ご挨拶
はじめまして。二口直土(ふたくちなおと)と申します。「銀行員のための教科書」というブログを書いているブロガーです。
銀行員という職業は嫌われることも多いですし、今や銀行自体が構造不況業種になってしまいましたが、様々な方に支えられ、銀行員としてもブロガーとしても何とかここまでやってこれました。
ブログを書く中で、どうしても小説も書いてみたいとの思いに駆られ、今回のプロジェクトで出版したいと考えている「ヂメンシノ事件(原文)」を書き上げました。当然、初めての小説執筆です。
皆様に読んで頂けるようプロの編集者に見てもらいたいとの思いで、EXODUSさんの企画に応募したところ運良く選考に残り、今回のクラウドファンディングに辿り着くことが出来ました。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトの目的は「世の中にちょっとだけ、楽しさと学びを広めること」です。
小説の題材は、実際にあった不動産詐欺事件をベースにしたものです。経済犯罪は、現実の経済・法律を学ぶ教科書とも言えます。犯罪が起きたからこそ、法律やルールか変わるのですから。
私は、自然と不動産や会社法を学べ、かつサラリーマンがどのような思いで働いているのかを描き切る、そんな小説を皆様にお届けしたいと考えています。
尚、小説のタイトルは「ヂメンシノ事件」を予定しています。「地面師」でも「ジメンシ」でもありません(タイトルにはちょっとした理由があります。気になる方は本文でご確認下さい!)。
プロジェクトをやろうと思った理由
私が勤めてきた銀行はマニュアル文化です。やることがきっちり決まっており、それを逸脱することは許されません。
銀行のマニュアルには「やるべきこと、やってはいけないこと」は記載されていましたが、「なぜやるのか、なぜやってはいけないのか」はほとんど記載されていませんでした。私が知りたかったのは「やるべきこと、やってはいけないこと」の「背景であり理由」です。そして、銀行の業務はほとんどの場合、与えられるものであり、自ら考え作るものではありませんでした。
私の若手時代は、銀行のどこを探しても、私の知りたい素朴な疑問に答えてくれるものは無かったのです。
そんな私が若手の頃に知りたかった素朴な疑問の答えを見つける「気づき」となるように応援のメッセージをこめて若手銀行員に向けて書き始めたのが「銀行員のための教科書」というブログです。金融について専門的になりすぎない記事を心掛けるのみならず、「なぜ接待が残業とならないのか」等、社会人が一度は疑問に思うことを書いてきました。
おかげ様で、現在は銀行員の方のみならず様々な方が読者になってくださっています。
https://www.financepensionrealestate.work/
ブログを書きながら、「どうすればもっと楽しく、自然に、そして自分でも気付かないうちに」学べるだろうかと私は考えてきました。
そこで思い出したのは、高校生の時に読んだ田辺聖子先生の「新源氏物語」です。古文を勉強するのには、口語訳の古典を読めば良いとのアドバイスを友人から貰い、読んだのです。
そこに描かれていたのは、無味乾燥な教科書に記載されている古典ではなく、心躍る小説でした。夢中になって読むと、気付けば古文嫌いが解消されていました。小説を通じ、その時代の風習等を理解し、古文は知らない昔の物語ではなく、いつのまにか慣れ親しんだ世界になっていたのです。
自然に、楽しく時を過ごしながら、結果的に学ぶことが出来る教材として小説は最適なのではないでしょうか。
私は何かに突き動かされるように、新聞で読んだ一つの詐欺事件についての小説を書き始めました。それが、今回のプロジェクトで出版したいと考えている「ヂメンシノ事件」という小説の原型です。
これまでの活動とあらすじ
この『ヂメンシノ事件』は、上述の通り、既に原型は完成しており以下のブログで公開中です。
https://www.business-novel.site/
