❒自己紹介

はじめまして。現在、都内で活動をしている末(すえ)と申します。
今回、このプロジェクトを是非、実行したいと思い、CAMPFIREさんに掲載をさせていただきました!

拙い文章で恐縮ですが、ご覧いただきけると嬉しいです。

❒プロジェクトの内容

実行内容は本当にシンプルです。

①どんな本を読みたいか、ご希望を仰っていただく
(難しい方は、こちらで用意させていただいた質問内容におこたえいただく)

②「あなたへオススメの本」の紹介をお送りする

これだけです!

本当は「あなたへのおすすめの本」そのものをお送りしたかったのですが、リターン品の規定として「市販品はリターン品に設定できない」という決まりがあるため、恐縮ですが本の紹介文だけになります。

❒プロジェクトの目的と立案のきっかけ


きっかけはいくつかの出来事があり、決断にいたったので全てをシンプルにお伝えはできないのですが、印象的な出来事としては


「自分へのオススメの本は、一体どうやって見つけたら良いの?」


という疑問がはっきりと生まれたことです。これまで、読む本のペースが突然止まることは度々ありましたが、その『明確な答え』がないこと自体に深く考えだしたことがきっかけでした。

具体的な出来事は、本屋に友人数名と一緒に足を運んだ時のこと。

(自分で言うな、という気がしますが)読書が趣味、と言えるくらいには本を読んでいた私は、それぞれにオススメの本の紹介を依頼されました。
当然ですが、各個人の好みや置かれている状況は全然違うので、オススメした本は人によって違います。
それは分かっていましたが、その選書した結果は自分自身にとっても驚きで、大きな2つの気づきを与えてくれました。


【ひとつめ】

自分の中のトップ5に入る本が、おすすめの中にひとつもなかったこと。
当たり前です。『自分が好きな本 = その人へのオススメの本』とは限らないからです。とはいえ、自分の人生を変えるくらいにインパクトを与えてくれた本が1冊も入らなかったのは、我ながら驚きでした。それなりに人数はいたので、少なくとも1冊は入ると思っていました。自分の好みでなく、渡す人の好みを優先すると、ここまで変わるのか、という気づきを与えてくれました。


【ふたつめ】

書店の場合、意外と選択肢は狭くなる、ということ。

数十万冊置いてあるような大型書店なら話は別でしょうが、普通の本屋さんの新陳代謝のスピードに、過去の本はよほどのことがないと耐えきれません。実際、図書館などで借りたことのある本は、まず見当たりませんでした。

欲しい本があれば、ネットで買う。書店には偶然の出会いを期待していく。と考えていた自分にとって、その偶然自体もかなり限定されていたことに気づき、結構ショックでした。



じゃあ、莫大な選択肢を持つネットならどうなのか、と考えてみましたが、こちらも良くできています。

ネットで表示される本はアルゴリズムに則っていて、「好きになる度合い」よりも「購入されやすい度合い」で表示されるようになっているそうです。(『アルゴリズムが世界を支配する』 著・クリストファー・スタイナー)

実際、表示されるのは新しい本や有名作品が多く、中古書店で取り扱われる絶版図書など見たこともありません。そのサービスの売上にならない本をおすすめするはずがないので、当然と言われれば当然です。


❒これまでの読書遍歴

さて、本を選ぶなんて大層なことを口にするなら、よほどの読書経験や本に携わる経験をしているのだろう、とご期待いただいているかもしれません。


先にお伝えさせていただきます。自分は出版業界で働くなどの経験をしたことはありません。
さらに言うと、『一日で何冊も読む』、『ブログで書評を書く』といった読書家でもありません。
それなりに本を読んできた自負はありますが、ごくごくフツーの読書好き人間です。


京極夏彦さんのような「箱本」を読むこともあれば、オー・ヘンリーのような短編集を嗜むこともあるので、どの位のペースかはわかりませんが、一生で平均すると、週に2、3冊くらいの読書ペースでしょうか。
6歳の頃からの読書人生だったので、約20年。およそ2000冊~4000冊ほどのライブラリです。


大型書店におかれている本は数十万冊を超えるため、比較するとこの選択肢は微微たるものです。
書店が持つ選択肢の潤沢さは及ぶべくもないことは重々承知しています。
それでも「あなたへむけたおすすめ」では、普段と違う本と出会えるのではないかと思っています。


もちろん、メジャーを避けて奇をてらった本を紹介するような気は毛頭ありません。
真剣に考えて「あなただから楽しんでもらえるのではないか」という本をおすすめさせていただきます。
(※私の読書遍歴は下部に記載しています。もしよろしければご覧ください)



❒リターン内容

リターンの際に、ご希望の内容をメールにてヒアリングをさせていただきます!

パターン①(500円)

おすすめの本を1冊、紹介させていただきます。


パターン②(1000円)

おすすめの本を3冊紹介させていただきます。

※できればオススメ本をお送りしたかったのですが、『市販品』をリターン設定できないため、ご了承ください。



❒資金の使い道

・はがき代  と 送料 (一冊分あたり150円~200円)

!余剰資金について!

