1、はじめに・ご挨拶

「源流エコビレッジプロジェクト」事務局の児島一平と申します。

私事ですが、5年前にNPO法人を立ち上げ、耕作放棄地の再生や自然農での作物づくりなどを通して「都市と里山をつなぐ」という事に取り組んできました。
昨年から活動拠点である河内長野市に転居し、地域も巻き込んだ取り組みへと進化させつつあります。

そして様々な団体や近い理念を持つ個人などと関わっていく中で、環境省の指定する「AA類型」に分類される、上質で希少な水域である石見川の源流域との出会いがありました。

「源流ハウス」や「源流田んぼ」、そして「水の杜」に集うメンバーたちと、時には団体として、時には個として、連携しながらこの一年近くこの地域で一緒に活動をおこなってきました。
そして、色んな話をしたりビジョンを語り合ったりしていく中で、この地域を中核とした「源流エコビレッジ」の構想がメンバーみんなの中にフツフツと湧き上がってきました。

私たちはこの素敵な構想を空想だけで終わらせたくない、と強く思い、クラウドファンディングでの資金集めにチャレンジしてみる事にしました。

どうぞ宜しくお願いいたします。


2、このプロジェクトで実現したいこと

①古民家「源流ハウス」(河内長野市石見川347)は、「源流エコビレッジ」のメイン拠点として、最初にリノベーション(改修)をおこなっていきます。人が常に常駐する「窓口」としての機能や、ボランティアなどの受け入れ拠点・簡易宿泊所・シェアハウスなどとしての活用を目指します。


②エリア全体で「エコビレッジ」としていくために、各団体やプロジェクト・地域と連携し、魅力的なコンテンツを創出していきます。

 a.「水の杜」(河内長野市石見川491-1)は、広い倉庫を改装した素敵な場所を運営する団体です。元々材木の資材置き場でした。ここの廃材やエリアの森の資源などを使って開催されるイベントやワークショップなどと連携し、エコビレッジエリア全体で魅力的なコンテンツづくりをしていきます。

 b.「源流田んぼ」では、この水域の源流の湧き水を何百メートルものホースやパイプを使って引っ張り、水田稲作をおこなってます。日本人の伝統でもある「水田稲作」を大阪府でも貴重な良環境下でおこえる事は、とても魅力的な事だと考えてます。無農薬や自然農法での稲作体験や、安心安全な食を自給していくための拠点としていきます。

 c.「源流ファーム」では、耕作放棄地を活用して畑や果樹園を復活させつつあります。プロダクトの生産や、皆の体験・学習の場としていきます。

 d.「草庵・わらび」は、10年以上も前から隠れ家的ゲストハウスとして、この地で運営されてきました。今回このエコビレッジ構想に賛同いただき、安心できるお洒落な宿泊施設としてエリア全体の魅力を底上げしてもらえます。

 e. 「地域自治協(川上小学校区まちづくり協議会)」は、この地域や更に下流の地域で耕作放棄地を活用した事業を各種おこなっております。そういった事業やまちの持つ人材とも連携し、エリア全体で魅力を作っていきます。

③これらのコンテンツと連携して、「田舎暮らし」「二拠点生活」「農泊」「Eバイク休憩所」「安心安全な食」「里山ボランティア拠点」「環境保護」「SDGs(持続可能な開発目標)」「教育」などのニーズを、持続可能な開発をおこないながらエリア全体で満たしていける様に、「エコビレッジ」として有機的に繋がるコミュニティの拠点としていきます。


3、プロジェクトをやろうと思った理由

5年前にNPO法人を立ち上げた理由は、『行き過ぎた資本主義に振り回されずかつ共存できる持続可能なコミュニティを創り、ひいては「人々が生き甲斐を感じることができる社会」を創造したい』という事でした。

