RaspberryPiを使えば「大画面、キーボード、マウス」を備えた「良いデスクトップ環境」を4万円で作ることができます。田舎の電気屋さんで売ってる商業広告だらけの端末ではなく、集中して作業できるPCで何かを作る経験をさせてあげたい。定期的に無料で教室を開くために5セット準備する資金が欲しいです。

プロジェクト本文

はじめに・ご挨拶

私は兵庫県の丹波篠山市に住んでいる、二児の父です。

40歳になるのを機に、自分の持っているもので社会に貢献する活動を始めたいと思います。

私の持っているものとは何か。それは、浅くてひろーいITの知識です。職業としてプログラマだったことはありませんが、大きな会社と小さな会社、NPOや有志の集まりで、いろんな人がいろんな形でITを活用している現場に関わってきて、世の中にあるサービスと、それを使う人の「ミスマッチ」をたくさん見てきました。
解消すべしと、かなり昔に名前をつけられたデジタル・デバイドはまだまだ当たり前のように存在しており、ITに触れるきっかけもない子供達が近所に沢山いることを知り、彼らが「知りたい」と思った時にドアを開けて待っているオジサンになりたいと思いました。

具体的には、イベント会場や市民センターで場所を借りて、不定期の無料パソコン教室として出展して、知名度を獲得していく活動をやってみる計画です。インターネットから適切な情報を取ってこれるかどうか、そのためにコンピューターとどんなふうに付き合っていくのがよいのか、そんなことをフランクに話す教室をクラウドファンディング集めたお金で開くことができたら、言ってることの説得力が増すことに加えて、私も家族に怒られずに済むし、これは勇気を出してやってみようと思ったのです。

最後までお付き合いいただき、子供達に知識と体験を与える活動のスポンサーになってください。

このプロジェクトで実現したいこと

私が実現したいことは、この地域の子供達が商業主義の犠牲者にならずにインターネットを活用できるようになることです。そのために継続的に無料のパソコン教室を開催します。

「パソコン教室」と言ってはいますが「インターネットとうまく付き合う方法と道具」をできるだけたくさんの子供達に伝えたいと考えています。

具体的にやることは、①場所を借りて、②セッティングを済ませたRaspberryPiのセットを何台か置いといて、③ゲームや音楽を作ってもらう、というものです。

①常設で教室を構える資金はないので、平日の夜か、土日か、時間も場所もあまり固定せずに、できるだけ敷居を低くして不定期開催したいと思っています。生まれた環境で差がつかないように『完全無料』とします。

②RaspberryPi(以後、ラズパイ)のことを知らない人もいると思いますが、このサイトを見ている貴方なら調べられると思うので、ここではなぜこれを選んだのかを説明します。

スティーブ・ジョブズの言葉で「コンピュータは思考の自転車」というのがあります。人間の思考を少ないエネルギーで遠くへ連れて行ってくれる道具なんですね。なので、思考の邪魔をするものは徹底的に排除するという考え方で作られているMacは世界中のクリエイターに選ばれています。

ここで「思考の邪魔をするもの」が何であるかを説明することで、なぜシェアの高いWindowsでも、AppleのiPadでもないのかをご理解いただけると考えます。iMacは理想的ですが、高いので無理です(泣)

まずWindowsについては、最初から入っている「おすすめゲーム」や「らくらく○○」「かんたん□□」、あとは「コルタナ」などが隙あらば通知を出してきて、その度に集中力を削いでいきます。集中している子供達がよいアイデアや工夫を思いついたときに余計なクリックを強要されるのは怒りすら覚えます。故に使いません。そして、この教室ではOfficeソフトまではやりません。

タブレットも同様で、アイコンに通知の赤丸が付いていると「なんだろな」と思うし、集中力を削がれるのです。そしてそれ以前の認識として、タブレットは「コンテンツを消費する道具」であり、「作る道具」としては、最初からパソコンには敵わない分野の製品なのです。

その点、ラズパイは必要最低限のアプリだけが入っていて、余計な通知は出てきません。それに安いのです。本体だけなら6,000円くらいなので、自分用として親御さんに買ってもらうことも勧めるつもりです。

ラズパイを使うメリットは他にもあって、キーボードとマウスを選べることがその一つです。パソコンを使い始めるときに、実際に触るのはキーボードとマウスです。キーボードに「ひらがな」という不要な記号が記載されているパソコンで始める理由はありません。むしろ、初めて入力操作をする子供達に必要な情報が不足していると思いませんか?

ひらがなキーボード

教室で使用するキーボードは「ひらがな」の記載のない、白いキーボードに、「小文字」と「記号の読み方」をマッキーで書いたものを準備します。タイピングは一生お世話になるスキルです。最初から、正しい指使いでタイプできるように、使う指で色分けをしておきます。下の写真はラズパイを試すために買った安物ですが、教室用には、少し高級なモデルを買わせてください。

キーボードと同じく、マウスの性能も重要です。思ったところにカーソルを持っていけるものを使うことで、子供の持っている集中力を「操作」ではなく「アイデア」や「工夫」に使ってもらいたいと考えています。

出力系、つまりモニターに求められることは「大きさ」です。ノートパソコンのモニターでは、何回もスクロールするか、かなり小さな文字を読むことを強いられます。疲れますよね。できるだけ大きな画面で作業することは、集中力をクリエイティブなことに使うことに貢献します。理想はテレビですが、持ち運べるもので、できるだけ大きなものを揃えたいと思います。

