フィリピンに小学校教室を建設し、子供たちの学習環境を整えたい!
はじめまして!学生NGOALPHA、東京外国語大学2年の石田哲鷹と申します。私たちはフィリピンへの教育支援を行っています。2017年8月12日から2週間、実際に学生がフィリピンのパナイ島にあるプグハナンという村に渡航し、自分たちの手で、小学校の教室を1つ建設してきます。私たちの活動が一人でも多くの子供たちの役に立ち、十分な教育の機会を得られる環境を整えることが自分たちALPHAの目標です。また私たちALPHAは、学園祭や地域のお祭り・行事に参加し、自分たちの活動の紹介を通じて、フィリピンでの不十分な教育の現状について、またフィリピンの文化や人々に興味を持ってもらうことを目指しています。
これまでは、街頭での募金活動や、フリーマーケットや地域のイベントに出店して小学校の建設費用を賄ってきました。
しかし、これらの活動だけでは資金面で追いついていないことが現状です。現地で小学校教室の建設活動を行うための材料費である60万円をこのクラウドファンディングで集めたいと考えています。
フィリピンの子供たちの将来のために、教室を建設したい!
フィリピンの子供たちの笑顔をみたい!
どうか応援していただけないでしょうか?
■私たちの今までの活動について
私たち学生NGOALPHAは、大学の長期休暇を利用して、春と夏に2週間ずつ実際にフィリピンに渡航しています。渡航した際には、現地のNGOであるLOOBという団体と協力して、学生自らの手で行う小学校の教室の建設活動と、小学生にむけて自分たちの手作り授業を行っています。この建設活動と、小学生に向けた手作り授業がALPHAの活動の二本柱です。小学校の教室を建てることによってマイナスを埋めて、手作り授業を行うことによってプラスを作り出そうという理念のもとで活動を行っています。私たちの活動が一人でも多くの子供たちの役に立ち、十分な教育の機会整えることが自分たちALPHAの目標です。
2009年の団体設立から今までに、11つの教室を建設してきました。確かに自分たちの力は小さいかもしれませんが、私たちが教室を建設したことで、何もなかった土地に建てられた教室が、政府から公式の学校であると認められたり、子供たちの中途退学がゼロになったりと、様々な変化も起こっています。また、公式な小学校であると認められると、政府からの小学校付近のインフラ整備や、しっかりと教育を受けた教師が派遣されるようになります。ですので、1つでも多くの教室建設を行うことで、フィリピンの教育の質を上げることができると考えています。
村の子供たちが暖かく歓迎してくれます。
★学生自らの手による小学校の教室建設活動★
私たちは現地に渡航した際に学生自らの手によって建設作業を行っています。ただし、専門的技術が必要な作業(屋根の組み立て、水平かどうかの調査など)に関しては現地の大工さんの協力のもと行っています。
・具体的な作業内容
1. ディギング(Digging)→教室の土台となる鉄骨を入れるために、溝を掘っていく作業。
2. メタルワーク建設の材料となる鉄の棒を切っていく作業。
3.ダンピング(Dumping)→木の道具で教室の中のでこぼこになっている地面を叩いていき、平らにしていく作業。
4.ミキシング(Mixing)→水とセメントのもととなる粉を混ぜてセメントを作る作業。このセメントは教室内の床や壁に使われます。
5.レベリング(Leveling)→教室の周りにある土を掘っていき地面の高さを調節していく作業。
6.屋根を教室の上に載せる
強い日差しの下で行う作業はとても大変なものですが、村の方の協力や、子供たちのわくわくした目、建設した小学校教室で実際に子供たちが勉強しているのを見ると励みになります。
村の子供や父兄の方々が手伝ってくれたり見に来てくれたりします。
写真右下は、私たちが建設した教室で勉強する子供たち。
★小学生に向けた手作り授業★
国内で毎週メンバーが集まり、授業の準備をしています。日本に住んでいる、大学生である自分たちだからこそ教えられる授業を作ることを心がけています。現地の小学校に実際に出向き、現地のニーズに合わせた授業をおこなっています。2017年の春の渡航では、アート作品作成のアクティビティ、世界遺産と世界の偉人、また世界の職業を紹介する授業を行いました。授業を通じて子供たちが新たな発見をし、彼らの視野や可能性が少しでも広がるような授業を目標に活動をしています。
子供たちの前に立つのは緊張します!