それは一部叶いましたが、一団体では「広がり」に限界を感じる面がありました。

昨年から活動拠点である河内長野市に転居し、石見川の源流域との出会いがあり、そこに関わるメンバーたちと団体の枠を超えた活動を一年近くおこなってきました。その中で、この地域に眠っている資産・コンテンツを活かし、それらを相互に連携させれたら「エコビレッジ」として新たなコミュニティの拠点としていける。ワクワクする様な世界を見る事ができる、と考えました。


4、これまでの活動

①竹林や耕作放棄地の整備・開墾

②自然農での野菜づくり・収穫イベント

③無農薬果樹園づくり・収穫イベント

④福祉系団体や学校などと連携した、無農薬での農作体験

⑤上記①~④で、平成27年度河内長野市市民公益活動支援補助金事業に採択

⑥NPO法人NICE(国際ワークキャンプ団体)と協働した、国内・国際ワークキャンプの短期(3~10日程度)受け入れ約10回

⑦自然農法での源流田んぼづくり

⑧「水の杜」の整備・改装や、水源域の沢整備

⑨野草を使った酵素ジュースづくり体験

⑩味噌づくり体験

⑪かまどづくり

⑫かまどで炊きご飯でのカレーパーティー

⑬バーベキュー・キャンプイベント


5、資金の使い道

先ずは、宿泊拠点である「源流ハウス」のリノベーションからおこなっていきます。かなり傷んでいる個所があるので、まず補修を優先的におこなっていき、気軽に宿泊できる様にしていきます。シェアハウスとしての活用も視野に入れていきます。

ダイニングキッチン

和室①と②

【改修の内容と費用(単位:千円)】

a. 和室②と③の床の傷みが激しく、床が抜けそうなので、補強張替えおよびマット敷き詰め・・・332
b. ダイニングキッチンの洗面所側屋根の波板の損傷が激しく、雨漏りをするため、交換張替え・・・86
c. その他資材撤去・運搬費・・・45
d. 消費税・・・37

計 500


6、実施スケジュール

9月 クラウドファンディング開始

10月 クラウドファンディング終了・リノベーション開始

11月 お披露目会&源流田んぼでの収穫体験

12月 水の杜での蒔き割り体験・キャンプファイヤー・ドラム缶風呂の体験など

1月~2月 源流ファームでの自然農栽培大豆を使った味噌づくり体験・醤油づくり体験など

3月以降 次のステップへの準備ミーティング


7、コアメンバー紹介

●北野あっちゃん
「水の杜」オーナー兼主宰。「源流ハウス」共同主宰。
「千の雫プロジェクト/大阪手作り酵素の会」主宰として野草酵素づくりなどをメインに活動しています。
「水の杜」の環境と物件に出会ってこの地域の魅力にぞっこんに。
この「源流エコビレッジプロジェクト」でも中心的存在です。

●はるちゃん
「水の杜」創立メンバー。いつもテキパキと動き回り、皆の活動を支えまくってるありがたい存在です。





●渡邊トム君
「源流ハウス」住み込み管理人。
自分らしいライフスタイルを築くチャレンジャー。
「緑のふるさと協力隊」の経験もあり、里山作業の力強い味方です。


●小島美香
発達障害の息子が自分らしく生きれるコミュニティを作りたいと模索するお母ちゃん。
仕事もこなしながら、いつもヘルプに来てくれます。


●上本ゆかりちゃん
水の杜メンバー。源流田んぼプロジェクトでは山の中から湧き水を引く作業で大活躍してくれました。

●山岡さん
川上小学校区まちづくり協議会役員など、複数の地域団体やNPO法人の役員を務める。
学校で本格的に農業を学んだ経験で農分野にも明るく、地域連携のキーマンでもあります。

●津田さん
ゲストハウス草庵・わらびオーナー。
10年以上前からこの地でゲストハウスを運営する。
すでに完成されたコンテンツを持ちながら、このプロジェクトに賛同し、協力してくれてます。




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