こちらCAMPFIRE様の最低スタートが500円のため、明らかに上回るリターン設定となっております。
当然、予想されることですが、、、資金が余ります。
活動自体の反響確認が目的であり、利益取得は目的でないため、余剰分については、下記のことを考えております。


①後続プロジェクトのための活動資金

もし今回のプロジェクトが反響をいただけましたら、書店などに営業をして、より本に深く携わる方にもご協力いただき2回目を実行したいと考えております。そのための営業費用に充てさせていただこうと考えています。
利用した金額については全て公開します。


②青空文庫様への寄付

有志で行われている『青空文庫』のデータ化作業ですが、海外小説などは校閲などの費用がかかり順調ではないと、どこかで聞いたことがあります。過去の素晴らしい作品がより多くの方の目に触れるようになればと思い、皮算用ですが15000円を超えた金額については寄付をさせていただく心算です。


③本の購入費用

こちらですが、「まだ読んだことないけど、きっとあの本がおすすめできるのでは」と思われる本が出てくきた場合です。責任をもっておすすめするために、自身で読むための費用にあてさせていただけたらと考えております。
読んだ本と内容については『活動報告』に挙げさせていただきます。それはおすすめリストに入らなかったとしても公開をします。


(読んできた傾向)

詳細については下部に記載しています。もしよろしければ、お目通しください。私の不勉強なジャンルなどを希望される方がいましたら、その際は読書仲間と話しあいながら推薦させていただきます。


!All-In 方式で実施します!
こちらの理由ですが、反響それ自体を知るのが目的であること、達成後に「さぁ、選書するぞ」と動き始めると後半の方への推薦がかなり遅くなってしまうことが理由です。
時間におされての選書でなく、しっかりと厳選させていただくため上記方式での実施とさせていただきました。ご了承のほど、お願いいたします。

※All-In 方式
目標金額を達成しなくても資金を受け取れる方式。


❒最後に

この活動はお伝えさせていただいたように、今後、活動を大きくしていくための第一歩です。
「世の中に『新しい本との出会い方』に対するニーズはあるのか」
「どんな本が喜んでもらえるのか」
全てが手探りで、気持ちだけが走っている状況です。

そんななかではありますが、しっかりと一冊一冊真剣に選ぶことはお約束させていただきます。
お読みいただき、共感いただけましたら、サポートをいただけると幸いです。


(上は我が家の本棚の一部です。)

=============(以下、蛇足)======================

私の読書遍歴(※もしご興味がありましたらお目通しください)

小学校1年~小学校4年(児童文学時代)

…図書館に近い実家と、片道1時間の電車通学という環境で、自然と本が好きになりました。ランドセルの中には、常に本があるという小学校時代。特に好きだったのが、『ちびっこ吸血鬼』シリーズや『レッドウォール伝説』シリーズです。あまりに夢中になり、駅のホームに落ちそうになったこと、数度。。。


小学校高学年(古典的名作時代、ミステリ開拓時代)

…図書館にあった「高学年向けコーナー」に並ぶ本を素直に読書。『西遊記』、『水滸伝』、『南総里見八犬伝』などの有名古典作品群が印象に強く残っています。また、アガサ・クリスティなどのミステリにも夢中に。当時、読んだ本で深い影響を残したのがヨースタイン・ゴルデルの『カード・ミステリー』。ここで初めて「哲学」という考え方を知り、ひねくれた性格に。


中学校時代(SF・歴史小説開拓時代)

…コナン・ドイルを入り口にSF小説、司馬遼太郎を入り口に歴史小説の世界を開拓。特に安部公房の『人間そっくり』を気に入り、大学時代に所属していた学生劇団では、この作品からインスピレーションを受けた脚本を作るほど。強い印象に残っている作品は、この時代に多い気がします。


高校時代(受賞作開拓時代)

…『ストーリー』から『文章表現』に興味がうつり、『好きなジャンル』ではなく『好きな作家』を探した時代です。そのため賞を受賞した作品を順に読んでいく読書スタイルでした。個人的に『山本周五郎賞』の受賞作品郡は当たり率が高く、特にお気に入りです。この時、知った舞城王太郎さんは未だに大好きな作家の一人です。


大学時代

…人生の中で最も本を読んだ時代。大学キャンパスが古書の街・神保町に近かったことが幸いし、多くの絶版本とも出会う幸運に恵まれました。特にデイモン・ラニアンという作家に惚れ込み、血眼で著作を探す毎日。また岩波文庫の存在も大きく、自然とフィクションだけでなく、いわゆる「青ラベル(※思想書・学術書)」にも手を出すように。洪自誠の『菜根譚』は一生のバイブルとなりました。


社会人時代

…仕事の影響でビジネス書や経営者の伝記、偉人の著作などにも目を走らせるようになりました。自分自身が社会に出たことで、ノンフィクションの本も、より面白く。娯楽としての読書でなく、実用としての読書を意識しました。そのため小説コーナーに足を運ぶ回数は減りました。今、活動の主軸となっている『リーン・スタートアップ』と出会ったのもこのタイミングです。

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