実験には子供たちも興味津々 自然と笑顔に
おれがこたえる!私をあてなさいよ! 自分たちも自然と笑顔に
■ご支援いただいたお金の用途
私たちは今まで街頭募金やフリーマーケット、地域のお祭りや学園祭への出店により建設費用を集めてきました。小学校教室を建設するに当たり実際に必要なお金はフィリピンの通貨で25万ペソ、換金する際のレートにもよりますが、日本円にして約60万円の費用が必要です。
自分たちは小学校建設費用の約60万円が集まらなかった場合でも、フィリピンに渡航することは変わりません。実際に60万円全額集まらなかった場合はその分の金額をALPHAのメンバーで割って自己負担をしている状況です。当然自分たちがやりたくてやっている活動なので航空券と滞在費は自己負担です。しかし、そこにさらにお金がかかるとなると、金銭的理由で活動を続けていけないメンバーも出てきてしまう現状です。
そのため、これからもフィリピンへの教育支援活動を続けていくことができるように、皆様からのご協力をお願いいたします。
また、クラウドファンディング、街頭募金、フリーマーケットや地域のお祭りへの出店によって得られた建設費用の合計が60万円を超えた場合には、翌年度にお金を持ち越して、全額フィリピンでの小学校建設費用にのみに充てさせていただきます。
■フィリピンの深刻な教育の現状
では、ALPHAはなぜ教育支援を団体の中心に据えているのか。これについて述べる前に、フィリピンの教育の現状について皆さんに知ってもらいたいと思います。
フィリピンでは3T不足が深刻です。3T不足とは、教師(Teacher)、教科書(Textbook)、教室(Teaching room)の数が足りていない状態のことを指します。これは主に人口増加により生徒の数が増加したことや財政難が原因となっています。公立学校では、教師の数が約44,000人不足しており、また、教科書は1 冊につき生徒8人という、ほとんど教科書をまともに見られない状況であり、1人に1 冊の教科書を割り当てるには5,900万冊が足りない計算になります。自分たちも実際に見てきましたが、教科書は卒業生の使い終わったものを使いまわしていたため、中にはぼろぼろの物もありました。さらに教室についても、まだ25,000室以上が必要という厳しい状況下にあり、教育省では1クラスを56人以下にとどめ、図書室や実験室などをフルに活用しているものの、それでもまだ足りず野外授業を行っているといいます。
このように、フィリピンでは教育を主な原因とする本当に様々な社会問題が発生しています。確かに私たちは学生であり、それ程大きな力はありません。しかし、自分たち学生にもできることはあるのではないか。また、本当にフィリピンの人たちの為になることは何なのか。ALPHAでは、メンバー全員がこのような事を本気で考え、お互いの意見を聞きあい、議論を交わし、切磋琢磨しています。今回ご支援いただいたお金はすべて、フィリピンでの教室建設のための材料費に充てさせていただきます。
このプロジェクトページを読み、私たちALPHAの考えに少しでも賛同していただけた方がいらっしゃれば、ぜひ私たちのプロジェクトにご協力お願いいたします!
★お知らせ★
私たち学生NGO ALPHAが主催する写真展が7月30日の日曜日、19:00から行われます!
場所は吉祥寺の『よろずの稀間』です!
写真展の他、フィリピンに関するワークショップやフィリピン料理もあります!(ワンドリンク制)
フィリピンについて知ることができる機会ですので、ぜひいらしてください!