もし宜しければ、この原文を読んでいただき、
「この素人の文書がプロの編集者の手が入ると、どのように変わるのか」
「紙や電子書籍できちんと読んでみたい」
と興味を持って頂けたならば、当該ページ内にてご支援賜ると幸いです。
当初はこのページでのみ書籍を購入することができます。
経済小説「ヂメンシノ事件」の中では、登記の実務、取締役の法的地位、不動産会社内の権限と投資の実情、小切手の実務、不動産売買の現場、サラリーマンの上司との関係、問題が起きた際の上場会社の対応とプレスリリース事例等、現実の経済活動で起きる様々なことが出てきます。きっと、自然と楽しんで、学ぶこともできると思います。
<主要登場人物>※名前は変更となる可能性があります
平野恵(ヒラノメグミ)、満水ハウス社長、通称ヒラメ、奥平の腰ぎんちゃく
奥平透(オクダイラトオル)、満水ハウス会長兼CEO、絶対的な権力者
井澤(イザワ)、満水ハウス東京マンション事業部担当部長、もう一人の主人公
生田(ショウダ)、イクタではなくショウダ、不動産業者の経営者、真中に物件情報をもたらす
真中(マナカ)、満水ハウス常務執行役員マンション事業本部長、井澤の上司
成田(ナリタ)、満水ハウス社長秘書、表向きは完ぺきな秘書
篠原(シノハラ)、海猫館所有者、満水ハウスと売買契約締結
妻(ツマ)、平野の妻、名前は未定(支援者に決めて頂くことを想定)
<あらすじ>
ハウスメーカー大手の満水ハウスで部長をする井澤に生田から魅力的な物件情報がもたらされる。この物件はJR五反田駅から徒歩圏内にある海猫館という元旅館であり、マンション開発には好立地の物件だった。井澤は他にも購入検討先があるため、早く購入するか否かを検討するように要請される。井澤は社長である平野をも動かし物件を購入することに成功する。しかし、購入した物件には問題が……。平野は会長である奥平から責任を追求される。絶対的な権力者からクビを宣告されたサラリーマン社長である平野に生き残る道はあるのか。井澤はどうなるのか。
資金の使い道
250万円が集まったら以下のことが出来るようになります。
○ 執筆(編集、構成、カバーデザイン等)
○ 書籍発行、配送
○ 電子版制作、流通
紙の書籍を出版することは非常にコストのかかる贅沢なことなのかもしれません。
しかし、紙だからこそ所有していることを実感でき、心の中にも残る書籍となるように思います。
何とか皆様へ「ヂメンシノ事件」という小説を届けさせて下さい!
最後に
私には文才はありません。皆さんを驚かせるようなミステリーのトリックや奇想天外なストーリーを思い付くこともありません。
でも、文書を書くことは好きですし、何よりも私達が暮らすこの日本をちょっとだけでも楽しく、生きやすくしていきたいと考えています。もちろん、経済、金融のことについては、必死で勉強してきました。
「金融」って難しい感じがしますが、基本はシンプルです。難しく聞こえるのは、説明する側が理解していないか、わざと分かりにくく説明しているからではないでしょうか。
経済小説を読んで、少しでも経済アレルギーをなくしませんか?
そして、サラリーマンのツラさと楽しさを擬似体験してみませんか?
どうか皆様に小説を届けさせて下さい。
私だけの力では到底叶いません。どうかご支援下さい。
そして、一緒に小説を作って下さい。
宜しくお願い致します!
<FAQ>
Q:どうやったら支援出来るんですか?
A:こちらのCAMPFIRE様の手順ページご確認いただければと思います、CAMPFIREの仕様などに関わる部分はこちらではお受けしておりませんのでCAMPFIRE様へお問い合わせをお願いいたします。
Q:別途の送料はかかりますか?
A:かかりません、支援金に含まれております。
Q:目標金額に達しなかった場合はどうなるんでしょうか?
A:All-or-Nothing方式を採用しておりますので、期間内に目標金額に満たない場合はプロジェクトが中止となり支援者様には全額返金されます。
Q:支払い方法はどんなものが有りますか?
