▼はじめにご挨拶

私たち、株式会社フリー・リパブリックは、2000年6月、 中野区東中野に小さなパスタ屋をオープンさせ創業しました。創業メンバーの3人は、みんな異業種からの脱サラで、ただただ理想だけを抱いて、怖いもの知らずで飲食業界に飛び込みました。いや、飛び込んでしまいました(笑)
「フリー:自由・リパブリック:共和国」の社名は、おのおの独立した(自由)店舗(国)を融合させて新しいビジネス共同体(共和国)を作りたいとの思いから付けました。

☝の写真は創業当時のものです。※最近3人で撮った写真がなかったので・・・

あれから16年、個人で経営しやすい20~25席の小規模なお店を都内に6店舗(カジュアルイタリアン、ワインバー、ビストロ)作り、その内の4店舗を経営委託という形で社員を経営者にして独立させました。
小さいながらも自由共和国が誕生したのです。

しか~し、私たちは甘かった。甘々でした。
自由共和国の理想は今でもよかったと思っています。が、現実は、お店を10年、20年、30年と続けることは本当に難しいことなのです。
最初はうまくいっていた独立店(国)でしたが時代の流れとともに徐々に売上が低迷して行きました。たぶん飲食業界に限らず、すべての業界に共通して言えることだと思いますが、同じスタンスを維持しようとすれば、常に変わり続けなければならないのです。
しかし人間、そんなに簡単に変われるものではありませんね。分かっちゃいるけど変われないのです。流行に流されずに、でもちゃんと流行にアジャストし変化できるバランス感覚は、長くものごとを続ける上で最も大切な素質の一つなのかもしれません・・・
そして売上が低迷してくると人間関係がギクシャクしたり、経営者がやる気を失ったりで、ぐじゃぐじゃな状態になり、結局最長9年で全ての独立店がギブアップしてしまったのです。

そこで私たちは大きな決断をしました。
ずっと直営してきたワインバー&ダイニングR(アール)新富町店以外の全ての店舗を売却し、過去のそこそこの成功体験をすべて捨て、新たなスタート、「第二の創業」を果たすと決意したのです。

 

<ワインバー&ダイニングR(アール)新富町店>
昭和の香り漂う古民家を改装したお店です。2004年にオープン。

=1階フロアー=

=2階フロアー=

住所:中央区新富1-5-6
TEL:03-3297-2622

 

その第一弾として・・・
まずは、より多くのスタッフで運営する大き目のお店を作って、おのおのがもっともっと切磋琢磨できる環境を整えようと・・・そしてその環境の中でスタッフ同士が積極的に競争をして、将来独立する為の心構えをしっかりと養ってもらいたいと願っています。
今では、厳しい飲食業界の中で生き残れる「飲食人」を育成することが、私たちの使命だと思っています。

▼そして、この物件にめぐり逢いました。

住所:台東区柳橋1-13-10(1階と2階合わせて約40坪)

最寄駅:JR総武線/都営浅草線 浅草橋駅(徒歩約1分)

1日の乗降客数:102,950人(JR総武線)55,723人(都営浅草線)

※JR総武快速線 馬喰町駅、都営浅草線 東日本橋駅、都営新宿線 馬喰横山駅も徒歩圏内です。(10~15分)

神田川が隅田川と合流する辺りの一角が柳橋1丁目です。神田川沿いには多くの船宿が立ち並び独特の風情を醸し出しています。物件の所在地は、浅草橋駅東口前の大通り(江戸通り)を渡って徒歩約1分の場所です。駅側のガード下には多くの飲食店が密集し雑多な感じですが、柳橋界隈は駅近にも関わらず、ぐっと落ち着いた雰囲気です。

浅草橋は、日本人形(久月、吉徳)で有名な街です。あと、アクセサリー関連のお店も多く、駅前周辺を中心に多数のお店が点在しています。

この物件との出会いは、まさにめぐり逢いでした。
ネットでいろいろな物件情報を毎日毎日何時間も調べたり、さんざん足を使って不動産屋を回って探したりして、何百をいう物件の中から約1年をかけて、この物件を引き当てました。やっと、これだー!と思える物件にめぐり逢えたのです。
3社が競合する物件で、あれこれと紆余曲折はありましたが、物件のオーナーさんの意向もあって、私たちがこの物件を獲得することができたのです。

私たちには、この古びた2階建てのビルが私たちの手で蘇った姿がはっきりと見えます。それは、この浅草橋界隈ではちょっとエッジの効いた、スタイリッシュで、だけどどこか暖かい、そしてオープンな空気に満ちた空間です。
16年間で培った知識、経験、ノウハウなどなどのすべての力を結集して、この場所を必ずこの地域で働く人たち、この地域に住んでいる人たちの人気スポットにします!

