プロジェクト本文

■ご挨拶

はじめまして。CAMPFIRE×LOCAL Miyazakiの東郷と申します。

皆さんが生活する中で、必ず手に触れている「器」。普段、何気なく使っているお皿や茶碗、お湯のみ、コーヒーカップ。

「かわいくて一目惚れして買った」
「引っ越しに合わせて、とりあえず揃えた」

その「器」を使う理由は様々だと思います。

今日は、私の使っている「器」について、少しだけお話を聞いて頂けたらと思います。

 

■400年の歴史が途絶えてしまう前に

九州は伊万里焼や有田焼、唐津焼、波佐見焼、薩摩焼など、全国でも有名な焼き物の産地です。私の住む宮崎県にも沢山の窯元があります。

その中で、特に思い出が深い窯元が「小松原窯」です。


小松原窯との出会いは30年近く前、私がまだ6歳の頃でした。

通っていた小学校の隣にある薄暗い作業場。学校帰りに「ここは何なんだろう?」と覗き込んだ窓の向こうには、時が止まったかのような職人の世界がありました。

大きな粘土の固まり。焼きあがる前の湯呑みやカップ。



見たことのない丸いテーブルを動かし手を添えると、土の塊があっという間に茶碗のカタチになっていく。
その世界に魅了され、毎日通っては、ろくろの横で、じーっと職人さんを見ていました。

 

当時はただただ作られていく工程を楽しんで見ていましたが、社会人になって再び訪ねた窯元で見た陶芸品の数々には、大量生産された既製品にはない、「職人の焼き物」の美しさに感動を覚えました。


そんな小松原窯は 400年の歴史があり、最初に宮崎県都城市に窯を開いた、初代 朴 平意から直系で15代続く由緒ある窯元です。

ところが、後継者不足により現在の15代目朴 平意さんが最後の伝承者となります。

朴 平意さんもご高齢になられ、「小松原窯の作品を少しでも多く、日本中、世界中の方に知って頂き、皆様のお手元に届けたい」という想いで、このプロジェクトを立ち上げました。

 


■小松原窯の特徴


小松原窯は薩摩苗代川系の流れを汲み、これまで400年間、朴家伝統の蛇蝎、叩き、鮫肌、鈍甲などの技法を守り継ぎ、全国の江戸以前の古窯の中でも際立った特徴を誇っています。
その焼き物は昭和天皇への茶碗の献上、皇室の御用達、文部科学省と韓国史料研究所の学問的評価を得てきました。

 

「蛇蝎」の香炉


「鈍甲」のぐい呑


■最後の後継者15代目朴 平意さんの焼き物をあなたの元に



今回、このプロジェクトを朴さんに伝えると、「小松原窯の歴史が生んだ作品をぜひ全国の皆さんに届けてください」と快諾してくださりました。


それだけでなく、「あとどれだけ作れるか分からない。最後の作品になるかもしれない。小松原窯を知らない全国の方に、せっかく届けるのだから」と、リターンとなる作品は、今回のプロジェクトの為だけに、特別にご準備して頂けることとなりました。


秘伝の技法を駆使した伝統芸術に、新たに開発した釉薬による独自の感性が光る作品をぜひあなたの元で大切にお使い頂ければ幸いです。


■リターンに関して

全てのリターン品は、宮崎県伝統工芸士である15代目朴 平意 先生が1つずつ手作業で焼き上げるため、柄や色合いが写真と異なる場合がございます。

また、ぐい呑、茶碗、壺で使われている蛇蝎、梅華皮、鈍甲等は小松原窯の長年の伝統で培われた技法です。釉薬の縮れで模様を作り上げる為、同じ模様は二度と作ることができません。

すべて1点ものの品となります。

全てのリターン品は、朴先生が納得して作り上げた作品のみをお送りします。

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