2016年に第7回『このマンガがすごい!』大賞 最優秀賞を受賞した短編女子バスケ漫画「ECHOES」。もともと長編構想だったストーリーを反映した長編版である「BREAK THE BORDER」の、続刊執筆とその先へつなげていくのためのプロジェクトです。

プロジェクト本文

はじめまして、漫画家の歩(@imagicabranch_a)です。僕は今、「BREAK THE BORDER」という女子バスケットボールの漫画を連載してます。

もともとは出版社で連載していたこの作品ですが、1巻が出て さあこれから、という時に打ち切られてしまい、今は作者の僕自身が作品を引き継ぐ形で連載を続けています。

このクラウドファンディングは、BREAK THE BORDERの電子書籍版1・2巻の刊行を目指し、さらにその先へ繋げていくためのプロジェクトです。

BREAK THE BORDERは女子バスケットボールの漫画ですが、心は男の子の主人公・青(せい)をはじめ、さまざまなカラーを持った選手たちが繰り広げる熱く、時に繊細な青春群像劇です。


いま世に出ているのは1冊完結短編版である「ECHOES」と、連載化した長編版である本作「BREAK THE BORDER」の第1巻(紙の単行本)だけながら、バスケットボールファンやLGBTQの方々などを中心に、とても熱い支持をいただきはじめています。

その炎を、ここで絶やすわけにいきません。だってまだ物語も始まったばかりですから!

僕が中学生のころからあたためていたこの作品は、「世界中の人々へ届けていく」というのが執筆前から思い描いていたビジョンでした。こんな作品を待っている人が、世界中にたくさん居ると僕は感じるからです。実際にECHOESは2017年に韓国版が出ていたり、今年11月にはスペイン版のリリースも控えていたりと、海外からも読みたい!との声があり、少しずつ夢に近づきつつあります。

それでも僕が本当に届けていきたいのは、本来描きたかったストーリーであるBREAK THE BORDERのほうです。

ゆくゆくはNetflixでアニメ化されるくらいの、世界に通用するコンテンツにしていきたい。ここまで色々ありましたが、その気持ちは最初から今まで、ずっっっと変わりません。

人生の中で一番優先したいこと・自分にしか出来ないことがあるとしたら、それはこの作品を描いて届けていくこと、最後まで描ききることです。

このクラウドファンディングは単なる続刊執筆のための資金調達ではなく、新しく作品を知ってもらったり、今までめげずに応援してきてくれた方たちへの恩返しだったり、ここで出来た繋がりを活かして先々のムーブメントへ繋げていくきっかけにしたいと思ってます。

ちょっと長いですが、まあちょっと話を聞いてやってください。



BREAK THE BORDERは、実際に高校女子バスケを経験した作者(現在は男性として生きてます)が描いています。僕が体験したバスケットは真剣で泥臭く、ジェンダーや、自分が何者であるかなんて忘れさせるような…そんな世界でした。

その世界観に忠実な、カッコよくて読み応えある女子バスケの漫画って、僕が知る限り今までありませんでした。女の子が偶像的でなくちゃんと人間として描かれていて、「女子スポーツものだから」と余計な手加減をしない、なおかつ絵には説得力があって、心を引きつけるドラマ性のあるもの…(こだわりの盛り合わせ 笑)。

自分以外にそのラインのものが描ける人は居ない、ないなら自分が一番最初に描く!そんな根拠のない自信と使命感みたいなものから生まれたのが、この漫画でした。




BREAK POINT①コートの上では、誰であろうと関係ない

読み心地は青春バスケ漫画。プラスαで、この作品ならではのサブ要素もあります。

青みたいに女の子じゃない選手も普通に出てくるし、バスケ一筋すぎて超不器用な飛鳥、キャプテンでありながら一番問題児な金子…他にもこれから登場する選手を含めて、本作にはさまざまなバックグラウンドを持った選手が登場します。みんなそれぞれ悩みやちょっとダメなところがありつつも、かわいいやつなんです。

