◆はじめにご挨拶/R-shipともうします。


こんにちは、NPO法人R-ship(アールシップ)の代表理事を務めさせて頂いております、梶山 俊樹(かじやま としき)と申します。

この度は、数あるプロジェクトの中から、私たちのプロジェクトの詳細をご覧頂きまして、誠にありがとうございます。

これから、伊東のこと、R-shipのこと、プロジェクトについて、実現したい内容をお伝えしていきたいと思います。


 私たちは、地域復興・活性化の活動を目的に、2018年4月に任意団体を立ち上げ、静岡県伊東市における人口の高齢化と、シャッター商店街の現状に着目して、伊東の町興し事業をスタートいたしました。





←前回のクラウドファンディングをこちらで実施させて頂きました!

実際に行っている活動については、後述させて頂きますので、そちらをご覧いただけますと幸いです。


◆プロジェクトを立ち上げた背景/アート街・伊東と、シャッター街の現状…

かつて伊東は、約30~40年前までは、現在の熱海に匹敵する(もしくはそれを上回る)ほどの賑わいの街でした。しかし、いま現在は…
伊東の高齢化率43%と非常に高く、これは、全国26.6%、静岡県全体29.1%(平成31年度人口統計より)と比べて、群を抜いております
若い世代は就職や進学を機に、他県へ転出してしまっており、これが伊東の高齢化に拍車をかける大きな要因です。

また、首都圏の若者世代では、「伊東」ときいて思い浮かべるイメージが乏しく、従来ほどの勢いがないことを、厳しい現実として受け止めなければなりません。
働き口が決して多くなく、将来の選択肢の豊富な、他県へ出て行ってしまう…
こうして徐々に若者世代が少なくなっていき、商店街では集客が落ち込むなか、シャッター店舗が目立つようになり、ますます活気が失われかけております。

  

そこで、私たちR-shipは、考えました。
「伊東を盛り上げたい。私たちに何かできないだろうか?」

 

◆このプロジェクトで実現したいこと/伊東の若い世代と共に、アートの力で賑わいを作りたい!

このプロジェクトは、伊東の商店街をギャラリーに見立て、
シャッター通りや、集客の減っている店舗へ、販促と誘客をアートを通じて行い、伊東の街の活性化を促す
という企画です。

具体的には、学生のアート作品を、シャッター店舗での屋外展示や、通りの壁を利用した展示、さらには店内にまで飾り、集客につなげたいという内容です。

伊東のイメージである「温泉」「海」「食」に、新たに「芸術」という観光資源を加え、アート巡りがきっかけで訪れたお客様に、これを機に、伊東の街の魅力を知っていただく。特に若い世代への、伊東の認知向上というのが、大きな目的になります。

 

商店街の文具店の一角をお借りして作品(ビーズ作品)を展示して頂きました

  

商店街の化粧品店のディスプレイ内に展示していただきました(ディスプレイ中央にある、刺繍作品)


作品テーマ自由。限定的なものは設けず、学生の自由な発想の作品を提供してもらいます。(なので、作品は、集まってみてからのお楽しみです!)

 開催期間:2019年11月1日(金)~2020年1月5日(日)

 場所:市内各商店街のご協賛店舗、ご協力頂いたシャッター店舗

 アーティスト:武蔵野美術大学ほか、都内の芸術系大学の学生、等

 展示方法:ご協賛店舗様の、店内外の一角をお借りし、作品を展示します。シャッター店舗の場合は、(御許可を頂いたのち)シャッターに作品を展示します。

 

この企画は、まず、テスト版として、2019年8月24日(土)~9月1日(日)の間で、伊東の市街地にあるキネマ通り商店街を舞台「I TO ART WARK -PRE-」を開催し、立体物およびVR体験のアート作品を、商店街内の13カ所のご協賛店舗様に展示をさせていただきました。

 プレ企画のフライヤー(チラシ)です

ご協賛店舗様:化粧品店、和菓子屋、薬局、皮革製品店、不動産屋、カフェ、文房具店、カメラ店、婦人服店、居酒屋、鞄専門店、軽食(キネマ通り商店街内)
ご協力店舗様:洋菓子店(南伊東)