最新の活動報告
もっと見るメンバーの想い その7
2017/07/01 22:03こんにちは!もうあと2時間でクラウドファンディングが終了してしまいます! 最後に想いを伝えてくれるのは、執行班学生代表のざわさんです! 代表の想いが詰まった文章なので、ぜひ最後にご一読よろしくお願いします!!! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ こんにちは!ALPHAのクラウドファンディングのページをご覧いただき、ありがとうございます。 学生NGO ALPHA学生代表の中澤優希です。 春と夏のフィリピン渡航はALPHAの活動の軸となっています。イロイロ空港から数時間ジプニー(15人ほど乗れる車)に乗って山奥にあるプグハナン村に入ると、そこには手作りのフィリピンの国旗と日本の国旗をパタパタと降りながら名前を呼んでくれる子どもたち。半年ぶりにも関わらず自分の名前を覚えていてくれて、名前を呼びながら嬉しそうに手を振ってくれる姿に、わたしたちもたくさんのものを貰っています。 今まで4回、プグハナン村に行きました。その度に自分の中で村の人々の存在は大きくなり、最初は「異国の困っている人々」だった彼らが、今では「身近なお友達」になりました。なぜ何度もフィリピンに行くの?とよく聞かれますが、その理由は、自分の会いたい人々に会うために他なりません。そしてALPHAの活動を通して、その身近な人々に教室というプレゼントをすることができることに、私はとても喜びを感じています。 私たちが支援を始める前、プグハナン村の経済状況では、急速に崩れて行く校舎を再建するのは大変困難でした。そして、みなさまにご支援を頂きながら、プグハナン村では6教室の建設をすることができました。さらに、低学年の子どもたちは壊れた校舎から移転して、新しい安全な校舎で勉強することができています。これは、建物が建設途中で放棄されることが珍しくないフィリピンでは、とてもすごいことです。 いつも私たちをご支援下さっている方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。みなさまのおかげで、私たち学生は多くを学び、そしてフィリピンの小学生は安全な教室で勉強することができています。 この夏に留まらず、これからもALPHAは活動を継続していきます。近日ですと、7月30日に吉祥寺にて写真展も行います。少しでも興味を持って頂けましたら、お気軽にご来場ください!今まで行ってきた村の様子や子どもたち写真とともに、楽しみにお待ちしております。 執行班 学生代表中澤優希 もっと見る
メンバーの想い その6
2017/07/01 21:52募集時間は残り数時間です!今回は一年生のりくとからです! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ こんにちは。渉外班9期の伊藤陸人です。まだ、フィリピンへは行ったことはないのですが、先輩達の熱いミーティングや、合宿に参加して、フィリピンでのワークへの情熱を燃やしています!ぜひ、ご支援願います! 渉外班 一年 伊藤陸人 このあと最後の一人を紹介します! お楽しみにー! もっと見る
メンバーの想い その5
2017/06/30 23:47今回は執行班であり副代表のかほさんからです!ご一読よろしくお願いします! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ みなさんこんにちは!現在学生副代表を務めている大林夏帆です。観光学を学んでいる大学3年生です。 大学に入る前から海外の途上国支援に興味を持っていたため、SNSで学生団体を探していました。そんなときに見つけたのが、この学生NGO ALPHAでした。『義務教育の充実化』と『継続的に』の2つのワードに惹かれ、この団体へ加入を決めました。それから約2年が経ち、フィリピン、特に私たちが支援しているプグハナン村には思い入れが強くなってきました。やはり、日本に比べたら貧しさはありますが、心の豊かさは日本人以上です。夜はテレビのある家に近所中の子供たちが集結して見ている姿は、とてもほほえましいものです。ホームステイ先のお母さんは、時には怒り、時には一緒に恋愛話をしたり、私を我が子のように接してくれました。私たちの団体のみでフィリピンの教育問題を解決することは難しいでしょう。しかし、外部の人間が介入し教室を建てたりオリジナル授業を行うことで、村の人々が外部に興味を持つ機会を作ることはできました。そして、日本の方々にはフィリピンの教育事情を発信することで、興味を抱いてもらえることも増えました。フィリピンの子供たちに最低限の教育設備を提供したい、の一心で小学校教室の建設費用を集めています。現在フィリピンでは約2万5千もの教室が足りていないと言われています。そんな中、数年前にアキノ前大統領が義務教育を10年から12年に変更する、という教育改革を実行しました。これによって、少しずつ改善の兆しは見えてきてはいますが、まだまだ足りていないことにはかわりありません。 少しでも私たちの活動に賛同していただけましたら、ご協力をお願い致します。 執行班 副代表 大林夏帆 もっと見る
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