はじめに

はじめまして。田村 啓といいます。

このプロジェクトの舞台となる岐阜県瑞浪市大湫町に2019年9月に移住予定です。大湫宿の古民家(通称 米屋)を改修し庭とくらしを提案する「くさまくら」をオープンさせ庭園設計施工、くらしのデザインをしていこうと活動を展開しています。

舞台となる大湫町

 大湫町は岐阜県の東、東濃地方の一端にある小さな町です。世帯総数123戸、人口342人の宿場町。町の歴史は古く、中山道の宿場町として400年ほど前に設置されたのが始まりと言われています。歴史的建造物が今でも住宅として使われており、風情のある街並みを見ることができます。地域住民はエネルギーに溢れていてたくさんの活動を自主的に展開しています。この町の美しく残された風景や、たくさんの活動の原動力となるのは「自然」「歴史」「人」「まち」に親しみを持ち、相互に「わ」をなす関係を目指しているからだと感じています。言葉にすると当たり前なこと。そんなことを当たり前にやっている、古ようでいて新しい、岐阜県瑞浪市大湫町はとてもおもしろい場所なのです。

大湫町HP   http://okute-shuku.jp


そんな大湫町の色々な魅力を知ってもらいたい

 先に書いたように、大湫町には様々な見所があります。日本の方だけでなく外国の方も大湫町に足を運び、趣ある宿場町をめぐる歴史散策を楽しんでいきます。しかし、大湫町の魅力は歴史巡り一辺倒にならない「自然」「歴史」「人」「まち」が三位一体となることで出来上がったものだと思います。それぞれが積み重なって形作られた良さだからこそちょっと気付きにくいかもしれません。大湫に足を運んでくれる方、あるいは大湫に住んでいる方、まだまだ気がついていない良さが大湫にはたくさんあります。それを移住者の私だからこそできる切り取り方で発信していきたいと思っています。

フリーペーパー「塩梅考」

 

 移住者としての視点でみる大湫町の良さは、様々な要素がある中でバランスをとりながら多くの人が楽しんでいる姿です。端的にいうと、生きていく上で自分にとっての「ちょうどよさ」を知って無理なく暮らしているところだと思います。

 今の時代は暮らしの水準が高くなり、人々は豊かな暮らしができていると言えるでしょう。それでも不思議なことに、どこか気持ちが満たされず焦燥感にかられているような気配がちょっと感じられます。それは、情報として溢れ出た、豊かさの定義が必要以上に豊かな暮らしを私たち求めさせているのではないでしょうか。大湫町はそういう意味でいうと、豊かでないとは言いませんが「ある」ものは多くはありません。それでもこの町が明るい気配に溢れているのは、それぞれのちょうどよさを大切に暮らしているからだと思います。

そして、この「ちょうどいい」について考えるのが塩梅考です。

創刊1号 「芸術家のちょうどいいを考える」

 大湫町のちょうどいい暮らしをお伝えする、塩梅考創刊第一号は「芸術家のちょうどいいを考える」をテーマとしてお届けします。大湫町は人口に対して陶芸家をはじめとする芸術家がたくさん住んでいます。周囲の環境や暮らしからインスピレーションを得ることが多い芸術家は、大湫の暮らしに対してどのような思いを持っているのか。大湫町のちょうどいいを芸術家へのインタビューを通して読み解いていこうと思います。

その他にも今年で5回目を迎えるオオクテツクルテのこと、芸術家の作品工房紹介、大湫で始まった新たな試みについてご紹介していきます。

10月に行われる「オオクテツクルテ」たくさんの方が訪れます。

町内外の人と共に行われた古民家再生プロジェクト

「もの」としての塩梅考に込めた願い

 大湫町の魅力を伝えるためにはどのような形が最良かを考えました。紙媒体での発行か、webメディアでの発行か迷っていました。しかし、昔ながらの風景や暮らしが残る大湫の情報は、紙媒体の方がちょうどいい。紙媒体でのフリーペーパー の方が情報に説得力を持つと思い、この形での情報誌の発行を目指すことにしました。Webメディアは大勢の人に見てもらえるコンテンツでないと、現状の広告モデルでは収益を上げることができません。そのため、Webメディアはどうしても「マス受けする情報」を載せざるを得ない部分があります。でも、塩梅考の扱うテーマはどちらかというとニッチなものであるため、塩梅考が冊子という形をとることがより大湫らしいと考えたのです。


制作費の支援のお願い

 大湫町は、一見わかりづらいですが、潜在的な魅力に溢れています。この魅力をたくさんの人たちにお伝えするために、できるだけ多くの場所でまとまった量のフリーペーパーの配布を目指しています。小さい町なので、資金の捻出も多くは期待できず、皆さんのご支援をお願いしています。可能性に溢れる魅力を可視化して、多くの人が集う大湫町にするために、ご協力お願いします。

 第一号は、主に賛同してくださる方の支援によって作成されます。創刊号の発刊を足掛かりとして、「塩梅考」や大湫町の知名度を高めたいと考えています。そして、今後の続刊の作成費用を広告スポンサー費へと徐々にシフトしていくことを目指しています。大湫町での活動を継続して、自立させることを最終的な目標としています。


資金の使い道・実施スケジュール

創刊1号 9月30日 完成 順次配布

(年2回発行予定)

発行部数         2,000部

印刷費         80,000円

紙面制作費      20,000円

取材費                          10,000円

配布、発送費               10,000円

 


リターンのご紹介

・お礼のメールと塩梅考のお届け (10部まで)   3,000円

・お礼のメールと支援してくださった方のお名前(ニックネーム)をスペシャルサンクスとして掲載いたします。 塩梅考のお届け(10部まで)     6,000円

・広告掲載①   塩梅考のお届け(20部まで)   10,000円

・広告掲載②   塩梅考のお届け(50部まで)   20,000円

・広告掲載③   塩梅考のお届け(70部まで)   40,000円

・代表が改修中の古民家「米屋」(屋号)オリジナルシルクスクリーンTシャツ 塩梅考1部のお届け 10,000円

・塩梅考に特集として掲載(次回の掲載となります) 2ページ 100,000円




<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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