その中でもセクシャリティの話をピックアップしてみますが、ほとんどの青春ドラマや漫画の登場キャラクターって異性愛者でシスジェンダーなのが大前提で作られていて、マイノリティ側の僕は思春期のころからなんとも言えない居心地の悪さを感じてました。「もっとカジュアルに色んなセクシャリティのキャラが出てくればいいのに」と。目には見えなくても現実の世界では、どこにでも居るはずなんですよね。

最近はNetflixの配信シリーズなんかを筆頭にだんだん登場するようになってきましたが、日本のエンタメ界ではまだまだ希少な存在だったりします。だからこそこうやって色んな世代が読むスポーツ漫画の中に、悲しい運命を背負わされるわけでもなく、変にデフォルメされたキャラにされることなく 、ただただ普通の登場人物の一人として登場させたかった。

とりわけ女子スポーツの世界では、青みたいな子はめちゃくちゃいっぱい居ます(かつての自分もそうだったように)。だからこの漫画は珍しいシチュエーションを描いてるわけではないんです。

ちょっと語ってみましたがセクシャリティに限らず、「いろんな人がいて当たり前だよね」っていうのがこの漫画の“当たり前”です。違いを超えさせてくれるのが、この漫画の中におけるバスケットボール。

そういうところが、BREAK THE BORDERが単なるバスケ漫画の域を超えて、「この作品を待っている人が世界中に居る」と強く感じる理由のひとつです。2016年にECHOESが出版されたとき海外からかなり反応があったのですが、それだけ僕と同じような思い持っている人が世界中に沢山いる証だと思います。


BREAK POINT②今こそ伝えたいバスケットの面白さ

僕が言わなくてもわかるくらいには、今日本のバスケ熱は高まってきてます!

一般層にも知られているニュースとしてはBリーグの創設や八村塁選手のNBA入りあたりが大きいと思いますが、実は日本のバスケって女子が世界的にも強くて、東京オリンピックで金メダルを目指しているくらいなんです。

そんな時代に女子バスケ漫画を連載をしているのは偶然だけど偶然ではないのかなと思っていて、この漫画を描くことで起こりえる影響って何だろう?と考えた時、ひとつは女子バスケットに注目が集まることでした。

漫画のいいところってとにかく入りやすいところなので、この漫画をきっかけにバスケに興味を持つ人が増えてくれたら、バスケで人生が変わった身としてはそんなに嬉しいことはないです。

バスケ界が盛り上がってきているのはたしかですが、男子だけでなく女子もプッシュしてこそ本当のムーブメントになっていくと僕は思うので、その垣根を壊していけたらいいなと思ってます。



今までの経緯をざっとまとめてみたのですが…↓↓

ややこしい!! 笑


思うところあって他社への移籍連載などは望まず、今現在僕個人がBREAK THE BORDERを引き継いで連載しているので、当然ながら原稿料はゼロなわけです。

運転資金をイラストのお仕事などで賄っているのですが、そうするとやっぱり一番やりたいはずのこの漫画の執筆に充てる時間や体力がどんどんなくなってしまい、今なかなか最大のパフォーマンスで執筆に向き合えていない状態です。

今回クラウドファンディングに踏み切ったのは、そんな現状に強い違和感を感じたからです。本当にやりたいことなら、もう一度この作品の執筆中心の生活を取り戻して、続きを楽しみに待っていてくれる方たちにちゃんと作品を届けていくべきだと。

この時代こうして逆境に抗う手段は色々あるのに、手を尽くさないのはおかしいし、それも出来ないようじゃヌルい決意だなと思いました。

僕はこの漫画が描きたいがために東京に出てきて、ずっと"この漫画を世界中の人に届けていく"という夢だけを追いかけてきました。自分が最大限誰かにギブできるものがあるとしたら、やっぱりこの漫画を描いて届けていくこと以上のものはありません。そして、これは絶対他の人にはできない。アホみたいにずーっと同じこと言ってますが、本当に心からそう思ってます。この感覚は全然理解されなくていいのですが、この漫画にかける想いと熱は他のこととは比べようがないくらいです。

これから描かれていくパートにこそ本当に描きたかったもの・届けたかったものが沢山あるので、ここで足踏みをしている場合じゃありません。今のとこ僕はインフルエンサーでもなんでもありませんが、だからこそクラウドファンディングにチャレンジするべきだと思いました。