A:クレジットカード(VISA / MASTER / AMEX / Dinners / JCB )、コンビニ払い、Fami-Pay、Pay-easy(銀行振込)、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い、ドコモ払い、Paypal が選択可能です、詳しくはCAMPFIRE様のヘルプページをご覧下さい。
Q:購入したリターンをキャンセルしたい、別のリターンを購入し直したい
A:一度ご支援頂いたリターン内容を変更、キャンセルする事は承れませんので必ず支援するコースをご確認の上、決済までお進みください。
Q:一般発売はありますか? クラウドファンディング以外で手に入りますか?
A:プロジェクトがサクセスした場合クラウドファンディング支援者様にお届けの後、電子版のみ幻冬舎様より発刊予定です。書籍に関しては現状未定となっております。
Q:リターンの郵送は局止めなどの対応は可能でしょうか?
A:不可となります。一括してご登録頂いた住所への郵送となります。
(住所間違いにより期日までに受け取りが出来ない等のトラブルが起こっております、ご自身の住所の間違いがないか支援前に必ずご確認下さい。)
Q:配送先の住所変更はできますか?
A:住所変更の受付はプロジェクト終了までとさせていただきます。配送先の住所変更は「マイページ(右上のアイコン)>支援したプロジェクト>右へスクロールしたお届け先>確認する」で行うことができます。それ以降の住所変更については本プロジェクトページにある「メッセージで意見や質問を送る」というリンクから直接ご連絡ください。
リターンの発送業務などの観点からご変更の時期によってはご対応出来かねる可能性が御座いますので変更がある場合はお早めにお願いいたします。
Q:このプロジェクトに関する問い合わせ先を教えてください。
A:プロジェクト開始前まではページ上部の『フィードバックを送る』より、プロジェクト開始後は当プロジェクトページの上部に『メッセージで意見や質問を送る』欄からお問い合わせいただきますようお願いいたします。(CAMPFIREアカウントが必要です)
Q:支援後連絡などはどこで行われますか?
A:CAMPFIREメッセージもしくはメールにてやりとりとなります、プロジェクト期間内も新情報などアップデートする事もありますので受信可能な状態にしておいてください。
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※本のタイトルは執筆完了時の内容により変更となる場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。
最新の活動報告
もっと見る御礼
2020/02/09 00:05ご支援頂きました皆様、本当にありがとうございました。小説発行までたどり着けなかったことは本当に残念・無念ですが、クラウドファンディングという仕組みを学べたことは大きな経験となりました。また、様々な方からご指導、応援を頂き、人の温かさを感じた1ヵ月でもありました。今後は、小生のブログ「銀行員のための教科書」にしばらく集中していきたいと考えています。そして、ペンネームを「旦直土(だん なおと)」に変えました。心機一転、頑張ってまいります。どうぞ引き続きのご指導、ご鞭撻をお願い致します。 もっと見る
考えていること
2020/02/07 09:54この小説が世に出て何が変わるのか、悩みました。読んだ方にどんな気付きかあるのか、貴重なお金を払う価値はあるのか。未だに答えはありません。しかし、筆者である私には、今回の物語のベースとなった事件の当事者達が何を考え、どのように行動したのかを推測するだけの経験があります。それは古い時代の銀行員の経験でしかないかもしれません。しかし、ヒトの本質は簡単には変わりません。お腹が減り、誰かに恋をし、家族を愛し、誰かと力を合わせて働く。そこには何か普遍的なものがあるのだと思います。小説の価値とは何か。楽しめるというのが一番です。しかし、知らず知らずのうちに、読者は登場人物が会う事件の疑似体験をするのです。我々は普通に生きていると平穏な毎日しか生きません。毎日ドラマがある訳ではないのです。人生に関わる決断を何度も迫られることはなく、人と戦おう、家族を守ろうと考えることも少ないでしょう。私の小説は、そんな疑似体験を提供し、自分ならどうするかを読者一人ひとりに問いかけることを目指しています。どうかご支援よろしくお願いします。 もっと見る
ヒト
2020/01/31 20:02皆さん、一人ひとりにとって仕事の意味は何でしょうか。上司との関係はどのようなものでしょうか。小説で描きたいものは何か。突き詰めていくと、結局は「人間とは何か」に行き着くような気がしてなりません。おカネの流ればかりを見てきた銀行員が「人」に焦点を当てます。 もっと見る