③ゲームや音楽を作ってもらいます。子ども用プログラミング言語のScratchでのゲーム作りから始めて、絵を書きたいならGIMPを入れたり、音楽を作りたくなったらAbletonのサイトでかなりのことを教えてくれます。自分が興味を持ったことを更に掘り下げるためにどうすればいいか、いきなり答えを言わないで一緒に探すスタイルを心がけます。そのうち、参加者同士で教え合いができればと思っているので、共通言語としてのScratchは必修科目(?)にする計画です。

この活動の目的は「インターネットとうまく付き合う方法と道具」をたくさんの子供達に伝えることです。

そのために近所の電気屋さんで売ってるパソコンを買ったら避けられない「通知の消し方」や「ここに書いてあるひらがな無視ね」という本来の目的と関係ない作業を排除した環境を準備したいのです。

そして、一生のスキルになるタイピングがスムーズに習得できるうように、きちんと作られたキーボードで練習をさせてあげたいです。パソコンのスペックより、こっちに費用をかけたいです。

これらの資材があれば、子供達が目を輝かせて自分の可能性を拡げる空間を作るために、私が持っている時間と知識を使うことができます。ご協力よろしくお願いします。

プロジェクトをやろうと思った理由

もともと、自分の子供にパソコンを教えるためにどういうことをすれば良いのかを調べて、実践していました。インターネット上にも有益な情報があるし、良い本も何冊か見つけました。古いiMacを子供に譲ってあげたことで、本を見て、自分でゲームを作ったり、かんたんな調べ物ができるようになりました。

また、以前からタブレットやスマホは「コンテンツ消費の道具」だと思っていたので、ゲームをするならDSとかSwitchとか、いわゆるゲーム機で遊ぶ方に誘導してきました。最初のゲームはマリオメーカーです。

普段からそんなことを考えていたので、息子の友人が遊びにきたり、子供のいるお家にお邪魔することがあったときに、彼らがそういうことに興味があるか聞いてみると、パソコンは大人のもので、タブレットはYoutubeを見るかゲームをするもので、でもScratchっていうのは聞いたことがあるというのが大勢でした。

目の前が田んぼで、ザリガニやカナヘビを捕まえて遊べる環境なので、パソコンがなくても子供達は幸せに成長していると思いますが、全くITに触れずに生きていくことは難しい時代です。私も大学に入ってからパソコンを触り始めたのですが、同級生から中学時代からパソコンやってたと聞くと羨ましいと思ったものです。

そんな昔の自分が欲しいと思った環境を地域の子供達にも提供してあげたいなと、そんな思いを人前で口にすると、概ね賛同を得られたので、40歳の節目に何かやりたいなと思っていたタイミングで、動き始めることにしました。

これまでの活動

リサーチによって、環境さえあれば学びたいと思う子供はかなりの割合でいる手応えを感じています。

先日、息子の友人が遊びに来たときに、二人にラズパイでゲーム作りをしてもらいました。彼はマウスも知らなかったけれど、「このパソコン欲しい」と言いました。

資金の使い道

教室に来てくれた子供達が使うラズパイセットを買います。

5セット分の20万円を超えた余剰資金は会場費、宣伝チラシなどの運営費用や、ラズパイ以外の資材(例えば無線LANルーターや、HDMIのスイッチャー、運搬用の箱など)の購入費用にします。私のお腹ではなく、子供達の頭脳に届く使い方をします。

リターンについて

リターンは主に「子供達からの感謝の気持ち」だけです。お手元に届くものではありませんが、子供達の成長の糧になると思って支援してもらえると嬉しいです。

本体、キーボード、モニターに、管理番号代わりに支援者様の名前を書きます。「今日のキーボードは”Tokura”か」みたいに子供達に言われることになります。

教室の最初と最後に、「この無料教室で皆さんが使っているパソコンをクラウドファンディングでお金を集めて買いました。お金を出してくれた人の名前が書いてあるので、その名前の人に会ったらお礼を言いましょう」と言います。実際に会うことはないと思うのですが、そうやってお金を集める手段があることや、支援してくれた人がいると伝えられることも、この教室の価値にしたいと思っています。

また、教室のWEBサイトも作る予定ですので、そちらにスポンサーとしてお名前を書書かせていただきます。

実施スケジュール

目標金額達成したら10月から月1〜2回くらいのペースで開催したいと思います。市民センターの会議室や、地域のイベントでテント出店など、非営利なので、使える会場探しにはそんなに困らないと思っています。最低でも10回はやります。

最後に

晴れの日は野山を駆け回り、雨の日は本を読むか、ゲームを作る、そんな子供時代を過ごしたら素敵な大人になれるんじゃないかと思って、我が子にはそういう環境を作ってきました。でも、自分の子供だけが素敵な大人になっても、その次の世代が幸せになれません。手の届く範囲で、たくさんの子供達の成長の手助けをするために知識と経験はあるつもりですが、資金がありませんでした。これまで、仲間たちとクラウドファンディングをやったことがあったので、いよいよ自分でやってみようかと、立ち上げてみました。
お気持ちは必ず子供達に届けます。ご協力よろしくお願いします。

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