大きく分けてふたつあります。

①電子書籍版2巻の単行本制作費

来年2020年春の出版を目指す電子書籍版は1・2巻同時リリースを予定しています。

2巻分収録となる第5話はすでに公開済みなので、第6話(すでに制作中)〜13話(予定)の制作資金にさせていただきます。なによりも優先したいこの漫画の執筆のための時間をしっかり確保して、最大限のパフォーマンスで挑むためのものです。

もう一度紙の書籍でもリリースしていきたいのも本心ではありますが、まずは確実に出せる電子書籍版からリリースしていきます。


今回のメインの目的は2巻執筆ですが、もちろん物語はもっともっと続きます!資金が集まれば集まるほど、2巻やそれ以降の執筆に当てられるので、夢が広がっていきます!!


②クラウドファンディングリターンの制作費・送料

集まった資金の一部は、ご支援いただいた皆様へのリターンの制作費になります。おもにグッズ制作費や材料代・送料などです。



説明はここらへんにして、気になるこれからの展開を少しだけ。


現在公開されている5話では── 



そして──

物語はまだまだ序盤。今までお見せしてきたのは氷山の一角です。一冊の短編として構成したECHOESでも、スケールの都合上、涙を飲んで本来は描かれるはずのエピソードやキャラ設定をごっそり削ったり、改変するしかありませんでした…。

ECHOESを読んでくれた方ならなんとなくおわかりかと思いますが、この漫画、本当の意味での本番は公式戦がはじまる「インターハイ旭川地区予選編」からです。

こんな一筋縄でいかないキャラクターたちの物語、一冊や二冊で描き切れるわけありません!先の展開にワクワクしてるのは、僕も読者さんと同じです。むしろ僕が一番ワクワクしてるのでは…?

描き手としても青たちの成長や絆を丁寧に描いていきたいし、読み手目線でもずっとこんな作品が読みたかったし、彼らの行く先を最後まで見守りたい。そんな気持ちでいます。僕はこの子たちが幸せになっていく姿を見たいです。

これからも新緑というチームの物語を一緒に見守ってください!そして、そのためにもぜひご支援よろしくお願いいたします。



それではリターンをご紹介します。

お手ごろ〜玄人向けまでご用意しました。ものによっては数に限りがあったりしますので、よくお読みください!


👇そもそもクラウドファンディングのしくみがよくわからない方はこちらを👇

クラウドファンディングとは?

✏️クラウドファンディング終了後に、お礼を込めて描き下ろしイラスト入りのメッセージ(メール)を送らせていただきます!


◎電子書籍版2巻 巻末サンクスページにお名前掲載
 ✏️備考欄に、掲載してほしい氏名(ニックネーム可)を記入してください。

◎設定資料集(PDFデータ)
 ✏️キャラクターのデザイン・設定秘話やコンセプトなどを収録した限定設定資料集。初期のコンセプトアートや、まだ表では語ったことのないエピソードを交えながら綴る、ちょっとだけマニアックな一冊です。

◎【全4種!】アクリルスタンドフィギュア
 ✏️新緑バスケ部メンバーの、かわいらしいアクリルスタンドフィギュア!(立体フィギュアではありません)。欲しいペア1組をオプションから選んでください。(*ポーズは新たに描き起こします!)

◎新緑バスケ部マフラータオル
 ✏️作中登場予定デザインのマフラータオルです。これであなたも新緑バスケ部ブースター?(*デザインは制作中のものです。変更予定あり)

◎2巻掲載分エピソードを先行公開
 ✏️2巻収録分のエピソードを、一般公開より2週間早く先行公開していきます(クラファン終了後の更新分から)。PDFデータでお渡し予定です。

◎水彩紙風ポスター(B4サイズ)
 ✏️水彩紙のような味わいのある紙質のポスターです。直筆サイン入り!
 *画像は制作中のものです。もう少し加筆・調整されます

◎好きなキャラクター入りサイン色紙 *限定50名
 ✏️支援者様の好きなキャラクターを描き添えた直筆サイン色紙です。備考欄に好きなキャラクター名を書いてください(今まで登場したキャラなら誰でもOK)。とくにご希望のない場合は、主人公の青になります。

