はじめに・ご挨拶
伝統技術の継承と発展(自然釉焼締陶の魅力)

平安時代の古来よりの技法(輪積み捻子立・薪による穴窯焼成)による焼締陶器の製作と普及活動をして参りました。1000年の歴史を持つ古陶の魅力を21世紀の現代へ繋げる橋渡しをしたいと考えています。輪積みは、越前でこれまで唯一伝承の、無形文化財指定の藤田十良右エ門氏も数年前に亡くなられ、全国でも技術伝承の途絶えかけている技法です。その技術を継承し焼色の素晴らしさを今後も発展させていきたいと思っております。(ロクロを用いないわ積みという成形法は、木材でたとえればカンナでなくチョウナのようなざっくりしたぬくもりある風合いを表現できます)。S25年東京生まれ

https://youtu.be/sczR6lv4zo4

このプロジェクトで実現したいこと

伝承の危ぶまれている輪積み捻子立て技法を含め次世代に継承が必要な仕事です。推進に必要なファンディングで事前の作品のニーズが得られ、仕事進行において大きな力となります。個人レベルを超え日本の工芸、日本文化の観点からも、この伝統工芸の次世代への継承と、多くの方々に周知されていくことは、日本文化の世界への発信にも繋がり意義のあるものと考えております。

日本人がこよなく愛してきたと同時に他で再現できない深い色合いの焼締陶を作り、日本文化の基点とも言える、この焼物を世界へ発信していけることを願います。

プロジェクトをやろうと思った理由

一つ一つの作品が手作りで、三十余年の経験から独自の非常に深い色合いの焼成法を完成しております。世界中で「一つしかないonly one!」ですから、同じものを持つ人が居ない点は選び手、使い手自身の審美眼への自負や満足感を得て頂けると信じます。そして焼物は土ものの原点の器であり日本文化とも深いかかわりを持ちます。作品の、完成度は他に類がありません。ただ、まだまだ器の利便性と楽しさが、多くの方々に伝わっていないのがとても残念です。そして全国の多くのマスコミや販売店を含め、器の真の魅力や伝統の大切さへの認識が低い現状の中、焼物に限らず本物の仕事が社会から消えようとしております。私共の仕事においては、東北震災以降、原発事故による各地の薪の汚染は長野県まで拡散し、窯で二千束を使用するこの仕事は、新たな問題を抱えております。長い間に培った、独自の焼成技術と古法成形で生まれる古陶の魅力の普及発展の真意をどうぞご理解頂き、宜しくお力添え下さい。

これまでの活動

個展活動を中心に活動して参りました。2002年には全国税理士共栄会文化財団より「焼締陶を通じての伝統工芸の継承と発展」にて助成、顕彰。個展会場では、これまで長野県では、八十二銀行文化財団ギャラリー個展(2回)、信州新町美術館個展(5回)、安曇野高橋節郎記念美術館主屋個展(11回)松代山寺常山邸個展、ながの東急ほか。神奈川、東京では、港北東急個展、秦野宮永岳彦記念美術館併設ギャラリー個展(3回)他、都内ギャラリー。岐阜、金沢、富山、高知のギャラリー個展など。又、2014年よりSBCラジオ「武田徹つれづれ散歩道」に焼物と日本文化の内容で隔月出演。又、東京青山小学校。長野市内小学、高校、美術学校、市公民館、ロータリークラブほかで焼物、日本文化で講演や輪積みの製作実演等を通じ教育にも力を注げることが出来ればと思っております。資金の使い道

次の窯を焚き都心での発表を行います。薪70・窯消耗品50・人件費等30万、50万は、個展ギャラリーでの展覧費用です。

リターンについて

ご支援頂いた額に見合った作品でお返しできればと思っております。とても楽しい景色を持ち、単なる道具から心を満たす器を是非体験して下さい。

実施スケジュール

年内に窯の作品成形を終え、冬季窯焚きはこの地では難しいため、来春5月頃窯焚きします。(窯詰め一週間・一週間冷却ご窯出し)その後個展を計画。

最後に

日本で失われつつある手仕事の原点の仕事の魅力と、究極の焼締陶の普及と伝承の為、頑張って参りました。更なる伝統工芸の普及発展にお力を下さいますよう。お願い申し上げます。どうぞ見学も出来ますので、ご覧頂ければきっとご理解いただけるものと思います。

facebook・HPでもその仕事内容をごらんいただけます。
facebook  登録ネーム 
塙(ばん)幸次郎 /HP   塙 幸次郎自然釉焼締陶

http://yakimono.art.coocan.jp/index.html

<All-in方式で実施>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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