:00

    最後に。ここまで、応援・支援をいただきありがとうございました。目標を達成することはできませんでしたが、得るものは、大変多く、クラウドファンディングやって良かったと思っています。品評会のライブ配信、録画で残っています。https://www.facebook.com/shinji.terada....

  • 2019/08/25 18:23

    皆さん、こんばんは。プロジェクト終了まであと残り3日です。支援の輪が広がって、38名の方が支援してくださっています。ありがとうございます。フェイスブックの採色兼美のページにアクセスしていただいてる方々も、増えました。ありがとうございます。長い道のりで、険しいと感じた部分もありますが、それ以上に...

  • 2019/08/24 18:38

    皆さん、こんばんは。採色兼美、寺田です。支援者の方が増えつつあり、38名の方が支援してくださっています。ありがとうございます。少し複雑なプロジェクトにもかかわらず、支援の輪が広がっているのは、皆さんのおかげです。ゲストをお招きした品評会ライブ動画配信が大好評です。vol.1は、SDGs(持続可...

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