 イメージ画像です


さらに、地元の高校生(県立伊東商業高等学校)の皆さんと一緒に取り組み、商店街の飲食店様と高校生考案のイベント限定メニューも販売いたしました。




(⇖)クッキーをキャンバスに見立て、伊東の名所・特産を表現
(⇗)カラフルな中身のたい焼き
(⇘)家族で楽しめるカラフルなピッツァ



おかげ様で、地元メディアにも取り上げて頂き、学生・商店街・お客様よりご好評を頂くことができました。 

商店街の皮革製品の店舗での作品展示(刺繍作品)の様子


商店街内のシャッター店舗様にご許可を頂き、アーティスト紹介のパネルを掲示しています


プレ企画で、特に好評を博したのが「自由に描け!FREE CAMPUS」という企画でした。こちらは、シャッター店舗の一角に、気軽にどなたでも描ける大きなボードを設置した、参加型のアートスポットです。
小さなお子様から大人の方、また、外国人の方など、沢山の方に楽しんで描いて頂けました。
味気ないシャッターに人が集まり、笑顔と会話が生まれ、とても素敵な空間になりました。


FREE CAMPUSでの様子です

本プロジェクトでは、エリア規模を拡大して、開催したいと考えております。


プレ企画にて、商店街の皆さまから御感想・応援メッセージを頂きました!

【商店街の皆さまより】

「お客様から、『なんで武蔵野美術大学の学生の作品がここにあるの?!』と驚かれた!」(50代男性)

「もっと大きな規模でやりたいね、お店の看板横の空きスペースにどーん!!と使っていいよ!」(40代男性)

「伊東を、商店街を活性化する活動は、大歓迎だよ!」(50代男性ほか多数)

「学生さんに、お店の看板もかいてほしい!」(40代男性)


【キーワードは「学生の作品」】

 プロや販売目的の作品ではなく、首都圏の大学や専門学校において作品づくりを行っている「学生の作品」を展示します。また、すでに持っている『露出させたい』と思っている作品を、展示します。

展示作品は、「伊東のために」「その土地のために」というテーマを設けておりません。

なぜなら、展覧会の意図はそこではなく、『学生が作品を発表する場を、街ぐるみで提供・応援する。それを、伊東の商店街が行う』というところに意義があると考えているからです。
私自身、芸術系の学生経験から、作品の発表の機会の少なさ、ハードルの高さを痛感しておりました。
将来、芸術系の道へ進むには、非常に狭き門をくぐらなければならない、と感じておりました。

そこで、

未来を担う若者のために、街ぐるみで、そういった学生の将来を切り開くチャンスを与えられる。
そういった取り組みを、伊東という街が「学生を応援している」というカタチは、
非常に意義があるのではないかという思いがございます。

「都内の学生」に作品を提供してもらう。それを、伊東の街を知るきっかけ作りにしています。
それにより、「伊東を知らない」「来たことがない」という学生が伊東へ足を運ぶことになり、また、彼らのご家族・友人知人も足を運んでくださると、予想されます。
つまり、1人の学生に対して、4~7人程度の集客は確約されると考えます。

さらには、SNS等を利用し、本人たちが、当イベントの周知を行うことで、各方面へのSNS発信などが、「生きた、効果的なもの」になると考えます。
 (例:Instagramにおいて、1人の学生の平均フォロワーが300~400程度とし、350×参加者人数への発信が見込まれる計算になります。)

 『ギャラリー』となる協賛店舗は、そういった人々への非常に有効なCMとなります。

  

【開催時期は、伊東の閑散期である秋冬。】 

当企画は、期間が長い方がよいと考えます。
 たくさんの作品の展示を、多くの商店街にて、たくさんの店舗のご協力のもと、実施することで、伊東が閑散としてしまう時期にやることで、イベントの力を発揮すると考えております。


【目標】 

伊東駅をスタートとし、50店舗以上のご参加と、100以上の作品展示 を目指します。


◆本プロジェクトのきっかけとなる背景  

【町ぐるみのアートイベントの成功例と伊東で行うメリット】

皆さんは、『大地の芸術祭 越後妻有(えちごつまり)アートトリエンナーレ』をご存じでしょうか?
六甲ミーツアート芸術散歩』『にわのわアート&クラフトフェア』『田舎館村 田んぼアート』など、昨今、各地で様々なアートイベントが開催され、注目を集めております。
なかでも『大地の芸術祭』は、地方アートイベントの先駆けであり、代表的な成功例といえます。

イタリア語で「トリエンナーレ=3年に1度」を意味する通り、3年に1度開かれるこのイベントは、新潟県越後妻有の地域すべてが、現代アート作品の展示会場となります。
自然と人間がともに暮らす「里山」に、現代アート作品が並び、立ち現れるのは、アートと自然と人間が融合した、ここにしかない空間。
 これが、国内外の人々の心を掴み、第5回の2012年は、過去最高となる49万人を動員。アートを通して、過疎化した地域の再生を実現しています。