~ここでちょっと柳橋の歴史について~

有名な新橋の花街は明治に入ってからできたものに対し、柳橋の花街の歴史は江戸中期までさかのぼります。明治期には「柳新二橋(りゅうしんにきょう)」と呼ばれましたが、柳橋の芸者の方が新橋の芸者より格上だったようです。かの初代内閣総理大臣の伊藤博文がよく利用したとされる料理屋「亀清楼(かめせいろう)」は、現在でも柳橋1丁目で営業されています。またこの亀清楼は、森鴎外、夏目漱石の著書や司馬遼太郎著の「竜馬がゆく」にも登場します。

▼お店のコンセプトは・・・『パスタ・バール(飲みたくなるパスタ屋)』

身近にあって気軽に食べられるけど、ちょっとだけオシャレなスタンダード・フードのパスタをフューチャーして、地域コミュニティーに密着したアットホームな憩いの場を作ります!

そもそも「バール」って何?

イタリアのどんな田舎にも必ずと言っていいほどある、カフェとバーとキオスクを合わせたようなお店です。
イタリアの人たちは1日に何度となくバールに通い、エスプレッソを飲んだり、食前酒を楽しんだり、ちょっとした買い物をしたりします。
バールは、イタリアの人たちの生活になくてはならない地域のコミュニティーに密着した憩いの場、癒しの場なのです。

『パスタ・バール』は、ぜんぜん特別なお店ではありません!
それは、いつも身近にあって、いろいろな人が、いろいろなシチュエーションに合わせて、いろいろな使い方ができるお店です。

あるOLグループのお客様はトラットリアのように利用され・・・
あるご夫婦のお客様はワインバーのように利用され・・・
あるお一人のお客様はカフェのように利用され・・・
あるカップルのお客様はバルのように利用され・・・
そして、あるご家族のお客様はファミレスのように利用される・・・

そんな多用性のある便利なお店が近くあったら、ついつい気軽に行っちゃいませんか?

▼メニューってどんな感じ・・・?

もちろん生パスタのメニューが一番の売りです。R新富町店で人気のメニューもどんどん投入します。例えば、ステッペン・チーズと言うとろけるチーズをたっぷりのピリ辛トマトソースと絡めたスパゲッティーは、シンプルで見た目は地味ですが、中毒的にハマるお客様が続出しています。あと、黒ゴマをたっぷりと使った黒いミートソースのスパゲッティーも大人気メニューです。

でもパスタばかりじゃありません。飲みたくなるパスタ屋ですからね。
イタリアン、フレンチ、スパニッシュをベースにした「お酒のあて」も充実させます。基本はシンプル&ベーシックですが、飲んべえのお客様のニーズにも十分応えられるはずです。

ドリンクの主役はやっぱりワインですが、いろいろなお客様のご要望にお応えできるように、その他のアルコール・ドリンクやソフト・ドリンクのメニューの幅も広げて行きます。
ワインの種類は、R新富町店のワイン・リストをベースにしつつも、もっと安い価格のワインをリストに加えて、よりバリュー感を出します。
たっぷり飲んでも財布に優しいのは嬉しいですからね。

▼空間デザインはどうなってる?

 1階と2階のレイアウト案です。
今、友人のデザイナーが実施設計を行っています。

<1階のレイアウト>
カウンター席を設けて「バール」スタイルを打ち出します。
右のテーブル席はゆったりと食事ができるダイニング・タイプです。

 <2階のレイアウト>
下のソファー席(窓際)はちょっとだけラグジュアリー&リラックスに。
右上のテーブル席は間仕切りを設けて半個室にします。

 

▼頂いた支援金はこう使います・・・

今回のプロジェクトの内外装費、設備費などなどは、銀行からの融資で賄います。でも、そこそこ大きな物件だけに今まで作ってきたお店よりもはるかに多くの資金が必要です。結局は、あれを削り、ここの仕様を変えなどして、なんとか予算の中に落とし込むことになる訳ですが、その中で、おそらく椅子にかかる費用をかなり削らなければならなくなると思います。

そこで、頂いた資金を、少しでも質の高い椅子、特に2階に置く予定のソファーの購入に充てさせて頂きたいと考えています。
たかが椅子、されど椅子で、くつろぎの時間にはより質の高い、座り心地の良い椅子が欠かせないですよね。

▼リターンについて

今回、かなりお得なリターンをいろいろご用意させて頂きました。
もちろん支援金を集めることも大切ですが、より多くの方にこのプロジェクトへ参加してもらいたいと強く願っています。
古いものをただ壊すんじゃなくて、それをうまく使って何か新しいもの、価値を創造するのってちょっと意義があって素敵じゃありませんか・・・?

▼最後に

このプロジェクトをきっかけに、今までお会いしたことのないより多くの方たちと、新たな出会いが生まれればこの上なく幸せです。
私たちにとって、「新たな出会いの場」の創造こそが飲食店を経営する上で最も大切なことなのです。

うれしい時、楽しい時、悲しい時、苦しい時、辛い時・・・この「場」は、いつもあなたをお待ちしています。

ここまでお読み下さり、ありがとうございます。

柳橋でお会いするのを楽しみにしています!

  • 2017/02/21 07:52

    こんな感じの仕上がりになります! 天気の良い日は扉を全開にします。 開放的で気持ちのいい空間になりますよ。 思わず「泡」が飲みたくなるはず・・・

  • 2017/01/24 10:16

    なかなか厳しい予算の中でどうやり繰りするか・・・?知恵を出し合っております!

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