HONEY HORTONは2019年に誕生した革財布ブランドです。

現在キャッシュレス社会が進み、お財布のコンパクト化が進んでいます。

コンパクトな二つ折り財布でも素敵ですが、

長財布でもこれからのキャッシュレス時代に合う限りなくコンパクトな財布が

できるのではないかと、創業明治39年(1906年)からと代々続く

職人の方と1年以上も相談を重ねました。

そして、長財布が好きな方に向けての、これからのキャッシュレス時代にあった

コンパクトな長財布 Coforl(コフォール)を作らせて頂きました。



現在の日本でのキャッシュレス比率は20%程で、アメリカは50%近く

イギリスやカナダや中国などの諸外国ではすでに50%以上を上回っており

韓国に至っては90%以上がキャッシュレス化されています。


引用先 経済産業省データ:キャッシュレス化推進に向けた国内外の現状認識


この事から、日本はかなりキャッシュレス化に大きく遅れをとっています。

しかし経済産業省で、大阪・関西万博(2025年)に向けて、キャッシュレス比率を

40%以上に上げるという政策を打ち出しており、さらに将来的には

世界最高水準の80%を目指していくと明言しました。

また、2019年10月からキャッシュレスポイント還元制度が始まり

今後更にキャッシュレス化が進むことは確実だと思います。


今までも時代と共に支払いの形が変わり、

またお財布の形もそれに合わせて変化してきました。

これからの財布は、大量の紙幣や小銭を持ち歩くのではなく

スマホ決済、カード決済率向上によっての少量の紙幣、利用率の高い少量のカード。

以上を持ち運ぶ為のコンパクトなお財布が必要となってきます。

コンパクトな二つ折りの財布も素敵ですが、フォーマルなシーンやスーツ着用時には

長財布がとても似合います。




今回作製した長財布の長さは17㎝です。一般的な長財布は19㎝前後ですが、

なぜここまで短く出来たかというと理由があります。



それは縫製の仕方です。

今回作製した長財布は、紙幣収納部分は両端を縫うのではなくL字型に縫っています。

その為、縫い幅分長さを削減できました。両端が縫われている財布と違い

紙幣を斜めにスライドさせながら収納する事により限界に短くした長さでも紙幣収納時のつっかかりはなく、コンパクト長財布によくある紙幣の出し入れ辛さはありません。

また、紙幣が全て隠れている訳ではない為、会計時のスマートさが要求される場面でも

すぐに紙幣を取り出す事ができます。




【コインポケット】

この先、どんなにキャッシュレス化が進んでも現金決済が完全になくなる事はありません。

紙幣を使用した際に、お釣りとして小銭が出てしまうシーンがあると思います。

その時は、小銭を一時的に収納できるポケットがあります。


こちらは小銭を使用する為のポケットではなく、現金決済時に小銭が出てしまった時の

一時的な収納スペースとしてお使いください。


小銭を常時持ち運ばない設計の為、常に薄い状態のまま使用ができ

長財布によくある大量の小銭によるお財布全体の歪みも回避できます。


これからは自然と小銭を使う機会が少なくなり、小銭を使う為のポケットではなく

一時的に小銭を収納する為の簡易的なポケットが必要になると思います。



【カードポケット】

カードの一元化やスマホ決済が普及する中で、カードの枚数も大量に持ち運ぶのではなく

利用率の高いカードだけを持ち運ぶ様に、ポケット数を最低限に設定しました。

またカード枚数を減らす事により、カードを収納した後でも薄い状態を保てる様にしてあります。




【念引き】

額縁のない名画がないのと同じように、お財布にも念引きという線を縁に沿って入れて

より見栄えを引き立たせる手法があります。


海外のブランドにはこういった一手間がかかる加工がされない事がある為

メイドインジャパンならではの一手間です。



【ベタ貼り】

紙幣を収納する部分はベタ貼りという手法を使っています。

通常、革と革を糸で縫い合わせますが、

ベタ貼りは革と革を特殊な糊を使い貼り合わせて出来ています。

皮革製品の最高の贅沢と言われるこの手法は、あらゆる利点を兼ね備えます。

それぞれの繊維方向の違う2枚を貼合わせる事により、非常な堅牢度を示し

従って極薄なものを造り上げる事ができます。


そして、まるで薄くスライスしたゴムの板の様な柔軟性が生まれます。

また、裁縫しない事で線引きがはっきりと見えシャープに映ります。