 また、地方で行われるアートイベントは、食や自然、温泉など、アート以外の魅力も豊富なため、アートと一緒に、その地方の良さを楽しむことができるのが、人気の秘訣なのです。

また一方で、こういった悩みを抱えている現状があります。

 それは、 芸術系の大学生が展示会をする際の、高額な会場レンタル費用の問題。
 若い発想で生み出される作品の数々を、世間に発表するためには、相応の費用を捻出しないと厳しい…この壁が現実問題として立ちはだかります。

人を呼びこみたい商店街、作品を見てほしい学生、
双方win-winになるには…
 『伊東の商店街を、アート作品の展示会場(ギャラリー)にしたらどうだろう?』

伊東でのアートイベント開催は、まさに、うってつけではないでしょうか。

 伊東の市街地にある商店街では、既存の営業店舗も、なんだか元気がない印象です。
多くあるシャッター店舗も、よい活用法がないか模索されています。
街の高齢化は、歯止めがきかず、いま伊東は、若い世代の生き生きとしたエネルギーを必要としています。
伊東を活性化させるためには、若い方の活躍や、 若い方の取り込み、そして、若い方に知ってもらう事 がマストです。
そして、もちろん商店街の店舗側のご協力もマストで、その二つが対にならなければ、一過性で終わってしま います。


【元々、伊東は『芸術の街』】

 市内には美術館、博物館が点在し、各所に工房(木工・ガラス・陶芸etc.)やアトリエも見られます。
さらに、商店街には伊東出身の彫刻家重岡建治さんの他、文学・芸術の方々の作品やモニュメントが飾られ、その功績が称えられています。
そういったベースがある伊東では、伝統的な芸術祭やアートイベントも多く開かれています。

 街を学生に貸したい

学生が使える街、学生が訪れる街にしたい

さらには、街のための作品ではなく、自身の作品を自由なテーマで学生が活躍する場を、伊東が提供します。
くり返しとなってしまいますが、
学生の費用負担をなくし、活躍の場を提供したい、というのが、未来を担う若者へ向けた
私たちの願いです。
 伊東の街の店舗ももちろん協賛いたしますが、どうか皆さまのお力をかして頂きたく存じます。


◆静岡県伊東市はこんなところ

伊東市は、伊豆半島の東側に位置し、相模湾に面した、比較的温暖な気候の土地です。
昔から温泉観光地として有名で、温泉の湧出量はなんと、湯布院・別府に続き、国内第3位
伊東には、海もあれば山もあり、豊かな食材に恵まれております。
伊東の穏やかな風土は、人々の心にゆとりを与えくれ、移住・定住をここに決める人々も少なくありません。

 

◆スケジュール&資金の使い道

2019年10月 フライヤー作成、告知
    10月末日 展示作品の設置完了
    11月 1日 『I TO ART WALK』開催
    11月末日 クラウドファンディング終了
2020年 1月 5日 『I TO ART WALK』終了
     1月下旬 順次リターン発送


用途は主に、イベントの運営費/宣伝広告費/作品送料/備品購入費/人件費/雑費
とさせて頂きます。


◆R-shipのこれまでの活動/こんなことをしております

【活動内容】

〇伊東の魅力と情報発信フリーペーパー制作と、伊東市内および首都圏&韓国へ配布
『I TO CITY PAPER』(アイ・トゥー・シティ・ペーパー)VOL.1~9既刊!
現在、月イチで発刊!


〇市内にある伊東アンテナショップ兼観光案内所(Nukumall)をリニューアル・運営
 …伊東ブランドを発信

↑Nukumall(ぬくもーる)

 〇イベントプロデュースによる街のにぎわい創出
 …市内の広場を舞台に、I TO MARCHE(アイ・トゥー・マルシェ)を月イチ開催 等 

↑過去のイベントのフライヤーです   

〇伊東・東京にて韓国語講座の開講
〇韓国の高校との事業提携(VR動画等による伊東観光PR)
〇代表による、高校生への講演
〇お菓子のまち伊東の、市内菓子店の商品を代行販売
R-shipオリジナルアイテム制作・販売による、伊東の活性化活動資金の捻出  etc...

 そして、伊東の多くの方々のご理解とご協力のもと、活動を徐々に拡げ、ことしの春2019年4月より、NPO法人化し、静岡県伊東市と事業委託契約を開始させて頂きました。
今後も、精力的に活動を行って参る所存です。

 

◆メッセージ

最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちの挑戦を、どうか応援してくださると幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。

NPO法人R-ship一同

 

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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