*こちらは50,000円コースと違い、どなたでもご支援できます!*
◎似顔絵【バストアップ】 *限定20名
 ✏️↑のサンプル画像のようなタッチで、バストアップ(胸上)までの似顔絵を描きます。

【制作について】
 ✏️着手時にご連絡しますので、ご自身(お子様でも可)のお写真と、描いて欲しい服装の写真をお送りください。
 ✏️完成データ(画像)でのお渡しになります。修正はお受けできませんので、ご了承ください。
 ✏️お渡しした絵は、SNSのアイコンや投稿、その他の用途にもご自由にお使いください!



*こちらのリターンはバスケ選手(学生・プロ・アマなど問わず)限定です!過去にやっていた方でもOK。

似顔絵【全身】 *限定10名
 ✏️10代の頃からバスケの絵を沢山描いてきた経験を活かして、全身の似顔絵を描きます。

【制作について】
 ✏️着手時にご連絡しますので、お顔と全身の写真・描いて欲しいユニフォーム(正面・横・後ろあると嬉しいです)の写真をお送りください。あればプレー動画も見せていただけるとイメージが膨らみやすいです!

 ✏️完成データ(画像)でのお渡しになります。修正はお受けできませんので、ご了承ください。
 ✏️お渡しした絵は、SNSのアイコンや投稿、その他の用途にもご自由にお使いください!


*こちらのリターンは企業様・プロバスケチーム様限定です*

イラストコラボ権 *限定 1
 ✏️心からバスケット界の発展を願う企業様・プロバスケチーム様向けに、イラストを描きおろします。(Wリーグさんコラボなど実績あり)

A1ポスターサイズのキービジュアルなど、用途に合わせてご相談ください。




この機会に、今後も何かとご一緒できるような繋がりができたら嬉しいです!質問ありましたらお気軽にお寄せください。


◎クラウドファンディング期間: 〜12月24日(火)
◎出版予定時期:
 2020年3〜4月頃に電子書籍版1・2巻同時出版を目指して進めていきます。
 5,000円コース以降の支援者様には、各エピソード更新ごとに2週間先行公開させていただきます。

◎リターンの制作・送付:
各リターン選択画面に記入してありますので、ご確認ください。極力がんばりますが、準備の状況によっては前後する場合がありますので、ご了承ください。



構想当初から2016年に出版された短編版の時まで、この漫画のタイトルはずっと「ECHOES(エコーズ)」でした。

僕はそのタイトルが気に入っていたし、これ以外にありえないと信じて疑いませんでした。しかし連載化して長編版が出版されるほんとに直前、諸事情で急遽タイトルを変えなきゃいけなくなり…。心が砕けるくらいの思いでしたが、渋々変更を受け止めることにしました。


さて、新しいタイトルを考えなきゃいけません。

ネームを描きながら、青の役目ってなんなんだろう?と考えていた時、ふと「壊す」ことだと思いました(何を、なのかはあえて書きませんが)。「つなぐ」とかより「ぶっ壊す」という響きが青には合ってる。思えば僕も、この作品を通してぶっ壊していきたいものが沢山ある。

奇しくも、日本バスケットボール協会(とBリーグ)のスローガンは“BREAK THE BORDER”といいます。

それはやんわり知っていたので気持ち5%くらいは乗っかる形で…、しかしつくづくこの漫画っぽさのある言葉だ!と勝手に縁を感じて、まだ聞きなれないその言葉を新しいタイトルにすることに決めたのでした。

“BREAK THE BORDER”

この作品で僕のやりたいことは、すべてこの言葉に詰まっていると今は思います。

見えない道を信じて踏み出すクレイジーな信念がなければ、無謀な挑戦はできません。でも打ち切りを経て、一人になった今だからこそそういう強さがあぶり出されたんだと思います。色々うまくできてますね。

一緒にこの作品の未来を信じてくれるクレイジーな皆さん、これからも青たちの物語の行く先と、この作品が辿っていく道筋を、どうか一緒に見届けてください!



*本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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