ブライドルレザーは、世界三大レザーの一つに入っておりとても有名な革です。

ブライドルレザーは、牛革のカウハイド(生後2年以上の雌牛の皮)や

ステアハイド(生後2年以上の去勢された雄牛の皮)を原皮とする皮革です。


このブライドルレザーの「ブライドル」とは、手綱など馬の頭部につける馬具のことで

14世紀頃のイギリスにて、騎手や貴族などのために作られていた馬具が

ブライドルレザーという名称の由来になったとされています。


ブライドルレザーの製造工程は、植物の葉などに含まれる水溶性化合物のタンニンを使用し

原皮の牛皮を製品に使用する牛革にする鞣しをしたあと

蝋を長い期間かけて何度も丁寧に塗り込みます。

何度も繰り返し蝋を塗りこむことで、革の繊維が引き締まり、非常に丈夫な革に仕上がります。


ブライドルレザーは本来、馬具に使う革として開発さた為、頑丈で耐久性が高く

傷や汚れにも強いです。正しい使い方をすれば、何十年も使える革です。

ブライドルレザーの一番の特徴は、革の表面に浮き出たブルームと呼ばれる、白い粉です。

これは革に塗りこまれた蝋になります。



新品の革製品は、革の表面にブルームが浮き出ていますが、

製品を使い込んでいくほどに取れてきて

革の表面は非常に美しい艶の、独特な光沢感になります。

このブライドルレザーの経年変化が、革好きの人の好まれる理由の

一つとなっている為日本でとても人気の高い革です。


気品溢れるその質感は、スーツやジャケットとの相性もよいため、

ビジネスシーンでよく映え特に大人の男性の高い支持を受けている

至高の革です。


【 外寸 】

縦8.7cm ×横17cm×厚さ1.1cm

開口時の縦幅18cm

【 機能 】

カードポケット×4 コインポケット×1 フリーポケット×1 札入れ×2

【 素材 】

本体:ブライドルレザー 内装:ヌメ革



必要以上のカードポケットや、大きなコインポケットもつけていない為

厚さもかなり薄く胸ポケットに入れても着崩れはしません。


HONEY HORTONは、昨今のキャッシュレス化に伴いお財布のコンパクト化が進む中

コンパクトながらもカジュアルでなくフォーマルなスタイルに合わせたブランドです。

より薄く、より小さくを目指し且つカジュアルにならない

大人のコンパクト財布を手がけています。

お財布は支払い機能だけでなくアクセサリーのような一面もある為

魅せる喜びも感じて頂ければ幸いです。



今回このようなお財布の考案に至ったきっかけがあります。

私は、数年間海外に滞在をしており、帰国した際に日本紙幣を入れる

お財布が必要になった為、日本で長財布を購入しました。


長財布で小銭入れがあるタイプを使っていましたが

スーツ着用時に胸ポケットに入れた時のお財布の厚さや大きさが気になり、

また必要以上のカードポケットがあったりと使っていく中での

無駄な点が多く目につき、買った事を後悔をしました。


そこから新たにお財布購入を検討した際に、

キャッシュレス化に伴い小銭は使わないだろうと思い

小銭入れがない薄い長財布を新たに購入しました。


しかし、確かにキャッシュレス化が進んでいるものの、

現金決済で小銭が出てしまう事が少なからずあり

結果的に小銭入れを持つようになってしまいました。


そこで、小銭を使うシーンより小銭が発生するシーンに着目し、

コンパクトながらも持ち歩く紙幣の枚数、適切なカードの枚数

小銭が発生してしまった時のポケットを考えながら長財布を作らせて頂きました。

そして多くの方に知って頂きたいと思い今回クラウドファンディングに挑戦しました。




【 留意点 】

■ エイジングにより色が変化し、艶が出ます。
■ 生産する季節やロットにより、色・質感などが異なります。
■ 天然皮革ならではの原皮の風合いを生かした染料仕上げのため、表面にキズ・色ムラ・シワがある場合   がございます。
■ デザイン・仕様が一部変更になる可能性もございます。
■ モニター環境により、実際の商品の色合いと異なってみえる場合があります。
■ 多少の色落ちが生じることがございます。淡色の衣料との組み合わせにご注意ください。
■ ご支援の数が想定を上回った場合、革の納期の遅延、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合     があります。

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